原作開始18年前……
巨大な力と力が激突する
「いやー!! 絶景かな!!」
「フューチ殿! そんな悠長な事を言っている場合ではござらんぞ!!」
「錦えもんさんごめんって……でも見渡す限り敵、敵、敵……殺りがいがあるねぇ」
グニョンと私はマキシム機関銃を異空間から取り出す
ドスンドスン
「キッド! リリス! 使い方はわかってるね」
「「はい!」」
「掩護射撃を頼む。敵が近づいてきたら廃棄して良いから」
「了解!」
「わかりました」
「さぁ……戦争だ」
味方は16名
敵は約1000名
「お前ら……俺に命を貸してくれ!」
「「「おでん様!!」」」
「我ら、既に覚悟は決まっておりまするゆえに! 必ずカイドウを打ち倒しましょうぞ!!」
「おめえら……感謝するぞ」
「さて、オーロ、アルジェント」
「「はい」」
「歴史を変えるぞ」
おおおおおおお!!
私が吠えると同時に決戦の火蓋は切って落とされた
ダダダダダンとマキシム機関銃2丁が放つ弾丸を見聞色でひらりひらりと避けながら突撃する
「ジゲジゲポケット100連撃ち」
異次元から銃を出しては発砲し、出しては発砲してを繰り返す
撃った銃は異次元に収納され使い捨てること無く回収する
弾丸に覇気を纏わせ殺傷能力を高めたボルトアクション式の威力は絶大で、覇気が甘い者は体の何処かに当たれば当たった部分を大きく抉り、その痛みによるショックで絶命する
「オーロ合わせて!」
「おう!!」
「「威国!!」」
オーロとアルジェントの蹴りがぶつかり合う
その衝撃で前方に居た敵が吹き飛ぶ
「いける! いけるぞ!!」
「おでんさん! カイドウまでの道を作る!」
「おう!」
「最大出力……緑線!!」
両手を鍵爪の様な形を作り、指から緑色のビームを発射する
「覇王色……はぁぁぁ!!」
ドクン
バン
覇王色の覇気で雑魚を気絶させる
「道はできた! 突っ込め!!」
「かたじけない!!」
おでんさんがカイドウめがけて突っ込んで行く
侍達やいつの間にか合流したくノ一が雑魚を圧倒している
オーロとアルジェント、ベリヤも侍に負けずに敵を圧倒
「全く情けねぇ」
「同感だ……お前と同じ考えなのは嫌だがな」
「一言多いんだよキング!!」
「幹部か……さて、楽しませてくれよ」
「なぜ海軍がおでんに味方するのだ?」
「キング! こいつはロジャーを捕まえた海兵だ……名は……フューチだったはずだ」
「仲間を助けるために来たんだよ!!」
「ウォロロロ……おでんまさか今になって約束を反故するとはな……騙されたぜ……約束を最後まで守ると思っていたんだがな」
「守る気のねぇ約束は約束じゃねぇ! カイドウ! お前は出て行け!! ワノ国に二度と来るんじゃねえ!!」
巨大な青龍の口から火球が放たれるがおでんはそれを切り捨てる
「全部嘘だったんだろカイドウ!!」
「ウォロロロ……そうさ、全部嘘だ。ワノ国の技術力は俺達の飛躍の為に使わせてもらう!!」
「く!! ……外道が……」
「もっとも……ヒョウ五郎一家と手を組んで反逆してくるものだと思ったがな」
「親っさんはオロチの監視だ。奴が動けねぇようにしてもらった!!」
「そうか……ずいぶん計画的じゃねぇか! 海兵の奴が吹き込んだ割には綿密だな」
「計画なんてもんはねぇ!! 各自が最善を尽くすのみ!!」
「ウォロロロ……お前がオロチを襲撃したあの時、人質を無視して行動していれば5年の年月を経たずに俺はお前に敗北していたかも知れねぇが、お前はそのチャンスを捨てた……チャンスってもんは2度はねぇ」
「……思うところが無いわけじゃねぇ……が、今を逃せば更に犠牲者が出ると判断した。現体制を破壊しなけりゃこの国に未来はねぇ!!」
「そうかい……だが死ね! 熱息」
「効かねえ!!」
再び火球を吐いてきたがそれをおでんは叩き斬る
「桃源白滝」
カイドウはおでんの技を牙で迎え撃ち、その衝撃波は戦場の端に居たキッドやリリスにも届いた程だった
カイドウは髭でおでんを巻き取ると、そのまま遠くへ投げ飛ばした
「「「おでん様!!」」」
おでんはその程度でくたばる男ではなく、おでんは態勢を立て直すと、再びカイドウに突っ込んでいった
「おでん二刀流……」
「桃源十拳」
「……斬りてぇのはお前の首一つ!!」
「熱息」
「負ける訳にはいかねぇんだ!!」
「なに!?」
「桃源十拳」
目映い閃光と衝撃
カイドウの体に十字傷が刻まれる
「うぉ──ー!!」
ドスン
青龍の姿のカイドウの巨体が地面に落ちる
「「「よし!!」」」
「な!? 無敵のカイドウ様に傷が!!」
「うぬぉぉぉぉぉぉ!!」
カイドウは人間の姿に戻ると金棒の八斎戒を握りおでんを迎え撃つ
「ワノ国に二度と来るな!!」
「ぬぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ふんぬぅぅぅぅぅぅ!!」
「助けて」
カイドウへの最後の一撃を繰り出そうとした時
そこにはモモの助が敵に捕まっていた
「モモぉぉぉ!?」
「ニキョキョキョキョ」
「な!?」
ガツン
カイドウの一撃をおでんはもろに喰らう
「ニキョキョキョキョ……私だよ」
「む、無念……」
ドサ
おでんは倒れてしまった
「「「おでん様!!」」」
「ジゲジゲスキマワープ!!」
私はおでんを回収すると私がおでんの居た場所にワープした
「史実で有ればここで勝敗が決するが……ここには私がいる」
「な!? カイドウ様の前にあの女行きやがった!!」
「カイドウ様の手助けに行かなくては」
「行かせねーよ」
「私達がお前らの相手だ」
キングとクイーンの前にオーロとアルジェントが立ち塞がる
「カイドウ久しぶりだねぇ」
「海賊王を捕まえた海兵だったか。俺はお前に会った記憶はねーぞ」
「18年前ゴッドバレーに居た海兵。16年前に新人だったお前を捕まえ損ねた海兵だ……数多の海兵の無念今晴らしてみせる」
「ぐっ!? ぶは!! ウォロロロ……ウォロロロ!! やってみやがれ!! ぶっ殺してやる!!」
「ニキョキョキョ……どうするんだいカイドウ!!」
「ふん!」
バチュ
マネマネの実の能力者だった老婆の顔面が弾け飛ぶ
「余計な真似をしやがって」
カイドウは口から血を吐きながらも私を睨み付ける
「こい!!」
「エース!! 力を貸してくれ!!」
私は武装色で纏ったエースを抜く
「うぉぉぉぉ!!」
「ふん!!」
覇王色をも纏い、エースと八斎戒が触れる事無く激突する
「うぉぉぉぉ!!」
「デスペラード改!!」
目にも止まらぬ連撃を放つ
ガギンガギンガギン
触れていないはずなのに鳴る金属音
衝撃は着実に傷付いたカイドウを蝕んでゆく
「ちまちまと!! 降三世引奈落」
「ローエングリン改」
押し潰しにかかったカイドウの技を私はローエングリン改という流し技で回避する
受け流された金棒は地面に激突すると同時にはぜた
「緑線」
「ぐ!?」
振り下ろした隙を見逃さず私はカイドウの脇腹に緑線を叩き込む
貫通はしなかったが更に血を吐いたため、確実にダメージは入っている
「よし!」
「あめぇ!! 雷鳴八卦」
カイドウは崩れかけた態勢を立て直すと凄まじい踏み込みで私に突進してきた
「黄金障壁」
「あめぇってんだろ!!」
バリン
バリアが破かれると私の腹部に強烈な一撃が入る
「がは!?」
ゴムボールの様に私は弾みながら吹き飛んでいく
ドチャ
「お「母さん!!」」
「フューチ中将!!」
「ウォロロロ! 調子にのりやがって……む!?」
ガキ──ーン
「はぁはぁ」
「ごふ……ウォロロロ! ウォロロロロロ!! 楽しませてくれるじゃねぇか」
「内蔵を含めた全身武装色を覚えていなければ死んでいたな」
「死ね!! フューチ!!」
「武装色……硬化……圧縮……」
「金剛鏑」
「神避」
衝撃波と斬撃は相殺されるがその間も圧縮を繰り返す
腕が小刻みに震える
稲妻が全身から放たれる
「まずいな……降三世引奈落」
「圧縮……圧縮!!」
私は手のひらを上に向けるとカイドウの一撃を受け止める
衝撃で私は地面に腰辺りまで埋まるが、その間も圧縮を繰り返す
「捕まえた」
ガチン
カイドウの八斎戒に指が食い込む
「死ねカイドウ……黄金伝説」
黄色と黒色が混じった極太ビームがカイドウを貫く
「「「か、カイドウ様!?」」」