そいつらは突然やって来た
『時空管理局』とかほざいて
▽
ある次元、ある世界
そこは普通の世界の筈だった
《そんな物ありえません》
とか、つい昨日の事だった
▽
あぁ、コイツは超AI搭載デバイス
名前は俺が『しなの』と名付けた
(勝手に登録されたとも言う)
今は夢の中
コイツが組んだ訓練内容を黙々とこなして行く
《いくら夢限空間のなかとは言え、
貴方の適応力には驚かされます》
「そいつはどうも。」
訓練内容は、それこそ『陸上自衛隊式訓練(特戦群式)』
ま、既に内容は終わりに近く、
コイツが想定した
模擬の敵(色々)を相手に最終訓練中
《ついでに放り込んだ知識も
違和感無く使いこなせる、
ただのミリオタでは無いのですね》
「別にミリオタじゃねぇってば。」
様々なジャンルを広く浅くなので、
『オタク』の、精々にわか程度しか無い
〈一番の問題は、俺が前世の記憶持ちで〉
例の世界、『リリカルなのは』の世界だと言う事
まぁ、コイツはそこまで干渉する積りが無いのか、
それとも気づいているから、
ここまで知識を詰め込んだのか?
ま、俺としても『小学生』で
ここまで自衛手段を持てるのは正直、心強い
因みに、デバイスを起動すると、
なぜか『旧日本陸軍兵』の恰好になる
背丈もある程度大きくなり、より戦闘に適した体格になる
まだ『第一段階』だそうで、
小学生の俺の身体に負荷がかかり過ぎるので
まだ解除できないそうだ
《はぁ、最終目標すら片手間で倒す、
貴方は人間なのですか?
正直、AIとして自信を無くしますよ?》
「・・・人間、ねぇ、おぼろげな記憶だけどよ、
隣町でそろそろ起こるんだろ?」
《えぇ、強力な次元震を検知しました、
恐らく、その破片の一部はこの次元に漂着します》
「勘弁してくれ。」
若干楽しみでもあるのだが、
高町なのは、フェイト・テスタロッサ
この両名もそろそろ巻き込まれるだろう
てか、プレシアさんが好みなのは
コイツに触れられたくはない
《シンヤ、漂着物を検知、
海鳴市に散らばりました、
一部は遠距離に漂着を確認》
ついに、か
「さてはて、初日は動けないんだったな。」
《漂着したばかりです、
この世界に適応するのに時間は必要です》
「で、だ、
本当に『あのエネルギー』で戦えるんだな?」
《はい》
そう、あの力、次元にすら作用するあの力
『タキオン粒子』
「宇宙戦艦ヤマトと同じエネルギーを使える
お前はなんなんだかね。」
《正直、魔力の変換とタキオン粒子の
エネルギー変換効率は段違いですし、
魔力に頼らなくて良いのが大きいです、
それに、虚数空間と言われる空間内では
『魔力』が使えないそうで》
「あぁ、そこはタキオン粒子様々だな、
『あらゆる次元に存在する粒子』
なんだからな。」
《問題は、現状、使えるのは
『パルスレーザー』
76mm速射砲クラスしか
貴方の身体は耐えられないと言う問題です》
「あのなぁ、精神面は
お前に鍛えられたけど、
身体その物は小学生なんだぞ?
こればっかりは、
年数を積み重ねるしかないだろ?」
《そうですね、
まぁ、正直、パルスレーザーで
『オーバーキル』感が漂っていますが》
「人に向けて撃てないからな?」
《はい、裏山で蒸発痕を確認した時は、
確かに『魔力で出来る限界』に
匹敵する熱量でした、
したがって、『漂着物』に対しては使えますが、
『人間に対しては魔力変換』で
対応せざるを得ません》
「対人戦闘は極力避けたいな。」
《同感です、魔力では防げませんからね》
「その反対が出来る
タキオン粒子がいけない。」
《全くです》