魔法科高校の劣等生〜魔法世界に這い寄りし過負荷〜   作:味噌漬け

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第三十四話 九校戦開催

 あの騒動から後日、とうとう魔法科高校の頂点を決める日がやってきた。

 会場は朝にも関わらず、観客席が満員で活気が激しくなっている。

 九校戦の開会式を終えた達也や深雪はというと、いつも通りのメンバーで集まっていた。

 

「とうとう始まるのですね……」

 

「……ああ…そうだな」

 

「お兄様?」

 

 九校戦の熱気に当てられたのか、深雪はいつもより張り切っているように見える。達也は何か考えていたのか、上の空だった。

 

「……いや、何でもない」

 

 深雪の声に我に帰る達也。 

 今の達也の頭の中はこれまでの騒動の考察でいっぱいだった。

 

「………」

 

「大丈夫?エリカ?」

 

 思い悩んでいる様子のエリカを見て、雫が心配そうに声をかける。

 やはり、昨日の件を引きずっているのだろう。その顔は僅かに青く、暗いものだった。

 

「えっ!? あぁ…大丈夫よ。大丈夫…」

 

 そうは言うものの、口は引きつっており、冷や汗も掻いているというお手本のような作り笑顔だ。

 雫がそんな彼女に訝しげな視線を向けると、エリカは「うっ…」と声がつまる。

 二人の間に流れた気まずい雰囲気。すると、この空気を壊すように明るい声が彼女達の耳に入る。

 

「みんな〜!!」

 

「「ほのか!」」

 

 手を振りながら走ってくるほのか。

 ほのかに気がついた雫達も一斉に駆け寄った。

 すると、それに驚いたほのかははにかむように後頭部に手を添えた。

 

「あはは。開会式間に合わなかったね」

 

 ほのかが茶化すように言う。

 

「ほのか、もう身体の方は大丈夫なんですか?」

 

 心配そうな表情をしている深雪。

 それに対し、ほのかは安心させたいのかとびっきりの笑顔を向けた。

 

「うん!医者(先生)も「退院しても大丈夫」って言ってたし、一日中休んだからかな?むしろ前より元気だよ」

 

 元気そうに言うほのかを見て、深雪と雫は胸を撫で下ろす。

 まぁ体調も何も、球磨川が無かったことにしたのだから万全なのは当然だろう。

 

「あっ、そうだ!誰かプログラム見せてくれない? 私、見てないから」

 

「…ん」

 

 雫がほのかに手際良く端末を見せる。

 

「ありがと。えーと…一日目は本戦のスピード・シューティングにバトル・ボード。七草会長と渡辺先輩が出場かー」

 

 九校戦は本戦と新人戦を合わせた二十種目の魔法競技で構成されている。それらを十日間かけて行うのだ。

 

「二人とも優勝候補ね!新人戦じゃ私達が出る種目だし」

 

「うん。そうだね」

 

 ほのかは気合いを入れるように片手を上げる。雫も無表情ながらも、その声色は興奮気味だ。

 二人とも自分の出番に向けやる気満々らしい。

 

「まだ競技開始まで時間がありますが…どうしましょうか?」

 

「そうだな…。早めに観戦先に行くのもいいが…」

 

 深雪が達也に言う。

 すると、それを聞いていたほのかが案を出す。

 

「なら、あそこの売店に行くのはどうかな?」

 

 ほのかの指の先に見えるのは色とりどりのテントやキッチンカー。

 焼き鳥や唐揚げといった出店だけではなく、衣類メーカーや玩具メーカーが出すお土産屋などある種のお祭り状態となっていた。

 

「うーん…確かに良いアイディアですが…。買い食いというのもはしたなーー」

 

「良いから良いから!行こっ!」

 

「あっ!ほのか!?」

 

 渋る深雪の腕を取ってほのかは走り出す。チラリとエリカを一瞥して。

 その光景を達也は緊張感の無さに呆れつつも微笑ましく見ていた。

 

「俺たちも行こうか」

 

「うん」

 

「そうね」

 

 達也達は先に行ってしまった二人を追いかけた。

 

「色々あるねー」

 

「公式マスコットに…これは…え?CD?今の時代に?曲名は…【おもちゃ箱】?聞いたことがあるようなないような…」

 

 出店を散策するほのか達。

 深雪も今の時代ではあまり見ないCDに困惑しつつも楽しんでいるようだ。

 

「あたしも…何か買っていこうかしら…」

 

「何か買うのか?」

 

 お土産コーナーを物色しているエリカに達也は聞く。

 エリカは苦笑いで答えた。

 

「うん…。レオにお礼に何か渡そうかなって思っててね……」

 

「レオに…?あぁ…そういうことか」

 

 達也は察する。

 

「ええ…。バイトも看病も代わってもらっちゃったしね。差し入れくらい…」

 

 そうレオは今、幹比古達の看病のために病院にいる。

 昨日から変わらない悲痛な表情で看病に行こうとするエリカを見ていられなくなった彼は「いいから気分転換してこい!!」と看病を代わり、エリカを外に出したのだ。

 見た目に似つかわしい男前、それこそが西園寺レオンハルトである。

 

「でも…やっぱりみんなで行きたかったな…」

 

 エリカからポロッと出た言葉。それは寂しさと後悔に溢れていた。

 そう本来ならばここにはレオだけではない美月や幹比古もいたはずなのだ。 

 恐らく楽しんでいる皆も同じ気持ちだろう。現にお見舞い用の土産品も買っている。

 

「そうだな」

 

 達也が頷くと、エリカはブンブンと顔を振った。

 

「ダメね。気分転換してこいって言われたのに…。レオだけじゃなくて、ほのかにも気を遣わせちゃった…」

 

 恐らく、ほのかは落ち込んでいるエリカ達を思って、わざわざここに来たのだろうとエリカは考えていた。

 ずっと無表情()を相手し、優しい心根を持つほのかだ。そう言った感情には過敏なのだろう。

 

「さて!あたし、もう少し見てくるわ。ミキ達が起きたら無理矢理にでも食べさせてあげるんだから!!」

 

「俺も行くよ」

 

 エリカは笑顔を作る。 

 まだ引き攣ってはいるものの、顔色自体は良くなっていた。

 達也もそんな彼女の意思を汲み取り、ついていくことにした。

 

 

 

 だが、エリカは理解してい(知ら)ない。どこまでいっても普通(ノーマル)努力家(ノーマル)友達思い(ノーマル)幸せ者(ノーマル)な彼女には…幹比古のような特別(スペシャル)の心の闇など理解できるわけがないということに。

 

 

 九校戦第一種目、【スピード・シューティング】…通称“早撃ち”。

 三十メートル先の空中に投射されたクレーを魔法で破壊する競技である。

 投射されるクレーがランダムに射出されるために、魔法の発動速度や正確性が重要となる。

 予選は破壊したクレーの数を競うスコア型、上位八名による決勝トーナメントは自分の色のクレーを撃ち分ける対戦型になるのも特徴の一つである。

 

「初日から真打登場だな」

 

「ええ」

 

 達也と深雪が呟く。

 その視線の先にはライフル型のCADを携えた真由美の姿があった。

 彼女の登場に「一高の七草真由美だ!」「エルフィン·スナイパーだ」「素敵ですお姉様〜」…と会場の歓声が湧いた。

 彼女は十師族であるうえに、その容姿の美しさから大変人気があるのだ。

 

「始まったな」

 

 ついに試合が開始する。

 始まりのブザーが鳴ると同時に射出されたクレー。

 それらが空中の有効エリアに入った瞬間…撃ち砕かれる。

 

「!!」

 

「「おおっ!!」」

 

 達也の驚きと同時に会場から歓声が湧き上がる。

 

「速い……!有効エリアに入った瞬間、あの遠距離から一個ずつ撃ち抜いてる。高速にして正確無比。これが七草会長、いや遠隔魔法のスペシャリスト!」

 

 雫が説明するように話す。

 そして全てのクレーが破壊されたと同時に終了のブザーが鳴り響いた。

 

[第一高校、七草真由美さんの成績……パーフェクト!スコア100 !!]

 

「弾丸はドライアイスの亜音速弾ですね」

 

「そうだな。驚くべきはその精度だ。知覚系魔法を併用し、情報処理しながらも100パーセントの命中率」

 

「確かに肉眼であの射撃は無理」

 

 深雪と達也、雫が各々で真由美の試合について語り合う。

 予選が終了し、順位が発表されると、真由美が予選をトップで通過という予想通りの結果となった。

 そして次の種目に入る。

 

「次は渡辺先輩の出番だね!!」

 

「うん。楽しみ」

 

 ほのかと雫が楽しそうに言う。

 何せ次の種目は【バトル・ボード】という競技であり、ほのかの出場種目であるからだ。

 バトル・ボードは通称“波乗り”とも呼ばれ、動力のないボードに乗り、魔法を使って全長三キロの人工水路を三周して勝者を競う。

 さらにルールとして水面への魔法行使は認められているが、他選手への身体や、ボードへの攻撃は禁止されている。

 

「新人戦の準備は大丈夫か?ほのか」

 

「うん!!体調も良くなったし、後は頑張るだけかな」

 

 元気よく言う…が、すぐに不安そうな顔になる。

 

「…でも、作戦とかも考えたんだけど成功するか不安なんだよね……」

 

「作戦?」

 

 深雪が首を傾げる。

 

「うん。絶対に…負けたくないからね……」

 

 ほのかの目が据わる。

 何故、負けなくないのか…負けず嫌いの他にも理由があるのだろう。

 そんなほのかを深雪は心配そうに見る。

 

「(やっぱり…美月のこともあるのでしょうね…)」

 

 ほのかはあの事件の関係者ではあるものの、詳しい事情を知らないため蚊帳の外に近い立場だ。

 それでも、ほのかに出来ることはある。近いうちに絶対に目覚めるであろう友人に吉報をもたらすということ。情けない結果を出して、美月に余計な負担をかけるようなマネはしないこと。そのためならば…

 

「(どんな手段だって…)」

 

 ほのかの光輝く瞳に薄らと影が混じる。

 それに気づいたのか否か、エリカが口を開いた。

 

「そんな心配しなくてもほのかなら大丈夫よ。まっ根拠はないけどね」

 

 エリカがあっけらかんに言う。

 根拠も何もないと本人は言うが、ほのかにとって断言してくれたこと自体が心地いいものだった。

 

「そうだね。ありがとうエリカ…」

 

 ほのかが礼を言うと、照れ臭いのかエリカは少しばかり顔を赤くする。

 ちなみにバトル・ボードの結果はと言うと、摩利の予選トップ通過で幕を閉じた。

 

 

 午前のプログラムが一通り終わった昼休み、達也はホテルのとある一室に足を運んでいた。

 部屋の前に着き、警備員に敬礼をした達也は部屋の中に入る。

 

「失礼します」

 

 中には独立魔装大隊(どくりつまそうだいたい)の面々が揃っていた。

 独立魔装大隊とは、国防陸軍第101旅団に編成された大隊であり、旅団長である佐伯少将が十師族から独立した魔法戦力を備えることを目的に創設したものである。

 魔法装備を主装備としており、新開発された装備のテスト運用も担う部隊でもある。その為、軍事機密も最高位レベル。二個中隊規模の人員がおり、構成員のほとんどは魔法師であり、特定分野に突出しているクセの強い者達が集まっている。

 

「来たか達也、まあ掛けろ」

 

 少佐の風間が声をかける。

 

「いえ、自分はここで」

 

「そう遠慮するな。何せ、今日は君を()()()()()()()()()()()()()としてではなく、我々の友人である司波達也として招いたのだから」

 

 司波達也にはもう一つの顔がある。それこそが【戦略級魔法師】大黒竜也(おおぐろりゅうや)。戦略級魔法師は単体で破壊兵器にも並ぶ魔法世界の切り札ともいえる存在だ。さらに大黒竜也は非公開戦略級魔法師であるため、存在自体が秘匿されている。

 

「達也、君が立ったままでは、我々も話をしづらくて困る」

 

 大尉の(やなぎ)が達也に座るよう促す。

 

「分かりました、失礼します」

 

 達也は空いている席につくと同時に挨拶する。

 

「柳大尉、お久しぶりです」

 

「半年ぶりだな」

 

 それを皮切りに達也に話しかけていく面々。

 

「達也君、先日は助かったよ。【サード·アイ】のCAD調整は君でないと手に負えないからね」

 

「いえ、こちらこそありがとうございました。真田(さなだ)大尉」

 

「私も達也君に会うのは久しぶりですね。紅茶どーぞ」

 

 そう言って紅茶を差し出すのはポニーテールの女性である藤林(ふじばやし)少尉だ。

 

「藤林少尉、ありがとうございます」

 

「ティーカップでは様になりませんが、乾杯といきましょ」

 

 藤林は紅茶を持ち、お茶目に話す。

 すると、筋肉質な男が友好的に場を取り仕切った。

 

「では、この場は藤林君の顔を立てて再会の祝杯だ。なあ達也」

 

「ありがとうございます。山中(やまなか)先生」

 

 その後も達也たちの会話は進んでいく。

 そしてその話題は自然と九校戦についてのものとなった。

 

「……やはり昨夜の侵入者は【無頭竜(ノーヘッドドラゴン)】の一員だったんですね」

 

「ああ、だが目的など詳しいことはまだ調査中だ」

 

 球磨川たちが遭遇した黒服の侵入者達。

 彼らの正体は達也の予想通りのものだった。

 そして風間が続ける。

 

「そして、もう一つ。二日前の車の事故の件だ。死んだ運転手の身元がわかったから、その報告をしよう」

 

「…あの件ですか。ありがとうございます」

 

 達也が礼を言うと、風間が説明をする。

 

「あの運転手の名前は高木(たかぎ)(みちる)。24歳。無頭竜の末端構成員だ」

 

「無頭竜…。それも、日本人ですか…」

 

「そうだ。経歴も凄まじい。少年時代は強姦や強盗を働き少年院行き、成人した後も死刑判決されてもおかしくないほどの罪を犯している」

 

「つまり、彼は警察の追手から免れるために無頭竜に?」

 

「間違いないだろうな。捨て駒にされたのか、天罰にでも当たったか…。こいつの死をどのように見るかで、無頭竜への対処法が変わるだろう…。勘だがな」

 

 勘とは言うものの、風間は確信しているようであった。腕を組み、眉間にはシワを寄せている。

 空気が重くなると、それを切り替えるためか藤林が別の話題を出した。

 

「そういえば、昨夜もあんな遅くまで警戒を?」

 

「いえ、競技用CADの調整をしていたんです。無頭竜との遭遇は偶々ですよ」

 

 藤林の疑問に達也が答える。

 

「そうか〜。あの天才CAD技師の【シルバー】殿が高校生大会のエンジニアとはなぁ」

 

 医師の山中が茶化すように話を振る。

 そう…達也は軍人以外にも謎の天才魔工師【トーラス・シルバー】としての顔も持つのだ。

 達也の使うCADがトーラス・シルバー製なのは、その為である。

 

「レベルが違いすぎてイカサマのような気もするな」

 

「真田大尉……達也君だってれっきとした高校生ですよ。ねぇ達也君?」

 

「……そうですね。【シルバー】の事は一応秘密ですし」

 

 藤林は九校戦での達也の活躍が気になるのか、話を振る。

 

「ねぇ、選手としては出場しないの?結構良い線行くと思うんだけど」

 

「藤林……たかが高校生の競技会だ。戦略級魔法師の出る幕ではない」

 

「でも去年の大会では十師族の七草家や、十文字家のAランク魔法が使用されたくらいですもの。達也君なら物質を分子レベルにまで分解する【雲散霧消(ミスト·ディスパージョン)】がありますし、もっと言えば……」

 

「やめたまえ。軍事機密指定の魔法だ」

 

 そこに風間が待ったをかける。

 そして達也に念を押した。

 

「達也……分かっているな。もし選手として出場することになっても」

 

「分かってますよ少佐。【雲散霧消】を使う状況にまで追い込まれたら諦めて負け犬になります。しかし……選手になるような状況は考えにくいですが」

 

「なに……分かってるならそれでいい」

 

 その後も達也と武装隊面々との会話は続いた。

 

 

 達也が競技場へ戻ると、スピード·シューティングの準々決勝が始まろうとしていた。

 昼に病院の様子を見に行っていたほのか達も席に着いている。その場にはレオもいた。

 

「あ、達也くん。こっちよ。こっち」

 

 エリカの声で皆を発見すると、そこへ向かう。朝に比べ、顔色はマシになっている。

 達也が着席すると、そのときブザーが鳴る。

 試合が始まったようだ。

 

「準々決勝からは紅白対戦型なのよね。会長のクレーは何色?」

 

「赤だよ」

 

 ほのかがいつものように雫に質問する。

 もはや雫が解説キャラと化していた。

 試合を見ると、両者ともに一進一退の攻防となっている。

 すると相手選手が仕掛ける。

 

「上手い。移動魔法で白のクレー同士をぶつけて破壊している」

 

「一気に二点だね」

 

 それに対し真由美は堅実に撃ち抜く。

 

「ドライアイスの弾丸で赤のクレーを一つずつ撃ち抜いてる。やっぱ速いなぁ」

 

「相手の戦法の方が効率が良くて一般的……予選と同じ戦い方をする会長は珍しいよ」

 

 ほのかは相手選手の手際の良さに感嘆する。

 試合はそのまま膠着状態に進むが、ここで動きがあった。

 

「今……()()()()()()()()()()()。どうやって!?」

 

 ほのかが驚くのも無理はない。真由美が本来ならば死角であろう地面スレスレからクレーンを撃ち抜いたのだ。

 その理由を達也と深雪が説明する。

 

「知覚魔法【マルチスコープ】なら死角はありません」

 

「ああ。そして七草会長なら()()()から撃てる。なぜなら作り出すのは弾丸でなく、その銃座……【魔弾の射手】ドライアイスの弾丸を撃ち出す魔法【ドライブリザード】の射出点をコントロールするバリエーション。十師族·七草真由美が得意とするAランク魔法だ」

 

 真由美の披露した魔法に会場も盛り上がる。

 

「凄い…隙がないわ…」

 

 エリカは真由美の魔法の洗練さに驚くが、達也の次の言葉で絶句する。

 

「スポーツ競技だからまだいいが……想像してみろ。もしここが戦場で、もし殺傷力を最大にした【魔弾の射手】を使われたら……」

 

 司波兄妹以外想像したのか、顔を青くする。

 

「ぜ、全滅……だね…」

 

「そ…そんなんアリかよ……」

 

 レオとほのかが絶句する。

 例えスキルがあったとしても、その卓越した魔法の技術は他でもない真由美のものだ。

 スキルと魔法を併用した…絶対的な射手。魔法が存在する今の時代だからこそのスキルホルダーとしての戦い方。七草の名は伊達ではない。

 

「たった一人でも戦争を勝利へ導く切り札となり得る。それが日本最強の魔法師集団【十師族】というものだ」

 

 達也が淡々と語った。

 それからというもの終始、真由美の優勢であった。

 

「高校生レベルでは勝負にすらならないな……」

 

 スピード·シューティングは100対30で真由美の圧勝であった。

 そしてそれ以降の試合、準決勝·決勝と真由美は難なく勝利し、スピード·シューティングの優勝を決めたのだった。

 




お久しぶりです。味噌漬けです。
何とか書き上げました。色々大変な世の中ですが、どんな理不尽でもなんでも、ヘラヘラ笑って進みましょう。嫌なことがあったとしても、決してプラスは無くならないのだから。
今は戯言シリーズの執筆も気分転換に書いてます。リゼロとのクロスですが、やっぱり西尾維新先生のキャラは書いてて面白い。頭おかしくなりそうだけど笑
今回は読んでいただきありがとうございます。またお会いしましょう。
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