この未来日本に祝福を!?   作:アクセル在住

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キャラデータ。

夏川アマメ。年齢18歳。
所属 航空自衛隊。階級曹長。
手術ベース MO手術 ハリオアマツバメ。
身長160cm体重42キロ


未来の日本は凄かった。

結論から言えば日本はベルゼルグ王国と国交を結ぶ事に成功した。と言うのもベルゼルグ王国は日本まるごと異世界転生される前から、多くの日本人の若者が神様転生と呼ばれる力で特典を持って転生し…魔王軍や危険な魔物と戦っていた。その為か、前から親日派と言えるようですんなりと国交を認めてくれた。

 

日本国がベルゼルグ王国に提供するのは主にインフラ整備等の技術。日本国は昔からインフラ関係が凄まじく優れていた。浄水技術は世界一であり、新鮮で美味しい水道水をそのまま飲める数少ない国である。その高いインフラ技術を用いて人材を派遣し、日々魔王軍と戦うベルゼルグ王国の人々や土地のケアも行う。

 

一方のベルゼルグ王国が提供するのは食料、そしてベルゼルグ王国が何故か使ってなかったレアメタル(タングステン)等だ。タングステン等のレアメタルはベルゼルグ王国に豊富に埋まっており、ベルゼルグ王国は使ってないようなので喜んで貰った。因みにタングステン等のレアメタルは現代日本では間違いなく必要な金属であり、これ等がないとパソコンやスマホが作れないのだ。

 

「ふむ…日本は確か勇者候補と言える人々が良く口にしてた故郷だったな」

「はい。恐らくですが、そうでしょう」

 

日本国から派遣された外務省の職員。そんな彼は眼鏡をかけた人物である田中。彼は護衛としてMO手術を受けた()()な少年と()()()()()()()()で日本国に無期限出向と成った在日米軍の大佐を伴ってベルゼルグ王国の王都にやって来た。

田中はスーツと呼ばれる黒い制服を纏い、名刺と呼ばれる日本で当たり前な連絡先等が書かれたカードをベルゼルグ王国のお偉いさんに手渡した。

 

「勇者達の故郷だけあって、強い戦士が沢山居るのだろう。貴方もその1人か?」

「いえ、残念ですが私はか弱い存在です。戦闘はこれっきりも出来ません」

 

田中は戦う事が出来ない。彼が出来る戦いとは諸外国と国交を結び、食料自給率や資材の乏しい日本を救う事しか出来ないのだ。

異世界であり、彼方此方に強そうなモンスターが生息するベルゼルグ王国の広野を1人で出歩くなんてとても出来ない。それほどに田中は弱いのだ。

 

「だが…彼等は強いではないか。あの少年は魔人のような姿に成り拳でドラゴンを粉砕した。あの青年は雷撃を操り魔王軍の一部隊を滅ぼしたではないか」

 

ベルゼルグ王国はしょっちゅう魔王軍から狙われる。それは王都も同じであり、1週間の大半の夜は魔王軍の襲撃が有るほどなのだ。だが、此度の襲撃は一味違った結末を向かえた。

攻めてきた魔王軍は全滅。その上ベルゼルグ王国側の被害は0であり怪我人も1人も出ていない。それほどベルゼルグ王国が強いのかと思われたが、そうではない。田中の護衛としてやって来た2人が……たった2人の手で攻めてきた魔王軍を全滅させたのだ。

 

『訳が分からないよ。あの子達……本当に俺達と同じ日本人?それも転生無しかよ…未来どうなってるんだ?』

 

『全くだよ。前回の襲撃は俺達チート持ち数人、腕利きの冒険者や王都の騎士達で何とか退けた。なのに死人だってでた。でも、今回は前回以上の軍勢をたった2人の人間がやったのかよ。てか、あの男の子…蟻みたいな触覚生えてない?』

 

『私見たんだけど。あの男の子とお兄さんが変な銃で自分を撃ったかと思ったら、男の子とお兄さんが変身しちゃったの。

お兄さんの方は余り変化が無かった。だけど、男の子は思いっきり変わっちゃった。頭から蟻のような触覚出すし、腕には蟻の頭部みたいな装甲付くし…本当に未来はどうなっちゃったの!?』

 

『あの男の子…ミッシェルに似てない!?えっ!?まさか、俺の孫!?』

 

と王都防衛に参加したが、残念ながら活躍出来なかった転生者の皆様のお言葉である。

 

「そうですね。確かに我が国…いや、日本が嘗て存在した世界には人間に動物の特性を付加させる手術が存在しています。恐らく、ベルゼルグ王国側はこの手術を知らないかと思います…なにせ転生者と称される皆さんの年代と私達が生きている年代が違いますからね」

「ふむ…ではあの2人はその手術を受けたと?」

「ええ、ですが。あの2人は少し違います。なにせ、本来なら手術で埋め込む力の大半を普通の人間と異なり、生まれつき持っていたのです。とは言え、私は専門家では無いので手術の事は余り詳しく有りません」

 

田中は頭をかきながらそう言った。

 

MO手術…正式名称をモザイクオーガン・オペレーション。その手術は劇的に世界の常識を覆して人間に新たな力を、可能性を授けたと言っても良いだろう。だが、このMO手術の前に説明しなければ成らない事がある。それはMO手術の改良前と言えるバグズ手術からだ。

バグズ手術。それは遡れば歴史は長い。なにせ、この前…サトウカズマくんと遭遇した航空自衛隊の夏川アマメの曾祖母が生きていたような年代まで遡る。バグズ手術はテラフォーミング計画の一環で、火星にゴキブリを放ったのは良いが…人間と同程度の大きさでしかもマッチョな人形に進化したゴキブリ…テラフォーマー或いは火星ゴキブリの臓器 免疫寛容臓ことモザイクオーガンを移植し、更に自身に適合している昆虫類の遺伝子配列を後天的に体細胞に適合させる物だ。バグズ手術に成功し、特殊な薬品を撃ち込むと昆虫と人間のバランスが崩れて昆虫の身体能力(人間大)と能力が使用出来る昆虫人間となる。だが、成功確率は僅か30%未満であり…多くの志願者が亡くなった。

 

そしてこのバグズ手術を改良したのがMO手術である。

MO手術はバグズとは付いていない。これはどういう事かと説明すると、バグズ……つまり昆虫以外も可能と成りベースに出来るのは地球上の全生命体に出来るように成ったのだ。だが、考えてほしい…確かに世の中には超音波で辺りを探れるイルカ、飛べる鳥と魅力的な能力を持つ生き物が多い。だが、それらは人間に適合させても肝心の強度は上がらない。しかし、そこで未来の科学者は考えた。

 

『多様性に富むツノゼミをクッションに使えば?』

 

ツノゼミの仲間は多様性に優れている。そこでツノゼミをクッションにすることで、()()()()()()()使()()()()最低でも変身すれば人間大に成ったツノゼミの筋力と防御力+ベース生物の戦闘力を得られるように成ったのだ。

これにより、昆虫類はより強く強力に成った。そして昆虫以外にも様々な動物をベースに出来るようになり、戦略の幅が広がったのだ。だが、そんな画期的なMO手術でも手術の成功確率は30から40%未満……だったのだが現在では火星からの戦利品のお陰か成功確率が100%と成っており、民間人も医療目的なら受けることが可能だ。当然、自衛隊や警察、海上保安庁と言った国家公務員に一部の指定された民間警備会社は補助金が出て格安で受けられる。

 

そして約80年前。MO手術はベースごとに変身薬がバラバラだった。昆虫なら注射、鳥類なら飲み薬、魚類なら粉薬、甲殻類なら電子タバコ、節足動物(蜘蛛とか)ならガム、哺乳類なら湿布と様々だった。そんなバラバラの変身薬をどのベースでも使えるように万能変身薬を本田という博士が開発し、更に博士はMO手術を受けた能力者同士なら唾液や血液を経口摂取したり、万能変身薬で撃ち込んだチップをくっ付けたりしたら相手の能力も一時的に使えるCB技術…キマイラブラッドオペレーションを開発。これにより、戦術の幅が更に広がったのだ。

 

だが、バグズ手術とMO手術を行う闇医者(此方は今でも成功率30%)も居ており、反社会的組織や犯罪者が手術を受けて犯罪行為を行う事件も日本では起きている。

 

因みに夏川アマメのMO手術のベースはハリオアマツバメ。最速の鳥と呼ばれており、小さな虫のサイズでも最高速度は時速300を超える。そんなハリオアマツバメが人間大に成れば……正に神速と言える程の速度を叩き出すだろう。

 

「田中のおっさん。呼んだ?」

 

その声が聞こえ、田中は後ろを振り向いた。そこには魔王軍を殲滅し、後片付けを終えたのか金髪で日本人顔の少年が立っていた。その少年は歳は15歳程だろう、もしかすれば未だ中学生なのかも知れない。顔は中性的であり、女顔とも言える。母親に似たのだろう。

 

「呼んでませんよ、ミカエラ君。

あっ、すいません。彼は膝丸ミカエラ…或いはミカエラ・K・デイヴス。訳って特例で二重国籍が許されている男の子です。御存知、先ほどの魔王軍を壊滅させたのは彼とその上司です」

 

田中はベルゼルグ王国の重鎮に彼の事を紹介した。

彼の名前はミカエラ。本名は2つ有り、膝丸ミカエラとミカエラ・K・デイヴスの2つである。訳有って生まれつきモザイクオーガンを持っており、彼はなんと両親もMO手術を受けており…その能力ベースとモザイクオーガンを受け継いで生まれてきたのだ。

なお、国籍は日本とアメリカ合衆国である。日本は二重国籍を認めていないが、彼だけは特例でOKなのだ。

 

「オッス。俺、ミカエラ。宜しく」

 

膝丸ミカエラ。彼が二重国籍を持っている理由だが、両親が()()()()()である。彼はバグズ手術を受けた祖父母を持ち、その祖父母の子供であり()()()()()()()()()()()()()()()()()()を父と母に持つ二重の奇跡の存在なのだ。

身長は160cm程(モリモリ成長中)だが筋肉で体重は筋肉密度が強すぎて80キロある。これは生まれつき昆虫の能力を持った為だ。なお、変身前でも変身後に少し近い身体能力を持ち…ヒグマ程度ならボコボコに出来る。

 

「ミカ。俺達は仕事で来ている。お姫様の遊び相手はもう終わりで良いのか?」

 

すると、新たな声が聞こえ…1人の男が現れた。男は自衛隊の服……ではなくコートを羽織り、その下に米軍の軍服を着ている。歳の方は20代前半だろう。顔は物凄く整っており、身長も高くスラリとしていてスタイルがモデルのように良い。

 

「アドルフ」

「班長と呼べ。田中さん、部下がすいません」

「いえいえ…あっ、彼は…「アドルフ・フロストです。以後、お見知り置きを」」

 

彼の名前はアドルフ・フロスト。難易度が高いMO手術を受けた人物を祖母に持ち、自身は先天的に祖母と親から2つの能力とモザイクオーガンを遺伝して産まれている。モザイクオーガンは意図的に遺伝されているのだが、意図的に遺伝させる為には試験管ベイビーに成らねばならず…彼はドイツの研究で産まれた存在だ。

そして彼が受けた手術ベースはデンキウナギ。唯一無二、電気を発電させ敵を感電死させる最強の水中生物である。アドルフの全身の筋肉全てが発電機関となり、莫大な電力は瞬く間に相手を焼き殺す。だが、デンキウナギは自分自身も感電しており…アドルフは遺伝で受け継いだ能力は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()というリッチな再生尽くしであり、感電する前に修復が終わるので最高火力の雷撃で相手を殺すことが出来るのだ。なお、薬を使ってなくても再生能力とデンキウナギのレーダーは使える。

 

「しかし…勇者達の祖国でもある日本は凄いのだな」

「では日本に視察に来ていただくのはどうでしょうか?アクセルから日本までは約1時間で行けます」

「1時間で行けるのか!?」

 

そう、ベルゼルグ王国から日本までは僅か1時間で行くことが出来るのだ。なお、王都からでも2時間で到着する事が出来るのだ。

 

 

 

 

 

翌日。アクセル、冒険者ギルド。

 

「話す言語は同じようだが…やはり文字は異なるか」

「私達からすれば、貴殿方は私達と同じ共通語を話しておられます」

 

ベルゼルグ王国から出発する視察団はこれより日本に向かう。向かうのは数名の役員、そして……

 

「ミカお兄ちゃん行っちゃぇーー!!」

「よっこらせっと」

 

ベルゼルグ王国の王女。今年で12歳のお姫様。アイリス王女である。王女、つまりこのベルゼルグ王国のロイヤルであり、彼女は当然ながら国賓として扱われる。そんな国賓であるアイリス王女はと言うと…日本国が田中の護衛として派遣したミカエラに肩車されていた。アイリスを肩車したミカエラはアイリスを乗せて、アクセルの冒険者ギルドを駆け回っている。

 

「姫様!!」

「あっアドルフさん!!ミカエラ君を止めないんですか!?」

「止めても無駄でしょう」

 

生身で蟻(体重の100倍の物を担げる)の筋力に近い特異体質を持つ、最強の護衛に肩車されているのだから問題は無いだろう。一撃熊だって拳と蹴りで粉砕し、薬を使えばドラゴンだって文字通りに粉砕する。

 

まあ、お姫様の遊び相手は最強の蟻人間に任せれば良いだろう。それより問題は有った。日本国が異世界召喚された際、その後の哨戒調査で多くの自衛隊員が転生者含む多くの現地人と遭遇しては会話に成功している。それも日本語でだ。だから、多くの日本在住の人々は思った。日本語が通じるなら、文字も日本語では?と。しかし、それは一方的な思い込みだった。

言葉は通じるが、文字は別。日本人はベルゼルグ王国の文字が分からず、ベルゼルグ王国の民は日本語が読めない。これは実に困ったものだ。

 

「フロスト大佐、田中外交官。それにベルゼルグ王国の使節団の皆様。飛行機の準備が出来ました。何時でも行けますよ!!」

 

と、そこへ航空自衛隊の隊員である夏川アマメがやって来た。とは言え、薬を服用して居ないためか…鳥人間には成っておらず見た目は普通の人間のままである。

 

「夏川さん。そう言えば貴女は哨戒任務初日に、日本からやって来た転生者と会いましたね?」

「ええ、サトウさんですね。彼はアクセルを拠点にしてましたので、未だこの町に居るかと思いますよ」

 

だが、此処で光明が差したのだ。それはアマメが先日に遭遇したカズマの事だ。カズマは転生者であり日本人だった、つまり日本語も読めるしベルゼルグ王国の文字も読むことが出来る…と言うかベルゼルグ王国の文字が読めないとバイトや仕事も出来ないので読める筈だ。

 

正に読み書き専門の通訳。いざ、カズマの力を借りることに成ったわけだが、カズマは何処に居るのだろうか?しかし、読み書きの専門家は是非とも欲しい。

 

だが、探して見たら直ぐに見付かった。

 

「お腹が……井戸水を飲んだだけなのに……」

「カズマさーん!!しっかりして、カズマさーん!!」

「「「「あっ、水当たりか」」」」

 

日本の浄水能力は世界最高レベルだ。蛇口から出る水は飲料水に使え、あろう事かトイレのタンク内の水も非常時は飲むことが出来る程に綺麗である。

しかし、海外ではそうもいかず…井戸水を飲んだだけでお腹を壊す日本人も多いのだ。そんな海外あるあるをカズマは経験してしまった。

 

その後、2700年のお薬をもらい無事に復活したカズマはアクアを連れて読み書きの通訳としてベルゼルグ王国の使節団と共に、日本国に入国した。

 

 

 

 

 

「此処が日本国の首都、東京でございます」

「「「「おぉぉぉお!!」」」」

 

なお、未来の日本はガソリン車が完全廃止された為か空気が物凄く綺麗であった。




キャラデータ

膝丸ミカエラ(ミカエラ・K・デイヴス)。年齢15歳。
所属 ???
身長160cm(モリモリ成長中)体重80キロ(筋肉密度のせいであり、見た目はやや細身)。
先天性ベース パラポネラ+???+???+???
MO手術 ???

アドルフ・フロスト。年齢24歳。
所属 米軍対テラフォーマー及びMO手術能力者特殊部隊隊長。
身長185cm。体重80キロ。
先天性ベース ???(祖母)+???
MO手術 デンキウナギ。

カズマさん、強化させる?

  • 自衛隊式訓練!!
  • 強化手術!?
  • クズマさんね
  • じょうじ…じょうじょう
  • じょうじじ
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