変態レズ団長と花騎士達   作:イッチー団長

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ちょっと期間が開いてしまいましたが、無事今回の話も完成しました
……完成? ……これで完成でいいんでしょうか……


花騎士、緊急来日(後編)

「おらぁぁぁ!」

 アクア率いるレジスタンス軍の進撃は続いていた。既に二の砦を突破し三の砦へ。それを突破すれば遂に国会議事堂本丸だ。

 

 

 

 そしてロリコン党リーダー、イッチーの部屋。ここにはソヨゴ、バニラ、ツキトジの三人が軟禁されていた。

「この音は……きっと団長達だし!」

 ツキトジがいち早く物音に反応した。

「よぉ~し、それじゃああたし達も暴れますか!」

 

 

 

「よしっ! 三の砦も突破!」

「この城門を潜れば本丸、カマボコ内閣の総本部だ!」

 人が豆粒に見える程巨大で禍々しい威圧感を放つ城門。通称「バビロンの城門」。それは国家最高権力を守ると共に、その力を国民に誇示する役割を担っていた。

 

「よぉし……突入です!」

「いや待て!」

 勇み足のアクアをイッチーが引き留めた。

 

「何ですか?」

「この城門を開けると自動迎撃システムが作動する。流石のお前達でも蜂の巣だぞ」

「しかしここ以外で入れる所はありませんよ」

 アクアの言う通り、本丸は四方を堀で囲まれ、そこに人工の川が作られている。仮にそれを突破出来たとしても、その先には数百mの塀がそびえ立つ。人間が登るのは物理的に不可能だった。

 

「……俺が先陣を切る」

「っ!? でもそれじゃあイッチーさんが!」

 

「……俺は今まで、数多くの罪を犯してきた。華麗石欲しさに興味のないお姉さん花騎士の寝室を見たり、彼女達をキャラクエも見ずに放置したり……」

(そんな大した罪じゃないような……)

 

「これは俺の償いなのだ。さぁ、用意はいいか? 俺が突破口を開くから、お前達はカマボコ総理の本拠地へ急げ!」

「イッチー君……」

 彼の肩に優しく手を置いたのは、日本国の元総理大臣だった。

 

「私は今までロリコンを蔑んでいた。だが君を見て考えが変わったよ。『カラスは黒い』という命題を覆す一羽の白いカラス、それは君のことだったんだ」

「いえ、白いカラスとはロリ達のことです。俺達はその白い翼を守りたいだけ。それがロリコンという生き物なのです」

「イッチー君、君のような国民を持てて、日本国の代表として誇りに思う」

 イッチーは無言で頷いた。この世の全てを許したような、誇らしげな笑顔だった。

 

 

 

「さぁ……行くぞぉ!」

 イッチーはその巨体で城門を押し開いていく。そして自動迎撃システムが作動、標的をイッチーに定めた。

『侵入者、排除……排除……』

「来い……!」

 

 そしてイッチー目掛けて一斉射撃が放たれた。

「ぐあぁぁぁ!」

「い、イッチーさぁぁぁん!」

 

「くっ……ほ、滅びよ……!」

 同時にイッチーの高エネルギー波によって砲撃システムは破壊される。

「今だ、アクア団長! 俺の屍を越えていけぇ!」

「イッチーさん……あなたの死は無駄にはしません!」

 

 攻め込んでいったアクア達の背中を見送りながら、イッチーは満足げに微笑み、地面にバタリと倒れ込んだ。

(アクア団長……頼んだぞ。ロリコンの未来を……!)

 

 

 


「ぐぉぉぉぉ!」

 アクア達の攻撃によって吹き飛ばされていく兵士達。

「出てきなさい! カマボコ博士!」

「騒々しい! 余は逃げも隠れもせんわ!」

 

 その声は遥か上空から響いてきた。アクア達が見上げると、そこには空飛ぶ総理の椅子に座るカマボコの姿があった。

 

「カマボコ博士! これ以上日本の人達に迷惑を掛けるのは止めなさい!」

「なら力ずくで止めてみろ! 国会議事堂ロボ、発進!」

「国会議事堂ロボ!?」

 

 地鳴りを響かせながら国会議事堂が変形する。そして人型の超巨大ロボが姿を現した。

「うわぁぁぁ!」

『どうだ、これが我が最高傑作、国会議事堂ロボだ!』

 

『行くぞ! 衆議院パンチ!』

「ぐぉぉっ!」

 パンチ一発で地面は数百m抉れ、衝撃波でレジスタンス軍が吹き飛んでいく。

 

「こ、こんなの相手にどう戦えばいいんですか!」

『諦めるんだな』

『諦めろ~!』

 

 アクア達が絶望する中、元総理が重々しく口を開いた。

「……こうなれば最終手段だ。我が日本に伝わる最終兵器を起動させる」

「最終兵器!? それは一体……」

 

 

 


 その頃、捕らえられていた花騎士達は。

「うわぁっ! な、何か地面が揺れてますよ!」

「地下で何かが動いてるし! これは……」

 

 地鳴りを響かせ、地面が二つに割れる。その中から現れたものは……

「これは……ジェット機……でしょうか?」

 

 三機のジェット機?はソヨゴ達の前に停まり、迎え入れるようにハッチを開いた。

「……わたし達を呼んでる……!?」

 

 

 


「最終兵器、バットマシン出動!」

「バットマシン!?」

 

 困惑するアクア達の前に現れたのは、三機のジェット機だった。そこに乗っていたのは、

「ソヨゴちゃん! 皆!」

『団長さ~ん! 何か良く分からないけどパイロットに選ばれたみたいです!』

 

 バットマシン。日本が秘密裏に開発を進めてきた、最強最大の戦闘兵器。未知のエネルギーによってもたらされたその戦力は、あの核兵器をも超えると言われている。

 

「行きますよ皆さん! バットミサイル!」

「ぐぉぉぉ!」

 その威力に流石の国会議事堂ロボもバランスを崩してしまう。

「効いてる……あのロボにダメージを与えてます!」

 

「この、ちょこまかと……」

「これならどうだ! 全方位レーザー射出!」

「よ、避けられないし!」

 各バットマシンに被弾。機体は煙をあげて墜落寸前まで追い込まれる。

 

「ソヨゴちゃん! 皆~!」

「まだです! バットマシンは三人が心を合わせることで真価を発揮するのです!」

 

「三つの心を……」

「一つに……」

「そうか……行きますよ!」

 

 

 

「「「チェェェンジ! バッタァァァワンッ!」」」

 各バットマシンが変形・合体。これが無敵のバッターロボだ。

 

「ほう……そちらもロボか。ならば遠慮なく行かせてもらうぞ!」

「解散ミサイル!」

「バッタァァァビィィィム!」

 

 二つのエネルギーが激しくぶつかり合う。勝ったのは……

「ぐぉぉぉ!」

「よしっ! 国会議事堂ロボを吹き飛ばした!」

 

「ですがバッターロボの力はこんなものではありません」

「オープンバット!」

 三つのバットマシンは再び分離。そしてバットマシン2号を先頭にフォーメーションを組み直した。

 

「チェンジバッター……ツー!」

 白を基調としたスマートなシルエット。先程のバッターロボとは全く別の機体に見える。

 

「ドリル! ドリルです!」

「バッターロボは三つのフォームがあります。最初に変形したのがバランス型のバッター1、今の形態がスピード型のバッター2です。ちなみにパワー型のバッター3もありますが、今回は割愛しましょう」

 

 

 

「ドリルハリケーン!」

「ぬぉぉぉ!」

 激しく回転するドリルによって、国会議事堂ロボのどてっ腹には巨大な風穴が開けられる。

 

「まずいよご主人! このままじゃ内閣総辞職だよ!」

「そう言われても仕方ないだろう!」

 

「オープンバット! チェンジバッター……ワンッ!」

「今です! 超必殺技を放つのです!」

「ストナァァァ!」

「まずい! 脱出だぁ!」

 

「サァァァンシャイィィィン!」

 極大のエネルギー弾が国会議事堂ロボに直撃。その巨体は塵一つ残さず消え去った。

 

 

 

 敗戦が決定的となり、カマボコは塵となって消えた国会議事堂跡を野良犬のように這いずり回っていた。

「はぁ……はぁ……くそ! 世界征服まであと一歩の所で!」

「カマボコちゃん」

「ア、アクア……」

 じりじりとにじり寄るアクア。

 

「あなたの負けです。大人しく春庭に帰りなさい」

「嫌だ……まだこの世界には豊富なエネルギーが……」

「まったく……日本の人達にこんなに迷惑を掛けて……」

 そこまで言うとアクアは一瞬で背後に回り、

「反省しなさい!」

「ぐぉぉっ!」

 必殺のジャーマンスープレックスを喰らわせたのだった。

 

 

 


「というわけで新総理、色々お騒がせしました」

 夕日の中、無事元の鞘に収まった総理と握手を交わすアクア。

 

「いえ、アクア団長にはお世話になりました。春庭に何かあれば、我々も微力ですが力を貸しましょう」

「ありがとうございます」

 

「い~や~だ~! まだ帰らない~!」

「大人しくするッス!」

 

 何だかんだで嵐のような日々は過ぎ去り、日本はようやく元の平和な姿を取り戻そうとしていた。

 ……いや、もう一つ、新たなる嵐が近付いて来ていたのだった。

 

 

 

「新総理! 大変です! 中国とアメリカとイギリスとフランスとロシアと北朝鮮から核ミサイルが発射されました!」

「なにぃ!? というか、何でそんな集中砲火されてるの……?」

 その総理の言葉にカマボコの額からは滝のような汗が流れ始める。

 

「いやぁ~……まいったなぁ……」

「カマボコ博士、何か知ってるんですか!?」

「その……余が総理の時、欧米諸国を挑発しまくったんで……正直思い当たる節が有り過ぎる……」

「何やってんですか~!」

 

「迎撃するにしても、この数を撃ち落とすのは無理ですね……」

「このままでは日本は核の炎に包まれて、死の国になってしまいます!」

「余の迎撃システムも解体されてしまったしな……だから戦力の補強は怠るなとあれほど「どの口が言いますか、どの口が!」

 

 

 

「……そうだ、バッターロボなら! 未知のエネルギーを積んだ彼なら、不可能も可能にしてくれるかも知れません!」

「そう言うことならまたわたし達が乗ります! 早く発信準備を……っ!?」

 その時、地面が開き、地下格納庫から三機のバットマシンが緊急出撃した。

 

「そんな! 誰も乗ってないのに!」

『聞こえるか? 花騎士、そしてアクア団長』

「この声は!?」

 

 アクア達の脳内に直接響いた声。それは紛れもなくバッターロボからのものだった。

『私はこれより新たなる進化の旅路に出掛ける』

「進化の旅路? ど、どういうことです……?」

『いずれ分かる時が来る。人類がこれからも続いていくのなら……』

 

 やがてバットマシンはバッターロボに合体、音速を超えるスピードで遥か上空へ舞い上がっていった。

 

 熱くなれ 夢見た明日を 必ずいつか捕まえる

 走り出せ 振り向くことなく 冷たい夜を突き抜けろ

 

 

 

「ば、バッター! 一体何を!」

『お前達にもいずれ分かる。何故宇宙が生まれたか、何故人類が存在しているのか、その意味を』

「バッター!」

『友よ、また会おう』

 

「そ、総理! 核ミサイルが全て消滅しました!」

「何っ!? まさかバッターロボが……」

「そのバッターロボは大気圏を越え……この軌道だと火星に向かっているものと思われます」

「火星……そこに何が……」

 

 日本を救い火星へと旅立ったバッターロボ。

 果たして新たなる進化とは、人類の存在理由とは?

 大いなる謎を残しながら熾烈な戦いは幕を閉じたが、作者の頭ではそんな壮大な風呂敷を畳むことなど出来ないだろう。

 その答えに辿り着くのは、今画面の前にいる君達に違いない!(丸投げ)

 

 

 

「何だったんですか今回の話……」




何なんだ今回の話……
支離滅裂さに拍車がかかっていますね
というかあんまり花騎士が活躍してないという……

次はもうちょっと真面目に書きます(多分)

ここまで読んで頂き、ありがとうございました
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