プロローグ 帰ってきた彼
???「……グスッ……いっちゃいやだ!」
???「ごめんねひまりちゃん……」
駅のホームで別れを惜しむ5人の女の子と1人の男の子、どうやら茶髪の女の子__羽沢つぐみとの別れを惜しんで居るようだ。
???「ぼくだってさみしい、けどがまんしないと」
つぐみに泣きつくピンク髪の女の子__上原ひまりを慰めるように声をかける男の子が居る。
刻一刻と発車時間が迫る中、つぐみやつぐみの家族は電車に乗りこんで行き、窓から幼馴染達の姿を泣きそうな顔で見ていた。
アナウンス『ドアが閉まります』
アナウンスの後、電車の扉が全て閉まると電車はゆっくりと動き始める。
段々と遠くなっていく幼馴染達をつぐみはずっと窓越しに見続けていたが、とうとう見えなくなってしまった。
少しして電車がトンネルに入った頃、つぐみはある疑問が頭に浮かんだ。
つぐみ(………そういえば、何処に行くんだっけ?)
─この時、つぐみは既に蝕まれつつあった─
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ひまり「へ~、懐かしい夢だねつぐ」
そして時は現在、場所はつぐみの両親が経営する喫茶店、「羽沢珈琲店」にて5人の少女達が雑談をしていた。
つぐみ「うん、もうだいぶ前のことだもんね」
蘭「でも遠くに引っ越したのってアイツだよね、なんでつぐみが電車に乗って行ったんだろ?」
そう、本来はつぐみではなくこの場に居ない1人の男の子とその家族が電車に乗って引っ越して行ったのだ。その男の子の名前は「吠舞羅 一弥(ほむらかずや)」、よく6人で遊ぶことが多く、5人にとっても一弥は大切な幼馴染の一人ではあるが、なぜ引っ越してしまったのか、また何処に引っ越してしまったのかをこの5人は誰も知らないのである。
モカ「かずくん、元気にしてるかな~」
巴「確かにな、アイツあれから1回も連絡よこしてないもんな、アタシ達のこと忘れちゃったのか?」
つぐみ「きっと大丈夫だよ!あれだけ沢山遊んでたんだから忘れるはずないよ!」
みんなが不安に思うのも無理はない、何せ10数年も前の話なのだから。
そんな懐かしい思い出に浸っていると喫茶店の入口からベルが鳴り響いた。
つぐみ「あ、ちょっと行ってくるね」
そういうとつぐみはお客さんの元へと向かった。
つぐみ「いらっしゃいま……せ」
対応しようとしたつぐみは一瞬戸惑った。
無理もない、一言で言えばそのお客さんの姿は不審者に等しかったからだ。右手にのみ黒い手袋をはめ、上着として着ているパーカーのフードを深く被ってるせいで顔の上半分は全く見えないからだ。背丈はつぐみよりもでかいため、さらに不安を煽る。
遠くで見ていた4人は……
蘭「……アイツ、感じ悪い」
ひまり「もしかして、つぐみのお店にケチつけに来たとか!?」
巴「もしそうならアタシが1発お見舞いしてやる!」
モカ「………。」
しかしモカは3人とは全く違ったことを考えていた。
そしてモカは自分の考えを不審者らしき人物に投げかけてみることにした。
モカ「ねぇ………かずくんだよね?」
─瞬間、4人は時が止まったように感じる
それでもモカは質問を続けた。
モカ「そうでしょ?久しぶりだね~」
すると不審者らしき人物はモカの方を見て
??「……フッ、相変わらず青葉の目は誤魔化せないもんだな。」
フードを取り、今度はモカだけでなく目の前にいるつぐみも含め5人全員を見て一言
一弥「久しぶりだな、みんな」
どーも、初めましての方は初めまして、僕のことを知っているという方はお久しぶりです。夜車大佐です。
以前東方とバンドリのクロスオーバーを書いていましたが、バンドリの規制と僕のネタ切れにより打ち切りとなりました。代わりに頭の中でまた思い浮かんだこのお話をあげていくことにします。不定期になることとまた打ち切りになったらすいません