リリカルなのは 変動記   作:扶桑畝傍

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32話

「こちらR、指定物を受け渡した。」

〈よし、直ぐにその場から離れろ〉

「了解。」

 

そいつはやらせねぇなぁ

 

「なっ!?」

(間違いなく気配は無かった筈っ!?)

 

()()()()()()()()()()()

 蒼頡(ソウケツ)シンヤです、そして

 ()()()()()()()。」

 

 

「だ、誰だ?その人物は?」

「ん?知らない訳無いだろう?

 キミの雇い主、いや、使い魔の主だろ?」

「・・・何が望みだ?」

「お、話が早い。」

「せめて首筋のナイフを下げて貰える?」

「いや、それは出来ない、逃げられるからね。」

「・・・それで?」

「・・・良い毛並みだな。」

「へ?」

いつの間にか偽装の魔法が解除され普段の姿になっていた

 

さわさわ

「ひゃんっ!?みみさわらにゃいで!!」

「ん~・・・ちゃんと掃除してるのか?

 ほれ、耳垢、動くなよ?キレイにしてやるから。」

フキフキ

「んぁっ!?」

「動くなって。」

「だってぇ~。」

「ほれ、尻尾も。」

「うえぇえっ!?」

「ほれ。」

「あぅ///」

「ん~・・・なんか無理してないか?」

「ぁう?」

「尻尾の動きが妙だ、

 大方、シグナムあたりに一度迎撃されたんじゃないか?」

あ、当たりだ

「はて、手持ちの救命キットに湿布とかあったかな。」

今度はナイフも外し背負っていたリュックをあさり出すシンヤ

「あ、あったあった、ほれ、脇だせ、湿布張るから。」

「ぇ?」

「あんだよ?」

「ふ、服、脱ぐの?」

「は?めくる程度で張れるだろ?」

 

「み、みないで張れる?」

「ぁ~、そう言う事か、。

 安心しろ、俺は()()()()()()()()()()()()()。」

それはそれでなんだか負けた気がする

「あぅ・・・冷たい。」

「当たり前だろ?湿布なんだから、

 2、3日は大人しくしろよ?

 腹部の打撃ダメージは後に残りやすいからな?」

「ぅ、ぅん、わかった。」

(どうしてここまでしてくれるの?)

()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

「ぇ?」

「憎いんだろ?『夜天の書』が。」

「お前。」

「ただな。」

「涙?なんでアンタ泣いてるの?」

「・・・すまん、

 死者は蘇らない、そして残され生きる者は

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

「それは。」

「それとな。」

「ん?」

 

()()()と、()()()()も収集しとけ

「な゛っ!?」

「俺がどうしてって顔だな?」

「それは。」

「あの二人には修羅道に挑む覚悟を持って貰わなきゃならん。」

「それは一体?」

「あの三人は仲が良い、いや、良すぎる、

 だから()()()()()()()()()()()()()()

 そうなると手が付けられない。」

「どうして?」

「お?」

(あれ?なんで普通に話してるんだっけ?)

「まぁ、アイツ等は

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 つまりその均衡が崩れれば、

 ()()()()()。」

「ま?」

「あぁ、用は目的の為に見境が無くなるヤバイ事になる。」

「ぇっと、つまり?」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「じょ・・・冗談、だよね?」

あ、耳ぺたん可愛い~

「冗談なら良いんだけど二人共鍛えてるからな、

 正直、プレシア母さんが全力で相手して30分だからな。」

「は?」

「元々の体力もあるけど、

 魔力シールドを4層張って

 3層抜ければ負けの模擬戦を繰り返してるからな~、

 それで30分持てばいい方なんだ。」

「た、確か、プレシアさんって。」

「SSクラスに上がったけど、

 それと撃ちあえるのが二人だ、

 まぁ、上手く隠れてやってくれ。」

「で、できるかなぁ。」

「最悪。」

 

()()()()()()()()

 

「でも、それって貴方立場が。」

「だろうな、そして()()()()()()()()。」

「・・・つらい?」

「え?」

 

なんだろう、どうして私がシンヤを抱き抱えたのは

ほんとに、このままじゃダメって思ったから

 

「・・・わかんないけど、がんばれ、シンヤ。」

「ぉぅ、ありがと。」

 

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