第四の壁を越えた先に居る皆さんこんにちはフューチです
とりあえず私の家にキッドの兄弟を住まわせ、キッドは見つかるわけにはいかないので異空間でお留守番です
現在私はモーリシャス王国のG-6支部に戻ってきています
「ファルケンハイン少将お疲れ様、私が不在の間に何か変わった事は?」
「は! 大きく変わった事といえばドックで改修工事をしていた3隻が砲の近代化改修が完了いたしました」
「お疲れ様、近海の海賊討伐はこれで行えるかな?」
「はい! 後装施条砲の10cm単装砲の威力は絶大でした。並みの海賊であれば遠距離からの砲撃で沈みます」
「今年度の新隊員の数は?」
「約300名ほど確保できました。近隣諸国の巡航の数を増やした為志願兵が集まってきました」
「そうか……ナボール島に行ってきたが、増えた人員を抽出して派出所の設置と巡航ルートに組み込んで欲しい」
「派出所は100名程でしたら可能かと」
「うん。それぐらいでいい」
「了解しました。資材等は勿論ナボール島が出してくれるよ」
「あぁ、良かったです。現在3、4、5の島の開拓で資材が高騰しておりまして……」
「やっぱりかぁ……当面は新造艦は中止だねやっぱり」
「はい……」
「他には何かある?」
「いえ、他には大きく変わった事は有りません……あ!」
「ん? なんだい?」
「民間企業がトラックに砲を付けた兵器を売り込んで来ましたがいかがしますか? 自走砲とは少し違って判断が難しいので保留にしていますが」
「トラックかぁ……一応関係者呼んでくれる」
「は!」
「ラインメタル社の社長ラインメタルでございます。中将殿ご健康でなにより」
「君はダイヤルエンジンを搭載した輸送車を販売していた会社だよね。なぜトラックに砲を?」
「いまだに5の島では猛獣がたまに出ることがございまして、高機動、高火力の兵器が存在すれば開拓もより楽になると思った次第です。既に国軍には卸している品でして、海軍にもどうかと思った次第です……はい」
「商品名は?」
「テクニカルと言う名称で呼んでおります」
「テクニカル……」
そちらの世界でも有るテクニカル……武装トラックがそのまんま私が居ない間に開発されていた
高機動、高火力で不整地地帯でも走れるように半装軌車の開発も進めているとの事
「トラクターとバイクの融合ねぇ」
「はい! 雪が積もる4の島ですと普通のタイヤでは上手く走れないので無限軌道車が幅を利かせてきましたので、今後開拓が増え、整地されていない場所が増えると見越しての開発になります」
「……水上に進出しない?」
「はい? え? 水上ですか……それでしたら船が……」
「戦車」
私は黒板にそちらの世界ではルノーFT-17軽戦車と呼ばれる物を描いていく
「回転式の砲塔に無限軌道、鉄の車体これが戦車だ」
「す、素晴らしい……」
「ダイヤルエンジンは水を燃料に動くから無制限に動かすなら海上の方が都合が良い、陸上用と海上用に分けて海上用は波を計算しながら砲撃する必要が有るけど、水上から地上に向けて進撃できる兵器が有れば海軍としてはありがたいけど……」
「ぜひ開発させてください!!」
「よし! 戦車は頼んだ!! 一応テクニカルも基地や派出所用に何台か購入させてもらうよ」
「ありがとうございます」
「難しいと思うけど頑張ってくれ」
「よろしいので?」
「何がだい? ファルケンハイン少将」
「そもそも戦車というものが開発に時間がかかるから砲の自走化を進めると言っていた気がするのですが……」
「まぁそうだけど海軍として開発するとまーた天竜人に功績を取られる可能性が高い。海賊が使用なんてしたら凄く困る……まぁ動力源は押さえてるからどうしようとなるけど……リスクを減らすならここの民間企業に委託した方が良いハズだよ」
「装甲船の設計図等は海軍本部に提出しているのでしたよね」
「したけど当面は作れそうもないらしいよ。まだ最終防衛兵器……まぁ強靭な壁なんだけどそれの建造が最終段階だからまだ装甲船に使えるだけの鋼が確保できないらしい……まぁ装甲化したところでダイヤルエンジンを積んでないし、スクリュープロペラも無い帆船だと凄まじく遅い船になって使えるか不明だけどね」
「ダイヤルエンジンを本部に回さなくてもよろしいので?」
「この島で使う分だけでもホワイトランドの貝の養殖場は悲鳴をあげてるんだ。これ以上は無理だよ」
それに大型ダイヤルエンジンの開発には私が手を施して一部ブラックボックス化させてある
分解、解析しようにもブラックボックスが解析できなければ最大出力が出せないだろう
……ガトリング砲で学んだからなこっちは!
「くっくっくっ」
「悪役みたいな笑い方になってますよ」
「うるさい! ……今後の方針だけど今まで通り。まだ私は出掛けてくるけど……あ、そうそうベリヤ大尉を少し借りたい。見込みが有るから鍛える」
「まぁ1人くらいなら別に良いのですが……ココア大尉とかはいいのですか? 連れていかなくて」
「ココア抜いたら実働隊が困るでしょ。なんだかんだ能力で船の緊急時の修理ができるの彼女だけだし」
「まぁそうですが……」
「それにココア大尉は私が十二分に教えた! 私が居なくてもやれるようじゃなきゃ困るからね!」
「……次はどこまで?」
「ワノ国まで……ちょっと約束事が有ってね……まぁ、途中で幾つか島に寄って悪魔の実集めをしてくるけど……これを機に勢力を更に変えようと思う」
「勢力を……ですか」
「ビッグマムと白ひげの戦争、シキ死亡により空白地帯となった領域、新しい小勢力が幾つかある……制御可能なら良いけどそうじゃないのが有ってね……だからワノ国に行く」
「死なないでくださいよ本当に……フューチ中将が亡くなったらG-6支部は崩壊してしまうんですから」
「なーに、ホフマンとファルケンハイン君らが居るじゃないかココア達を上手く使えば大丈夫」
「本当に頼みますよ」
「さて顔合わせだこちらが突撃隊隊員第一号のベリヤ大尉だ。そしてこちらが大怪盗のキッド君だ」
「ベリヤですよろしく」
「キッドだ」
「母さん2人になーにさせる気?」
「いやー、これから地獄に向かうから信じられる人を集めただけ」
「あのー、私も居るんですけど突撃隊って何ですか?」
「あ、ココアには言ってなかったね……うーん、私の親衛隊ってところかな。CP居るじゃん、あれを私も欲しいのよ」
「誘ってくださいよフューチさん、えぇ! 私が知らないところでハブられた!」
「ココアは海軍で順調にいけば中将クラスになれるじゃん。影響力有るから突撃隊に加入するよりは海軍に専念してもらいたいし」
「嫌です! 入ります!!」
「まぁ、良いけど……でもココアは今回の作戦お留守番だからね」
「えー」
「……ちょっと真剣になるよ。これから私達はワノ国を救出に向かう。途中悪魔の実を回収しながら進む……それでも約2ヶ月かけてワノ国に入国したらワノ国の大名光月おでんに接触する」
「え? おでんさんに何か有るの!?」
「「おでんさん……ああ、ロジャーの船に居たサムライ?」」
「オーロとアルジェントは知ってると思う、まあ知らない2人に説明するとワノ国は将軍という国王と、大名と呼ばれる貴族が統治する国と思っていい。現在その国王が海賊の手下に成り下がっている……これをおでんが討伐しようと事を起こす」
「ちゅ、ちょっと待ってお母さん! その情報はどこから?」
「ジゲジゲの能力は異次元を作り出すだけじゃない。異次元と交信する事……技術ばかり目立ってきたけどこの世界のある程度の出来事は交信する事により手に入れる事ができてきた。シキがメルヴィユに居ると予想できたのも能力のお陰だ……話を戻す……光月おでんは本来ならば海賊と激突した上で海賊に捕まり、処刑される人物であるが、その海賊退治に我々が参加する事により歴史を変える」
「ロジャーの船に乗っていたクルーが負けるって相当だな」
「光月おでん……思い出したぞ懸賞金が残ってたハズだ……俺が知っている限り12億の懸賞金額だった奴だぞ……それが負ける海賊っていったい」
「百獣海賊団船長百獣のカイドウ……私も過去に負けている」
「フューチさんが負けている……」
「それって後に四皇の1人だよね」
「四皇……4人の新世界の海支配者……過去は白ひげ、ビッグマム、ロジャー、金獅子の4人だったが今は2人……これにカイドウともう一人台頭してくる者を合わせた未来の支配者達の事だね……その話はどうでもいい。とにかく今回はカイドウをこの手で抹殺するのを目的とする……いいね!」
「尚更私も……」
「ココア。私達に何かが有った時にこの島を守れるのはあなたしか居ないの……頼む」
「……わかった」
こうして歴史を変えるため私達は動き出した
転生者ですがオーロとアルジェントはワノ国編の内容を知りません