「ね、寝かせたけど、
大丈夫、だよね?」
《経口投与で、水分を取らせないと
脱水症状に陥るかと》
「えぇっ!?」
《マスター、普通にコップに水を汲んで、
半身を起こし、自力で飲んで貰いましょう》
「そ、そうだよね、バルディッシュ。」
水を飲ませた後
冷蔵庫の中身を見て
「な、なにも、ない。」
《言い忘れてました、
フェイトさん、
今、シンヤは、アリサさんの家に住んで居ます、
こちらには“食材を残しておりません”》
「そんな、しなの、どうすればいいの?」
「シンヤ君!!」
「ぁ。」
「金髪の女の子・・・
兎に角、シンヤ君を起こしてくれる?
風邪薬を飲ませるから。」
「は、はい!」
薬が効いて来たのか、ようやく落ち着いて来た
「・・・あの。」
「シンヤ君を介抱してくれたのね、
ありがとう。」
「いえ。」
「しなの?言った側から
“シンヤ君に無茶させたわね?”」
《ちょ、リンディ艦長?》
「・・・そ、それは?」
「え?
ジョリジョリジョリ
《あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛っ!?
身が削れるぅ~っ?!》
「まだまだ~っ!」
ジョリジョリジョリ
《ぎゃぁ~っ!?》
《デバイスが
紙ヤスリ程度で削れる訳が無いのですが?》
「だよね、普通。」
《あ゛ぁ~っ?!》
「ふぅ、この辺でいいでしょう、
さて、
貴女の名前を教えてもらえますか?
私はリンディ・ハラオウン、
一児の母よ?」
「え?シンヤ君のお母さん?」
「残念ながら違うわ。」
「えぇっ!?」
「色々複雑なの、特に、シンヤ君はね。」
▽
既にご両親が亡くなっている事
時空管理局に協力している事
色々教えてもらった
「い、いいのですか?」
「え?いいのいいの、
事ある毎に人に心配ばかりかけさせるのだから、
それに、ね。」
質素な部屋に余分な家具は一切無く
本当に
「あの、かれ「シンヤ君よ?」
~っ、シンヤ君は、
大丈夫なんですか?」
「正直、辛い筈なの、
でも、周りを優先して、
自分は後回し、今回の
ジュエルシードを抑える行動も、
なのはちゃんか、
“貴女が来るのを待っていたの”
風邪で辛くても、
周りに被害をださないように。」
「・・・リンディさん。」
「なぁに?」
「フェイト・テスタロッサ、です。」
「そう、フェイトちゃんね?」
「か・・彼、シンヤ君を
お願いします。」
「そぅ、帰れる?」
「はい。」
「もし、こうして無茶をしてたら、
「はい!叱ります!」
「ありがとう、
それじゃぁ、気を付けてね?」
「はい、お邪魔しました。」
▽
「帰ったの、フェイト。」
「はい、プレシア母さん。」
「急ぎなさい、
早く、ジュエルシード全てを。」
「はい。」
▽
「えぇっ!?フェイトちゃんに
あったのぉおっ!?」
「静かにしなさい、
まだ熱は下がってないのだから。」
「ご、ごめんなさい。」
「なのはちゃん、
私が話した限り、フェイトちゃんは良い子ね、
恐らく、ジュエルシード回収を指示している
“プレシア・テスタロッサ”に
問題があるようなの。」
「それって。」
「えぇ、フェイトちゃんのお母さんね、
自分の娘に回収をさせるなんて、
同じ親として、叱ってあげなくちゃ!」
「はい!」
「待ちなさいよなのは、
なんで
はい!なのよ?アンタも小学生でしょ?」
「え?だって、
シンヤ君って、なんだか
ほっとけないでしょ?」
「な・・・なんでなのはちゃんにここまで、
グギギ・・・クヤシイワ。」
「すずか、アンタは
“なのラブ”なんとかしなさいよ、
所かまわずなのはに抱き着くから、
振り向いて貰えないんじゃないの?」
「そんな事ないわよ!ね?なのは?」
「え?うん!
すずかちゃんいい匂いするし、嬉しいよ?」
「はぁ、なのはもそう言う事は
疎いの忘れてたわ。」
「大変ね、アリサちゃん。」
「リンディ母さん、
シンヤ、大丈夫なの?」
「そうね、薬も飲ませたし、
後は様子見ね、
起きたらトイレと、食事も食べさせないとね。」
「そうだ、私、おかゆ作りたい!」
「そうね、アリサちゃん、
なのはちゃん、すずかちゃん、
手伝ってくれるかしら?
栄養のあるものを作って、
早くシンヤ君に
元気になって貰わないとね!」
3人「はい!」