ってか!ALANってなんだよーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
生まれたときから一番近くにいてくれた人は、お母さんじゃないと思っている。では誰か?お兄ちゃんだ。ずっと私を大切にしてくれたお兄ちゃん。私にとって、一番大切な人。
―上原家―
スマホにメッセージが入る。見てみると、留守の間にしずくが訪れたらしいことと、しずくの家に泊まることになったらしいこと。
「………」
「璃奈ちゃんどうかしたの?」
隣にいた侑に話しかけられる。ここは上原歩夢の家。侑、ミア、璃奈、歩夢、かすみでアイラのライブの演出や衣装づくりが行われていた。
「あ、侑さん」
「瑠和君から?」
「うん、今日しずくちゃんの家に泊まるって」
「…………しずくちゃん、かぁ…」
ここ最近、しずくの距離感が近いことを侑はなんとなく気づいていた。そのうえでこの連絡が来たことが何を意味しているのかは理解していた。
「…………璃奈ちゃんは、どう思う?」
「何が?」
「ん~なんというか、今の状況というか、瑠和君とその周りっていうか」
流れで聞いてみたはいいが、侑自身も何が聞きたいかあまり理解してなかった。
「…………お兄ちゃんが幸せなら、それでいい。でも、今のお兄ちゃんは、きっと誰と一緒になっても幸せになれる。でもそれは、お兄ちゃんの選んだ幸せじゃない」
瑠和はいま複数のメンバーにアプローチをかけられている。だが、瑠和はそのアプローチしてくる彼女たちに関する記憶を失っている。仮に好きになって付き合ったとしても、それは受け身の恋愛に違いない。
「…………まぁ、少し思うところはあるよね。記憶を失ったままでいいって………みんなは思ってるのかな。記憶が戻ったときどうなるか、考えてないわけじゃないと思うけど」
「僕は、あまりいい状況ではないと思います」
そこに、現直がやってきた。瑠和が抜けた穴を埋めるために、アイラが帰るまでの間限定だが手伝ってもらっていたのだ。
「とりあえず歩夢と話し合って全体のセトリは完成しました。仮に彼方さんが不調で出られなくなったとしても、すぐ替えをきかせられる組み合わせにしてあります。眼を通しておいてください」
「現直君ありがとう。ていうか今言ってたのって?」
現直は一緒に持ってきた璃奈と侑の分の飲み物を渡し、自身も飲み物を開けて一口飲む。
「………少なくとも、瑠和さんが選ばないと意味がないと思います。誰かが誘導尋問のような形で好きにさせたとして…………そのまま持ち去るっていうのは、勝負として成り立たないと思いませんか?」
「筋を通せって感じ?」
「そうですね。今はアイラさんのこともありますから、そんなことをする暇もないでしょうが。いつか、それこそ、スクールアイドルとして決着をつけられる舞台が必要になってくるのではないかと思います」
「…………」
―夜―
衣装づくりも、セトリも演出も終わり、璃奈は帰路に着いた。泊まりになるかと思われたが、思ったより早く終わったのだ。
「…………お兄ちゃんが幸せになる方法……」
なんとなく答えは出ている。瑠和の記憶を戻し、瑠和が相手を選ぶ。もしくは誰も選ばない道を選ぶことだ。しかし、その間周りの人間が待てるとは限らない。
「……」
スマホに連絡が入る。見てみると、家の鍵が開けられたとの通知だ。
「あれ?家の鍵が開いたって………お兄ちゃん?それともお母さんかお父さんかな帰ってくるなんて連絡、なかったと思うけど……」
不審者の可能性もゼロではない。しかしそもそも璃奈の住んでいるマンションは防犯対策の高い家だ。それはないだろうと思い、璃奈はそのまま帰った。
「ただいま…」
玄関のドアを開ける。しかし、家の中は暗かった。
「…………お兄ちゃん?」
声をかける。返事はない。
「お母さん?お父さん?」
相手を変えて声をかけてみる。だがやはり返事はない。通知が来てから20分ほどたっている。兄であれ両親であれ疲れて眠ってしまったのだろうか。その可能性もあるが、璃奈は少し警戒しながら歩を進める。
居間にたどり着く。居間の電気も着いていない。
居間の電気をつけようと壁のスイッチに手を伸ばした瞬間。
「動かないで」
璃奈は背後から羽交い絞めにされ、口をふさがれる。
「っ!!!!」
抵抗しようとするが相手の力が強すぎる。小柄な璃奈では太刀打ちできないのは明白だった。
「抵抗しないで。傷つけたいわけじゃないし。この後あなたに何かするわけじゃないから。手を放してもおとなしくしてもらえる?」
璃奈は小さくうなずく。
「あなたがちゃんと賢い選択できるって信じるよ。私が電気をつけるから、ゆっくり振り返って」
ゆっくり手が離される。そして、部屋の電気が着いた。
「………」
恐る恐る振り返ってみると、璃奈は眼を見開いて驚く。後ろにいたのはフルフェイスでキツネの面を模したヘルメットを被り、全身をサイバーパンクな感じの服で身を包んだ少女だった。
「こんばんは、天王寺璃奈さん」
「あなたは…?」
「………そうだな。「トウカ」とでも呼んでよ。まぁ強盗とか、強姦魔とかそういうのじゃないから安心して?強いて言うならあなたのファン、かな?」
フルフェイスのヘルメットに璃奈ちゃんボードと同じ表情が表示された。璃奈ちゃんボードの技術はどこにも流していないはずなのにだ。
「!!」
「驚いた?これであなたのファンってことは理解してくれたかな?」
「どうして璃奈ちゃんボードの技術を………」
「それは秘密。私はちょっと頭がいいからね。似たようなやり方で部屋の鍵も開けた。これでわかった?」
「……だとしても犯罪…」
「あはは、ごもっとも」
トウカは璃奈の指摘に軽く笑って椅子に座る。
「それはあなたもだけどね」
椅子に座るとき、トウカはぼそりとつぶやいた。
「なに?」
「ううん。でも、私はあなたにアドバイスに来てあげたんだよ?」
「アドバイス……?」
「そう。悩んでるんでしょ?お兄さんのコト」
「!」
璃奈は驚きを通り越して少し恐怖を感じていた。家に侵入され、流出してないはずの技術を扱い、こちらの気持ちまで見抜いてきていた。もはや自分の不安な気持ちが生み出した幻なんじゃないかと思うくらいだ。
「記憶を失ったお兄ちゃんが、いろんな女にアプローチかけられて、でも記憶を失った状態じゃ選んでも本当の幸せになれないって思ってるんでしょ?」
「………どうして……そこまで」
「ごめんなさい。生憎遠回しなのが嫌いなの。あなたのお兄ちゃんや栞子ちゃんと同じ………いや、それ以上って言えばわかりやすいかな?」
「…………本当に心を読めるって事?」
「相違ないって答えておくね。だから、あなたが胸の奥に秘めていることもわかってる」
「……っ!」
トウカが指摘した言葉に、璃奈は驚く。
「それって…」
「言葉にした方がいい?」
トウカは立ち上がり、璃奈の目の前まで行く。そして、璃奈の胸に指を差しをあてる。
「大事な大事なお兄ちゃんが、記憶を戻すまで、自分が隣にいればいい。そうすれば、あわよくばお兄ちゃんを自分の物にできる」
「!!」
反射的に、璃奈は少女に向かって両手を突き出す。しかし、体格差がありすぎたせいか、逆に璃奈がしりもちをついてしまう。
それでもよかった。とにかく今はトウカから距離を取りたかった。
「大丈夫?慣れない事するから」
トウカが差し出した手を璃奈は思いっきりはたいた。
「いった……」
「出てって!!!」
璃奈のものとは思えないほど大きな声が出た。自分でもここまで大きな声をボードなしに出したのはいつぶりだろうと思うほどには。
「おーこわ、そんな顔できたんだ」
トウカははたかれた手をひらひらとさせながら言った。璃奈はこれまでしたことがないような怒りの形相を浮かべていた。
「今すぐ出ていかないならすぐに警察を…」
「落ち着きなって。別に出て行ってほしいなら出ていくけど。アナタはそれでいいの?」
「…………」
「私はアナタの心を読める。アナタがただ眼を逸らしているだけの事実を言っただけ。踏ん切り付けないと、苦しくなるのは自分じゃないの?」
「…………でも」
「ちゃんと自分の心と向き合わないと」
トウカは懐から一枚の紙を取り出し、璃奈に差し出した。サイン色紙のような質感で何か書いてある。璃奈はそれに書いてある文字を呼んだ。
「GPX………?」
「スクールアイドルグランプリ。もうすぐあなたたちの同好会にも、同じ招待状が来ると思う。そこを、決戦にするのはどう?」
「え………」
「スクールアイドルグランプリは、スクールアイドル同士が争う大会。決着付けるならそこしかないでしょう?」
「…………」
「ま、考えておくといいんじゃない?」
悩んでいる璃奈に、トウカは小さくため息をつく。そして、スマホの画面を璃奈に見せた。画面には璃奈の持っている鍵の管理アプリの画面が写っている。
「はい、削除」
トウカは璃奈の見ている目の前で鍵の管理アプリを削除した。
「これで私はもうこの家には入れない。まぁ、作り直すことはできるけど、用事もないし変に疑われるのも嫌だから」
「………」
「じゃあね」
璃奈を残してトウカは出ていった。璃奈のマンションを出たトウカはフルフェイスのヘルメットを外した。ヘルメット内にまとめられていた長い髪が解き放たれる。
「ふぅ………」
「随分無茶したね。下手したら檻の中じゃなかった?」
トウカに話しかけてきた人物がいた。トウカはその人物の方向を向く。
「可能性は消しておきたいから。徹底するべき」
「そっか………」
「あなたが悪いと思う必要はない。悪いのは全部………」
話しかけた人物とトウカは二人にしかわからない話をしながら夜のお台場に消えていった。
◆◆◆◆◆
―ミニライブ当日―
それから時間が経ち、ミニライブ当日となった。彼方はまだ若干傷心気味だったが、何とかライブはおこなえた。一通り歌い、全体曲も終わった彼方ステージを降り、袖に掃ける。
「みんな!おつかれ!最高だったよ!」
「飲み物どうぞ!」
そこにライブを終えたメンバーを迎える侑と瑠和。侑はタオルを、瑠和は新しい飲み物をもって駆けてきた。
「瑠和君………」
自分のコトばかりであまり意識していられなかったが、瑠和もなれない手つきで会場設営から頑張っていたことを思い出す。
瑠和の持っている飲み物を受け取ろうと手を伸ばす。しかし、それよりも先に彼方の横を誰かが通り抜けた。
「谢谢!瑠和!」
「先輩!」
「お兄ちゃん!」
嵐珠、しずく、璃奈が彼方を抜かし、瑠和の前まで来た。嵐珠は瑠和の持っていた飲み物をその手ごと握りしめる。瑠和はそれに驚き、だが同時に強く手を握られたことに照れたのか、少し頬を赤らめていた。
「瑠和こそなれない作業大変だったでしょ?疲れてない?」
「ああ、俺は大丈夫」
「先輩、汗拭いてください」
しずくはここに来る途中半ば侑からひったくったタオルで瑠和の汗をぬぐう。
「俺は大丈夫だから」
「お兄ちゃんもちゃんと水分補給」
「だから大丈…むぐぐ……」
そして璃奈は瑠和の抱えているクーラーボックスから勝手に飲み物を取り出し、瑠和の口にストローをねじ込む。無理やり介抱された瑠和は嵐珠の手を外す。
「ありがとう。とりあえず嵐珠はそれ持って行って。璃奈は……飲み物それでいいか?」
「うん」
「悪い、数がなくてな。はいしずく」
「ありがとうございます、先輩♪」
瑠和を取り囲んでいた三人が離れると、愛が飲み物をもらいに来た。
「モテモテだねーるなりん」
「ああ………ほい宮下」
「………ん。ありがと」
久しぶりな呼ばれ方に、愛は少し戸惑いつつも飲み物を受け取る。愛に続いてどんどんメンバーに渡していき、最後に一本残ったことに気付く。
「あれ………あ」
ステージを降りたすぐのところの隅で彼方が俯いているのが見えた。なぜ彼方がその場から動かないのか理由なんてわかっている。しかし、渡さないわけにもいかない。瑠和は彼方に歩み寄った。
「彼方さん……」
「…………」
心の中にあるもやもやを、いや、これの正体はわかっている。どう考えたって嫉妬の気持ちだ。それを無理やり飲み込み、彼方は瑠和から飲み物を受け取っていった。
「ありがと」
「あ………」
何か言葉をかけたくて、振り返る。
だが、悲しそうで今にも崩れそうな背中にかける言葉なんて見つからなかった。
「…………」
その二人の様子を、少し離れたところで果林と嵐珠は見ていた。
―打ち上げ後―
ライブが終わり、打ち上げも終わった。翌日は普通に学校なのでそこまで大騒ぎもできなかったが、アイラの最後の思い出作りに楽しく過ごした。
その、帰り道。
「彼方、ちょっと付き合いなさい」
「…………果林ちゃん?」
―暁ふ頭公園―
彼方は果林に連れられ、暁ふ頭公園に来ていた。果林が奢ってくれたココアを手に、海を眺めながら会話をする。日も暮れたお台場の端っこには誰も訪れず、波の音と鳥の声、時折船の汽笛の音がするくらいだった。
「それで用事って?」
「なんだと思う?」
「…………色々、バレてるのかなぁ」
少し間が空き、彼方が話すことを躊躇っていることに気づいた果林が口を開く。
「この間駅で泣いてたでしょ?それ、みてた」
「見られたかぁ、恥ずかしい…………………実はね」
彼方は屋形船で会ったことを事細かに話した。時折少し言葉に涙混じりになるのに気づいたが、果林は黙って聞いた。
「……………なるほどね」
「私…………どうすればよかったんだろう」
「なんで、嵐珠に何も返さなかったの?」
「…彼方ちゃんは、別に争いたいわけじゃないから…………嵐珠ちゃんが瑠和君が好きなのは別にいい。だけど、嵐珠ちゃんと争いたいわけじゃない……」
「はぁ…」
腑抜けたことを言う彼方に対して果林はため息を一つつき、彼方の前に歩く。
「彼方」
「?」
刹那、パァンという鋭い音が公園に響いた。
突然のことに驚いた彼方が、頬の痛みに気付いたのは音が鳴ってからしばらくしてからだった。
「情けない!」
「え……」
「それでもあなたは瑠和の恋人なの!?ショックなのはわかる!だけど、瑠和を簡単に差し出すなんてどういうこと!?あの日瑠和をあなたのところに送ったのは!!!………………あなたの方が!あなたが一番瑠和にふさわしいって思ったたから!」
「果林ちゃ…」
その事をいわれると彼方も弱い。何のために果林は諦めなければならなかったのかと言われると、その責任を感じてしまい、口ごもる。
己のわがままだけで手放せる相手ではないと改めて理解した彼方は、自分の身勝手さに少し反省する。
「………嵐珠はきっと、あなたに受けて立ってほしかったんじゃないかしら」
「え?」
「嵐珠の性格だもの。ただあなたや瑠和が傷心しているところに付け入って瑠和を奪っていく………なんて結末、望んでないでしょう。だからあなたに、ライバルとして……女として………スクールアイドルとして、戦ってほしかったんじゃないかしら」
「あ………」
あの時、返事ができなかった彼方を見て、嵐珠がした妙に悲しそうな表情とその後特に瑠和にアプローチしようとしなかった理由が分かった。
「…………どうする?このまま嵐珠やしずくちゃんに瑠和を取られるか、自分の力で取り戻すか」
「…………」
彼方は自分の手を見て考える。
手放してしまったのは、ついこのあいだ。
色々なことに耐えきれなくなって、決めることを、考えることを放棄して瑠和にすべて任せたこと。
嵐珠の手案に真っ向から受けなかったこと。
己の意思の弱さを情けなく思う。だが、彼方の瞳には、さっきまでの弱弱しさはない。
「…………私は……取り戻す。瑠和君も、瑠和君の記憶も」
「それでいいのよ。それでこそ、近江彼方………よ。あとは頑張りなさい。応援してるから」
「……果林ちゃんは、嵐珠ちゃんみたいに、瑠和君を…求めないの?」
誰もが気になる質問だった。瑠和と最初に恋仲になったのは果林であり、瑠和からの好意は勘違いだったとはいえ、果林から瑠和への好意は無論あったはずだ。
「…………当然奪いに行くわよ?」
「え…」
予想外の回答だった。果林は嵐珠が初めて瑠和を求めていることを知ったときも、嵐珠とライブをやり合った時も、そこに混じろうとはしてこなかったからだ。
「当然じゃない。同好会のなかじゃ私が一番付き合い長いのよ。彼と。あなたがいつまでもそのままなら嵐珠を追い越して私が瑠和を奪わせてもらうわ」
「…………なら、どうして彼方ちゃんを励ましてくれたの?」
不安に満ちたような彼方の声を聞き、果林は振り返って微笑んだ。
「嵐珠と同じよ。弱った相手に勝っても意味ないもの。それにこっちの方が、私たちらしいじゃない?」
「え?」
「ほら、私たちは仲間でライバル………でしょ?」
その言葉に彼方はどこか、腑に落ちたような表情をした。そうだ、そうなのだ。嵐珠も、しずくも、果林も、「敵」ではないのだ。ずっとそのコンセプトで同好会は進んできた。
ライバルで、仲間。
「…そっか、ありがと。果林ちゃん」
彼方は久しぶりに笑顔になった。
―近江家―
「ただいま」
「お姉ちゃん!おかえりなさ…」
遥が帰ってきた彼方を出迎えに行ったとき、一瞬とても驚いたような顔をした。しかしすぐに微笑むような優しい笑顔に変わった。
「?……どうかした?」
「ううん、お姉ちゃん、元気出たんだなぁって」
「あ………そんなにわかりやすいかなぁ」
彼方は少し顔を赤くして照れた。
それから彼方は果林と話した内容を遥にも話した。
「………そっかよかった!」
遥は安堵の笑顔を見せた。
「え?」
「だってお姉ちゃんの旦那さんなんて瑠和さん以外考えられないもん。ここで逃したらほかに見つかるかなぁ~って思ってさ」
「え~そんなことないもん!彼方ちゃんだってちゃんとモテるもん」
「じゃあ、瑠和さんと別れていいの?」
「……………それは……嫌だけど……」
それを聞いて遥はますます安堵した。瑠和を手放したことが重荷を下ろしたと同義なら、彼方の愛情は失われたことになる。
だからあえて挑発的に言ってみたが、そうではないことは彼方の乙女の表情でよくわかった。
「でしょ?うん、よかった。お姉ちゃんがもとに戻ったみたいで………でも、この先どうしよう」
「思い出してもらうしかないよ。思い出してもらえなくっても……………もう一度彼の隣に」
彼方は部屋に置いてる写真立てを手に取っていった。瑠和との大切なツーショットだ。それを優しく抱きしめ、決意を新たにする。
続く
最終章のストーリーでしずく、嵐珠以外に瑠和に絡めるキャラを一人募集します。候補は以下の通りです。
-
エマ
-
栞子
-
ミア
-
果林