リリカルなのは 変動記   作:扶桑畝傍

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14話

懐かしい夢を見た

両親がまだ生きてた時のだ

その時も、風邪をひいて

出かける予定をキャンセルした

母さんが、側に居てくれて

頭を撫でてくれた

一日中

トイレや食事の準備以外、

ずっと側に居てくれた

「ん・・・ぉ、

 あれ?へや?なんで?」

ダメだ、まだ頭が上手く働いてない

「あら、起きたのね、はい、りんご、

 丁度剥けたわよ?食べれる?」

母さん?

「はい、ここに居ますよ~。」

ゆめ、か

差し出されるがままりんごをかじる

「ゆっくりでいいからね?」

うなずき、返事をする

「ほら、身体、拭いてあげる。」

ぼ~っとしているので

されるがまま身体を拭いて貰い

着替えもしてもらった

(あら、色々凛々しい身体つきね)

ん?なにかを見られているらしいがわからない

「はい、着替えられたわね、

 後でお薬飲もうね?」

うなずく

「ゆっくりしなさい、

 側に居てあげるから。」

頭をなでられる

あぁ、母さんだ・・・

(眠ったわね、それと)

そっと涙を拭ってあげる

「小学生なんだから、

 もっと大人を頼って良いのに。」

何がこの子を掻き立てるのだろう

何がこの子の根幹なのだろう

〈しなのさん?〉

《なんでしょうか?》

〈風邪を判断出来ないのは

 問題ですよ?〉

《そうなのですか?

 戦闘に多少の鈍さはあるでしょうが、

 戦闘補助で問題ない範囲だったので》

〈駄目よ?

 それに小学生の子供だと言う事を

 理解しなさい?〉

《・・・善処します》

〈ジュエルシードは、

 アリサちゃん、すずかちゃん、

 なのはちゃんで、対処出来るわ、

 指揮はクロノに投げたから〉

学校

「えぇっ!?

 シンヤ君風邪でお休みなのっ!?」

「うん、

 ()()()()()()()が、

 診ててくれるって言うから、私だけ来たのよ。」

二人「リンディ母さん?」

「・・・ぁ。」

確かに私の両親は忙しくて

中々会えないけど・・・

そっか、私も寂しかったんだ

「うん、しばらく泊まってくれるから、

 二人も来れば?」

「そうね、色々と()()()()もしたいし。」

「す、すずかちゃん?」

「な、なによ、すずか?

 怖いわよ?」

〈3人共!!大変だ!!

 隣町でジュエルシードが起動したよ!!〉

「えぇっ!?」

時間はお昼時間

「不味いわ、お昼時間もそんなに残って無いし。」

「ちょっとクロノ!!

 アンタ出れるんでしょ!!」

〈アリサ!!

 ボクは早々に出れないんだよ!!

 アースラの指揮もあるんだからね!〉

「ユーノ君は?」

〈オコジョ体型の僕にどうしろと・・・〉

全快にはまだ届かないユーノは、

アースラに居候している

〈3人共、落ち着いて聞いて〉

二人「リンディさん?」

「リンディ母さん、どうしたの?」

〈シンヤ君がジュエルシードに向かって行ったわ〉

《判断力標準以下、

 反応速度、鈍重、こんな状態で

 なぜ?》

「うるへぇ。」

《わかりません、

 フェイトや、なのはに

 封印を任せればよろしい筈ですが?》

「・・・だまってろ、

 バトルフォーム、てんかひ、

 ()()()()()()()()()()起動。」

《了解》

〈戻りなさい!シンヤ君!〉

「なのはたちは学校があります、

 おれは、休みのあつかい、

 なら、封印ができる

 なのはか、フェイトで、

 くるまでささえるぐらいできます。」

〈そんな呂律が回っていない貴方に、

 出来るはずが無いわ!!

 お願いよ!!戻って!!〉

「ごめんなさい、()()()()()()()。」

《通信、切りました》

「カートリッジ、リロード、

 結界フィールド、けいせい。」

《了解、一般人及び、

 ペットの避難、完了》

「バレルてんかい、

 たいせんしゃらいふる。」

《・・・弾倉は?》

「はどうカートリッジだん。」

暴れるジュエルシードは

シンヤから撃ちだされる弾丸で

“空中を舞っていた”

「じだん、リロード。」

《体温上昇確認、

 速やかに休息が必要です》

「リロード。」

《了解》

ジュエルシードを

撃ち上げ、空中で身動きを取れなくするために

上に向けて撃ちまくっている

《反応接近、

 フェイト・テスタロッサ》

「貴方は。」

「やっときらか、

 はやくふういんしてくれ、

 これいひょうはきるい。」

「なっ!?」

最早身体をささえてられない

変身が解け、小学生の俺が

フェイトにもたれかかる

「え!?ちょ、熱い!?」

しゃべるな、あたまがぐわんぐわんする

「と、兎に角、バルディッシュ、

 ジュエルシード、ふーいん!!」

《イエッサー》

「え?バルディッシュ、

 返事出来たの?」

《しなのが、言語機能を復旧してくれました》

《フェイトさん、封印に集中してください》

「わかってる!」

「ど、どうしよう。」

《兎に角休息できる場所へ運んだ方がよろしいかと》

「で、でも。」

《バルディッシュ、

 シンヤの実家が近いです、

 そちらに運んでください》

《マスター、判断を》

「~っ、わかった、

 バルディッシュ、ナビゲートして。」

《yes》

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