彼方の近衛   作:瑠和

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連休に入るので今日まで頑張った皆様に自分からプレゼントです。ちなみに、私は今日土曜出勤だった手当てで休みなのですが、コロナで土曜出れてないのに休みもらいましたw。

今日入手したグッズはミア率が高かったですw。


第十三話 休符♪瑠和、風邪を引く

栞子と和解し、瑠和が気にすることはもうほとんどひとつだけとなっていた。しかしそれは早急にどうにかしなければならないことでもない。今日はスクールアイドルフェスティバル最終日をとことん楽しもうと考えていた。

 

朝、起床の後にいつも通り彼方たちと朝食を食べていると瑠和のことを皆訝しむ目で見ていた。

 

「あの…瑠和さん?」

 

「…?どうかしたか?遥ちゃん」

 

「いえ…なぜ醤油をトーストにかけているのかなって」

 

「え?あれ?」

 

瑠和は無意識にそれをやっていた。その行動が無意識によるものであると認識した彼方はそっと手のひらを瑠和の額に当てた。

 

「ん~…これはお熱だねぇ。しかも」

 

額の温度は明らかに普段よりも高い。彼方はそっと瑠和の耳の下に触る。瑠和は痛みで飛びのいた。

 

「これはおたふくだねぇ。彼方ちゃんも遥ちゃんもかかってるから問題ないけど。感染症だし無理しない方がいいねぇ」

 

「えぇ…せっかく今日は彼方さんの晴れ舞台なのに…」

 

「お兄ちゃん大丈夫?」

 

「無理はしないでください!悪化するかもしれませんし………」

 

「う~こんなところで……」

 

「はいはい、ベッドに戻ってすやぴしようね~」

 

瑠和は納得いっていないようだったが半ば無理やり彼方に寝室へ連れていかれた。

 

「大丈夫でしょうか……今日はお母さん夜勤だからもう少しすれば帰ってくると思うけど………」

 

今日はスクールアイドルフェスティバル最終日。遥も出払うため、瑠和の看病をする人はいなくなってしまう。

 

「瑠和君は一応一人で大丈夫だって………でも、心配だし今日は早めに帰ってこようか」

 

瑠和をベッドに寝かせた彼方が戻ってきて提案した。とりあえずできることといえばそれくらいなのでその提案が最良に考えられた。

 

 

 

―虹ヶ咲―

 

 

 

とりあえず虹ヶ咲学園に登校した近江姉妹と璃奈の三人は同好会メンバーに瑠和のことを話した。

 

「ってことは瑠和は今日いないの!?」

 

「うん、残念だけどね」

 

その事態に一番不安を持ったのは鐘嵐珠だった。当然と言えば当然なのかもしれない。

 

「せっかくミアと新曲作ったのにぃ~瑠和がいないなら披露する意味がないじゃない!」

 

「まぁまぁ嵐珠ちゃん」

 

「う~~……でも、良かったかもしれない」

 

しばらくは納得いってなさそうな嵐珠だったがしばらく考えたのちに意外な言葉を漏らした。そのことに疑問を持った璃奈が理由を尋ねる。

 

「…なんで?」

 

「実はミアに作ってもらった新しい曲、なんか………気に入ってなかったのよね。なんか未完成っていうか、いつものミアの曲じゃないっていうか。瑠和もいないことだし、いつものEutopiaのアレンジで行くことにするわ」

 

「………」

 

「おたふくなら私もすでにかかってます!もし皆さんすでにかかってるようなら今日は瑠和さんのお見舞いに皆さん行きませんか!?」

 

何やら勝手に色々決まっていっていたがミア・テイラーの不調を聞き、璃奈は少し気にしている様子だった。

 

 

 

―校舎裏―

 

 

 

「…………」

 

校舎裏でミア・テイラーはスクールアイドルフェスティバルの様子を眺めていた。

 

(嵐珠が同好会に入るなんて、意外だったな)

 

三週間ほど前からミアはちょっとしたスランプに陥っていた。原因はミア自身にはわかっていない。完成させた曲も、まだ未完成と言って過言はない。だが嵐珠はそんなミアの状態を知ってか知らずか何も言わず了承してくれた。

 

「嵐珠には悪いことしたな…………bad feeling……どうしたっていうんだボクは……」

 

「ミアちゃん」

 

そこに、璃奈がやってきた。

 

「…璃奈どうしたんだい?もうすぐライブだろう?」

 

「まだ時間ある。嵐珠さんから元気ないって聞いたよ?大丈夫?」

 

「No program………ただのスランプさ。笑ってくれよ。有名な一家に生まれ、飛び級までして日本にきたのにここ一番でスランプ。笑いものがちょうどいい」

 

「笑わないよ」

 

「………なんにしたって情けないことには変わりないさ」

 

璃奈は思い詰めていそうなミアの横顔を見て、少し考えた。

 

「実はお兄ちゃんが今日急に熱出して。終わったらみんなでお見舞い行こうと思ってる」

 

「………そう。で?」

 

「でも、終わるの少し遅くだし、もしミアちゃんが良かったら様子見に行ってもらいたい………」

 

「ha? 何で僕が見ず知らずの人間の見舞いに行かなきゃいけないんだい?」

 

「見ず知らずじゃない。お兄ちゃん前にミアちゃんと話したって言ってた」

 

「…」

 

「それに、お兄ちゃんならきっとミアちゃんの悩み………わかってくれるかもしれないから………」

 

「…………考えておくよ」

 

璃奈は彼方の家の住所ともしも何かあった時のために璃奈の連絡先を伝え、その場を後にする。

 

ミアと別れてから璃奈は少し暗い顔をしていた。ミアはどことなく自分に似ている気がしていた。気を許せるのが学校で飼われている猫だけだったり、どこか孤立した感じが。

 

そんな彼女の助けになりたいと思い切って行動してみたが思い詰めた表情に対し何を言えばいいかわからなかった。結局また兄に頼ってしまった。

 

人助けができるし、誰とでもコミュニケーションができる兄を尊敬していた。いつか兄のようになりたいと思っていた。

 

その第一歩になるかもしれない行動もうまくいかなかった。それはある意味当然だ。瑠和が人助けを進んでできるのはあの感性があるからこそだ。

 

「………」

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

ミアは瑠和の見舞いにはいかなかった。どうしようか考えていたが、少ししてから同じくスランプに陥っている高咲侑と一緒にいたことも相まってなんだかんだいかなかった。

 

しかし、目の前でスランプを乗り切った高咲侑を見て、ミアもさすがに何か感じるところがあった。

 

(それは素直っていうんじゃねぇか)

 

いつか、侑に泣きつかれた時のこと瑠和に愚痴ったとき、そう返された。侑のそういう面が彼女のいいところで長所なんだというようなことを言っていた。今その言葉を思い返すと確かにその通りなのかもしれないとミアは思った。

 

そしてそれを客観的に理解していた瑠和はあの感性があるからそれがわかっていたんだろうとミアは感じた。

 

侑の作曲の手伝いを終えたのち、ミアはすぐに近江家に向かった。

 

 

 

―近江家―

 

 

 

「ここか………」

 

ミアはインターフォンを鳴らす。

 

『はーい、どちら様?』

 

インターフォン越しに聞こえたのは瑠和ではなく女性の声。彼方たちの母だ。夜勤から戻ってきていたのだ。

 

「あ、えと、僕は瑠和の知り合い………いや、友人のミア・テイラー。彼の妹に瑠和の様子見に行ってほしいって言われたから来たんだけど…」

 

『あら、それは申し訳ないわねぇ……実は……』

 

彼方母が夜勤から帰ってきたとき、すでに瑠和は部屋の中にいなかったらしい。机の上に「迷惑をかけるわけにはいかないのでいったん帰ります」と書かれた置手紙だけだった。彼方母も夜勤明けで動ける状態じゃなくミアはそのまま天王寺宅まで行くことになった。

 

「もしもし?君の兄さん、自分の家に戻ったらしいんだけど?」

 

『………ごめん』

 

「…………とりあえず彼方のお母さんからも頼まれちゃったし。君たちの家まで行くよ。住所教えてくれる?」

 

『わかった。お母さんとお父さんいないから鍵はこっちが遠隔で開けるから、家についたら教えて』

 

「……………まったく、なんでこんなことに」

 

ミアは天王寺家に向かった。マンションの入り口につき、璃奈に連絡を入れるとドアが開いた。そのまま指定された部屋にたどり着き、インターフォンを鳴らしてみる。

 

「…………もしもーし」

 

しばらく待っても返事がないので声を出しながらノックをしてみる。それでも返事がないので璃奈に鍵を開けてもらい、ドアをゆっくり開けてみる。

 

「Excuse me…………入るよ」

 

部屋の中は薄暗かった。瑠和は寝ているのだろうかと思いながら辺りを見回す。

 

「…………ん!?」

 

最初は廊下に小さいカーペットでも敷いてあるのかと思ったがよく見ると瑠和が倒れていることに気づく。ミアは慌てて瑠和に駆け寄った。

 

「Hey! Are you OK!? What happened!?」

 

「…………」

 

瑠和は息苦しそうにしながら意識を失っていた。

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

「………タオル…ぬるくなってるな。交換しよう」

 

額に感じた冷たい感触と額から滴り落ちる水滴の感触で目を覚ます。寝ぼけ眼で横を見るとミアがいるのが見えた。

 

「ん………あれ……ミア?」

 

「あ、目が覚めた?」

 

「なんでここに………」

 

「璃奈に様子見てきてほしいって頼まれたんだ。他意はないよ」

 

「そっか………ありがとうな」

 

普段の気取った態度とは真逆に、弱々しく瑠和は笑った。あまり好かれるような言葉を使ったわけではないのに笑顔で感謝されたことに対して調子が崩されるとミアは感じた。

 

「フェスティバルはどんな感じだ?」

 

「…………君は高咲侑のことを素直な奴だって言ってたよね」

 

「え?…………ああ、そんなこと言ったか」

 

質問が聞こえなかったのか、聞きながらも無視したのかわからないがミアは別の話題を振った。

 

「ボクも彼女のようにしたら………なにか変わるかな」

 

普段のミアらしからぬ発言に何かしらあったのだろうということは何となくわかった。瑠和はボーっとする頭で色々考えた。

 

「なにかあったか」

 

「………ちょっとしたスランプさ。意見が聞きたくてね」

 

ミアは背を向けて答える。

 

「…………お前はお前だろ。お前が侑のまねごとしてもそれは何の意味もない……」

 

「…」

 

「そもそも今お前が立ってる場所は、本当にお前のいたかった場所か?」

 

いつかも言われたことだ。それについては触れてほしくないと遠回しに言ったはずだと思い、少しミアは憤る。

 

「……君はそれがどれだけ僕にとって残酷な言葉かわかって言ってるのかい?」

 

「さぁな……………でも………お前の曲…………素晴らしいけど………魂が籠ってないっていうか…………どこか……寂しいんだよな」

 

「はぁ?僕の曲が未完成だって言いたいの?」

 

「自分の役割に対して他人の顔色伺って作ってるみたいな………熱が………大好きが感じられない…。それはお前の本当にやりたいことじゃ…」

 

「shut up!!!人の顔色見えるからってずいぶん好きかって言うじゃないか!?君に僕の何が……」

 

怒号を飛ばしながら振り返る。しかし、途中で反論が止まった。ベッドに横たわる衰弱した瑠和を見て少し罪悪感が出たのだ。先ほど額を触ってみたらかなり熱かった。熱でかなり苦しんでいるだろうに瑠和はそれでも親身になってミアの相談に乗ったのだ。

 

それに感謝こそすれど反論なんて誰ができようか。

 

「…………もういい。もうすぐ同好会の連中が来ると思うから、そいつらに看病してもらえばいいさ。バイバイ」

 

「……………ああ畜生………もっといい言い方あるだろうが」

 

ミアはかなり余裕がない色が見えた。だから瑠和も焦ってあまり考えずに思いついた言葉をそのまま発してしまった。

 

 

 

―マンション入り口―

 

 

 

マンションの入り口付近でミアとお見舞いに来た同好会メンバーが出会う。

 

「ミア!」

 

「…………あいつなら部屋で寝てるよ。なんか作ってやったら喜ぶんじゃない?」

 

そう言い捨ててミアは立ち去ろうとした。しかし、璃奈が引き留めた。

 

「待って」

 

「…………なに?」

 

「………ありがとう。これ、お礼」

 

璃奈はハンバーガーを差し出した。ただのハンバーガーではなくハンバーガー同好会にお願いして作った三重のスペシャルバーガーだ。

 

しかし、それを受け取る資格があるのだろうか。ミアは少し思い悩んだが少し申し訳なさそうに受け取った。

 

「………まぁ。受け取ってほしいならもらっておくよ。Thanks」

 

「悩みは………解決した?」

 

「…………さぁね」

 

ミアは行ってしまった。

 

 

 

―天王寺家の部屋―

 

 

 

「瑠和さん!お見舞いにきましたよ!!」

 

「頭に響くからやめれ」

 

「瑠和!お見舞いにお肉持ってきたわ!食べる!?」

 

「食えるか」

 

「瑠和先輩のお部屋来るの初めてですねぇ」

 

「かすみん、あんま漁らないでもらえるか…」

 

お見舞いに来られてるのに瑠和は苦しそうだった。とりあえず一旦騒がしそうなのと料理上手なエマ、愛を台所に移動させ、瑠和の食事を作るように彼方が指示する。

 

部屋には璃奈、彼方、果林、しずく、歩夢、栞子が残った。

 

「あ、瑠和君。現直君からお見舞いの花もらってきたの。花瓶ある?」

 

「大げさだって………璃奈、花瓶とかしまってるとこまで案内頼む」

 

「わかった」

 

璃奈と歩夢は退室した。

 

「具合はどう?」

 

「ミアが色々やってくれたみたいで。最初廊下で力尽きてましたから」

 

「そっかぁ。ミアちゃんには感謝だね」

 

「あのミアって子、少し浮かない様子だったけど何かあった?」

 

「私も感じました。なんといえばいいかわかりませんが、元気な色ではなかったですね」

 

ミアを見た時に感じた違和感というか、もやもやしてそうな表情の真相について瑠和に尋ねる。

 

「………すこし、ストレートな物言いしちまって。俺の責です」

 

「今は人のことより自分のこと。養生しないと」

 

「はは、ごもっとも」

 

そこにおかゆとスープを作ってきたエマたちが合流する。水分率高いなと思いながらも瑠和は作ってくれた面々に感謝しながらそれをいただく。

 

「あ、瑠和君待って」

 

「?」

 

彼方は瑠和が持ったスプーンを掴み、器から少しだけおかゆを取り、自らの口元に近づける。

 

「ふー、ふー、はい、あーん」

 

「………っ!」

 

部屋に集まっているのは瑠和と彼方を除けば11人。その全員の前でそれをするかと瑠和を含む全員が驚く。瑠和は顔を赤くしながらも差し出されたスプーンを咥えた。

 

「おいしい?」

 

「はい………」

 

「だって、良かったね、嵐珠ちゃん」

 

おかゆの制作者の一人であり恋敵(と呼んでいいのかわからないが)の嵐珠に振った。

 

「ええ。ちなみにそれ、嵐珠もやっていいかしら」

 

「ダメだよ~。これは彼女の特権だもん」

 

「………そう。嵐珠、次のライブが俄然楽しみになってきたわ」

 

二人ともゆるぎない笑顔だが明らかにバチバチしている。そんな様子を笑いながら見ていた果林にエマが訪ねる。

 

 

「果林ちゃんは混ざらなくていいの?」

 

「え?」

 

そう言われ、果林は少し彼方と瑠和を見つめた。

 

「………いいのよ。嵐珠はまだ諦めてないみたいだけど、私はもうとっくに諦めたんだから」

 

しばらく空中戦をしていた二人を見かねた瑠和が落ち着かせようとする。

 

「ま、まぁまぁ二人とも……げほっごほっ!」

 

次の瞬間、瑠和はせき込み、バランスを崩した。

 

「瑠和!大丈夫!?」

 

「あらあら、ちょっと長居が過ぎたかしら」

 

「あんまり私たちが気を使わせちゃだめだよね…」

 

瑠和の容体が変化したことを皮切りに、璃奈を残してとりあえず同好会メンバーはお暇することにした。同好会メンバーが帰ってから璃奈は瑠和の食事を見守った。

 

「………どうかしたか?」

 

「ごめんなさい。ミアちゃんのことをお兄ちゃんに丸投げしちゃった」

 

「気にすんな。俺を頼ってくれたんだろ?俺はそれがうれしいし、誰だって適材適所があるだろ?」

 

「………私もお兄ちゃんみたいになりたいのに……」

 

瑠和は璃奈の頭に手をのせて撫でた。

 

「…………」

 

「ミアにも言ったんだが、無理に誰かになる必要はないさ。自分にできること、したいこと、やればいいんだよ。少しずつさ。それが強さになるんだよ」

 

「うん………」

 

「ふぁ………俺はもう寝るよ。明日休みとはいえ璃奈も早く寝な」

 

その日、瑠和は夢を見た。熱故に見た夢なのか、それともほかに何か要因があったのか、だれか知っている少女とステージを見つめていた。

 

「これが、トキメキなんだね…………彼方さんの言ってた景色の意味、ようやく分かった」

 

そう言ってたのはいったい誰だろう。知っているような知らないような。不思議な気持ちのまま目を覚ます。

 

(…………妙に体が重いな)

 

「ん~」

 

身体を起こしてみるとなぜか布団の上に彼方がいた。昨日確かに彼方は帰ったはずだ。

 

「何してんすか」

 

「ん……ふぁ……おはよう瑠和君。いやぁ、心配でつい戻ってきちゃった」

 

「…………そうですか」

 

なぜか自然と安心する。瑠和はそれ以上は何も言わずその日を彼方と共に過ごすことにした。

 

 

 

続く




次回からて言うかならんなら今回からミア編突入です。別にミアを推しまくってるわけでもないんですが物語の都合上ちょっと長くなります。
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