エマさん好きだからうれしいけど俺もっと前から推してるから(謎自慢)。残念だったな!ヴェルデ山脈は俺のモノだ!AnotherDaysのエマ編だって更新してやるからな!しずく編はちょっと待ってくれよな!
「妹王決定戦~!ワー!」
ある日の放課後、特に練習はない日にまたかすみがなにやら始めた。
「それでは彼方先輩お願いします!」
「えーっと……」
彼方はかすみに渡された紙を瑠和を膝枕させながら読み始める。
「妹といえばかわいい存在。かわいい存在といえば妹。わかるよぉ~。遥ちゃんかわいいもん」
「………」
彼方は遥のことを思い浮かべながら熱弁を始めそうな勢いだ。しかし同じくシスコンである瑠和はそれを聞きながらも彼方の膝枕でくつろぐだけだ。
「つまり、かわいい子には妹の適性があるのです。一番の妹を決めるそれはつまり、一番かわいい子を決めることに他ならないのです!」
かすみの熱弁を横目に瑠和はあくびをする。
「ふぁ………」
「なんかすごい興味なさそうですね。それとも、妹王は璃奈さんと疑ってないとか?」
あからさまな態度を見せる瑠和に対し、栞子が尋ねた。
「それ以上に理由が必要か?彼方なら絶対遥ちゃんって言うだろ?」
「まぁねぇ」
「薫子さんに聞いたら栞子っていうだろ?」
「まぁ…そうですかね」
「それと一緒だ。かすみんがかわいいのは認めるが、璃奈以上に妹属性が付与されるのだけはナイナイ」
「ムキー!言いましたねぇ!だったらりな子よりもかすみんの方が妹にほしいって言わせて見せます!!」
瑠和の意見に対してかすみはムキになって前に出る。
「行きますよぉ~。こほん、えへっ♪お兄ちゃん、妹にするならやっぱりかすみんですよね?ねっ?ねっ?」
「………5点」
少し考えてから瑠和が出した得点はあまりにも辛口だった。
「はぁぁぁ!?低すぎませんかぁ!?」
「瑠和君、採点の理由は!?」
侑がマイクを向けてくる。
「いや、かすみんがかわいいってのは認めるが、妹としての得点はこんなもんかなぁってだって、お兄ちゃんって言ってること以外は割と普段のかすみんだし」
「あう………言い返せない…」
瑠和は淡々と5点の理由を述べる。かすみも最初はその点数に不服だったが、瑠和の言い分に対して言い返せもしないのでかすみはその場に崩れた。
「じゃあどうすれば妹っぽくなるのかな?」
「え?そうだなぁ……………璃奈、パーカー借りていいか」
「うん」
「かすみん、パンはあるか?」
「持ってますけど……」
瑠和はかすみに璃奈のパーカーを着せて、パンを持たせる。そして瑠和が考えたセリフを言わせるように指示する。
「………こほん、ほら、お兄ちゃん。今日これからバイトでしょ?かすみんがパン作ってあげたから、これ食べて頑張ってね?」
「おぉ~」
同好会一同からも小さく歓声が上がるほどにはクオリティが高くなったようだ。なぜこれだけのことで妹らしさが上がったのか?その疑問を誰かが聞く前に瑠和が語りだす。
「妹ってのは日常の中にいる。だから妹らしさを出すなら自宅だな。家の中で制服のままってのはあんまいないだろ?それから、食事。家族と友達の違いってのは、食事をどこまで近くでできるかってとこにある。かすみんはそうでもないかもしれないが、あんまり手作りのモノを渡すことってないからな。家族っていう距離感が大切なんだ。家族相手に上目遣いとかふつうしないだろ?」
「るなりんすごいね……」
「瑠和君がこんなに語るの初めて見たかもしれない……」
歩夢に少し引かれるくらいには瑠和は妹について語る。
「ふふん、これならかすみんが優勝ってことでいいですかねぇ?」
「確かに、これじゃ一人だけ教えられたかすみちゃんが有利になるけど………」
「ん?ああ、今言ったのはあくまで「妹じゃない子が妹らしさを出す」ための理屈だよ」
「え?」
「本物の妹ってのはこうだ」
瑠和はそう言ってパチンと指を鳴らす。するといつの間にやら侑の背後に回った璃奈が侑の肩をつつく。
「…?。はっ!」
「侑おねぇちゃん………」
侑が振り向いた先には妹オーラをこれでもかと醸し出した璃奈がいた。声色を少々変えただけだが、切なそうな瞳、そして体格が妹らしさを出している。
そのまま、嵐珠、ミア、エマと陥落していき、最終的には最も妹になりたがっていたかすみさえも陥落させた。
「というわけで、妹王決定戦優勝は璃奈ちゃ~ん♪」
「ブイ」
「ま、見えてた結果だけどな」
そういって瑠和は再度彼方の膝枕に横になった。
「…………」
横になった瑠和を見た栞子は少し考え、その横に座る。
「瑠和さん」
「ん」
「こんど、友達と出かけるのに着ていく服を、一緒に選んでいただけませんか?兄さん」
「ぐっ!」
普段無表情な栞子にしては珍しく、しおらしい表情で瑠和に対し「兄さん」といった。効果は抜群のようだ。お願いする内容としぐさ、そして表情が瑠和の兄性本能を刺激したのだ。
「……ねぇ、今度料理してみたくて、一緒に作ってくれないかい?瑠和兄」
「あぐっ!」
栞子を見ていたミアが同じように妹になりきってお願い事をしてみた。瑠和は胸を抑えてうずく。
「ははっそういう瑠和の反応見るのは楽しいね」
「なんでお前ら急に……」
「僕は栞子の見ておもしろそうだと思ったからだけど」
「…………私は」
栞子は理由を尋ねられると、頬を赤らめて顔を反らす。
「?」
「昔は、瑠和さんを兄のように慕っていたので…………一度呼んでみたいと……思って」
「………」
瑠和は黙ったまま栞子の手を掴み、上にあげる。
「裏王者、栞子」
「ええ!?」
栞子の「ええ!?」の後に頭の中でわちゅごなどぅー!を流してください
ストーリー中に出す次元系の設定(ナタや不思議な石等)って必要だと思いますか?
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これまで通りでいい
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減らしてほしい