「シンヤ、今日はどうするの?」
「夕飯・・・米はまだ残ってるから、
チャーハンとか炒めメシ系にするか。」
「ん~、それも良いけど、
最近寒いからお鍋にして、
シメでオジヤにしてもいいでしょ?」
「なるほど、そうするとおかずが足りないか、
何時ものスーパーに行くか。」
「それなら私がお鍋出しとくよ~。」
炬燵の魔力に捕らえられたアリシアが
へにょりながら顔を向けて来る
「やっぱり出さない方が良かったな。」
「そうね、プレシアさんも、
リンディ母さんも炬燵の妖精になってるから。」
炬燵にミカンに緑茶(激甘)を
手の届く範囲に並べていた
「リンディ母さん、仕事は?」
「くろのにおねがいしてきたの~。」
「あ、アリサちゃん、
醤油が切れてるから淡口濃口両方
お願い出来るかしら?」
「まったくもぅ、淡口と濃口ね、
シンヤ、もう行こ?」
「だな、ほら、マフラー。」
「わぷ、ぁ、ありがと。」
「うし、行こう。」
▽
色々聞きたいだろう?
どうしてアリサの家に居る筈なのに
“自炊”をしているのか?
みんなも知っての通り
アリサの家は豪邸
当然、敷地もそれなりにある
・・・ここでわかる人は
(作者に脳の構造が似ているかもしれない)
電車で迂回して3駅
山を挟んで隣町
それを金持ちの考えで攻略したのだ
先ず、俺の実家をジャッキアップし
下に鉄骨を組み込みます
“空中に待機している大型ヘリ4機で吊り上げます”
そのまま空中輸送し
アリサの豪邸の敷地内に作った新しい基礎の上に下ろします
後はくっ付けてライフラインを調整
以上、アリサからの「
の、一言から始まった引っ越しの真相でした
え?領空とか?
だって運んでくれたヘリ米軍の軍用ヘリだもん
万が一、輸送コース落下に備えて
自衛隊すら駆り出される始末
「・・・一躍有名人なんだよなぁ。」
「そう?こうでもしないと、
米軍も暇だし、自衛隊も災害以外で
ここ最近動いて無いからいい刺激でしょ?」
(俺、このまま行けばアリサと・・・
結婚するにもまだ10年は先だし、いっか)
「だな、お、丁度タイムセールが始まるぞ!」
「よ~し!今日のセール品は・・・。」
「「なにっ!?
卵おひとり様2パック
100円だとっ!?」やてっ!?」
え?
「ん?だれや?」
「・・・うそ、だろ。」
「うそ?なんや、値段におどろいてんのかい?」
「ぁ、あぁ、
アリサ!!兎に角確保するぞ!!」
「うん!!」
「シャマル!シグナム!いくでぇ!!」
「はい、主!」
「はい!はやてちゃん!」
▽
買い物後
「いや~、お兄さんもやりおるなぁ。」
「あぁ、自炊が長いからな。」
「ねぇ?あなたの名前は?」
「うち?ウチは八神はやてや。」
「私は、アリサ・バニングス、
アリサでいいわよ?」
「アリサちゃんか、ウチもはやてで頼んますわ。」
「・・・時間もあれだし、帰るぞ?アリサ。」
「え?シンヤ?もぅ?」
「あら?おふたりさんは一緒に住んでるの?」
「・・・あぁ、色々事情があってな。」
「せや?お兄さんの名前は?」
「蒼頡(ソウケツ)シンヤだ。」
〈シグナム、念話は大丈夫だな?〉
〈なっ!?〉
「ほら、早く帰らないと
3人共炬燵から出てこないだろ?」
「そうだった、アリシアに
お鍋を洗っといて貰わないと。」
「それじゃ。」
「うん、またな~。」
「またね~、はやてちゃ~ん。」
▽
深夜
とあるビルの屋上
「来てくれたか。」
「貴様、何者だ?」
「この世界に居る・・・魔導士に近い存在だ。」
「なに?」
「・・・はやてを、
護ってくれるんだよな?」
「主を知っているのか?」
「・・・闇の書も多少はな。」
「管理局の人間か!!」
「いや、俺もある意味被害者だ、
正直、管理局には貸しだらけだ。」
「信用出来んな。」
レヴァンティンを構える
「・・・まだ、可能性の話だ。」
「聞く耳持たぬ。」
「夜天の魔導書のバグを直せるかもしれないんだ。」
「・・・貴様の独り言として聞き流そう。」
かつての夜天の書は666ページ分の
そして、後世に平和利用を目的として残され
それを護る為に
3人の騎士と守護獣が構成された事
ただ、夜天の書を製作された段階では気づかれなかった
“バグ”が、外的要因でさらなる破損とバグを誘発
666ページ揃えると夜天の書の主は死亡してしまう事
そして、夜天の書は新たな主を選定し
《闇の書へ変貌した事》を、独り言として伝えた
「・・・私にどうしろと?」
「独り言なんだ、答えは聞かない、
それに。」
「それに?」
「はやての願いを叶えてやって欲しい、
それだけだ。」
「主、はやての?」
「まだ、夜天の書の主として
“何も望んでいないのだろ”?」
「・・・これは、私の独り言だ。」
「どうぞ。」
「まだ、なにも望まれていない、
それに、主はやてを支える
親戚の調査も進んでいない、
正直、この世界に適応するだけでも
四苦八苦の状態だ、猫の手も借りたいぐらいにな。」
「解った、
「なに?」
「・・・シグナム、
騎士として、はやてを護り抜いてくれ、
それだけは
「・・・騎士として、か。」
▽
「ただい・・ま。」
「おかえり。」
「アリサ、起きてたのか。」
「また、隠し事?」
「・・・確定している事は言える。」
「それは?」
「はやては、魔導士になった。」
「・・・そぅ。」
「そして、シグナム、シャマルも、
彼女の護衛騎士だ。」
「っ・・・戦うの?」
「ごめんな、
俺が転生者だから・・・。」
「それ、やめてって言ったよね?」
「・・・ごめん。」
「・・・俺や、アリサは、
本来魔導士が持つリンカーコアが無い、
それは、その対象にはならないんだ。」
「・・・私と、シンヤ以外は、
みんな、持ってるアレよね?」
「あぁ、
アリシアにもある、
そして、まだ不安定だ、
万が一それに巻き込まれたら
“最悪、魔法が使えなくなる”かもしれない。」
「・・・シンヤ、私を、もっと鍛えて。」
「ぇ?」
「アリシア、
私の妹の様な物だもん、
家族を守りたいのに他の理由なんてある?」
「・・・わかった、
俺もまだリハビリ中だけど、
出来る範囲全力で、アリサも鍛える。」
「も?」
「除け者は嫌だよ?アリサおねえちゃん?」
「ちょっ、アリシアっ!?」
「はぁ、プレシア母さん?」
「気づかれないと思ったかしら?
これでもSランク魔導士なのよ?」
「母さん、話せる範囲は。」
「リンディには伝えるけど、
いつ話すかは私とリンディで決めるわ。」
「ありがとう、母さん。」
「さてと・・・そうすると
「ん?俺じゃ駄目なのか?」
「バカね、アリシアによ、
よし、
魔法陣が形成され
「ふぅ、お久しぶりです、プレシア様。」
「久しぶりね、リニス、
早速なんだけど、紹介するわね?アリシアよ。」
「へ?は?」
「リニス?」
「ななななっ!?」
「あら珍しい、貴女でも驚くのね。」
「驚きますよっ!?
フェイトさんはどうされたんですかっ!?」
「ぁ~・・・。」
「フェイトちゃんは・・・ね。」
「うん。」
「まさか。」
「えっと、リニス、さん?」
「おや、初顔ですね、
なにか知っている事が?」
「シンヤだ、
フェイトはな、
高町なのはって
同棲しているようなもんでな。」
「ど、う、せ、い?」
「漫画で
現在進行形でその子といい関係なんだ。」
「・・・詳しくお聞かせ願えますか?」
「ぇ?いや、それなら、
アリサか、アリシア、プレシア母さんに
聞いてくれる方が俺として、アレなんだけど。」
「むむ?プレシア母さん?」
「あ。」
「あぁ、俺、両親がどっちも他界しててな、
プレシア母さんに母親になって貰ったんだ。」
「ほ~、へ~、ふ~ん。」
「な、なによ?」
「獣魔扱いが酷い貴女にも
そんな一面があったんですね~。」ニマニマ
「やっぱり消そうかしら。」
「冗談です。」
「ふぁぁ、ねむ。」
「って、もうこんな時間か、
明日も学校だし、寝るぞ~。」
「そうね・・・ふぁ、ほんと、ねむい。」
「私はリニスとアリシア用の
トレーニングメニューを考えるから
明日は起こさないでね?」
「母さん?起きても2時までね?」
「いやよ。」
「
「さ、リニス寝るわよ。」
「・・・はい。」ニマニマ
(これは私の獣魔生のボーナスタイムでしょうか?)