「こんな街中に。」
(アルフ、どこに行ったの?)
《マスター、
反応が不安定です》
「バルディッシュ、
どういう事?」
《不規則に反応が点いたり、消えたり
跳躍?》
「フェイト・テスタロッサ、
バルディッシュ、
コレは“俺の仕事だ”
悪いが、お前らじゃ捕まえられない。」
《シンヤ?》
「しなの、
コレはお前でも無理だ。」
《冗談、私に出来ない事など》
しなのがチェーンバインドを試みるが
スカッ
「え?」
《対象、すり抜けました
シンヤ殿、お答え願います》
《バカな、私のチェーンバインドが》
「そりゃぁ無理だ、
ジュエルシードは“魔力”で
動いていない、
“霊力で動いている。”」
「霊力?」
《霊力?》
《ありえません、ジュエルシードの根幹は》
「使用者の願いを叶える、だっけ?
それ、
「シンヤ、くん、それって。」
「しなの、
家から、俺の道具を転送。」
《は?え?
こんなもので?》
手元に蛇腹状のお経が書かれた写本と
「うし、問題ない。」
首から下げる、巨大数珠
《ありえません、
ありまえせん、ありえませんっ!!
霊力なんてありえない!!》
「しなの、やけに否定するな?
怖いのか?」
《こ、怖い?》
「シンヤ、くん、捕まえられるの?」
「んな、泣きそうな顔すんなよ、
ぞわっ
《こ、高速で接近する飛翔体?!》
「波動防壁全開!!フェイト!!」
フェイトを後ろに庇う
「いってぇ、左手が焦げた。」
《で、ディバインバスターです》
「シンヤ君?ナニ、フェイトちゃんを
口説いてるの?」
「いや、普通に可愛い顔を褒めただけだぞ?」
「だ、大丈夫っ?!」
ぎゅむ
「いだぁ~っ!?
フェイトっ!?握るなぁっ!?」
「ごっ、ごめんなさい!?」
「む~。」
「フェイト、なのはを止めといてくれ、
「え?時間?」
「あぁ、バカ魔力のコイツのせいで、
左手が使えないからな、
あと。」
「あと?」
邪魔だけはするなよ?
▽
「え、えっと、なの、は?」
「な~に?フェイトちゃん?」
《バルディッシュ、
マスターのバインドを
しっかり掛けて下さい》
《勿論》
バインドで拘束されている筈なのに
フェイトに抱き着くなのは
「フェイトちゃん、
やっとお話できるね♪」
「ぇ、ぁ、うん。」
(な、なんだろう、この子、怖い?)
▽
向こうは何とかして欲しいな
《ありえません、
バインド、チェーンバインド、
ロケットアンカーですら、
拘束出来ないなんて》
「まだやるのかお前、
少し大人しくしてろよ、
黙ってろ。」
蛇腹を広げ、円を書く
《なっ?!浮遊して落ちない!?》
「・・・居た、
言霊、
文字が浮かび、
《魔力検知、なし、
粒子反応、なし、
これが、“霊力”なのですか》
「・・・地獄行き、確定だな、
うっすら何かの人影が、
ジュエルシードに張り付いていた
“霊体”を引きずって行く
「うし、引き離し完了、
後は、ジュエルシード封印だけだな、
フェイト、なのは、
どっちでもいいから封印してくれ」
《マスター?》
《封印処置申請が来てますが?》
「た、たすけて、シンヤ、くん。」
「にゃはは~フェイトちゃん
良い匂い~///」
ガッチリ抱き着いて離れない
〈ぁ~、ユーノ、
お前の魔法で封印は出来るか?〉
〈え?それは勿論出来るけど、
なんでだい?〉
〈今、中継映像繋げたから解るだろ?〉
〈あぁ、今き・・た、
うん、わかった、今行くね〉