リリカルなのは 変動記   作:扶桑畝傍

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64話

衛宮家

 

コタツの上で丸まる様に

眠るリインフォースツヴァイ

 

「ありゃ、寝ちゃったか。」

「えぇ、流石に落ち着いたようです。」

「こんなにちっちゃいのに

 あんなに食うとは驚いたけど。」

「えぇ、しかし、

 このサイズにあう布団・・・。」

「ぁ~・・・これでいいかなって?」

「何時しかの余り布ですか。」

「あぁ、綿とかは残ってたので十分だったし、

 後は枕なんだけど。」

「それでしたら、

 髪留め辺りを根幹に、残りの綿で包み、

 枕にしてはどうでしょう?」

「それ採用!」

 

 

「ん・・・あれ?」

(リィンのサイズに合う布団に枕?)

 

「あ゛っ!!」

「お、起きたか。」

「しっ!?しろうさん!?」

「セイバー、風呂場に案内してやってくれるか?」

「はい、朝練の汗も流したいですし、

 お先に頂きます、

 では、小さき戦士、リインフォース・ツヴァイ、

 お手を。」

「は、はいぃ~///」

 

風呂場

 

「なるほど、主様と喧嘩をされてしまったと。」

「そうなんですぅ、

 でも、ここが何処かわからなくて

 保有魔力量だけじゃ転移も出来ないし、

 なんて声(念話)を掛けようか。」

「ふむ、

 聞くだけですが、

 それは主様の責任では無いでしょうか?」

「ほんとですか?」

「はい、

 リインフォース「あの」はい?」

「ツヴァイ、か、リィンで良いですか?」

「ふむ、では、

 リィン、主様は

 リィンがちゃんと貼り紙をしていた

 ()()()を断りも無く食べてしまったと?」

「そうです!!

 ちゃんと!リィンの!って

 大きく書いてたのです!!」

「それはいけませんね、

 私も貼り紙をして

 食べられない様にしていますが、

 稀にタイガに食べられてしまう時がありますね。」

「タイガ?」

「はい、まぁ、シロウの姉の様な存在ですね、

 恐らく『タイガー』と言えば、

 何処からともなく「誰っ!?タイガーって言ったの!!」

 タイガ、ココは浴室なのですが?」

「あ、ごめんなさいセイバーちゃん。」

 

なんであの勢いで扉のガラスが割れないんだろう?

 

「あれ?もう一人誰かいたような。」

「あれ?藤姉、来てたのか?」

「もぅ!!

 今日の朝ご飯何々っ!?」

「・・・今日は、焼き秋刀魚と、

 味噌汁の定食風だ。」

「やった!納豆もあるよね?」

「はぁ、冷蔵庫にあるよ。」

「さっすがシロウ!!」

 

「シロウ、ただいま上がりました。」

「ました~。」

 

「おぅ、妖精さん?」

「あ。」

「ぁ。」

「ん~・・・がおがおさんですか?」

「え?わたし?」

 

「へ~、そう言う種族のサーヴァントなんだぁ~。」

「えへへ~。」

(小人族のサーヴァントってなんだろう?)

「所で今日の予定は?」

「アタシは町内会の会議。」

「私は今日は休みです。」

「俺もバイトは入って無いし、

 まぁ、家の掃除がてら

 買い出しだな。」

「それでしたら、ご一緒致します。」

「リィンも一緒に行きたいです!」

「ん~・・・セイバー、

 コレを肩掛けしてくれるか?」

「はい、コレは。」

「センターポーチ、だったか?

 このサイズなら、リィンも入れるだろ?」

「はい!」

「あ、いっけな~い

 もう時間がないわ、

 シロウ!夕飯も来るから

 なんか準備しといてね!!」バビュン!!

「ったく、フジねぇのヤツ。」

「がおがおさん素早いですね。」

「リィン?

 その、がおがおさんとは?」

「はい、タイガを何となく感じたまま呼んだとしたら、

 がおがおさんかな~って思ったです!!」

「「ぷっ(ぶふっ)!?」」

あはははは

「そんなに面白いです?」

「ぁ~、そうだな、

 リィン?俺たちはどうなんだ?」

「ん~・・・シロウさんは。」

 

カチカチさん?

 

「え?」

ぶふっ!?

「なんとなく、です、

 魔導士とは違う魔術師の端くれと

 おっしゃっていたので、

 なんとなく、です。」

「フククク、り、リィン?

 私はどのように、プククク。」

 

腹ペコさんですぅ

 

「はぅ///」

「ぶはははっ!?セイバー!

 あはは!言われてるな!」

「もぅ!シロウ!!」

「でも。」

「リィン?」

「なんだか、

 腹ペ・・・じゃなくて、

 セイバーさんの()()()

 もう一つ感じるのです、

 何でしょう?」

「え?」

「私が、もう一つですか?」

「なんとなく、です、なんとなく。」

 

 

「ふむ、我に気づく輩も居る者だな。」

「うわっ!?

 あ、アルトリアさんっ!?」

「おぉ、すまん、ロッテ、

 気を緩め過ぎたわ。」

「まってっ!?

 消えないでよ!?」

「なんだ?」

「その、

 姿を消してるのも魔力を使うんだよね?」

「まぁ、微力ながら。」

「なら、家の中に居るなら

 解除しててもいいんじゃない?」

「ふむ、まぁ、窓辺りに不可視でも

 魔術を掛ければよいか。」

「うん、そうしなよ!」

そう言って紙袋を広げる

「ん!!この匂いはっ!?」

「今日はお給料日だから

 じゃ~ん!

 ジャンクフード詰め合わせで~すっ!!」

「うむ!

 我もご相伴にあずかろうぞ!」

「では!」

「頂こう!」

 

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