IS〈インフィニット・ストラトス〉-IaI   作:SDデバイス

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 ▼▼▽

 

 

 一つの事しか出来ないということは、とても不便な事なのだ

 

 本来は色んな事が出来なければならないから。本来は、色んなことが出来るように出来ているものだから。生きていきたいなら、出来ないままにはしておけない。細かく分け、向きを変え、入れ替えて、組み直し、迂回させ――代替させる。

 

 かちかちかちと、頭の奥が動いている。

 

 硬い何かがぶつかりあう感触に似ている。歯車同士を緩やかに噛み合わせた質感に近い。工夫して加工して色んな別々の向きに変わっていたそれらが、人生を過ごす中で最適化されていたそれら(歯車)が、久方ぶりに動いている。

回るのではなく、動いている。

 

 元の位置へと()()()()()

 

 正しい位置で、()()()()

 

 かちかちかちと、

 

 

 

 ▽▽▽

 

 

「駄目です!!」

 

 通信から聞こえてきた声に、要請に、山田真耶は怒鳴り返した。

 弾丸を撃ち尽くした武装を廃棄。拡張されているのはエネルギーの容量だけでなく搭載武装の数もである。交換の終了、再発射と前衛の打鉄が敵機から離れるのはほぼ同時。放たれた弾丸は敵のみに降り注ぐ。

 

「そっちが大変なのは、そっちの方が大変なのはわかってます! わかってるんです!! でもだからってこっちを放っておいていい訳じゃない!!」

 

 学園の外と中で進行している緊急事態は2つ。『所属不明機の襲撃を受けている』という点では同じ。

 けれども外では戦っている相手が『性能の高い無人機』と判明している。ある程度対処の目処もたっている。

 対して中は――まずあれが何なのか『わかっていない』。

 確実に言えるのはISではないという点だけ。ある程度ISについて知っている人間なら、それだけは即座に判断できる。原則が守られていないからだ。

 

 ISのコアを搭載する機体は『人型』である必要があるという大原則が。

 

 装甲や装備でどれだけ歪な形に膨れ上がろうとも、中核、原型は総てのISが『人型』――人を収められるように出来ている。そうしなければコアが絶対に起動しない。人型でなければ、()()()()()()()()()

 搭載武装の性質も加えて、より未知な中の敵の方が総合的には危険。戦闘用の機体を向かわせたいという気持ちもわかる。

 だが、それで外の敵の危険が下がる訳ではない。戦闘用に調整された機体で、二人がかりで戦っているのに倒しきれていないのがその証拠。訓練機で相手をするには危険過ぎる相手だ。

 

「わかるんです! 戦い方が変わってる!! 私達が引いたら、こいつは――生徒を襲いに行く!!」

 

 当初は立ち塞がる二機を撃墜するために行動していたはずなのに。今の無人機は反撃を最小限にとどめて、回避に専念している。それでいて攻撃が緩めば、いや二機の意識が逸れただけで――即座にその武装を学園の建造物へと向けるのだ。教員である真耶達の意識を自身に惹きつけるために最適な行動を、恐らくこの敵は知っている。

 あからさまな『時間稼ぎ』。だが学園を覆うシールドが消失してしまった状況では、今戦っている真耶ともう一人が迎撃せねば、敵の攻撃はその総てが学園へと降り注ぐ。

 

「せめて……!」

 

 真耶の――ラファールの腕が、機体と砲台を接続していたケーブルを引き抜いた。学園からのエネルギーの供給がオフラインになる。

 砲台が破壊されてしまえば、動きを縛るケーブルは外すべきであろう。だが砲台に設置されていた物理シールドは大分損傷しているが未だ健在。真耶自身も砲台そのものを捨てる気はない。それでも彼女はエネルギーの供給を打ち切った。

 

 ――他に()()()()に。

 

 現在アリーナの中で行われている戦闘の映像と情報は受け取っている。だから彼女は学園のシールドが消失した瞬間にその理由を察する事が出来た。

 零落白夜は、発動と引き換えに大量のエネルギーを消費する。あれだけの出力の零落白夜を維持するために、機体のエネルギーだけで足りるはずがない。

 恐らく、今の白式は何らかの方法で学園から直接エネルギーを吸い上げている。

 学園のエネルギーは膨大ではあるが、無限ではない。使っていけば底を付く。ならばここで僅かでも使うべきではない。

 

「遅れても行きます! 先生絶対行きますから! だから、それまで! それまで、どうか……! お願い……!!」

 

 届くはずのない叫びは激励というよりは哀願で。

 悲鳴に近い声だった。

 

 

 ▽▽▽

 

 ISの最高速度は技術では伸ばせない。

 

 全く変えようがない訳ではないが、操縦者の練度が上がったからといって性能を大幅に上回る値に伸びる事は無い。

 だが、白式は加速する。名称と外見が著しく食い違った機体は、誰が見ても明らかな程にその速度を上げている。

 答えは至極簡単で、これが()()()()()()()なだけだ。様々な理由によってかけられていた制約が。本来ならば絶対に外れない筈の数多の枷が。

 全部外された、ただの結果。

 

 手始めに音が置いていかれる。

 

 踏み込みから斬撃の到達まで瞬き一つもかからない。燃え上がる炎に見間違えるほど出力を上げた光の刀身が振るわれ――そして、当然の様に迎え撃たれる。

 白い刀身と白い爪が、がぎりと噛み合った。

 防御不可能な筈の刀身が止まる、防御不可能な爪が止まる。光で形成された刃物同士の激突音は、共鳴のようでもあったし、反発のようでもあった。

 金属から発せられる音とは似ても似つかない。零落白夜同士の衝突が初めて起こった事なのだから、間違いなく世界で初めて鳴った音。誰にも聞き覚えなどあるはずはない――それは本当に音だったのか。思考に直接入ってくるもっと別の何かではないのか。

 拮抗は一瞬を幾重にも分割した一欠片ほど。ぶつかりあった刃物を持つ、当事者以外の誰にも認識できないほどの僅かな時間。

 

 そうして、何もかもを置いていく。

 

 一人と一体の周りで光が爆発するかのように膨れ上がる。光は塊ではなく――斬撃の”線”が無数に折り重なって出来ている、一を重ねた百の閃。

 光の線は緩やかに消えていくが、消え切るよりも次の線が生まれる方が早い。前の前が消えるよりも早く、次の次が生まれていく。

 繰り返され続ける斬撃は止まない。増えていく、より多く、より速く、より強く、一撃一撃の接触時間は生身の人間では知覚出来ないほど短い、激突音も同じく刹那。であるはずなのに連続している。途切れる時間が短すぎて、音もまた積み重なって爆発音の如き洪水と化す。

 

 ――だというのに、動いている。

 

 斬撃をぶつけ合うのに必要な腕や脚だけではないのだ。他の総ても動いているのだ。

 跳ね、飛び、転がり、受け、いなし、かわし、回り込み、噛み、不意打ち、引っ掛け――果てとしてようやく刃同士がぶつかりあう。それでいて斬撃がまるで連続しているように見えている。

 例えるなら渦である。

 無数の折り重なった線のどれが残光で、どれが光刃なのか他者にはもはや判別つかない。光に混じり飛び回る微細な金属片は、斬り飛ばされたか剥がれ落ちたか装甲か。既に割って入れる者は何も無く、収まるどころかひたすら増していく。

 

 非人型機。四足歩行獣。鋼の獣――固有名称は『アブソリュート』。

 

 行動パターンそのものは酷く単純だ。形状特有の動き等はあるものの、全く予測がつかない訳では決してない。それどころか動きは読みやすい部類に入る。読む暇があればだが。

 とにかく速い――早い。

 単純な速度だけでなく、戦闘の進行そのものが恐ろしく早い。戦術、予測といった余計な工程を挟んだ時点で致命的な遅れになる。防御不可能な攻撃の総てが最短かつ最速で繰り出されるのだから。

 金属の塊とは思えぬほどに、その動きは滑らかだった。人間どころか生命を有さぬはずの体躯は恐ろしく”生き生き”と駆動する。不自然なくらいにだ。

 姿形が同じだからといって、生物に寄せる必要は無いはずなのに。咆哮を始めとした発声にしろ、動きの端々にあからさまな無駄が多い。獣に似せて造ったというよりも、野生の獣の血肉をオイルと金属に置き換えたかのように。

 

 だからこそ、『獰猛』という形容が最も相応しい。

 

 単純な力を比べれば人より獣の方が強く、単純な速度を比べれば人より獣の方が速い。機体(道具)で補強されているのは互いに同じ。

 

 ()()()()()のも、互いに同じ。

 

 適当に振るわれた爪の一撃に対抗するのに、何かしら威力を増すための一動作が必要になる。四肢のみの跳躍一つに追いつくのに、総てのスラスターを全開にせねばならない。そのくらいの戦力差。

 それでも決着が未だ付いていない事が、今の白式の異質さを何よりも証明している。一方的に押し切られないだけで、十分に異常なのだ。

 だが戦況は拮抗、と形容するにはいまひとつ足りない。

 より軋みを上げているのは確実に人型の方。二機ともその場に留まっている訳ではないが、渦の中心そのものは大して動いていない。片方がその場に押し留めるように立ち回っているから。

 力負けしている相手に力比べのような戦い方を選べば、じわじわと追い詰められていくのは当然で。機体に余計な負荷をかければ、後になるほど響いてくるのも必然だ。それでも未だ不自然な戦況は変わること無く続いていく。

 

 つまりは。

 まだ序の口ということだ。

 

 

 ▽▽▽

 

「――――――ッ」

 

 セシリア・オルコットの機体、ブルー・ティアーズの主武装はライフルである。他には自在に操作可能な砲台であるビットや、ミサイル――いわゆる射撃型の機体に分類される。

 セシリアは、自身の役目を理解している。

 あの正体不明の機械の獣が零落白夜と同じ、もしくは非常に酷似した特性の武装を搭載しているのは明らかだ。

 故に同じ零落白夜を持つ織斑一夏の白式が最も前衛に相応しい。逆に武装の大半がエネルギー系であるブルー・ティアーズは、迎え撃つのに最も適していない機体の候補に挙がる。

 ならばセシリアは前衛の援護に徹するべきである。

 きちんと理解している。装備のロックはとうに外し、銃口は戦場の中心へと向いている。けれども蒼いレーザーは未だに一発たりとも放たれていない。

 

(手が、出せない。当てられないし、当てかねない……!)

 

 まず単純に速すぎるのだ。

 攻防が始まった瞬間に、セシリアは反射的に超高感度ハイパーセンサーを立ち上げた。高速戦闘用に調整された感覚をフルに使って、辛うじて大まかな戦況が追える程度。

 加えて問題なのが、あの二機の装備にある。

 特殊力場発生装置――虚空に力場を展開し、あらゆる場所を足場とする機能。零落白夜だけでなく、そちらまであの二機は同じものを積んでいる。

 織斑一夏の訓練にそれなりに付き合っているセシリアは機能の特性を理解している。が、そこまで。機能で軌道がどう変化するのかを把握しきれていない。次に()()()()()のか、()()()()()()のかを追いきれない。

 更に追い打ちをかけるように、白式はまた別の特殊な装備も持ち出している。

 機体の各部から飛び出した黒い帯状の兵装――それは敵機を突き刺す槍のようであり、機体を引っ張るロープであり、しなりつつ払われる鞭のようであり、時には大きく組み上がって敵を覆う檻のようでもあった。

 とにかく。

 狙いをつけた先に敵が確実に居ると断言できず、射線の先に味方が居ないとも断言できない。外れるだけならまだいい。この高速戦闘の最中に万が一誤射をしてしまえば、致命的な損失に繋がりかねない。だから――未だに一発も撃てない。

「ぅ、く――……!」

 射撃武器が無いとはいえ、あの速度の機体にとってこのアリーナ内は『射程内』。目視できる距離に居る時点で安全圏ではない。眼を逸らした瞬間に細切れにされていない保証は無いのだ。何も出来ないにしても、目を離さず臨戦態勢のままで居る必要がある。

 消耗しているという自覚があった。

 

「いーっちに……さーんっし……」

 

 不釣り合いな程に自然な声で我に返る。

 まるで準備体操でもしているかのような呑気な声だ。セシリアは何事かと眼球は戦闘の中心に向けたまま、機体の視覚の一部だけを声の方へ向けた。

 

 凰鈴音が本当に準備体操をしていた。

 

 思考が吹き飛んだ。背筋を悪寒が走り抜ける。戦闘から完全に意識が逸れた。危険な事だとわかっているのに、それでも堪えきれずにセシリアは直接顔を向けて叫ぶ。

 

「ばっ……止めなさいッ!!」

 

 止まる訳がなかった。

 ごう、とスラスターの光を膨らませて甲龍が『渦』に飛び込んでいく。超高速の刃が飛び交うその中に。高速戦闘装備を積んだ機体でも追いつけるかどうかというその中に、未だに修復しきれていない機体だけを纏って。

 

「うおおおおお゛お゛ああああ゛あ゛あ――ァァァ゛!!」

 

 女子にあるまじき咆哮であった。もはやゴリラに入門しかかっている。野生に帰っているという形容に誰しもが納得するであろう勇姿であった。惨状かもしれない。

 精神的にも、技術的にも、過去最高を容易く更新し続ける。それでも、操縦者のがんばりで絶対的な性能差は覆らない。

 だというのに、鈴は渦には呑まれない。何故かと言えば単純な事。全部はわからずとも、片方の動きがわかるからだ。太刀筋、戦い方の根本――それらを形作る人間としての全部を、一緒に過ごした時に見せてもらっているのだから。

 

「一夏ァ!!」

 

 でもほんの少ししか、近付けない。

 いくら動きがわかっても、安全圏がわかっても。速度に差がありすぎる。これ以上近付けば確実に対応しきれず細切れになるだろう。何度か身代わりにした双天牙月はもう柄しか残っていない。というか邪魔だったのでとっくに捨てた。

 攻撃が届く位置まで辿り着けることは絶対にない。

 

「――――()()ッ!!」

 

 ここまでくれば、十分なのだ。

 鈴は戦いに来たのではないから。

 万が一にも取り損ねないように、斬られて損壊したISの腕部は捨てた。光刃飛び交う嵐の渦の最中において、生身の腕を晒して広げる。

 白式から飛び出た黒い板(黒檻)が、全部で八枚ある事に気付いたのは何人か居た。けれどもそれが七枚しか使われていない事に気付いたのは鈴だけだった。正確には一枚だけ攻防ではない別の目的で使われている。

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 攻防が始まってから、黒い板を一枚割いて白式がラウラを庇っている事に気付けたのは鈴一人。こちらに投げて寄越すだけの余裕が無い事に気付けたのも鈴一人。そのせいで、無理をした分じわりじわりと不利に傾いている事に気がついたのも鈴一人。

 何故かと言えば、とっても単純な事。

 

 ――そういうやつだと、知っている。

 

 太刀筋がわかる、戦い方がわかる――だけではないのだ。それらを形作る人間としての全部を、一緒に過ごした時に見せてもらっているのだから。

 能力技能だけを知っているのではない。大体全部知っているのだ。何を考えているかなんて――言われなくともわかるのだ!

 

「ちゃんとっ!」

 

 全速力で、それこそ吹き飛ぶ勢いで渦から離れながら叫ぶ。

 でも、()()()()()

 セシリアと同じように、鈴もまた自身の役割を理解している。誰より理解しているから、自分にしか出来ない事をやって、やりとげた。

 どれだけ不甲斐なさに叫ぼうとも、力不足に涙を流して嘆こうとも。これ以上鈴と甲龍に出来ることは何も無い。

 後は総て、任せるしかない。

 ものすごく危険だとわかっているのに、大切な友達を置いていく事しか出来ない。

 勝て、とは言わないし、言えない。

 がんばれ、とも言わないし、言えない。

 

「ちゃんと、帰ってきなさいよね! でないとあたし許さないからっ!!」

 

 一番大切な思いだけ伝えて、鈴は戦闘から離脱した。

 

 

 

 ところで勢い良く後方にすっ飛んだはいいが後の事を全く考えていなかった少女の名前を凰鈴音という。直りかけで無茶をさせた機体はダメージも相まってさりげなく制御不能であった。流れ星と化す最中で、鈴とセシリアの目があった。

 二人は劇的に仲が良いわけではなかったが、鈴の視線による訴えかけは単純故にセシリアにきちんと届く。

 

『へるぷみーなるはや』

 

「は、はあっ!?」

 視野が狭まっていた自身への反省とか、無謀ではあるが踏み出せた鈴への感心とかが。驚愕に吹かれてどこかへ飛んでいく。大慌てでセシリアは自分の体も物理的に飛ばした。

 ブレーキを無くした甲龍の進路上に回り込――激突した。受け止めることなど到底不可能な状況であった。

 辛うじて速度は殺したものの、完全に体勢を崩した三人と二機はそのままべしゃァーと墜落。団子状態で数度バウンド、転がること数メートル。最終的に下からセシリア、鈴、ラウラで積み上がる状態で終結した。

「うぼあっ!?」

「へぶあっ!?」

 落下の衝撃で悲鳴を上げる鈴。ラウラは未だ意識を失っているのか無言。一番下のセシリアは顔面を地面で強かに打ち付けた。シールドがあるので物理的なダメージは無いものの。淑女的には大ダメージである。

 文句の十や二十をぶつけたいところだけれども。視界に入ってくるのはラウラを背負って走り出している鈴――その身体に既にISは無かった。蒼い機体を飛翔させ、逡巡しつつも武装を格納。空いた両腕で二人を拾い上げた。

「速く! 遠く! ()()()から!!」

「……っ!?」

 謝罪と礼を後回しにして、鈴は叫ぶ。説明する時間が惜しいのか、ぶつ切りな内容。それでもセシリアが意味を察するためには十分なもの。

 あの二機は恐ろしい速度で打ち合いながらも、大まかな位置自体は変えていなかった。だがそれは恐らく、片方がそうなるように戦っていたからだ。傍に転がるラウラを巻き込まぬように。その場に押し留めるように立ち回っていたのだ――だが、もうその必要は無くなった。ならば、

 

 鈴の叫びとセシリアの推測を実証するかのように。

 音、光、余波――背後から届く何もかもが、一気に膨れ上がる。

 

 

 ▼▼▼

 

 かちん。

 

 ようやく別の事をやる必要がなくなったから。

 そうして総ての歯車が元の位置に戻って。

 

 噛み合って、回り出す。

 

 

 


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