FAIRY TAIL 俺のせいで原作が無茶苦茶だけど、五神竜って何ですか?俺のせいででてきたんですか?   作:好きなことして生きたい

3 / 4
大変お待たせしました。すみませんでした。


第二話。この世界のエルザ。

 

「それじゃあ、よろしくねジェミニ」

「うん。ルーシィーも気をつけてね」

 

まだ朝日が登らない黄昏の頃にルーシィーは屋敷を抜け出していた。今日は大魔導演舞の日で、ルーシィーはフェアリーテイルの一員として参加するのだ。年に一度のお祭り、ずっと見てることしか出来なかったが、今年は大好きなギルドの一員として参加することができた。ルーシィーは不安もあるが、期待と楽しみの気持ちがまさって、希望を胸いっぱいに駆け出して、フェアリーテイルギルドに向かった。そして、ルーシィーはギルドの扉を開けた。

 

「みんな!おはよ…って!?どうしたの!?」

 

ギルドに入ったら、驚愕することにギルド内が荒らされて、皆んなが倒れていた。物物が壊れて何やら争った形跡があった。

 

「お、おう。ルーシィー…」

「ナツ!どうしたの!?コレはどう言うことなの!?」

 

この少年はナツ・ドラゴニル。ルーシィーが憧れのフェアリーテイルに入るきっかけを作ってくれた少年だ。滅竜魔法の使い手で、かなりの実力者だ。いつもルーシィーと共にクエストなどに行ってくれるのだが、そんなナツが倒れていることに驚いたルーシィーはナツの元に駆けつけて頭を抱える。

 

「こ、これは…うっ!おぇえええ!」

「ぎゃあ〜!ゲロ汚い!それに酒臭い!?」

「あい〜…」

「ハッピー!?コレって…」

 

この青い猫はハッピーでナツの相棒である。

 

「あい〜、お察しの通りで、昨日のお祭りの前日で盛り上がって飲みすぎて乱闘が始まって、行き着いた先がコレ」

「…呆れて物も言えないわ」

「あい〜、あとマスターから伝言だよ」

「伝言?」

「うん。ルーシィー。実はね…

 

 

 

 

 

「これより第135回、大魔導演舞を開催する!」

 

そして、とうとう大魔導演舞が開催されてた。しかし、何やらザワザワと会場が騒がしかった。

 

「うっ、う〜、ど、どうしてこんなことに〜」

「え、え〜、去年の優勝チームフェアリーテイルから優勝旗の返還を行いたいのですが…。あの、マスターマカロフは?」

「しょ、諸事情でいません」

「…1人のようですが…他のチームの方は?」

「皆諸事情でいません」

「…このボロボロの旗は?」

「優勝旗です。すみません!すみません!本当にすみません!」

 

そこには公衆の面前でボロボロの優勝旗を持ったルーシィーが1人ひたすら謝り続けてる。何ともシュールな絵面を見ていた。

 

(も〜!皆んなのバカ〜!私1人でこんなことさせて!恥ずかしいじゃないの!何が伝言よ!?ワシらは酔い潰れて動けないから代わりに開会式出てくれって!こんなの公開処刑じゃないの!)

 

「あはは、ルーシィーはなんだか大変そうですね」

「あぁ、さすがフェアリーテイルと言ったところだな。毎年何かしらやらかしているな」

 

ルーシィーの1人謝罪ショーに友人のエルザとヒスイは苦笑いをうかべる。とりあえず一応優勝旗は返却された。間違いなく作り直しだがな。

 

「これより大魔導元帥の訓示があるので、心して聞くように!」

 

そして、魔導士の一応頂点に君臨している。俺のありがたい言葉を述べて大会が開催される。俺はお立ち台に立つ。そして、言葉を述べる。

 

「…え〜、今日この日を無事に迎えられた事を感謝し…【ヒュー、ドゴォオオオオオ!!】

「…えっ」

「…っ」

「元帥…元帥殿!!!!」

 

お立ち台舞台が突然と爆発した。そして、俺は爆発に飲み込まれて、誰かの叫び声が会場に鳴り響く。それはあまりにも突然の出来事で、会場はパニックに落ち合った。

 

 

 

 

 

 

 

「な、何と!?そんな事が!それで、元帥殿は…」

「見ての通りピンピンしてるわ。あの人があんなチャチな爆発で死ぬわけないじゃない」

 

いや、死にましたよ。マジで、別世界の体をインストールして体を上書きしたけどね。ある意味で死んだ。あの爆破の事件で大会は中止となって、急遽かくギルドを集めて緊急会議を行った。そこには酔い潰れていたマカロフもちゃんと来た。一通りの事件を青い天馬のマスターボブが説明をしてくれた。

 

「しかし、いったい何者があの爆弾を仕掛けたんじゃ?」

「それはわからない。なので君達ギルドにはこの爆弾を仕掛けた犯人を探してもらいたい」

「その必要はありません」

 

会議中に横から中断させるように誰かが割って入ってきた。入ってきたのはエルザだった。エルザの手には複数の男が捕らえられていた。

 

「コイツらが今回の実行犯です」

「おお、さすが帝国最強候補の竜の巫女だ」

 

なんと、すでにエルザが犯人を捕まえていたようだ。それは遡る事数時間前だ。

 

 

 

 

 

 

突然と師匠様がお立ち台が爆破されて、会場が大騒ぎになってしまった。

 

「元帥殿!!」

「落ち着け団長殿。あ奴があれぐらいでくたばるわけなかろう」

 

母に団長と呼ばれたこの男はフィオーレ王国のクロッカス駐屯部隊「桜花聖騎士団」団長。 アルカディオス。今日は我々の護衛として勤務している。そんな、護衛対象である師匠様が爆破されたのだから慌てるのはしたたかない話だ。まあ、母の言う通り師匠様があれぐらいでは死なない。

 

しかし、問題は何者が何のためにあんな物を仕掛けたのが問題だ。この数百年に師匠様に歯向かう者、それどころか歯向かう気すら起こそうとするものはいないと聞く。師匠様はフィオーレ王国お付きの魔道士だ。国そのものを敵に回すし、それに我々も敵に回すに等しいことだ。何より。師匠様に敵う者などいるはずもない。なそれなのに師匠様に危害を加えたその者は、よほどの恐れ知らずのバカか、それなりの何かがあると言う事だ。とても想像できないがはたして、その者がこの数百年続いてる平和を脅かす者なのか。

 

「エルザ。私は念のためにここに残り王達を守る。貴女はこの事件の犯人を捕まえなさい。何やら不穏な魔力を感じるわ」

「はい。了解しました」

「お待ちを!貴女も護衛対象です!勝手に動かれると困ります!」

「団長殿案ずるではない。我が娘は、我々を抜いて世界最強候補の魔導士であるぞ、どんな者が相手だろうとやられるわけがなかろう」

「しかし…」

「行かしてやれ」

「元帥殿!ご無事で!」

 

騎士団長と揉めていると師匠様がやって来て、団長を宥める。

 

「爆破をまともに喰らったんだぞ、無事なわけがないだろ。それよりお前はすぐに住民の避難を優先しろ。ここは俺とアイリーンがいるから大丈夫だ。とりあえず何が来ても負けることはないだろう」

「わかりました」

 

師匠様は信頼が厚いようで、あんなにも渋っていた騎士団長だったが、師匠様が言うと二つ返事で住民の避難に向かった。

 

「さて、エルザお前が負けることはないだろうが、一応気をつけろよ」

「はい。師匠様の顔に泥を塗らないようにがんばります」

「俺の顔はどうでもいいだよ。とにかくちゃんと無事に帰ってこいよ」

「はい。わかりました」

 

そして、私は母が感じたと言う不穏な魔力の元に向かった。そして、そこには複数の魔導士達が待ち構えていた。

 

「逃げも隠れもしないとわな。その意気込みだけは褒めてやろう。私はドラグノフ王国。王女エルザ・D・ベルセリオン。貴殿らに名乗る気があるなら名を聞くが?」

「……」

「…沈黙か、ならこれ以上語ることはないだろう。換装、雷落命竜の鎧。シュガール」

 

そして、私から膨大な魔力が溢れ出す。この魔力は母親譲りの魔力で、この魔力がなければコイツらを呼ぶことさえできないだろう。

 

「くっ!それが、かの三大英雄の2人が手がけた邪竜シリーズの武具の一つか」

「やっと口を開いたか、あぁ、あの竜との戦争で時代で、最も最恐と恐れられていた邪竜達で作られた武具の一つだ」

 

最恐の竜達の素材で、最強の師匠が作り。あらゆるエンチャント効果を母がふんだんにつけた。神話レベルと言われる三大英雄の2人が雄一協力して作り出した究極の武具だ。この武具を超える物は存在しない。

 

「貴様ら程度の者達に出すには過ぎた代物だが、たまに出してやらないと拗ねるのでな。5分ぐらいは待ってくれよ」

「ぬかせ!我らとて何も勝算もなしに挑んだわけではないわ!目に物見せてやる!かかれ!」

 

そして、謎のテロリスト達は一斉にエルザに襲いかかり。テロリスト達は魔術を放ちエルザは難なくそれを弾く、その瞬間にテロリスト達の中でも接近戦が得意な奴らが接近戦に持ち込む。一人一人がとんでもない使い手だが、エルザには敵わない。

 

「ほう、なかなかやるではないか」

「くっ、化け物め」

 

ベテランのテロリスト達も数人がかりでやっとで、すぐに押されそうになるが、後衛が魔術でエルザの死角から魔術を放って、何とかサポートする。この鍛えられて数年にわたるベテランの兵士達が、たった1人の小娘にしてやられそうになるが、それほどエルザが強いのだ。2組の一進一退の激しい攻防が繰り広げられる中で、ようやく動いて、その瞬間にエルザは剣をテロリスト達に突き刺された…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…などと思っているのであろうな」

 

エルザは突き刺されてなどいなかった。それは、テロリスト達が見ている夢物語にすぎなかった。エルザが雷落命竜の鎧の鎧を着た瞬間にはテロリスト達に雷が落とされて倒されていた。

 

雷落命竜の鎧の元なった。落命の雷命龍シュガール。かの竜との戦争の時に邪竜と恐れられていた一体で、彼の雷撃は音を置き去りにする一撃で、その音が鳴り響く前には相手はすでに命を落としている。そのため落命の雷命龍と言われて恐れられていた。エルザの鎧も同様に音を置き去りにする雷を放てる。装備の際に盛れてる雷の魔力がテロリストに被弾して倒されてしまった。鎧を着ただけでコレだ。エルザが本気で戦えばそれは天災にかわる。

 

なお、この初手の雷を喰らって立ってられた者は、三大英雄を抜いて今のところフェアリーテイルのラクサスしかいない。もしかしたら相性が悪い蛇姫の鱗のジュラ・ネェキス。通称岩鉄のジュラ。なら耐えられるかもしれないが、立場上エルザは女王のため人と戦うことは滅多にない。もしかしたら他にも耐えれる者がいるかもしれないが、今のところラクサスだけだ。そして、現時代で若手魔導士最強候補の1人。それがこの世界のエルザ・D・ベルセリオン。龍の巫女と言う異名を持つ。

 

「さて、流石に多いな。1人では持ち運べないな」

 

その後に憲兵が駆けつけて、テロリスト達を連行して話は会議に戻る。

 




と言うわけで、お待たせしました。最後まで読んでくださりありがとうございます。ちょっとねエルザの異名なんですが、ティターニア。【妖精女王】みたいなカッコいい名前が思いつかなかってとりあえずかりとして竜騎士と書いてありますが、このままだとFFなので、思いついたら直します。もし、何かいい名前があったらコメントに書いてくださると嬉しいです。母なら竜の娘にピッタリな名前を募集します。良かったら書いてくださると嬉しいです。

それでは、まただいぶ遅い投稿になると思いますが、気長に待ってくださると嬉しいです。バイバイ。( ^ω^ )/


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。