フューチ提督物語   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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世界会議

 第四の壁を越えた先に居る皆さんこんにちはフューチです

 

 えー、とりあえず山場を乗り越えたのでみんな楽にしています

 

 まぁ1人ピリピリしている子も居ますが……

 

 黒炭スズカです

 

 彼女はミコミコの実の巫女人間であり、占いをしたり、回復祈願で治癒能力を上げたり、豊作祈願や雨乞い、安産祈願……他多数

 

「神やん」

 

 祈願すれば良くなるという話で、ワノ国ではオロチが直接統治していた地域で祈願をやらされまくっていたらしい

 

 分家筋の血統なので本家筋であり将軍のオロチに馬車馬の如く働かされていたが一応身の安全の保証は有ったので生活できていたが、オロチ政権が崩壊したことで黒炭の自分は生きていく事が困難と判断して地域から逃走

 

 とにかく逃げて国外逃亡をしようとした結果、占いで九里にて旅人ありと出たので一筋の望みを賭けてこの船に乗り込んだらしい

 

「まぁカイドウを殺したのは私達だからオロチが殺される原因を作ったのは私達なんだけどね」

 

「それでも奴隷のように働かされるオロチ政権時代も、迫害され続ける新政権下よりはましです!」

 

 ビクビクしているが言うことは言うそれが黒炭スズカだった

 

 年齢は16歳……ココアと同じ年だ

 

 黒炭迫害時代、オロチ時代とあまり良い思い出が無いためワノ国に失望している節がある

 

「まぁここに来たからには賃金も出すから働いてもらうよ……祈願が出きるってことは医者、農家、漁師に引っ張りだこだと思うからその辺の知識を与えるか」

 

「生産系ばかりですね」

 

「私の名で保護はするから安心しなさい」

 

「は、はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私はカイドウを討った事を海軍本部に報告し、ワノ国の内情を報告していく

 

 それはそれとして戦闘訓練もおこなうのだが、ベリアが教えるのが上手いのは嬉しい誤算だった

 

 キッド、リリス、新人のスズカの覇気習得の先生役を買って出てくれて、3人の教育を始める

 

 オーロとアルジェントは私から航海術を教え込んでいる

 

 新世界の悪天候はもう何十年航海を続けてきた私でも判断を誤れば死に直結するため教え足りるということはなく、帆の張り方から舵の取り方を手取り足取り教え込んだ

 

 そんなことをしていると約2ヶ月の航海でテンテン諸島に到着し基地に顔を出す

 

「フューチ中将お疲れ様です! カイドウ討伐新聞で読みました! 激闘だったかと思われましたが……どうでしたか」

 

「ファルケンハイン少将か、死にかけた。おでんさんがいなければ負けていたね」

 

「それほどでしたか……カイドウという男は」

 

「もう少し成長すれば白ひげやビッグマムと肩を並べる大海賊になっていたでしょう……監獄船を何隻も沈めている実力は確かだよ」

 

「そうでしたか……」

 

「ほれ、お土産」

 

「これは……悪魔の実」

 

「動物系幻獣種のウオウオの実モデル青龍……食べなよ。相当強いよこの悪魔の実は! なんたって空を飛べるし、雷操れるし、火球を吐けるし」

 

「いいのですか!」

 

「それだけの働きをしていると私は評価しているけど?」

 

「は、はい!!」

 

「さてそろそろだったよね」

 

「はい! 世界会議があと2ヶ月後に開催されます」

 

「だよね……この国の悲願である世界会議出席……ゾベルト三世と協議しなくては」

 

「直ぐに会談を行いますか? 調整は出きると思われます」

 

「うん、頼んだ」

 

「は!」

 

 

 

 

 

 

 

 2日後……モーリシャス王国国王ゾベルト三世と会談する運びとなった

 

「待っていたぞフューチ中将」

 

「ゾベルト王、ご健康そうでなによりです」

 

「うむ! 今回は我が王家悲願の世界会議出席についてだったな」

 

「はい。今回の話し合われる議題で目玉は王下七武海制度の開始にあります」

 

「なんだそれは?」

 

「世界政府で計画されている強い海賊の7名に対して海賊としての行為を黙認する代わりに政府に上がりの何割かを支払う、政府の意向に従うなどの制限をかして世界政府の戦力増強を行う制度です」

 

「それは……大丈夫なのか?」

 

「私から見ると欠陥だらけの制度ですが、それを行わないと世界の均衡を守れないと世界政府は判断したということです……海軍としては大海賊時代に敗けを認めたということですね」

 

「フューチ中将はどう思うのだ? ガープ中将と並ぶ海軍の双璧、緑狐のフューチとしては?」

 

「絶対に認めてはならない悪政ですが撤回させる政治工作を行えていなかったので諦めています。まぁこの国に影響がないようにだけ努めますのでそこは安心してください」

 

「うむ。一応私からは反対に投票しておくぞ」

 

「いえ、世界政府に目をつけられる可能性があるので、その場では賛成を表明してください」

 

「わかった」

 

「それよりも移民を加速させてください! マンパワーが足りなさすぎて開拓が6の島以降が全く進んでいないので」

 

「うむ、そうだな……移民だと反発を受けそうだから捨民の回収と言えば良いか」

 

「それは政府から私が認められているので別のにしましょう……世界政府非加盟国からの移民許可をいただきましょう」

 

「それは良いな」

 

「旅して非加盟の惨状を何件も見てきました……加盟国でも酷いところは酷いですがね……移民というよりも難民の方が正しいかもしれませんが」

 

「まぁ議題に出すのは良いだろう。それでいこう……あと注意すべき点は何か有るか?」

 

「天竜人には絶対に逆らわないでください。王なので土下座はしなくて良いですが、頭を下げるのは忘れないでください」

 

「わかった……いつ出発するのだ?」

 

「2週間後出発しましょう。護衛には海軍が全力で当たらせてもらいます」

 

「頼んだぞフューチ中将」

 

「は! ゾベルト王!!」

 

 その後は世間話をして会談は終わった

 

「そういえばホワイトランドのエンゼル様との政略結婚はどうなるでしょうか」

 

「うむ、ゾベルト四世……私の嫡子との婚約を進めているが上手くいくかは未知数だ」

 

「そこら辺は海軍は介入できないのでお願いしますよ」

 

「あぁ、わかっている」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 家に久しぶりに帰るとキッドの弟達とサイレンスがココアと遊んでいた

 

「ただいま」

 

「フューチさん、お帰りなさい!」

 

「フューチの姉さんだ!!」

 

「「フューチフューチ!!」」

 

「おおみんな元気そうだね……サイレンスも元気になって良かった良かった」

 

「2ヶ月前に退院して今は近くの学校に行っているんですよ」

 

「ココアそうなの……おいでサイレンス」

 

「うん!」

 

 痩せているし、杖を使いながらヨチヨチと歩くが元気になってきたようだ

 

「ねぇフューチ! 僕を鍛えて欲しい」

 

「なんで?」

 

「ゲユシで地獄体験したけど……いつか父を倒したい」

 

「ヘイローをかい?」

 

「捨てた事を後悔させたい」

 

 その瞳には復讐したいとどす黒い炎がメラメラと宿っていた

 

「わかった……教えてあげよう……キッドの弟達……ジョニーボル、アントニーも教えようか?」

 

「「サイレンスがやるならやりたい!!」」

 

「よし来た! キッドは覇気は覚えたからベリアに六式を引き続き教えてもらいな! リリスとスズカはこの子達と一緒に覇気の特訓ね!」

 

「「え、えー……」」

 

「シスターと巫女さんが弱くてどうするの!」

 

「いや、シスターも巫女も普通弱いですからねフューチさん」

 

「いや! 私の知るシスターは銃で武装して工作員として優秀だったり女教皇だけど刀で人とは思えない戦闘したりと凄まじく強いイメージ、もしくは腹黒」

 

「ひっどい偏見!!」

 

「え? 巫女は?」

 

「最強」

 

「え?」

 

「最強」

 

「えぇ……どんな巫女さんなの……」

 

 

 

 

 

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