リリカルなのは 変動記   作:扶桑畝傍

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35話

真っ白に燃え尽きた3人と

うっぷんを晴らし

ツヤツヤした母が2人

 

そう

 

一人足りなかった

 

「のぅ、シンヤ。」

「はい、お犬様。」

「『神狼』にはならぬのか?」

「・・・ひと、ではなくなりますから。」

「じゃがのぅ、

 お主が無理をして呪符の解呪したせいで

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

「・・・心臓は吸血鬼として変化し、

 両足は神狼、左腕と耳はデバイスに融合されてる、

 はぁ、俺はどこぞのサイボーグですかね?」

「全く他人事のように、

 狛があの時急に出かけたのは

 シンヤの『聖』に引かれて現れたのじゃ、

 幾らワシとて

 『4つの力を同時に持つのは見た事が無い』

 それがどうなるか、解っておるな?」

「・・・はい。」

「『聖』『魔』『霊力』『妖力』

 互いに反発し合い、融合すると莫大な力に変換される、

 しかし。」

「俺の身体は耐えられない。」

「じゃから。」

「お犬様、それでも

 ()()()()()()()()()()

 アリサ、すずか、アリシアと

 ()()()()()()()()()()()()()()。」

「地獄じゃぞ?」

「苦痛には慣れてます。」

「そうじゃない、

 それを通すなら、あの子らと・・・。」

()()()()

 俺はその為に彼女達を鍛えたのですから。」

「・・・ワシはここから動けん、

 逝け、もぅ、会う事もなかろう。」

「っ、お世話になりました。」

「バカ孫め。」

 

アリサ邸

 

「あれ?お家?」

「ん・・・あれ?アリサちゃんの部屋?」

「んぇ?ありぇ?

 シンヤお兄ちゃんは?」

「あら?さっき一緒に・・・ぇ?」

「プレシア?シンヤ君見て無い?」

全員「え?」

 

「ただいま~。」

「っ!?シンヤ!!」

アリサに抱き着かれる

「ぉ、おぉ、どした?アリサ?」

()()()()()!!」

 

げっ!?『真言』で動きを封じられると

 

「う・・・うごけない。」

「今度と言う今度は許さないわよシンヤ!!

 絶対!!大人しくしてなさい!!」

「そうよ!!シンヤ!!」

動けないのに後ろにすずかが抱き着いて来る

「や、やめっ!?」

「ん?なんか、変な感じがする。」

そ~っと部屋から出ようとするアリシア

「あら?アリシア?」

「あ、プレシアお母さん、

 ヤバそうだから部屋から出よう?」

「どう言う事?アリシア?」

「そうよ、むしろ

 ()()()()()()()()()()()()()を作るチャンスよ!!」

 

「・・・いや、

 ちゃんと定着したばっかりで疲れてるのよ、

 それに、お犬様が言ってたわ。」

 

女性に免疫が無い男が我慢しとるんじゃ

何時限界が来てもおかしくないぞ?

それこそ

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

ばたん

 

「え?」

扉が勝手に閉まる

「ちょ、ぁ、開かないわよ!?」

「プレシア!転移は?」

「ダメっ!?妨害されてる!!」

「・・・まさか。」

 

だから言ったろ胸を押し付けるなって

 

振り向くと顔を真っ赤にした

アリサとすずかが、倒れていた

 

「え?いや、うそ・・・だよね?」

「アリシア?お犬様聞いていて

 それを護らないお前らがいけないんだからな?」

 

いつの間にか大人モードに変身しているシンヤ

 

「し、シンヤ君?まさか、私達も?」

()()()()()()()()!!」

 

吸血鬼の羽を生やしたシンヤに

()()()()()()()()()()()()()()()

翌日、起き上がれなかったそうだ。

 

そして

シンヤが部屋の隅で嘆いていた

 

「我慢シテタンダ、ウン、俺ハ頑張ッタ、

 頑張ッテ我慢シタンダ、責任トラナキャ、

 責任トラナキャ責任トラナキャ責任トラナキャ・・・。」

と、半日程沈んでいた

 




お犬様の境内

「ぁ、やりおったあ奴。」
「え?お犬様?」
「あ?シンヤがなんかしたのか?」
「さて、誰が身ごもるか・・・ん?
 なんと!」
「お犬様?」
「なんとなんと!!
 アヤツは全員回避しよった!!」
「え?」
「いや~、誰も身ごもらなんだww
 参った参った!
 シンヤの精神力を侮っておったわww」
ふひゃひゃひゃと転げまわりながら笑うお犬様
「シンヤのやつ、だらしね「あ゛?」ぉ、おまえ?」
「貴方?
 シンヤはまだ小学生です、
 それにその妾の子達も同い年、
 そもそもが駄目です!!」
「だ~っ!?()()()()()()()()()()!!」
「いや、よい、狛、
 お前は少しは反省せよ。」
「お犬様っ!?」
構える日本刀
「はぁっ!!」
抜刀で光の刃が飛んで行く
「ひぃいっ!?」
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