フューチ提督物語   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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准尉 少尉

 第四の壁を越えた先に居る皆さんこんにちはフューチです

 

 准尉となりはや半年

 

 18となりましたが元気です

 

 ブレッド准将の右腕となりましたがまだまだ教わることが多い今日この頃

 

 原作開始32年前になります

 

 ここで今の新世界の勢力をおさらいしておきましょう

 

 今一番領土や人員的にデカイ勢力は金獅子のシキでしょう

 

 旧ロックス海賊団のクルーを一番吸収した海賊であり、つい先日も海軍の軍艦を沈めています

 

 続いて一番力がある海賊はロジャー海賊団でしょうか

 

 既にロードスター島に到達しておりポーネグリフ解読が可能なおでんが参加した瞬間に海賊王となる素地は出来上がっています

 

 強いて言うなら船医が不足していますが後にクロッカスが加盟することでそのピースも埋まります

 

 つまり残り2手で海賊王になれるのです

 

 その直ぐ下に居るのが白ひげ海賊団です

 

 後の隊長格もおり海賊王となれる素地はあります

 

 その下にビッグマム、孤高のレッド、錐のチンジャオ、世界の破壊者バーンディ・ワールド等がいて更に下が先日戦ったカイドウ達である

 

 大航海時代の前は量より質といった形だろうか

 

 それとも海軍が頑張っているから質の高い海賊しか残らないのかもしれません

 

 まぁ私のやることは変わらず海賊退治です

 

 が、ここんところ働きっぱなしで全然休みが取れていなかったのでここで約1ヶ月の休暇をブレッド准将から頂きました

 

 普通なら家に込もって武器いじりをするのですがせっかく1ヶ月も休みを頂いたので技術習得のためにシャボンディ諸島に赴くことにしました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シャボンディ諸島の第65マングローブに許可を取って私は技術研修を受ける事ができました

 

「シャボンコーティングは海中を船で進むことが出来る技術で、海軍はマリージョアのあるレッドラインを越え新世界に入ることが出来るためあまり重要視されていませんでした。なので海兵であれば希望すればこの様な講習や技能訓練を受ける事が可能なのです」

 

 実際問題海軍の人員が新世界で活動する時はレッドラインを乗り越えての移動となり魚人族のいる魚人島には今まで何回も航海してきましたが行ったことがありません

 

「コーティングに必要なのは最初のシャボンの成分比率を上手く調合できるかと内部の空気の量によって大きく変わります」

 

「上手いコーティング師が行えば弾力性が高く1箇所や2箇所破れたところで再び復元するのです。逆に下手な者がコーティングを行えば水圧に耐えきれずに破裂するでしょう。予算をケチッた商船がよく起こる問題です」

 

「今回の講習では初歩の初歩を教えていきます。出来るようになれば後は回数と感覚が物を言うのがコーティング師です」

 

「初歩さえ出きればコーティング船に破裂する前兆が見られた際に対処する事も出きるので覚えておいて損は全くありません」

 

 私はみっちり1ヶ月間コーティング技術について学ぶのだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 コーティング技術の初歩を身につけた私は本業に戻ります 

 

 今回の新兵器はガトリング砲です

 

 特殊兵器開発室に設計図を渡して約半年をかけて完成した新兵器ガトリング砲

 

 車輪をつけて移動が出きるように改良して貰いいよいよ実戦で試してみました

 

「乗り込め!!」

 

「海賊が乗り込んでくるぞ!!」

 

 天候が霧で砲撃不可能な時に初の実戦投入が行われた

 

 場所はグランドライン前半の海ということもあり海賊の質もそこそこある新興海賊団だったが

 

 バババババババ

 

「グギャァ!!」

 

「ビギャ!!」

 

「グハ」

 

「うわぁぁぁ」

 

 ガトリング砲が火を吹くと木の板で1直線上で渡ってきていた海賊はバタバタと倒れていく

 

 扱っていた兵も乗り込んできた海賊も一瞬時が止まる

 

「き、斬り込め!!」

 

「「「うおぉぉぉぉ!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

「班長なんなんですかあの砲は!!」

 

「ガトリング砲……新兵器だ」

 

「それはわかっていますが! あんな速度で連射出きる砲なんて聞いたこともありません!!」

 

「私は開発にも試射にも立ち会っていたから知っていたし、君達も空射ちはおこなったでしょ。結果はわかりきっていたじゃないか」

 

「しかしこの様な砲が出来上がるとは末恐ろしいですね」

 

「……まだまだ序の口だよ。兵器は更に進化する。最近開発中のパドルシップという船が出来上がればカームベルトでの航海が出きるようになる……時代は刻一刻と変わってきている」

 

「我々一般海兵にはわかりませんが未来はどんな風になるのですかね班長」

 

「大海賊時代が始まるよ。我々海軍は風下に立たされる事になるだろうね」

 

「やめてくださいよ班長そんな地獄みたいな未来を予想するの!! 冗談でも嫌ですよ」

 

「アハハハ、ごめんごめんそんなに怒らないでよ」

 

「全くこの人は……たまに年相応な事をするんだから」

 

 この後ガトリング砲は船ではなくシャボンディ諸島に大量配備されることになります

 

 理由は

 

「この大砲気に入ったえ! これを島中の見えるところに置くんだえ」

 

 天竜人の鶴の一声が理由です

 

 しかしそれが原因でガトリングの技術は他国に渡り、数年後には海賊も装備するようになるのですがそれは後の出来事……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ガトリング砲の設計者としての功績を称えられ私は19歳になると同時に少尉に出世しました

 

 相変わらず鉄塊や指銃等は出来ませんが覇王色とガトリング砲のゴリ押しで新旧世界両方で暴れまわっていました

 

 この時私は上層部に招集されある事の選抜メンバーに選ばれました

 

「天竜人ドンキホーテ・ホーミング聖の地上輸送任務及び監視ですか」

 

「あぁ、物好きな天竜人も居たものだ……自ら生け贄になると言っているのだからな。これを期に天竜人に対する不満を物好きに誘導する役目を言い渡す」

 

 恐らく私の海軍に対する忠誠心と天竜人に対する不満度を測られている

 

 これを上手くこなせば上への覚えもよくなり更に出世は加速していくだろう

 

 しかしこの任務の結果ドフラミンゴという化け物が誕生するのも事実

 

 私はどうすれば……

 

 上層部の目を見る

 

 人の心というのは瞳に現れたりもするものだ

 

(上層部の話を聞いてしまったから有無を言わさない感じか……私ははいという返事しか求められていないな)

 

「わかりました受けましょう。隊長は誰がやるのですか?」

 

「君だよフューチ少尉。任務中は大佐権限を付与する。やってくれるな」

 

(マジかぁ)

 

「わかりました」

 

「いや、助かる。期待しているよ」

 

 なぜか大佐権限を付与され私は人事を行い、サイファーポールと何度も打ち合わせを行ってげんなりしながら仕事を始める

 

 まずはマリージョアに赴きドンキホーテご一家を地上へと護衛する

 

 北の海の更に果ての島まで護衛を行う

 

 双眼鏡で遠くを常に見張らせ、海賊と思わしき船を船の船員に見られる前に月歩で移動して覇王色の覇気で気絶させて船を爆発して沈める

 

 ドンキホーテ一家に安全であると錯覚させるためだ

 

 ここで危険な事が起きて帰りたいなどと言われれば今までの会議が全て無駄になり、私の首も飛んでしまうのでほぼ不眠不休で任務をおこなった

 

 続いて島に到着したら私と一部の人員は船を降り、服を着替えて町へ潜伏する

 

 そこで噂を流す

 

 天竜人の悪い噂や最近やってきた船が天竜人の一家であることを……

 

「隊長大丈夫ですか! 凄い隈ができていますが」

 

「ごめんなさい、私は特に天竜人に対して君達のように恨みがあるわけでもないから自身の良心が……辛くて……」

 

「ろくに寝てないんでしょ隊長。今日は休んでください。船での任務で我々は凄く助かっているんですし、人事で我々を呼んでいただき感謝しているんですから」

 

「すまない……すまない」

 

「それに我々がもう居なくても時期に天竜人に対しての不満は爆発するでしょう」

 

「これは任務だ。事の結末まで監視する義務が我々にはある」

 

「わかりました。肝に銘じておきます」

 

「今日は寝る。頼んだよ」

 

「は!!」

 

 

 

 

 

 ドンキホーテ一家が島に来て数日もしないうちに島民はドンキホーテ一家に牙を向いた

 

「こちらフューチ大佐一家が屋敷から逃亡した」

 

『こちらサイファーポール一家にはまだ生きてもらわなければならない。新聞記者がまだ島に到着していない』

 

「了解。島民の誘導を行います」

 

『期待している』

 

 ガチャ

 

「フゥー新聞記者が来るのに3ヶ月か。ストレスで胃に穴が開きそう……私はこれでいいのか? ドフラミンゴが誕生すればドレスローザが地獄になるのだぞ……第四の壁を越えた先に居る皆さんどうなのでしょう。私の選択は正しいのでしょうか。間違っているのでしょうか……わからない……わからないよぉ……」

 

 自問自答を繰り返す

 

 私の行動は正しかったのか、間違っていたのかは後に起こる歴史が決めること

 

 そして運命の日が訪れる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「天竜人の一家だ!!」

 

「元天竜人の一家を殺しても海軍は動かねぇ!!」

 

「ありがてぇ復讐の機会が与えられた!! 一生泣き寝入りと諦めていた!!」

 

 天竜人一家の噂は周辺の国々の人々まで集まった

 

 恨みが相当積もりに積もっていることがわかる

 

「まだ5歳と2歳の息子が天竜人を横切ったとしてピストルで16発!! 即死だった!!」

 

「奴隷にされた娘が哀れな姿で帰ってきて一言も喋らずに3日後に自害したわ!!」

 

「俺は元奴隷だった!! 遊び半分で両目を抉り取られた!!」

 

「妻が焼き殺された!!」

 

「天上金で国が餓死して滅んだ!!」

 

「神も同然なんだろ!! これくらいじゃ死なねぇよな!!」

 

 ドスッと矢が子供の天竜人に当たる

 

 ボロボロの天竜人達は磔にされ、火炙りにされる

 

覚えていろよお前ら……俺は死なねぇ!! 何をされても生き延びて!! お前ら一人残らず殺しに行くからな!! 

 

 覇王色!! 

 

「くっ!!」

 

 私も覇王色の覇気をぶつけることで相殺したが民衆や監視をしていた兵やサイファーポールは倒れてしまう

 

「……どのみち私が手を下さなくても焼け死ぬな。任務は完了した」

 

 私には理解できなかった

 

 炎に包まれて見えなくなるまで監視して

 

 あの状態から生還するのが理解できなかった

 

 数年後私はあの時手を下さなかった事を後悔する事となる

 

 しかし、それはまた別のお話……

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