彼方の近衛   作:瑠和

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本日はコミケだけどコミケ落ちたので俺からのファンサービスだ!
あと、現在アンケートが拮抗してるんでまだ投票されてない方は何卒ご協力おねがいします!

冒頭のシーンはにじよんあにめーしょんであった嵐珠としずくの話のやつです。

感想待ってます。


第四節 愛月撤灯

話は少しさかのぼり、瑠和が記憶をなくした当日の夜。桜坂しずくは嵐珠との話が終わった後に、電車に乗って帰宅する途中だった。

 

いつか、自分が演劇の主役を取れず、落ち込んでいた時に嵐珠に励ましてもらった時を思い出していた。

 

「これは、手に入るものなんだから、我慢なんてしなくても無問題ラ!本当の気持ちを隠す必要なんて、ないのよ」

 

あの時嵐珠はそう言った。

 

嵐珠は演劇の役を得られなかったしずくが、自分に嘘をついているのを見破って、そういったのだと思った。

 

だが実際は違った。

 

本当に欲しいものが手に入らないのに、気持ちを隠して無理して受け入れている姿が、自分と重なったのだ。あの時の言葉を今になって理解した。

 

「嵐珠さんも、手に入らない……手に入らなかったものがあって、本当の気持ちを隠してたんだ」

 

あの時啖呵を切ったはいいが、衝突するのは避けたい。それは、同好会が解散になった原因でもあるし、しずく自身人と衝突することは望んでいない。

 

「どうしよう……やっぱりやめるべきなのかな」

 

そう思いながら電車を降り、悩みながら自宅への道を歩く。そんな時だった。

 

「こんばんは」

 

「………えと、こんばんは」

 

見慣れない少女が目の前に立っていた。

 

きれいな栗毛色の少女。髪はショートに見えたが、後ろでまとめてお団子にしているようだ。少女はしずくの顔を覗き込み、怪しげに笑う。

 

「どうかしました、か?随分顔色が優れませんね」

 

「え、えっと……どこかで会いましたっけ?」

 

妙に距離感が近いなと感じながらもしずくは尋ねてみる。どこかで出会ったが、しずくが忘れているだけかもしれなかった。

 

「………あ、ごめんなさい。名乗り忘れてました、ね。私は錦(にしき)ミズハっていいます。高校一年生です。お………桜坂しずくさんのファンなんです、よ。」

 

「あ、ファンの方だったんですね。ありがとうございます」

 

「それで、どうかしました、か?しずくさんが元気がないと不安で…」

 

「実は………」

 

こんなこと、相談できる相手がいなかったしずくにとって、ちょうどいい相談相手のように感じた。とはいえただのいちファンにすべてを、とくに恋の事情など話せなかったのでところどころ濁して説明した。

 

「なるほど………」

 

「まぁ、私の友達の話なんですけど………」

 

「それ、嘘ですよ、ね」

 

「!」

 

見抜かれた。

 

しずくは自分や同好会でトラブルが起きていると思われれば、仲間に迷惑が掛かると思い、「友達のこと」として大まかな顛末を話したが、それを見抜かれた。

 

「ど、どうして……」

 

「しずくさんのことはわかっています。きっと瑠和さんのコトでしょう?」

 

瑠和の名前まで出てきた。無論瑠和も何度かステージに立っているので知っているファンがいるのも無理はない。しかし、ミズハの表情を見ていると背筋が凍るようだった。

 

ぞくりと恐怖を感じた。

 

そのことをようやくしずくは理解した。すべてを見透かしてきそうな眼に恐怖を感じたのだ。この娘の前では嘘はつけない。そう感じた。

 

「どうして、そこまで知っているんですか?」

 

「………………まぁ、ちょっとばかり、伝手がありましてね」

 

「伝手?」

 

この娘は、同好会の誰かの知り合いか親族だったりするのだろうか。そんなことを考えていると、ミズハは小さくため息をつく。

 

「私のコトなんかより………いいんですか?」

 

「何がです………?」

 

「瑠和さん、このままじゃ取られますよ。嵐珠さんに。愛しているんでしょう?であれば、婚姻届けを突き出すくらいの勢いがないと」

 

「………」

 

そうだ、一番の問題はそれだ。目の前に急に現れた少女は、こちらの事情をすべて知ってくれている。ある意味これ以上ない相談相手かもしれない。

 

「ひょっとして、私のことを応援してくれているんですか?」

 

しずくが尋ねるとミズハは小さく微笑んだ。

 

「ええ、だって私はあなたのファンですから」

 

 

 

―数日後―

 

 

 

この日は、休みだった。休み明けからアイラを交えたミニライブの練習が始まる予定であったが、瑠和に特に役割はない。いや、なくなったというべきだろうか。

 

「…………俺は」

 

そんな時、家のチャイムが鳴った。

 

「お?」

 

今家には瑠和しかいない。璃奈はアイラを交えたライブ演出の相談のためにミアや侑たちと出かけてしまった。いったい誰だろうと思い、インターフォンに出る。

 

「はい」

 

『おはようございます♪瑠和先輩』

 

「しずく」

 

訪ねてきたのはしずくだった。

 

「璃奈ならいないけど?」

 

『ああ、大丈夫です。瑠和先輩に用事があったんですが………』

 

しずくはそう言ってからカバンを開き、カメラに映るようにランチボックスを取り出した。

 

『ちょっとしたピクニックに行きませんか!』

 

 

 

―潮風公園―

 

 

 

「はいどうぞ!」

 

「ありがと………」

 

しずくに連れられてきたのは、潮風公園。侑や歩夢が住んでいるマンションの近くだ。ブルーシートを広げ、その上でお弁当を出した。

 

お弁当の内容はサンドイッチと卵焼きやウィンナーなどといった男の子が好きそうなおかずが入ったものだった。瑠和は少ししずくに対する意外性を感じながらもサンドイッチを取り出す。

 

「サンドイッチ………」

 

「あ、お嫌いでしたか!?」

 

「いや、全然。そういうわけじゃなくってなんかしずくって和風なイメージだったから」

 

「そうですね………でも、こういうギャップもよくないですか?」

 

「そうかもね………いただきます」

 

瑠和はサンドイッチを口に運び、味を確かめる。瑠和が咀嚼する様子をしずくはやや顔を赤らめながら見つめていた。

 

「………どう、ですか?」

 

「うん、おいしいよ。しずくは料理上手なんだね」

 

瑠和は変わらぬ笑顔でしずくに微笑む。その笑顔を見た瞬間、しずくはボッと顔を赤くしてしまった。ここまで純粋な笑顔を見せられたしずくはその尊さにやられたのだ。

 

赤くなった顔をかくすために素早く顔を逸らす。

 

「大丈夫?」

 

(びびびびっくりした…………瑠和先輩あんな顔するの……!?)

 

瑠和がここまでさわやかな感情でいられるのは、数か月にわたる璃奈へ対する贖罪の気持がないからだ。だが、それだけではない。記憶をなくした不安、周りへの感謝や申し訳なさを見ないために現実逃避しているのもあるのだ。

 

「は、はひ………あ、お、お茶いかがですか?」

 

「うん………」

 

瑠和はしずくに渡されたお茶を飲みながら食事を進める。

 

「…………これ、結構上手にできたと思うんです」

 

「もらうよ。うん、これもおいしい」

 

「よかったです!」

 

二人で食事を楽しみ、食べ終わると瑠和は大きなあくびを一つした。

 

「眠くなっちゃいました?」

 

「ああ、少し」

 

眠れるわけがない。ずっと不安と悩みで寝れてもすぐに目覚めてしまう。目覚めた後、何度も悪い夢だったんじゃないのかと思い確認するが、現実は変わっていない。

 

「では、私の膝枕使ってください!」

 

「……………」

 

普段なら断る。記憶をなくしていてもいなくても。だけど精神はすでに一人で背負い、無理をするには擦り切れすぎていた。

 

「風、気持ちいいな」

 

「そうですね…………そういえば璃奈さんは?」

 

「アイラのライブ演出の相談。高咲のところ行ってる。聞いてない?」

 

「あ、あ~そうでしたね。すいませんすっかり忘れてました」

 

嘘である。この話題を持ち出したのはとある目的のためだ。

 

「おかえりは?」

 

「わからないってさ。今日中に帰れないこともあるってさ。まぁ璃奈ももう高1だし、少しくらい外泊してもいいって言ってあるし」

 

きた。

 

しずくは内心ほくそ笑む。この話が出るのは想定内だ。なぜならそれはすでにしずくが璃奈にメッセージアプリを通して知っていたことだからだ。そのうえで話を持ち掛ける。

 

「じゃあ、私の家に来ませんか!」

 

「しずくの家に?」

 

「はい!以前合宿でみんなで泊まったので、もしかしたら何か思い出すかもしれないと思って………」

 

「………………そうだな………じゃあ、お邪魔させてもらっていいか?」

 

内心でガッツポーズを取った。瑠和はおそらく断らないであろうことは想定済みだが、ここまでスムーズにいくとは思ってなかったのだ。

 

「はい!あ、私の家遠いのでお夕飯か、何ならお泊りでもしていきませんか?」

 

「そんな、悪いよそこまでしてもらうなんて……」

 

ここで引き下がるのも想定済み。しずくは膝枕の上の瑠和の顔にぐっと自身の顔を近づける。

 

「先輩!先輩がどれだけ大切に思われてるかわかっていますか!?」

 

「え?」

 

「すぐに思い出してもらわないと!」

 

「あ………うん。とりあえずじゃあ、璃奈に連絡入れとくな」

 

今の瑠和は押せば勝てる。これは記憶をなくしてからの瑠和を見ていて判断できたことだった。だからこそ押す。誰にも、彼方にも負けないように。

 

 

 

―桜坂家―

 

 

 

荷物を用意してから瑠和は電車にのってしずくの家まで来た。

 

「どうぞ!!我が家です!」

 

「鎌倉から通ってるって話には聞いてたけど本当なんだね………」

 

「あはは、お家でゆっくり休んでください!」

 

「ここで………合宿………」

 

しずくに案内されるまま家に入る。どの景色も新鮮で、とても以前見てきた記憶の様には思えない。

 

「………思い出せませんか?」

 

「ああ……」

 

少しホッとする。家に招待したはいいが、それで記憶が戻ってしまってはそれはそれで困るからだ。とりあえず自分の部屋に連れて行った。

 

「では、適当にかけて待っててください。いまお茶入れてきますね」

 

「ああ、お構いなく」

 

瑠和はとりあえず適当な椅子に座る。少し距離のある移動で疲れたのだ。椅子に座りながら部屋全体を見回してみる。

 

「本当にお嬢様なんだな………」

 

そんなことを思いながら部屋を見ていると、ふと壁に掛けられている写真に眼が行った。

 

「あれは………」

 

 

 

―台所―

 

 

 

「よし、おいしく作れたかな?」

 

しずくはお客様用の高い紅茶を淹れ、茶菓子も手作りの物を用意して瑠和の待つ自室へ持っていく。

 

「とりあえずお茶で軽く和んでから家の全体を見て、ニジガクGOで探索した町へ行って……」

 

今後のプランをぶつぶつと口に出しながら廊下を進む。だが、そんな最中、自室の方から

 

ドンッ

 

という音がした。

 

「…………先輩?」

 

嫌な音だった。嫌な予感がするとしずくは直感した。近くの棚にいったん盆を置き、走って部屋へ駆けつける。扉を勢いよく開けると、そこには倒れている瑠和の姿があった。

 

「先輩!!!!!!!!」

 

しずくの悲痛な叫びが響き、その声に驚いたしずくの両親も駆け付ける。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

「解離性健忘症と言いましたか。おそらくその副作用のようなものでしょう」

 

聞きなれない声が近くでしていることに気付き、目を開ける。瑠和はさっきまでしずくをお嬢様だと思った要因のベッドで寝ていることに気付く。

 

瞳だけ動かすとベッド脇にはしずくと白衣の男と、しずくの母らしき女性が座っていた。

 

「しずく………?」

 

「先輩!!」

 

「…………俺は」

 

「急に倒れたそうだ。調子はどうかね?」

 

泣きそうな顔で瑠和に飛びつこうとしたしずくをさえぎった医者の男に尋ねられる。

 

「ああ…………大丈夫………です」

 

「私はこの家のかかりつけ医でね、安心してほしい。すこしまぶしいぞ」

 

「はい……」

 

医者の男は眼を覚ました瑠和に軽く検査を行う。

 

「ふむ…………ま、少し休ませておけば大丈夫でしょう。では私はこれで」

 

「ありがとうございました……」

 

「ありがとう………ございました」

 

しずくの母が医者を玄関まで送り届けるために一緒に出ていった。

 

二人きりになると同時にしずくは瑠和におもいっきり抱きついた。

 

「しずく…?」

 

「本当に…心配したんですから!」

 

しずくが演劇部だということは聞いていたが、これは演技ではないことに気付く。瑠和はそっとしずくの背中に手を回し、やさしく抱き締めた。

 

「……ごめん。心配かけたね」

 

しずくは少し落ち着いてから身体を離す。

 

「いったいどうしたんですか?近くに、これが落ちてましたけど」

 

しずくは瑠和が倒れたときに瑠和のそばに落ちていた写真立てを差し出す。

 

「…そうだ、写真…。見覚えのない写真があったから、手にとって…それで」

 

写真を見る。それは合宿の時に嵐珠のお願いで取った写真だ。

 

「………そうだ。この子…同好会の子?みてない気がして」

 

瑠和が指差したのは、明日和だった。瑠和が記憶を失ったのは、明日和が原因だ。だからその姿を見たときに再び脳が防衛本能を働かせ、瑠和は気絶したのだ。

 

「ああ、アスカさんですね。この少し前から同好会のメンバーになって、それから第二回スクールアイドルフェスティバルまでいらっしゃったんですが、終わった直後にいなくなってしまって…」

 

「アスカ…?」

 

(お……うさ…ん…)

 

刹那、瑠和の脳裏に明日和の声と姿がフラッシュバックすると同時に頭痛がする。

 

「うっ…頭が…」

 

「大丈夫ですか?まだ休んでいた方が…」

 

「…ごめん。ありがとう…」

 

瑠和は寝かされ少しすると、寝息をたて始める。だが、その顔から不安の表情は消えない。

 

桜坂しずくが彼に今してあげられることはほとんどない。せいぜい手を握ってあげるくらいだ。しずくは瑠和の手を握る。それでも不安の表情は変わることはない。

 

「………彼方さんであれば、こんなときどうするんでしょう…」

 

そんなことを考えているうちにしずくもいつの間にかベッドに上半身を預けて眠ってしまっていた。

 

 

 

ー夜ー

 

 

 

夕食の時間に、瑠和はしずくに起こされ、目覚めた。しずくは既に目覚め、夕食を用意してくれていたようだ。

 

居間に向かうと豪華な夕食が用意されていた。

 

「すいません、急だったもので大したものが用意できず…」

 

「いえ、ありがとうございます」

 

大したものが用意できなかったとは言うものの、いわゆる一般的な家庭の夕飯に比べれば全然豪勢と言えるものばかりだった。

 

「いただきます」

 

「あ、あの!これ私も作ったんです!食べてみてください!」

 

しずくが作ったというのはハンバーグ。瑠和はそれを口に運んでみる。

 

「うん、おいしいよ」

 

「…よかったです!」

 

今日の昼食に続き、瑠和に笑顔を見れたことにしずくは内心で喜んでいたし、思いっきり顔に出ていたがもう気にすることもなかった。

 

他の料理も食べ進めながら、瑠和はふと周りを見て手を止める。

 

「……あら?お口に合わなかったかしら…?」

 

「いえ………おいしいです。ただ、こんな風に誰かと食べる食事って………いつもよりおいしかったんだなって」

 

刹那、再び瑠和は頭痛がした。

 

(いえ………おいしいです。ただ、こんな風に誰かと食べる食事って………いつもよりおいしかったんだなって)

 

(一杯食べてね)

 

まったく同じセリフを言ったことがあることに気づいた。一瞬デジャヴかと思ったが、違う。以前はもっと庶民的な家のなかでの話だった。

 

「どうかしました?」

 

「ああ…いや、いま同じことを言ったことがあるな…って。記憶なくす前に似たようなことがあるのかな?」

 

しずくはその一言で気付く。それはおそらく、QU4RTZがライブの演出に悩んでそれぞれの家で合宿に行ったときの話だ。

 

「もしかしたら、そんなこともあったのかもしれませんね」

 

「ああ…」

 

そのまま夕食を済ませ、風呂を済ませ、家や付近の散策は明日に回し、瑠和たちは眠ることにした。先程のベッドではなく、合宿で使った部屋に布団を二枚敷き、二人で布団に入った。

 

しかし、瑠和は割と先程まで寝ていたせいか中々寝付けずにいた。

 

「…」

 

「寝付けませんか?」

 

眠れずにもぞもぞしていたところに、しずくが声をかけてきた。

 

「あ…ごめん。起こしちゃったか」

 

「いえ、実は私もさっきまで寝ていたせいか…中々眠れなくて………良かったら、眠れるまでお話ししませんか?」

 

「そうだな」

 

互いに笑いながら布団のなかで他愛もない話し始める。

 

「……なぁ、しずく」

 

「はい?」

 

「もし違ってたらごめん。俺の勘違いだし恥ずかしいから忘れてくれ」

 

どうしても聞きたいことが一つだけあった。少し聞くのは気が引けたが、これだけは聞いておきたかった。

 

「はい」

 

「しずくは………ううん、しずくも俺のこと好きなのか?」

 

「っ!…………………………はい」

 

しずくは布団の中から手を伸ばし、瑠和の手を取る。

 

「好きです。先輩のことが…」

 

「…」

 

瑠和は困った顔をした。無論後輩から好かれるなんていいことだ。だが、彼方がいる。彼方から好きに過ごしていいとは言われた。けれど、彼方の彼氏だった過去が消えたわけでも彼方の恋人である事実が消えるわけでもない。

 

「困らせてしまってごめんなさい。でも、私も嵐珠先輩と考えは一緒なんです」

 

「…」

 

「まだきっと、あなたの目には私はそんなに魅力的に移ってないと思います。けどきっと、いつか」

 

「…うん。待ってるよ」

 

それから少しして、瑠和はいつの間にか眠ってしまった。しずくはそれを見ながら少し考える。

 

さっき、瑠和がおそらく彼方とのの記憶が僅かにフラッシュバックしたとき、なんとなく悟ったことがひとつある。いま自分がやっていることは、おそらく既に瑠和と彼方が通ってきた道であると。

 

しずくは瑠和を起こさないように起き出し、ベランダに出る。そして、夜空に輝く月を見つめる。

 

(私にしか出来ないことが必要だ。他に追随を許さない私ならではの思い出が。それくらいしないと先輩は手に入らない)

 

しずくは月に手を伸ばし、その手で月を掴む動作をした。

 

「いつか、必ず」

 

 

 

続く

ストーリー中に出す次元系の設定(ナタや不思議な石等)って必要だと思いますか?

  • これまで通りでいい
  • 減らしてほしい
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