1話
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気づいたらそこにいた。
いや、どこにいるのだろうか?
どこ、ここ?
「貴方は、死にました。」
ふと声の聞こえた方を向けば、、いた。
何やら光っている人?が、
「貴方は死んだのです。」
どうやら私は死んだらしい。記憶にはないが、死んだらしい。
「ですが、丁度いいので転生させてあげましょう」
おっと、
テンプレ展開だ、急にわくわくしてきた。
「つきましては、何か要望などはありますか?」
要望、、つまりは転生特典だろうか。
「どこに転生するとか決まってるんですか?
」
「決まってはいますが、お教えできません。」
なるほど、そういうパターンですか。
「じゃあ、美少女にしてください」
「それでよろしいのですか?」
「はい」
完全に自己満であるが、自分の容姿はモチベに関わるので構わない。どんな世界に行くかもわからないが、これで期待はずれになるとかはないだろう。
そんなことを考えているうちに意識が遠退いていった。
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気が付くと街中に立っていた。
ああ、思い出した。転生云々があったんだった。
さて、目の前に広がる街並みは、何処か既視感があるが、中世風であった。
自分の容姿を確認しようと近くにあった大きめの窓に目を向ける。
そこには、10代後半くらいに見える少女が写っていた。
おお、、かわいい、、
これは、勝ち確では?
白い綺麗な髪は、腰までのストレート、前髪は、ぱっつん。まつげも白い。そして、少し濁った赤い目。
うん、、アルビノだねこれ、、
まあ、いいや、、 気にしない、かわいいは正義
体を見ると、かけだし冒険者みたいな格好をしている。
「なあ!そこの兄ちゃん!その迷いのない動き…」
振り返った先にはふたりの男性がいた、青と赤の印象を受ける。
、
、
、
、
あぁぁぁぁぁ
そうだ!なんか既視感あると思ったら!
咄嗟に人差し指と中指を立て上から下にスライドした。
すると、パラメーターやストレージなどUIが表示された。
少し操作してみたが、ログアウトボタンらしきものは確認できなかった。
ということで、ここはSAOの世界ということだろう。先程の会話からサービス開始直後ということになる。
さて、原作介入するかについてだが、原作主人公不在とかではないようだし、無理をする必要はない。
だけれども、どうせ一度死んでいる身なので好きに生きていこう。
となれば武器を買おう。茅場の演説の前にできる限りゲームシステムに慣れておきたい。
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ふむ、実際にモンスターと対峙すると臨場感がすごいな。だいぶ慣れてはきたので、最低限のノルマは達成したかな。
リーンゴーン
鐘の音とともに光に包まれ、目を開けると始まりの街にいた。
すぐに抜け出せるように端の方に移動しておこう。
『…』
茅場の演説はあまり聞いていなかったが、リアルの姿に変えられるところになったので、気になって確認してみたが、特に変わりはなかったので、現実でもアルビノということだろうか?あるいは、AIで現実の身体なんてない説もあるが、気にしても仕方がないので、気にしない。
広場の結界が解除されたので、いの一番に駆け出して、隣町を目指した。
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2週間が経った。
原作知識はアニメ中心だし、結構忘れてるからあまり当てにはならなかったが、無事アニールブレードの入手には成功した。
虫食いみたいな原作知識だが、SAOには心意システムのプロトタイプが存在するというのを聞いたことがあるので、イメージするのは常に最強の自分を心がけて戦闘している。
まあ、とりあえず一旦町に戻ろうとマップを広げ、迷宮区を歩き出した。
歩いていると戦闘音が聞こえた。深夜なのに珍しいなと思いながら、音の発生源に目を向けた。
ソロであろうレイピア使いが剣をふっていた。
丁度、モンスターを倒し終わったので、目を外して道を進もうとしたら、後ろからドサッという音がしたので、どうしたかと振り返ってみたら、さっきのレイピア使いが地面に這いつくばっていた。というか普通に倒れていた。
さすがに見てみぬふりもあれなので、様子を確認するために近づいた。
「あの〜、大丈夫、ですか?」
遠慮気味に聞いてみたが、反応はない。まるで、屍のようだ。
しゃがんで揺すってみるが、それでも反応がないので顔を覗いてみた。
茶髪の割と見覚えのある女の子だった。アスナさんだった。
とりあえず、運ぶか
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結局、迷宮区を抜け、圏内まで戻ってきても目を覚まさなかったので、近くの木陰に寝かせて隣に腰を下ろしてアイテム整理をしていた。
「んぅ、、、 えっ?」
声がしたので、下を向くと目があった。
「おはよう」
「えっ、あっ、おはよう、ございます、、というか誰ですか」
「ああ、私はLiA。迷宮区であなたがぶっ倒れる瞬間を目撃してしまったので、放っておくのも忍びないので、圏内まで連れてきたんです。」
「なるほど、、それはありがとうございました。それで何です?この態勢」
「ひざまくらです。」
「なぜ!?」
跳ね起きて少し距離をとり聞いてきた。
「地べたに寝転がすのは気が引けたので、としか、、」
実際のところ深い理由なんてない
「そう、ですか」
「で、あなたの名前は?」
知ってはいるが、面倒なので聞いておく
「Asunaです。」
「そう、アスナさん。なぜあなたは気絶するまで戦っていたんですか?私が通りかからなければ死んでましたよ?普通に」
「それは、、」
「通り掛かったのが悪趣味なプレイヤーであれば、寝込みを襲われていたかもしれません。アスナさんはかわいいですし」
「なっ、、、」
私の言葉に若干顔を青ざめていた。
「まあ、次もまた同じことになるとは限らないので、レベリングも程々にしていくださいね」
起きたならもう用は済んだし、宿屋いこ。
「私、負けたくないんです!この世界に!」
おおっ、いきなり身を乗り出すからびっくりした。
「戦いから逃げて始まりの街に篭って腐っていくくらいなら死んだほうがましです!」
黒いパン食べてるときにこんなこと言ってたっけ、
「私は、あなたのことをよく知らないので、その考え方を否定する気はありませんが、別にそんな極端にならなくてもいいじゃないですか。」
「それに、生き急いだところでまだ一層すらクリアされてません。こんなところで死んだらただの犬死、信念もなにもあったものじゃありませんよ」
「っ」
「まあ、いきなりこんな世界に閉じ込められて、冷静でいろなんて言えません、、ので、しばらくの間パーティー組みませんか?」
「パーティー?」
ぽかんとした顔でこちらを見ている
「はい、このまま放っておいて死なれたら目覚めが悪いので」
「パーティーってなんですか?」
? ああ、この人初心者だったっけ、
「別にそのままの意味で、一緒戦うってことです。人数が増えればひとりひとりの負担が減って生存率が高くなるでしょう?」
「なるほど、、」
ふむふむと頷いていた。
「とりあえず一層攻略するまでってことでどうですか?」
そういってアスナさんに手を差し出した。
「そうですね、よろしくお願いします」
といって私の手を握り返した。
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