変態レズ団長と花騎士達   作:イッチー団長

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新連載始めました。
本作の主人公、アクア団長は他の作品の脇役として出そうかなと思っていたキャラなのですが、あまりにもキャラが濃かったため主役として活躍?してもらうことにしました。

こちらは短編集の方よりも自由に、メタネタ下ネタ満載でやっていこうと思います。
よろしくお願いします。


ごあいさつ

 ソヨゴちゃんは天使だ。笑った顔も困った顔も、泣きそうな顔も怒った顔も。全てがこの世のものとは思えない、至上の愛らしさを誇る。ウィンターローズで一番……いや、春庭で一番の美少女なのだ。

 

 そしてそんな天使は、何を隠そう私のお嫁さんなのです!

「ち、違いますよ!」

「おぉ、珍しく大きな声。でもそんな所も可愛いですよ」

 ソヨゴちゃんが顔を真っ赤にしている。可愛い、かわいい。食べちゃいたいくらいに。

 

 

 

 私、アクアはウィンターローズ所属の騎士団長。騎士団長というのは、花騎士達を率いて害虫から人々を守る、誉れ高きお仕事です。

 勿論危険な仕事ではありますが、やりがいはありますよ。一番は人々の笑顔ですね。害虫から守り抜いた時の笑顔は格別で、それだけでこの仕事をしていて良かったと思わされます。

 

 ……可愛い花騎士と合法的に触れ合えるから、というのは関係ないですよ。多分。

 

 

 

「いやぁ、それにしてもソヨゴちゃんは可愛いですねぇ。キスしたい。してもいいですか。しましょう。むしろするべきです」

「や、やめて下さい……」

 恥ずかしがるソヨゴちゃんを膝の上に乗せてお腹を撫でる。あぁ、やっぱり良いな。こんな可愛い花騎士と合法的に触れ合えるなんて、理想的な職場です。天職ですわ。

 

「あの~、団長さん……」

 気付くと、白い着物姿の女の子が困り顔でこちらを見ていた。

「……ハツユキソウちゃん!? いつの間に!」

 ハツユキソウちゃん。バナナオーシャンから派遣されてきた花騎士。この頃流行りの女の子。お尻の大きな女の子。ソヨゴちゃんとも仲が良いし、彼女もとても可愛らしい花騎士です。

 

「すみません……ドアはノックしたし、何度も話し掛けてたんですけど……」

 ソヨゴちゃんのお腹に魅了されて、気配を感じ取ることが出来なかった。魅惑のお腹だ。撫で始めたら止められない、止まらない。

「お、お腹撫でるの止めて下さい……」

 

 

 

 惜しみながらもソヨゴちゃんを手放し、ハツユキソウちゃんと向かい合う。

「団長さん、あんまりソヨゴさんを困らせちゃ駄目ですよ」

「困ってないですよね、ソヨゴちゃん?」

「……」

「返事して!」

 

「と、ところで、ハツユキソウちゃんは何か用事があったんですか?」

「はい。実は大手新聞社の記者の方が、うちの騎士団をPRしたいらしいです」

「取材に来るんですか……嫌だなぁ……」

 『レズビアン団長の悲しき過去!』みたいな見出し付けられないかなぁ……私普通のレズなのに。

 

「ちなみに、オリビア大佐は『受けろ』とのことでした」

「げっ! オリビア大佐が!?」

 オリビア大佐。私の直属の上司で、出世街道まっしぐらのエリートさんです。いずれ将官になる予定とか……。

 

「団長さんって、本当にオリビア大佐苦手ですよねぇ」

「苦手ではないんです……新人の頃からお世話になってますし、ずっと尊敬してます。スバラシイジョウシデスヨ」

「すっごい棒読み……カンペでも読んでるんですか?」

 

 尊敬してるのは本当です。でも凄く厳しい人ですし、色々とトラウマがあるのです。色々と……。

 

「それじゃあお受けしますかね……気は乗りませんが……」

「えっ……」

 ソヨゴちゃんは一瞬こちらを向いて、その後俯いてしまった。

 

「ソヨゴちゃん、取材嫌ですか?」

「い、いえそんな……」

 明らかに困った顔になっている。でもソヨゴちゃんは空気を読む子だし、私達が決めたことに意見出来ないんだろうな。

 

「ソヨゴちゃん、嫌なことを嫌と言うことも大切ですよ。大丈夫、私は貴方の味方ですし、貴方に嫌な思いなんてさせませんから」

 そう言うと、ソヨゴちゃんは数秒の沈黙の後、ポツリポツリと語り出した。

 

「わたし、緊張して上手く受け答え出来るか分からなくて。折角団長さんが副団長に選んでくれたんだし、騎士団の顔として頑張らなくっちゃとは思っているんですけど、新聞の取材は……」

「ふむ……そうですよね。ソヨゴちゃんみたいな天使が新聞に載ったら、きっとアイドル会社からオファーが止まらなくなりますよ! これはまずい」

「ふぇっ!? て、天使!? そんな……わたしは……」

「いえ、いいんですよ、ソヨゴちゃん! 私が大佐と記者さんに直談判して、お断りしてきますから。我が騎士団のアイドルを他所にやれるかっての!」

「て、天使でもアイドルでもないですよぉ……」

 

「ところで団長さん、大佐に意見出来るんですか……?」

 執務室のドアを開けようとしたところ、ハツユキソウちゃんに背中から話し掛けられた。

 ……私だって騎士団長のはしくれ。愛する花騎士のためなら、上司と衝突することも致し方なし。

「ダイジョ-ブデスヨ……」

(駄目そう……)

 

「だ、団長さん! わたしやります! 団長さんのためにも、騎士団の皆のためにも、頑張ります!」

「ソヨゴちゃん……」

 キリッと眉を吊り上げるソヨゴちゃん。珍しい表情で、これはこれで可愛いな。

 

「そうですか……それなら一緒に頑張りましょう」

「はい!」

「まずは可愛い服を用意せねば。ソヨゴちゃんに似合う、天使のような……ぐへ、ぐへへ……」

「……」

 

 

 


 取材当日。新聞記者のおじさんがやってきた。誰もおっさんには興味ないと思うので、彼の説明やセリフは割愛します。

 

「彼女が副団長のソヨゴちゃんです」

「よ、よろしくお願いします!」

 ガチガチに緊張しているソヨゴちゃんの背中をそっと叩く。

 

「副団長に選んだ理由? そりゃあ可愛いからですよ!」

「そうなんですか!?」

「見なさい、このお顔を。身体を、声を。こんな美少女、春庭の歴史上存在しましたか!?」

「やめて下さいぃ……」

 

 

 

「ハツユキソウちゃんです」

「ど、どうも!」

「バナナオーシャン出身の花騎士さんです。意外ですか? 意外と言えば、この子お尻が凄く大きいんですよ」

「や、やめて下さい! 何言ってるんですか!?」

 

 

 

「ブロッサムヒルから来たヤドリギちゃんです」

「よろしくッス!」

「彼女の作るケーキは絶品なんです。ついつい食べ過ぎちゃうんですよ~」

「えへへ、嬉しいッス。でも団長、花騎士なんだからケーキ意外のことも紹介して欲しいッス」

「うーん……あっ、おでこが可愛い!」

「そこッスか!?」

 

 

 

「ツキトジちゃんです……って、ツキトジちゃん、おねむ?」

「眠いし……取材があるから起きてたけど、もうそろそろ限界だし……団長、おやすみ……zzz」

「以上、とっても眠たがりなツキトジちゃんでした」

(後で夜這いしに行こう……)

 

 

 

「ベルガモットバレーのガンライコウちゃん。春庭一の発明家です」

「……」

「あぁ、集中しちゃってますね。今ならスカートをめくっても……ぎゃあぁぁぁ!!」

「……ん? あっ、団長さん……またセクハラしようとしたのね。やっぱりこの騎士団では迎撃用のからくりは必要不可欠ね」

「あっ……あ……」

 痴漢撃退用からくり『遠雷』。触ってきた相手を超高電圧で気絶させます。今なら二つセットで2万9800ゴールド。是非お求めを。

 

 

 

「以上、我が騎士団のイカれたメンバーでした。……おっと、一人忘れてましたね」

 

「騎士団長のアクアです。至って普通のレズビアンです」

(普通……?)

「微力ではありますが、人々を守るために頑張っていきます。どうぞ宜しくお願い致します!」

 

 その後、記事を読んだ大佐から死ぬ程怒られました。

 

 

 


≪次回予告≫

「緊急連絡! 主力花騎士を率い、至急ナイドホグル雪原に向かって下さい!」

 

「私、この戦いが終わったら結婚するんです……ソヨゴちゃんと」

「えっ……? お断りします……」

 

「死ぬぅ……死んじゃいます……」

 

「……私には、どうしても許せないことがあるんです」

 

 

 

「ちょっと待って! これギャグものですよね!? 何で2話から早々にバトル展開になってるんですか!」

 

「そして、何で私予告で振られてるの!? 嫌だぁ! 次回出たくない! お休みするぅ!」

 

 

 


≪おまけ・アクア団長プロフィール≫

年齢:24歳

身長:161cm

体重:秘密♡

外見:青髪の長いストレート、瞳の色は赤。一見スラッとした美人。中身を知らない男性からはそこそこモテるとか

 

戦闘力:並みの花騎士より強く、害虫とも渡り合える

頭脳:地頭は悪くないが、セクハラのことばかり考えているため脳の空き容量が非常に狭い。つまりバカ

腕力:花騎士を捕まえる時の腕力は、ゴリラ並みになるぞ!

脚力:100mを12秒で走れる。なお、ソヨゴを追いかける時は5秒代になる




一話は割と真面目な感じです。
次回以降から色々と不条理なギャグを入れていきたいと思いますので、よろしくお願いします

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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