この未来日本に祝福を!? 作:アクセル在住
サトウカズマは困惑した。急遽、ベルゼルグ王国と日本国…どちらも文字も読めるという事で文字の通訳としてベルゼルグ王国の視察団と共に日本にやって来た。
「車は通ってるけど、エンジンも静かだ。なんだか空気も都会なのに俺の実家のように綺麗出し…聞いてた東京と違う」
東京は大都会。それはカズマも知っている常識だ。だが、この時代2700年の東京は空気が物凄く綺麗であり、その空気の綺麗さはカズマが生前暮らしていた田舎の農村に匹敵する程だったのだ。
「なっなんなのだ…鉄のジャングルなのか!?」
「見たことがない建造物が沢山だぞ!!」
当然、近代文明と比べれば中世のヨーロッパに近い価値観を持っているベルゼルグ王国の皆様からすれば東京のコンクリートジャングルは圧倒される。大きい建造物が沢山立っており、それはそれは凄かったなんて言葉では言い表すのが難しい程だ。無数に聳え立つ摩天楼、そして一切の武器を携行せず鎧さえ着ていない人々が行き来している。
「彼等も魔人に変身できるのか?」
視察団の男性が田中さんに問う。なお、此処での彼等とはコンクリートジャングルを行き来する人々の事だ。ベルゼルグ王国からすればミカエラとアドルフが不思議な薬品で変身し、数多の魔王軍を倒した為か東京の民間人も同じ様な力を持っていると思ったのだ。
なお、魔人と表現したのには訳がある。薬で変身したミカエラは蟻の触覚が生えてきて、身体能力は拳でドラゴンを文字通りに…ぐシャリと粉砕した。人間が人外の特性を持ち人外の身体能力や特徴を使えばそれは魔人と言ってしまうのも無理はないだろう。
「いえ。大半の人は私と同じで変身は出来ません。変身を行う為には手術を受ける必要が有りますからね」
「そうですか。ではサトウカズマだったな、君はその手術を受けたのかね?」
「受けてませんよ!!てか、俺はなんの手術か分からないんですよ!!俺、浦島太郎みたいに……あのなんて表現すれば良いのか分からないですけど、俺は数百年前の日本人で気が付いたら現代のアクセルに居たんですから」
嘘は言っていない。カズマは2015年の人間だ。今の日本人が経験した火星ゴキブリとの全面戦争も知らず、憲法の元で守られた平和な暮らしを送っていた民間人に過ぎない。そんなカズマは言わば、浦島太郎のような物だ。浦島太郎は結果的にはお爺ちゃんに成ってしまったが…地上に帰り玉手箱を開ける前は未来にタイムスリップしたような感覚だったのだから。
「それでしたら専門家に伺った方が宜しいですね。既にアポは取っております」
東京都のとある宇宙博物館。そこに使節団は案内された。そこには…
「良く来たな。私はミッシェル・K・デイヴス。息子が世話に成った。ようこそ、日本へ」
ミカエラとそっくりだが、スタイル抜群の金髪美女が彼等を待っていた。外見年齢は誰がどう見ても20代程の美女であり、物凄く若々しい。そして名前で分かると思うが、ミカエラのお母さんである。
「彼女はミッシェルさん。日本に永住してますが、元はアメリカの凄い軍人で、ミカエラ君のお母さんでもあります」
「若!?えっ!?幾つ何ですか!?」
「今年で104だな。まあ、訳有って17年前に若返ったけど」
ミッシェルは元々日本が有った世界では超が幾つも付く程の有名な軍人であり、英雄だ。
「私と夫が若返った理由は17年前…医療研究でCB技術を使い、ベニクラゲの力を一時的に得た時だった」
17年前。
ミッシェルはお婆ちゃんだった。軍も引退し、夫の故郷である日本でのんびりと夫と共に過ごしていた。
『あの…ミッシェルさん!!医療の為に協力してくれませんか?』
そんな時だった。1人のMO手術を受けた医者から頼まれたのだ。その医者はベニクラゲと呼ばれる若返りの力を持ったMO手術を受けた人物であり、ベニクラゲの力を医学の発展に活かせないかと考えていたのだ。
ベニクラゲは老いると赤ん坊からやり直す力を持っており、もしこれが医療に活かせれば不老不死も夢ではないのだ。
ミッシェルお婆ちゃんは快く受け入れ、変身してベニクラゲのCB技術を使った。その時だった……
『おい…なんじゃこりゃ!?』
ミッシェルお婆ちゃん…若返る。しかも大学生程の年齢に。
『爺さん…いや、燈!!お前もやれ!!』
『婆さん!?どうしたん!!』
その後、夫だったお爺さんもベニクラゲとのCB技術を受けて物凄く若返ったのだった。
「その後、出来たのがミカエラだ」
「そういうこと」
若返ったミッシェルお婆ちゃん改めて、ミッシェルお姉さんと若返ったお爺さんがハッスルし子作りして出来たのがミカエラであった。
「まてまてまて!!それならば、日本は不老不死の技術を持っているのか!?」
「不死じゃない。ベニクラゲの能力者は物理で殺せる。だが、そんな戦闘が無ければ不老だな。
特に金持ち連中は医者や軍人、警備関係の者ではないのに大金でMO手術を受けている。そんな連中がベニクラゲのベースを持ったり、ベニクラゲの能力者からCB技術を受ければ私のように若返る事も出来る。金持ち連中はそれが目当てだろうな」
ミッシェルはそう告げ、更に続けた。
「だが、もし…ベニクラゲの若返り能力、プラナリアの再生能力、カブトガニの毒素や細菌への抵抗力。これらを持った人間が誕生すれば、間違いなく不老不死だろうな。毒でも殺せない、病でも殺せない、物理でも寿命でも死なないのだから」
「その能力…我々も得れますか?」
「さあ…何のベースに出来るかは人其々だ。折角だ、私からはどうしてこの技術が生まれたのかを教えようか」
ミッシェルお母さんによる、ベルゼルグ王国の皆様へ向けたMO手術のお話しが始まる。
次回!!ミッシェルママによるMO手術講座。テラフォーマーズが知らない人へ向けた、テラフォーマーズの設定補完でも有ります。
ミッシェル「これが火星のゴキブリな」
カズマ「最早、原始人!!てか、マッスル!!」
カズマさん、強化させる?
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自衛隊式訓練!!
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強化手術!?
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クズマさんね
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じょうじ…じょうじょう
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じょうじじ