学園地下室にて
「……い…おい……かりしろ!おい、彩!」
「うっ…シンジ君…?それに皆?…私はどうしてたの?」
「全然帰ってこないなーって思って研究所に行ったら廊下でで彩ちゃん倒れてたんだよ?覚えてない?」
「それでゆりさんがシフトジャッキーを使ってトライドロンまで運んだというわけだ。その様子だと…覚えてないみたいだな」
「ごめん…全く自覚がない…。」
「…そうか、謝ることないさ。あ、そうだ。彩の手元にあった6枚のこの資料はなんだ?俺達の新しい武器かなんかか?」
「それは……うっ!」
「どうした彩!」
彩が資料を思い出そうとしたタイミングで突如彩に頭痛が襲いかかる。そして彩から衝撃的な言葉が発せられる。
「あれ……?その時の記憶が抜け落ちてる…。」
彩が研究所にいたときの記憶が丸々抜け落ちてるみたいだ。シンジは「誰にやられたんだ?」と聞くと「それも思い出せない」と返答。
そしてゆりがある結論にたどり着く。
「まさか……敵は記憶を操る能力がある…?」
その結論に地下室にいた全員が凍りついた。記憶を操るーそれを聞いたときに最悪の事態まで想像できた。
ーチームドライブ皆との思い出が消されるー
その事は今地下室にいる全員が認識するのに容易だった。いつも前線で戦っているシンジも恐怖している。しかし驚くべき発言をする。
「俺…敵のことを少し調査してみたい。なに企んでるか分からねぇしな。」
「先輩!何言ってるんですか!相手は記憶を消す能力を持っているんですよ!?先輩は皆との思い出を忘れていいって言うんですか!」
「よくねぇよ。忘れたくねぇ。でも記憶を消した奴らが何を企んでるか分からないならそれを暴く必要がある。俺らから動かなきゃ暴けないだろ。」
「そうかもしれない、でも記憶を消されるんですよ!?怖くないんですか!?」
「ああ、怖くねぇさ」
「…何でですか。無茶苦茶すぎますよ…。」
「もし相手の能力が強いなら彩は俺達のことをもい覚えてないはずだ。でも実際彩は俺達のことを覚えている。なあ、彩。」
「うん!シンジ君がパーティーでおじいちゃんが作った料理食べるのを渋ってたのもちゃんと覚えてるよ!」
「変なこと思い出させんなよ…ま、そういうことだ。本当に忘れたくないことは案外忘れないもんだよ。」
「そうよ美咲!私達の思い出が消されるなんてそんなことあるわけないじゃない!例え忘れても私達が思い出させてあげるわよ!」
「無茶苦茶だな…でもなんとなく納得してしまう自分がいますよ…。」
「決まりだな。とりあえずこの資料持って博士のところ行ってくるわ。」
「気を付けてね!」
(私も仮面ライダーとしてまだまだだな…皆を見習わなきゃ)
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コアドライビア研究所にて
「博士!ちょっといいですか」
「おおMrシンジ!彩は、彩は無事なのか!この前謎の人物に襲われてからと言うもの不安で不安で仕方ないのじゃ!」
「と、取りあえず落ち着いてください。彩は無事なので…。」
「そうか!よかったぁ!それで、今日は何の用じゃ。」
「ゆりさんに、博士も記憶を消されたって聞いたので無事かどうか見に来たんです。」
「そうか…すまんな。じゃが生憎わしは昨日のこともお主が持っている資料の出所も覚えておらんのじゃ。」
「そうですか…彩以外にシグナルバイクを作っていそうな人に心当たりは?」
「それもないのぉ。この研究所でドライブシステムを扱えるのは彩以外に見当がつかんのじゃ。ちょいとその資料見せておくれ。」
「あ、はい」
「うーむ。関係者意外一目で分からないように工夫されておって分からんな。彩に解析して貰う必要があるのぉ。」
「本当に謎だらけだな…。色々ありがとうございました。今日のところはこれで。」
「ご足労だったのぉ。気を付けておくれ!」
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帰る途中シンジの脳内は様々な謎に支配されていた。6台のシフトカーとシグナルバイクを作った人物、そしてその目的。とにかく分からないことだらけだった。となれば敵の目的を暴くための手段はもう研究所を片っ端から潜入捜査するしかないと確信していた。もう潜入捜査以外に相手の尻尾を掴む手段はないと思っているのだ。
帰って彩達に潜入捜査をすると伝えることを考えていると正面からライダーらしき人物が現れた。
「お前は……誰だ?仮面ライダーではなさそうだが…。」
「俺は魔進チェイサー。泊シンジ。貴様は俺が記憶を消した女の仲間だな?」
「それをなぜ…?彩の記憶を消したのはお前か!」
「そうだ…あの女は計画を知りすぎた。お前の記憶も消してやる。」
「そうは行くかよ!変身!」
ドライブとチェイサーが戦闘になった。ドライブは攻めたいのだがチェイサーの振る刃の破壊力が見るからに高そうであると判断したため、ドア銃で距離をとって戦うことにした。
「こいつもハートと同様戦闘慣れしてやがる。距離をとるのが正解だったな。」
「果たしてそうか?」 Gun!
「うわぁ!なんだ?あの刃からエネルギーを撃つことも出来るのか!」
「まだまだ行くぞ!計画を邪魔するやつに容赦はしない!」
「うわぁぁぁぁ!やばい…。このままじゃボディが損傷する…。」
「そうか…ならここで損傷以上のダメージを喰らって貰う。」
Super… Execution!
チェイサーの持つブレイクガンナーの刃が巨大化し、ドライブに襲いかかる。一発だけ当ててドライブを変身解除させた。
「くそ…強すぎる…。ハア…ハア…。このままじゃ」
記憶を消される。その事を瞬時に認識できてしまった。
「さあ、計画に関する記憶の一切を消させて貰う。ん?なんだ?」
「シンジくーん!助けに来たよー!おらおら喰らえー!」
「ゆりさん!来てくれたのか!」
ゆりがトライドロンを走らせて応援に駆けつけた。ゆりはチェイサーにビームを放つがチェイサーは全く動じない。しかしシンジをのせてその場から逃げることに成功した。
「次会ったら命はないと思っておけ…泊シンジ」
チェイサーの見た目は超魔進チェイサーまんまです。それを小説読んで分かるようにしとけってね 私の技量不足ですすいません
読了、ありがとうございました!