読み飛ばしてもよい。
※立ち絵は画力がないのでカスタムキャストを使用。
あくまでイメージなので服装や年齢など、
細部に関しては、脳内補完をお願いします。
【後半に向けた振り返り】
『貴族連盟』
ハイレンジア、フェリエット、ベリエード、ウォルロードの4家の貴族からなる連盟。
4家にはそれぞれに役割がある。
フェリエット家は違法行為の取締りと治安維持。
ベリエード家は経済流通経路の監視と運営.
ウォルロード家は外部警察組織との折衝役。
ハイレンジア家は情報統制。
『紫陽の花』
霧の都に存在する最大規模の犯罪組織。
火器弾薬や違法薬品などの物品流通を取り仕切っていると言われる。
紫陽の花のボスの正体は上位の幹部しか知らない。
『裏ルート』
ベリエード家の取り締まっている表の流通ルートとは異なり、『紫陽の花』が管理している流通ルートのこと。街の外部から貴族連盟の目を逃れて違法物品を流入させることが可能ではあるが、関わればまず碌なことにならないと言われる。
『異能薬』
いつの頃からか時折霧の都に流れる違法薬品。異能を持たない人間に、異能を発現させることができるが使用者の命の保証はされていない。その性質の悪辣さから、以前に流通させようとした者は粛清の対象となっていた。
◎フェリエット家
・ヴィアナ
フェリエット家の現当主。若くして当主の座を継承し、フェリエットの家徳を継いだ。
沙耶を友人として『霧の都』に招待したものの、タイミング悪く起こった事件に頭を悩ませている。
異能:従者(自分を信頼する相手の能力を底上げする。向けられる信頼が大きければ大きいほどに、相手に授ける力も大きくなる。ただし、一度に大勢に行使すると結果として総合値が下がる。自分自身へは還元できない。)
・オーキス
(歳を取らせてください)
ヴィアナの右腕兼、フェリエット家の使用人の取締役。
ヴィアナから直に仕事を任されることも多く、連盟の内情にも少なからず通じている。
・ミハイル
フェリエット家に使える使用人。
多くの才覚に恵まれた人物ではあるがあまり目立つことを好まない。
ベリエード家の使用人に友人がいた。本人は現在行方不明になっている。
・ゴルド
使用人の一人。そつのない仕事をするので、ヴィアナとオーキスからも信頼を置かれている。
沙耶がやってきてからは、ヴィアナに命じられて沙耶の補佐を担当することになる。
基本的に善良で心配性な人物である。
裏では『紫陽の花』の幹部だったが、フェリエット家に使用人として潜入する。
現在は紫陽の花から離反し、ヴィアナに味方すると決めている。
・ヴィアナの父
街のことをヴィアナに任せ、外を転々としている。前回の異能薬の事件を知る人物。
◎ハイレンジア家
・イリス
ハイレンジア家の現当主。病弱で滅多に表舞台には表れない。
幼い頃に両親を事故で亡くしてから当主を継いだ。
街のあらゆる情報を握っている。使用人は必要最小限しか雇っていない。
・アルエ
(歳をとらせてください)
初老の女性。ハイレンジア家の使用人のまとめ役。
ゴルドが言うには彼女こそが『紫陽の花』の長らしい。
・ハイレンジア家前当主
前回の異能薬の事件と同じ時期に事故死している。
◎ベリエード家
・当主
今回の事件の最初の被害者。生前はかなりのやり手だったらしい。
・ベリエード家の使用人
今回の最初の事件の折、当主の乗る馬車を駆っていた人物。
今は本人の希望で処罰を受け、街の外に追放処分となっている。
◎ウォルロード家
・当主
最初の事件から数日後にヴィアナと話し合いの場を設けた人物。
警察に結構な影響力がある。有事の際には、警察への根回しなどを行っている。
・警察組織
ウォルロード家の根回しによって今回の事件には一切介入していない。
◎その他
・シーク
ハイレンジア家当主が重宝している情報屋。
仕事以外ではまず姿を目撃されない。極度の甘党。
紫陽の花となんらかの関係を持っているらしい。
・ダリア
以前の事件で異能薬を流通させようとした人物。
町の外れで診療所を営んでいたが、事件収束前に何者かに殺害されている。
『組織』
怪異を駆逐または捕獲するために存在すると言われている。
噂話の延長線に位置する組織だが、事実その組織は存在する。
噂に語られるように怪異を打倒する目的で活動している。
構成員は人間外の異能の力をもった者から、真っ当な人間まで多岐にわたる。
・クロウ
単純に強いだけの普通の人間。不愛想ではあるが情に厚い男。
初対面のバレットに強く生きることを強要するような言葉を投げかけたことを悔いている。
強度としては基本的に生きているなら何であれ殺せるレベルの力がある。
戦闘スタイル:徒手空拳、鉤爪 異能:無し
・バレット=ガットレイ
組織の構成員。霧の都の一件を解決するために、上層部の勅令を受けてやってきた。
身体能力は人並み外れていて、戦闘力は外壁を容易く砕け、壁を駆けあがれる程度。
異能は持ち合わせていないが、鉄を仕込んだ靴や特殊加工を施した銃などを運用している。
戦闘スタイル:徒手空拳、銃 異能;無し
・リンドウ
狩人組織ボスである老齢の男性。
常に中性的な口調で語りかけ、誰よりも多くのことを把握している。
組織を抜ける意思がある人物を引き留めることは基本的にしない。
使えるものは何であれ運用するロクデナシ。
異能:『祝福』
人ならざるモノを排斥する異能。
真っ当な人間が相手なら何も効果を発揮しない対異能に特化した力。
触れた相手の異能のみを封じ込め、物品に祝福を与え同じ効果を付与できる。
物へ付与した祝福は半永久的に継続される。
相手が人外の場合、彼自身が触れれば一切の抵抗が不可能になり、付与された物品によるダメージは異能による治癒が効き辛くなる。
1度使用する度に数か月のインターバルが必要、物に祝福を与えた場合は更に数週間の半身の麻痺が併発する。
・ネームレス
リンドウに仕える女。ほとんどリンドウ以外の生き物と関わりを持たないため詳細不明。
異能:『偽装』
自分以外の任意の生き物に状況を誤認させる。
効果範囲は集中力次第。
異能使用中は効果範囲に応じて五感が封じられていく。
『極東』
極東の片田舎。これまで取り立てて異能による大きな事件が起きたという報告はない。
ある意味では内に閉じた環境の島国であるともいえる。
・川崎沙耶
フェリエット家の現当主が極東の地に旅をした際に出会った二人の異能者の一人。
根っからのお人好しだが、頑固な一面もある少女。怪我人をすぐに助けようとする。
異能:癒し(生き物の負ったあらゆる傷を癒すことができる。切り傷、病気、骨折など適応範囲は多岐に渡る。汎用性は高いが、血液などは治療しても戻らない。他人を治すと疲労が溜まるが、自身を治すのは無制限。自身に対してはフルオートで発動する。治療速度の加減速のみ可能。治療しない選択肢は取れない。ほぼ即死以外では死なない。)
・神守さくら
ヴィアナが出会った二人の異能者の一人だが、ヴィアナとは犬猿の仲。
歪んだことが嫌いな性格で、ある種独善的な少女。頑張ってる人は報われるべきだという信条を持つ。
幼年期に偶然親戚の村に遊びに行ったところで、沙耶の置かれている異常な待遇を目撃する。
その後、両親に頼み込んで沙耶を救い出して家族のような関係になった。
異能:影響力(周囲から寄せられる信頼や友愛を、自身から他人への精神制圧力に変換する。寄せられる信頼や友愛が大きければ大きいほど、周囲に信頼されやすくなる。ある種のカリスマ性に近い。)
・賽瓦永良
さくら達の父親の古い友人。幼少期から自身の異能のせいで人のあらゆる側面を即座に理解してしまったため、人との関わりを必要最小限に留めるようになった人物。
基本的に裏表のないさくらの両親を慕っており、関係を断たなかった。
異能をある種の疾患であると認識しており、それを治すためにひっそりと『超常能力研究所』を立ち上げた。医師としての資格と知識を有しており、その関連で生計を立てている。
異能:解析(肉眼で見て言葉を交わした相手のことが100%の精度で理解できる。理解する範囲は自身の匙加減で調整可能。使い過ぎると情報過多で気絶してしまう。体調や身体情報など得られる情報は多岐にわたる。一度に大量の情報を吸収するので使用後最低3日間は頭痛に悩まされる。)
・さくら達の両親
底抜けのお人好しではあるが、先を読む力に長けている。
永良が関係を断てなかった程度の人格者。
これまでの簡略相関図
後半開始まで、しばらくお待ちください。