次の回も早めの投稿になると思います。次回含めあと2~3つくらい物語のストックがあるのでお付き合いいただければ幸いです。20話くらいで終わると良いけど。
Another daysエマ編も現在構想中です。お楽しみに。
残りの話したいことはあとがきで書くので暇な方は読んでいただけると幸いです。
ではあとがきで会いましょう。
「キャパオーバー!?」
せつ菜にかかってきた電話はスクールアイドルフェスティバルへの参加が想定より大きくなったことでキャパオーバーを起こしてしまったとのことだった。
「大丈夫なの!?」
「とにかく、私はすぐ生徒会室に行ってきます」
せつ菜はすぐ生徒会長モードに変わり生徒会室へ向かって行った。
「………なにか、あったか」
騒がしかったおかげでリクは目を覚ます。
「実は………」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
その日の学園祭準備終了後、リクはカスケード広場ですわりこんでいた。生まれた環境が悪かったせいで周りの人間なんか信用できていなかったリクだったが、ここ数日で考えが変わってきていた。
多くの人々に優しくされた。保護、というか半分確保されてからも10歳にもならない子供が父親を殺しかける凶行を起こしたとしてあまり大人にはいい目を向けられなかった。保護施設でも孤立していたリク、および現直がそんな経験初めてで少し戸惑っていた。
「俺の存在意義…………俺がいる理由…」
それから、キャパオーバーを起こしたために学園祭をメインに行いスクールアイドルフェスティバルの開催が見送られる形にほぼ決まっていった。
中川菜々は西棟の屋上で黄昏ていた。
「………」
「何やってんだよ」
「リクさん」
黄昏る菜々の背後にいつの間にかリクと歩夢としずくがいた。
「どうするんだよ、スクールアイドルフェスティバル」
「とりあえず、スクールアイドルフェスティバルは延期になると思います。次はいつ開催されるかわかりませんが………参加を表明してくれた方々には、これから直接謝罪に行きたいと考えています…嵐珠さんにも謝りにいかないといけませんね……納得は、してもらえないでしょうけど」
ふと、菜々が歩夢たちを見ると三人とも笑っていた。その笑顔に菜々は疑問を持つ。
「なぜ………笑っているんですか?」
「だって、せつ菜ちゃん一人が悪いみたいな言い方してたから…」
「ですがっ!誰かが責任を取らないと………」
「責任取る方法考える前によ、まずお前は出来る限り足掻いたのか?」
リクが挑発するようにせつ菜に尋ねた。
「………たくさん、たくさん考えました……………だけど私には何も思いつかなかったんです!!」
悔しそうに俯き、せつ菜は拳を握って叫んだ。しかし、その言葉は、行動はたった一言で打ち砕かれた。
「そりゃあ、ひとりだったらそうだよ」
顔を上げるといつの間にか同好会のメンバーが全員集合していた。
「皆さん………」
「俺に一緒にやらないかって誘ったのはお前だろ?」
「リクさん…」
「……ここ数日、この同好会で一緒に活動して………楽しかった。いままで忌み嫌われ、心塞いでいた俺が………初めて誰かと何かをすることを楽しいと思えた。近くに頼れる人がいること………それってすごく幸せなことなんだってわかった」
「リクさん…」
「俺は、ずっと一人だったから…………でも、お前は違うだろ?お前も中川菜々と優木せつ菜っていう二つの顔を持ってはいるが……………どっちも一人じゃないだろ」
「…っ!」
リクが放った言葉に、せつ菜は衝撃を受けた。そんなこと考えたこともなかったからだ。
「もっと頼っちゃいなよ、せっつー♪」
「私たちにもね♪」
「生徒会にも同好会にもこんなに仲間がいるなんて、先輩は幸せモノですねぇ」
菜々の周りにみんなが集まる。そして、歩夢が菜々の前に立っているリクの隣に並ぶ。
「やり切りたいんだよね?」
歩夢はそう尋ねると同時に拳を菜々に向けた。それにつられるようにリクも拳を菜々に突き出す。
「始まったのなら、貫くのみなんだよ」
「………どうして…その言葉を…」
それはせつ菜が歩夢に送った言葉だ。そして歩夢はそれを現直に送り、その記憶からリクは自然と口に出してしまったのだ。
「さぁ………どっかの腰抜けが聞かされた言葉じゃないのか」
菜々は歩夢を見る。歩夢はウィンクをした。そのことからきっと歩夢が現直へあの言葉を贈ったのだろうと察した。
「………まだ、方法はあるんでしょうか…」
「もう一度考えよう?みんなで!」
―虹ヶ咲学園 多目的室―
生徒会、虹ヶ咲スクールアイドル同好会、東雲、YG、そして参加を表明している各学校のスクールアイドル部がオンラインで集合し大規模な会議が始まろうとしていた。
「アナタがリクさん?」
「………ああ」
「へぇ、なんかワイルドな感じ。いいじゃん!」
かさねに背中を叩かれ、リクは少し照れくさそうにしていた。会議が始まり、どうにかスクールアイドルフェスティバルを行える方法がないかと模索が始まった。
しかし、ことはそう簡単に進まなかった。そもそも同好会の中でも頭の切れる菜々が必死に考えてもいい案が浮かばなかったのだ。いくら人数が集まったからといって早々解決するようなものでもない。
そんな中で、ほとんど発言もできずにいたリクは少し考える。
(………俺の、役割…………信頼する心…)
ややあきらめムードで話をしていた時にYGが虹ヶ咲と同じ週に文化祭であることを明言したとことを皮切りに事態は動く。菜々が閃いたのだ。
「日程が近いのは3校、まだ足りないかもしれませんが、チャレンジしてみる価値はありますね」
「まさか…」
「ええ、虹ヶ咲学園だけでなく、他の学校の文化祭でもスクールアイドルフェスティバルを合同開催するんです!」
「「ええぇぇぇぇぇぇ!!!」」
もう一週間ないという状態での提案は最初驚かれたはしたものの、自身の学校でやった方がいいパフォーマンスができることやそれ以外にいい案もないため、それで話が進むこととなる。
そんな時、リクが口を開いた。
「各校への交渉は、僕に任せてくださいませんか?必ず望む結末を用意してみせます」
「え………」
リクの口調が急に変わったのだ。
「まさか………」
「はい、僕です。リクが僕に託してくれました」
リクと現直の二重人格を知らない周りはいったい何のこっちゃという感じではあったが、事情を理解している菜々は強く笑う。
「では、お願いします。後川現直さん」
「任せてください」
―数日後―
現直の尽力で各校との交渉はスムーズに行われ、最終的に5校合同開催とかなり大規模な祭りへと変貌していった。
その間、多忙さもあったが現直は交渉中は歩夢と一緒にいることはできなかった。そして、そんなこんなで迎えた合同開催の前夜祭となった日。虹ヶ咲学園でスクールアイドルフェスティバル開始の催しが行われた。
その会場に、今日は虹ヶ咲の手伝いという名目で学校に休みをもらった現直もいた。
講堂では前座の動画がスクリーンに映し出されている。しばらくは準備中の動画だったが画面が切り替わり、中川菜々が映し出される。
『虹ヶ咲学園生徒会長の中川菜々です。私自身も今回の出来事から、自分を支えてくれている人たちとの繋がりを、再認識することができました。皆さんの大好きな気持ち。その全部が、私を助けてくれて。それを感じて……感謝するたびにもう私は大好きを隠す必要がないんだって、気づくことができました』
「…」
その言葉に、現直は少し思うところがあった。
『だから、今ここで皆さんに、生徒会長の私と一緒に、スクールアイドルの私も紹介したいと思います!』
その言葉と同時に菜々は三つ編みを解き、眼鏡を外して髪留めを付けた。
『スクールアイドル同好会の、優木せつ菜です!』
「いえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
「せつ菜さん…」
せつ菜は自身が生徒会長であるとを明かした。それと同時にどこからか奇声が飛んできたが、現直はそんなことは気にしていなかった。先ほどから聞いていたせつ菜のスピーチに対して引っかかっていた気持ちが強くなってきていた。
「みんなー!お祭りがはじまるよー!」
「まずは私たち三人が、皆さんを夢のようなステージにご招待しまーす♪」
「たくさんの大好きが集まった、私たちの夢の場所、楽しまないと損をしちゃいますよ?」
「「「私たち、A・ZU・NAです」」」
ユニット名の宣言と共に三人の曲が始まった。どこか胸の中でざわめく想いと共に現直はステージを見た。
そのステージで披露された曲はまるで、今の現直の悩みに対する回答のような曲だった。現直はステージが終わるのと同時に講堂から離れ、誰もいない空き教室を探した。すると、音楽室が目につき、入ってみる。前夜祭の真っ最中であるため音楽室にも誰もいない。
(胸がぎゅうっとなって不安だった…この景色を知るまでは!)
歩夢が担当したパートの歌詞が現直の胸の中で木霊する。そして、一つの想いと共に近場の窓を見た。窓ガラスに映った自分はやや目つきが悪いが、以前ほどではなかった。
せつ菜が自分の大好きをさらけ出し、中川菜々と優木せつ菜の間に隔てられた壁をなくしたように自分も向き合う覚悟を決めたのだ。
「どうして、僕に託したんですか?」
『俺じゃ助けになれないと思ったからだ。せめてあいつらに恩返しがしたかった………』
「……ずいぶん変わりましたね」
『あんなお人好しどもの中にいりゃ自然とな………でも、誰かを信じる気持ちは理解できた気がする…。だからよぉ、お前ももっと周りを信じろよ』
「……………え?」
『お前は、腹ん中じゃ誰一人として信用してない。母親代わりのあの人さえ。そうだろ?』
「………」
それは、現直にとって目を反らしていた事実だった。人当たりが良く丁寧な口調を使ってはいるが誰一人心の奥底では信用していない。同い年の子供からも、両親からも存在を否定された現直にとっては歩夢以外に信用できる人は誰もいなかった。
『もっと、変わってみろよ………新しい自分に………そうすりゃ歩夢にも認められるだろ』
「でも………どうしたら」
思い悩む現直の視界にピアノが写る。何かにすがりつくように、もしくは逃げるようにピアノへ駆け寄る。
「そうだ…ピアノ…………僕もピアノをできるようになれば…きっと歩夢さんだって!」
刹那、現直の頭に激しい痛みが響いたと同時に現直はピアノを思いっきり叩いた。すさまじい不協和音が音楽室に響き渡る。
「違う!そうじゃねぇだろ!!誰かのまねごとすることなんかする必要はねぇんだよ!!」
人格が瞬時に入れ替わったのだ。ピアノを叩いたのはリクだ。
『………』
「歩夢だけじゃダメなんだよ!お前が生きていくには!!誰も信用してないからお前は他人行儀な敬語を使う、人との間に壁を作る!それがお前の悪いところだ!本当はもうわかってんだろ!何も求めてないなんて嘘だ!お前は、本当は求めてる!人との深いつながりも、歩夢との深い関係も、でもその信用しきれない心が邪魔して何も求めてないなんて答えになるんだよバカが!!」
歩夢は以前も何も求めていないと言った。侑のことにつられる歩夢を見て、自分の心を塞ぐように侑が好きな歩夢が好きだと言い聞かせて。
『リク……』
「信用して本音でぶつかって行けよ。信用してないってのは誰とも関係を作らないってことじゃねぇ。関係を崩れるのを恐れて何も言わないってのも信用してないってことなんじゃねぇか」
再び人格が入れ替わる。ガラスに映ったリクは小さくため息をつく。
『いつまでも俺に頼るなよ。その手を少し長く伸ばすだけで、お前は新しくなれる』
「やっぱり君は………僕のために…」
リクが表に出てきていたのはすべて現直が困っていた時だ。弱腰の現直が自分の力でどうにもできないとき、どうしても行き詰った時に現れていた。
最初は現直の身体を乗っ取るようなことを言っていたが、リクにはそんなつもりは毛頭なかったのだろう。結局は同じ人物なのだから。
『さぁな。けどまぁ………俺はもう表には出ねぇよ。あとは自分でどうにかしろ』
「リク…」
『けどもしまた腑抜けてみろ!今度は二度と体は返さねぇからな。俺に身体を乗っ取られない様に、精々気を付けな!!』
その言葉を最後に、リクの声は聞こえなくなった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
意識が遠のいていく。まるで深い海の底へ沈んでいくように。あいつがあいつなりの生き方を覚えたころから俺は眠ることが多くなっていった。
だが今度は違う。きっと俺はこのまま消える。あいつ自身が生き方を変え、他の人間と関わろうとする意識が芽生えたからだ。
だから俺は役割はこれで終わり。
元々あいつが持たなかった感情をあいつではなく深層心理にある本能が必要だと感じ、俺が生まれ、俺が足りない部分を補っていたようなものだ。あいつがこれからそれを身に着け、本能でそれが必要ないと感じた時、俺という人格は完全に消えるだろう。
だがこれでいい。不思議と未練はない。俺自身あいつだから、あいつが幸せになれば、俺も幸せになったも同然だ。
ああ、だけど、少しだけ未練があるとすれば………
(ほら、リク君も写って。一緒に準備してれば虹ヶ咲の一員だよ)
(リックン!これ愛さんの作ってきたもんじゃ棒!食べる!?)
(リク、あなたけっこうセンスあるわね。スタイルもいいし、モデル向いてるんじゃない?)
(これ、出し物で作ってみたゲーム。遊んでみて。そう。デバッカー。よろしく)
(どぉですかぁ?リクさん?この衣装可愛いですかぁ?)
(お疲れさまだねぇ。あ、膝枕で寝る?恥ずかしがらなくていいよ!)
(ん~?何か考え事かなぁ?よかったら相談のるぜぃ?)
(リクさん!文化祭でやる演劇実は二重人格ものなんですが、この演技をどうすればいいか見解を聞きたく!)
(私も実は、生徒会長とスクールアイドルっていう二つの顔を持っているんです。あ、同好会のみんな以外には内緒ですよ!?)
(リク君!一緒にご飯食べよ!)
あいつらと……もう一度だけ…………
「リク君!!!!」
急に、光が差した。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
眼を覚ますとそこは同好会の部室だった。そして目の前には歩夢がいた。
「………え………なんで」
「よかった、戻ったんだね?」
「歩夢……」
「現直君がすごく急いで私を呼びに来たの。私だったら呼び戻せるかもしれないからって……」
さっきリクが薄れていく意識の中、光と共に聞こえた声は歩夢のモノだったらしい。
『君はまだ消えるべきじゃない』
同好会の部室の窓ガラスに映った現直がリクに語り掛けた。
「………俺が消えなきゃ、お前は…」
『僕がピアノをやろうとしたとき、君ならきっとああいってくれると信じていた。だからこそ僕には君が必要なんだって確信したんだ』
「だから………俺がいちゃお前は成長できたとは…」
『僕は君だ、君は僕だ!それを受け入れなきゃ未来なんてやってこない。たとえ君がいなきゃ僕は前に進めないとしても、僕はそれを受け入れる。君の強さが必要だ』
「……」
『ずいぶんつらい役回りを君に押し付けてきた。だから、僕と歩夢さんと一緒に幸せになれ!!東雲良久(リク)!!』
(………ああ、そうか)
ずいぶん古い記憶が蘇った。現直がリクを意識していない、そしてリク自身も自分が現直のもう一つの人格だと意識していない時期に、後だとか現だとか変に後ろ向きな名前じゃなくて、いい名前が欲しがってたことがあった。
そんな中で学校で使っていた漢字辞典で必死に調べて作った名前。それが良いことが永久に続くようにと願った「良久(リク)」だった。
そして現直を気にかけてくれた歩夢との思い出の地を名字にしたのだった。
「…そうかよ。なら、とりあえずまたせつ菜の料理作食わせてくれよ…………それから」
良久に無理やり交代させられ、現直が表に出る。
『歩夢にいうことあるだろ?今がチャンスだろ。見守っててやるから、自分の本心、伝えろよ』
「………ですね。歩夢さん」
現直が歩夢の方に向き直る。
「あ、今は現直君?」
「はい………伝えたいことが……あります。聞いてくれますか?」
「う、うん」
「歩夢さん………」
『敬語』
「………歩夢!」
現直は歩夢に掴みかかる
「はい!」
「ぼ、僕は侑さ……侑が好きな君も好きだ!だけど、もっと僕を見てくれ!」
「現直君……」
「僕も、君がもっと見てくれるように、頑張るから!!」
それを伝えた刹那、現直は歩夢の唇を奪った。
「!!」
「!!」
そのことに現直自身も驚いて急いで歩夢から離れる。
「良久!やったな!?」
『ははっ俺の強さが必要なんだろ?だったら文句言うなよ、腰抜け。舌くらい入れろ』
「そんな急に……」
もう一人の自分と言い合っていると、歩夢が目を反らしながら現直の袖を引っ張った。
「今のは………………良久君がやったんだよね?」
「え………はい。すいません。良久のやつ…」
「なら………もう一度………現直君の意思で……………してほしいな…………って」
「え…」
現直は顔を赤くして硬直する。歩夢の顔が真っ赤になっているのもわかった。それを伝えるのには恥ずかしがり屋な歩夢からすれば結構な勇気が必要だったであろうことは想像に容易い。ここで断れば歩夢に恥をかかせることになるだろう。
「………歩夢」
「現直君……」
前夜祭も盛り上がり、そろそろ日が落ちてくる時間帯。夕日に照らされた二人のシルエットは少しずつ近づいて、最後に唇が重なった。
これまで恋人としてどこか足りなかった二人。それはお互い奥手だったからという点も含まれてたいた。だが、この日、二人は確かな成長を見せた。
はたから見れば小さな一歩かもしれないが、彼らにとっては大きく、そして確実な一歩だった。
続く
第九話、読んでくださりありがとうございました。良久(リク)編いかがでしたでしょうか?ここでは現直の誕生秘話でも書こうかなと思います。
彼方の近衛を書き始めた時点では現直という存在はありませんでしたが、何でもかんでも瑠和に解決させてたらちょっとご都合主義が過ぎるなと思ったので急遽、歩夢の彼氏役と話の広げ役としてぶっこんだのが現直です。ちなみにそのころ歩夢の株が自分の中で上がっていたかというのもあります。
瑠和は割とぶっきらぼうな性格なのでそれとは真逆の丁寧な口調の青年で作りました。
1期は割といい感じにストーリーに組み込めたと思うのですが、二期に入るにあたって現直の活躍が全く浮かばないというピンチに陥りました。
最初は歩夢の留学の件もあり、歩夢が自分を見てくれないから頑張るぞ的な感じで終わらそうとしてたのですがその動機にたどり着くのが難しく、そもそも歩夢を好きなるにあたって「侑が好きな歩夢が好き」という事実もないと1期で書いた話と矛盾が生まれるので困ってしまいました。
そこでふと、現直が歩夢が家に遊びに来たりしないようにと名乗った偽名があったことを思いだし、二重人格設定を取り入れました。偽名の人格があり、それが現直の前に出れない部分を補っているという設定で話を進めました。
そして、生徒会長とスクールアイドルの2面性を持っているせつ菜と合わせてもう一人の自分と向き合わせる形としました。
個人的にここでは嵐珠のところにいる瑠和は絡ませずに裏で色々あった形にしたかったのでうまい具合に間の話が作れてよかったです。次回からストーリーを大きく変えていきます。おたのしみに?