今日から新章です。
それでは本編どうぞ
都市伝説を追った末にみつけたものはなにか
夏休み初日、彩の家にてシンジは夏休みの宿題を片付けていた。「夏休みくらいゆっくりしたい」との願望でこれまでにないほどのスピードで宿題を進めている。
「ふぃ~ちょっと休憩させてくれぇい。」
「お疲れ様!はい、ジュースだよ」
「ん、ありがと。休憩がてらなんか面白い番組でもやってないかな~。」
「ちょっと見てみよっか。ぽちっと!」
「?」
「え?なんかおかしかった?」
「テレビつけるときぽちって自分で言うの?」
「え?言わないの?」
「…」
思わぬところで彩の天然さを思い知ったシンジ。何か知ってはいけないことを知ってしまった気分である。
「う~ん何か面白いのやってないかな~ぽちぽちぽち。」
「連続でボタン押すときも言うのか…もう突っ込まないぞ。」
「ぽちぽち…ってあれ?何か今見知った顔を見かけたような…。」
「え?誰かテレビに写ってた?」
「ちょっと待ってて…ぽちぽち…えぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「そんな驚くかよ…ってえぇぇぇぇぇぇぇぇ!花音!?なんでテレビにでてんの!?」
毎朝見かけていた彩達の友人、松原花音がテレビに出演していた。さらに二人を驚かせていたのは花音が今注目の天才若手外資系証券社社長として紹介されていたことだった。身近の人がテレビで大々的に取り上げられ、しかも天才投資家ということが分かったのもついさっき。
その衝撃の事実のせいで二人はその特集が終わるまでずっと唖然していた。
「そ、そうだったんだ…。花音ちゃんって投資家で社長だったんだ…。しかも世界有数の…。」
「あ、開いた口が塞がらねぇよ…。登校日は花音の周辺が大変なことになっていそうだな…。」
「そうだね…花音ちゃんの教室が凄いことになってそうだね…。」
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登校日、花音の教室にて
「ふえぇぇぇぇ!なんか押し掛けられてるよぉぉぉ!」
「と、とりあえず皆落ち着いてくれ。花音ってこういうのなれてねえからよ…。」
「やっぱり…凄い数の人が花音ちゃんに押し寄せてる。」
「それを止める零斗も大変そうだな。」
案の定朝、花音の教室に行くと花音の周りを多くの人が囲っていた。握手を求める人、花音のサインを求める人、写真をせがむ人…三者三様である。予想外だったのは押し寄せてきた人達を抑えている零斗がかなり必死に頑張っている事であった。シンジと彩はそんな光景を見て面白いものを見たと得した気分になっていた。
「おい、シンジ!彩!ちょっと来てくれ!こっちはもう必死なんだよ!」
「ちょっと手伝ってやるか。行くぞ彩!」
「オッケー!」
20分後…
「ハァハァ…まだ学校始まってねぇのに凄い疲れたんですけど…。」
「それはこっちの台詞だ…。ハァハァ…こっちはてめぇらがくる20分前から警護やってたんだぞ…。しんどいなんてもんじゃねぇ。」
「あれから人がもっと増えるなんて思わなかったよ…。」
「あはは…皆お疲れ様。ありがと!」
「花音スマイル!零斗に効果ばつぐんだ!」
「変なナレーションをつけるな」
そこに千聖がやってきた。だが、バテた4人を見て少し絶句する。
「おはよう…ってなんか皆バテてるわね…。もしかしてこの前のテレビの影響かしら。」
「そうなんだよ千聖ちゃん!ふえぇ…。」
(そのふえぇって言うの、花音の代名詞となってるわね)
「あ、皆、例の都市伝説を聞いたことあるかしら?」
「都市伝説?なんのこと?」
「夜中に金色に光る怪物が町に現れるって言う情報よ。もしかしたらこの怪物は…」
「え?もしかしてハートだったりする!?シンジ君、探してみようよ!」
「…やる気に道溢れてるな。よし、今夜探してみるか!」
「チームドライブの皆で捜索ね♪あら、そろそろクラスが始まるわね零斗、花音、またね。」
「おう、じゃあな」「うん、またね!」
チームドライブの皆で夜中に都市伝説の怪物を探すことになった。これに対し不気味な笑みを浮かべるものと闘志を燃やすものがいた…。
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夜、町の公園にて…
「よーしそれじゃ都市伝説探しにしゅっぱーつ!」
「彩ちゃん…凄い張り切ってるね…。」
「そりゃそうだよ燐子ちゃん!だって都市伝説を解明しに行くんだよ?正体不明を追いかけるって研究者の血が騒ぐよ!」
「これは…彩ちゃんの研究者の血とやらに振り回されることになりそうね…。」
彩に振り回されて真夜中になることを覚悟したチームドライブのメンバー達。この捜索が酷くハチャメチャになってしまう…。
Sideゆり、燐子
「ゆりさん…。なんか見つかりましたか…?」
「うーん見つからないなぁ。金色に光る怪物、か…。」
「なかなかいないなぁ…。ん?何かが金色に光ってる…。」
「え?光ってる!?燐子ちゃん、行くよ!」
「え、ちょ、ちょっと!」
燐子のてを引いて全力疾走するゆり。二人が目にしたものとは…
「いぇーい!皆、ありがとー!」
「いや、フレンドかい!って何してるの!」
「あら、ゆりちゃんに燐子ちゃん。今フレンドが路上ライブ中よ。」
「路上ライブって…なんかそこそこ人が集まってますね…。」
千聖とフレンドペアが捜索している最中、フレンドが捜索に飽きてベースを引き始めた。このベースの音量がなかなかに大きく、フレンドのそばを通っていた人が足を止め演奏に入り浸っていた。
「フレンド!捜索に戻るわよ。」
「アンコールありがとうございます!それではもう一曲、どうぞ!」
「あれ!?全然話し聞いてない!」
「二人とも…フレンドさんをおいて行きましょ…。」
Sideこころ、美咲
「ねぇこころ…。そのヘルメットと言い持ってるアンテナと言い、なんなの?」
「ピコピコ8号よ!彩が開発してくれたの!」
「…そんなので本当に見つかるのかな。」
すると機械からピコピコと音が鳴る
「ほら!アンテナが反応してるわよ!あっちの方ね!」
「え?アンテナが指してる方向に金色に光る何かがある!もしかして私達、都市伝説に会えるの!?」
こころと美咲が行ったその先で会ったのは…
「あら、スッゴい光ってるくす玉ね。」
「えぇー…。彩先輩の発明とは一体…。」
「お嬢ちゃん!このくす玉引っ張ってごらん!」
「何があるのかしら?これは…凄い!マグロ尽くし招待券だわ!早速行くわよ美咲!」
「ちょ、ちょっとこころ!」
この後分かれて行動していたペアにさまざまなハプニングが起きて全く捜索が進まなかったチームドライブ。これも一種のアイデンティと言うものなのか。結局都市伝説は見つからず引き上げることになった。
「結局見つからなかったね~。また探しに行こ!」
「今度は見つかるかしら!都市伝説さんに会いたいわ!」
「こころ…それ本気で言ってる?」
その時であった。帰路についていた一行の約十メートル先で大爆発が起きた。その爆発は"何か"が上空から着陸したときに起きたものであった。
「きゃあああああ!何!何が起きたの!?」
「ん?何だ…ってお前は!!」
煙が晴れて見えた何かとは、紫の角らしきパーツに肩にはまっているコンバージョン。006のボディを持ち去ったあの時の怪物であった。全身から金色の光を放っている。
「あの時の怪人か!俺らに何の用だ!」
「ハート、とでも呼んで貰おう…。これ以上の詮索は俺が許さねぇ…こっちから行かせて貰うぞ!」
「あっぶねぇ、変身!」
Drive! Type Wild!!
早速シンジはハートに掴みかかりいつも通りキックとパンチを連打して敵を翻弄しようとするがハートは怯まない。むしろハートは一発一発パンチをドライブに当てて攻撃する。ハートの一発は非常に重くドライブを全く寄せ付けない。
「それなら…これでどうだ!」
タイヤコウカーン! Justice Hunter!
ハートを檻に閉じ込めることに一瞬成功した。しかしハートは自力で檻を壊して脱出。腕を金色に光らせて渾身のパンチをドライブに当ててふっ飛ばした。パンチと同時にハートの周りが余剰エネルギーの影響で爆発した。
「くそ、こいつ!ハンターの檻が通用しねぇとかどんだけパワーがあんだよ。クッ、あいつのパンチが相当…効いた…ようだな…。」
「さあ…これでトドメだ。仲間ごと消し去ってやる!」
Come on Hart…
「な、なんだ…?うわぁぁぁぁ!」
「きゃあああああ!クッ…なにこれ!これ以上ともに喰らうとマズイ!」
「この攻撃は…私でも掻き消せないわ!」
ハートの背後に円盤が現れハートと円盤が炎に包まれる。そのままハートはドライブとその仲間に金色の炎を放つ。
「ハァァァァァ…燃え尽きろ!!」
掛け声と共に大爆発が起きた。場が静まり返った頃にはドライブ含め、全員がその場に倒れたのであった。
「これで十分だ…もう邪魔は入らねぇ。」
ついに3000字越えちゃったー(白目)
読みにくかったらごめんなさい
今作のハートはいつもの超進化態のハートの肩にコンバージョンがはまっているイメージです
新たにお気に入り登録してくださった彩推しのゲーマー様ありがとうございました!
読了、ありがとうございました!