リリカルなのは 変動記   作:扶桑畝傍

4 / 78
4話

翌日、オシオキを済ませつつ

レイハさんの足跡を表示する

「ん?まてまてまて、

 まだ3日目だぞ?なんで例の3人が

 揃ってるんだ?」

《レイジングハートからの情報では、

 月村すずか、アリサ・バニングスの両名は、

 同級生だそうです》

「よく情報が貰えたな。」

《月村すずかの方に、

 『微量ながら魔力隠蔽』を確認したそうです》

ぁ~・・・確か

『とらは』の方だと、吸血鬼・・・え?

「ちょっとまて、

 レイジングハートさん、

 敵勢勢力と考えてんのか?」

《おそらく》

「メールしてやれ、

 敵じゃないってな、

 恐らく、念話で会話が出来る筈だ。」

《・・・こちらに影響が出ますよ?》

「仲の良い友達が

 そんな事無いって証明ぐらいはしてもいいだろ。」

《ですね、メールします》

 

《返信、来ました》

「早いな、レイハさん。」

《いえ、レイジングハートさんを経由して、

 月村すずかさんから直接メールです》

「げっ。」

《『オハナシシマショウ?』だ、そうです》

「はぁ、ガラケーで良いなら連絡先教えといて、

 会うなら、土曜日の午後か、日曜で。」

《まさか・・・》

「お前、30番でも良いんだぞ?」

《直ぐ返信します!!

 30番は本当にやめて下さい!!》

「よろしい。」

土曜日の午後

「なんで、海鳴市に来なきゃならんのだ。」

《飛んでくれば良かったのに》

「あのなぁ、この6日間で、

 ジュエルシード6つ目、

 それに、また反応が近くにあるんじゃ、

 下手に飛んで来れない。」

《濃密な人生ですね》

「初めまして、『蒼頡(ソウケツ)シンヤ』さん?」

「うぐっ、つ、月村すずか、さん、

 どうも。」

ぎぎぎと後ろに振り向く

ひぃっ?!ほんとに小学生かよ!!

黒いオーラが立ち昇って

ゴゴゴッとか言ってるぞっ!?

「はぁ、どこか話す場所は?」

「えぇ、こちらで準備しておりますので。」

あ、アカン、黒い方々がいらっしゃる

「驚きました。」

「何が?」

「まさか『同じ小学生とは』思いもしなかったので。」

そう、今の姿は、“本来の姿”小学生だ

「俺としては、

 こんな身近に“吸血鬼”がいる方が

 驚いたよ、あれか?

 なのはを“頂きたい”のか?」

「え?」

「ん?違うのか?

 俺はアイツのサポートこそするけど、

 やってる事はアイツがメインだぞ?」

月村邸

「てっきり、わからずやの

 吸血鬼ハンターかと思ってました。」

「いや、特段迷惑行為もしてないし、

 普通に暮らしてるんだから、

 それでいいだろ?」

「あら、怖くは無いのですか?」

「今ここで俺の血を吸いつくして

 殺す気があるなら、

 この紅茶に痺れ薬程度は入れると

 思ったからな。」

「しませんわ、そんな無粋な事、

 それに紅茶の良さをわかる人に

 良い・・・人は多めですわ。」

「んじゃ本題に行こうか、

 俺はアイツ、高町なのはのサポート以上はしない、

 別な目的があるからな。」

「まったく、せっかちですね、

 しかし、それを知らせて

 私に何をさせようと言うの?」

「いや?高町なのはの友人として、

 支えてやって欲しい、それ以上の事は、

 お前さん達の問題だろ?

 俺は部外者だ。」

《シンヤ、ジュエルシード反応増大、

 起動を確認しました》

「っと、すずかさんよ、

 アレが動き出した。」

「大丈夫ですよ。」

「・・・眷属召喚ですか。」

「えぇ、見ています。」

「しなの、俺にも見れるか?」

《可能です》

瞬く間にジュエルシードを封印するなのは

「はや、この6日間で一気に

 慣れて来たな。」

「困った物です、とは言え、

 なのはちゃんの

 お父様達の血のお陰かもしれませんね。」

ジュエルシードの順番の変動、

二つ目にいきなりシューティングモードの発動、

何らかの変化はあると思ってたけど、

ここまで変わると・・・

「心配ですか?」

「あぁ、9歳の身体には酷すぎる筈だ。」

「あら?乙女の歳は言わないお約束ですよ?」

「うるせぇ、同級生、

 今まで使わなかった魔力を使っているんだ、

 しかも六日連続、

 身体に異常が出ない方がおかしい。」

「そぅ、ですわね、

 私からも注意しておきます。」

「頼む、女の子どうしなら

 話やすいだろ?」

「あら?」

「言ったろ?サポート以上はしない、と。」

「まさか、同性愛者ですか?」

「いや、単純に好みじゃないだけだ、

 可愛くは思うが『それ以上に感情は動かない』」

「・・・恐ろしい程フラットな心ですね、

 読ませて貰いましたけど、

 嘘も言って無いし、拒否もされなかった、

 どうして“吸血鬼”である私を信頼したの?」

「それ、やめとけ、

 俺は『月村すずか』に言ったんだ、

 “吸血鬼”なんて知らん。」

「・・・もし、お困りの際は連絡をください、

 出来る範囲でサポートさせて頂きますわ。」

「俺も、人の事言えないけど、

 すずかさんも、

 人の事言えないんじゃないの?」

「えぇ、“可愛い”のは正義ですから。」

「なのはは、なのはで、

 旦那選びに苦労しそうだな。」

「まったくね、

 少し天然もありますから、

 “悪い虫を眷属にするもの面倒くさいので”

 それの対処も依頼しても?」

「ぁ~・・・俺、3つ離れた街に住んでるんだぞ?

 そこは、レイハさんに言って、

 なのはを鍛えて貰ったほうが早く無いか?」

「では、転校の手筈を。」

「やめて、お願いですからそれだけはやめて下さい。」

絶対、ウチに入り浸る光景が頭に浮かぶ

「なぜ?」

「お前ら、絶対家に入り浸るつもりだろ?」

「ちっ。」

「おい。」

《ぁ~、シンヤ?レイジングハートさんから、

 メールです》

「え?」

《『言われなくても鍛えていますから』

 だ、そうです》

「盗聴スキルも性能が上かよ、

 マジでどうなってんだ?レイハさんは。」

「あら、聞かれてましたのね。」

《追加です『悪い虫の意味を教えて欲しい』

 だ、そうです》

「すずか、頼む、俺じゃ良くない。」

「あら、貸し、一つですわ。」

「勘弁してくれ。」

 




位置関係は、
山を挟んで隣町で、
電車は、迂回して三駅離れて居ます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。