真っ白に燃え尽きた3人と
うっぷんを晴らし
ツヤツヤした母が2人
そう
一人足りなかった
▽
「のぅ、シンヤ。」
「はい、お犬様。」
「『神狼』にはならぬのか?」
「・・・ひと、ではなくなりますから。」
「じゃがのぅ、
お主が無理をして呪符の解呪したせいで
「・・・心臓は吸血鬼として変化し、
両足は神狼、左腕と耳はデバイスに融合されてる、
はぁ、俺はどこぞのサイボーグですかね?」
「全く他人事のように、
狛があの時急に出かけたのは
シンヤの『聖』に引かれて現れたのじゃ、
幾らワシとて
『4つの力を同時に持つのは見た事が無い』
それがどうなるか、解っておるな?」
「・・・はい。」
「『聖』『魔』『霊力』『妖力』
互いに反発し合い、融合すると莫大な力に変換される、
しかし。」
「俺の身体は耐えられない。」
「じゃから。」
「お犬様、それでも
アリサ、すずか、アリシアと
「地獄じゃぞ?」
「苦痛には慣れてます。」
「そうじゃない、
それを通すなら、あの子らと・・・。」
「
俺はその為に彼女達を鍛えたのですから。」
「・・・ワシはここから動けん、
逝け、もぅ、会う事もなかろう。」
「っ、お世話になりました。」
「バカ孫め。」
▽
アリサ邸
「あれ?お家?」
「ん・・・あれ?アリサちゃんの部屋?」
「んぇ?ありぇ?
シンヤお兄ちゃんは?」
「あら?さっき一緒に・・・ぇ?」
「プレシア?シンヤ君見て無い?」
全員「え?」
「ただいま~。」
「っ!?シンヤ!!」
アリサに抱き着かれる
「ぉ、おぉ、どした?アリサ?」
「
げっ!?『真言』で動きを封じられると
「う・・・うごけない。」
「今度と言う今度は許さないわよシンヤ!!
絶対!!大人しくしてなさい!!」
「そうよ!!シンヤ!!」
動けないのに後ろにすずかが抱き着いて来る
「や、やめっ!?」
「ん?なんか、変な感じがする。」
そ~っと部屋から出ようとするアリシア
「あら?アリシア?」
「あ、プレシアお母さん、
ヤバそうだから部屋から出よう?」
「どう言う事?アリシア?」
「そうよ、むしろ
「・・・いや、
ちゃんと定着したばっかりで疲れてるのよ、
それに、お犬様が言ってたわ。」
女性に免疫が無い男が我慢しとるんじゃ
何時限界が来てもおかしくないぞ?
それこそ
ばたん
「え?」
扉が勝手に閉まる
「ちょ、ぁ、開かないわよ!?」
「プレシア!転移は?」
「ダメっ!?妨害されてる!!」
「・・・まさか。」
だから言ったろ胸を押し付けるなって
振り向くと顔を真っ赤にした
アリサとすずかが、倒れていた
「え?いや、うそ・・・だよね?」
「アリシア?お犬様聞いていて
それを護らないお前らがいけないんだからな?」
いつの間にか大人モードに変身しているシンヤ
「し、シンヤ君?まさか、私達も?」
「
吸血鬼の羽を生やしたシンヤに
翌日、起き上がれなかったそうだ。
そして
シンヤが部屋の隅で嘆いていた
「我慢シテタンダ、ウン、俺ハ頑張ッタ、
頑張ッテ我慢シタンダ、責任トラナキャ、
責任トラナキャ責任トラナキャ責任トラナキャ・・・。」
と、半日程沈んでいた
お犬様の境内
「ぁ、やりおったあ奴。」
「え?お犬様?」
「あ?シンヤがなんかしたのか?」
「さて、誰が身ごもるか・・・ん?
なんと!」
「お犬様?」
「なんとなんと!!
アヤツは全員回避しよった!!」
「え?」
「いや~、誰も身ごもらなんだww
参った参った!
シンヤの精神力を侮っておったわww」
ふひゃひゃひゃと転げまわりながら笑うお犬様
「シンヤのやつ、だらしね「あ゛?」ぉ、おまえ?」
「貴方?
シンヤはまだ小学生です、
それにその妾の子達も同い年、
そもそもが駄目です!!」
「だ~っ!?
「いや、よい、狛、
お前は少しは反省せよ。」
「お犬様っ!?」
構える日本刀
「はぁっ!!」
抜刀で光の刃が飛んで行く
「ひぃいっ!?」