「はぁ。」
「どうした?」
「いや、休暇申請通らなかった。」
「だろうな。」
「なんでったって、
また事件が起こるんだか。」
「まぁ、この間のアレ(夜天の書事件)から、
落ち着いたからなぁ。」
「大体、暫定情報も
断片的過ぎねぇか?」
「確かに、
情報が無いと来たもんだ。」
《マスター、リインフォース・ツヴァイから
ダイレクトメールです》
「え?なんでお前のデバイスに?」
「知るかよ、まぁ、内容は?」
《はい》
拝啓管理局のお兄様・・・お兄さんへ
ちょっと家出中なんですけど
例の事件に関係する『機体』を発見したのです!
空間庫に保管してあるので
指定座標に取りに来て欲しいのです!
因みに、はやてちゃんへ伝言をお願いします。
ユ・ル・サ・ナ・イ です!
「・・・お前、あんな少女に。」
「勘違いすんなよ、
お菓子をあげただけだ。」
「へ~。」
《マスター、検索した法令に
幾つかマスターの行動が
当てはまりそうなのですが?》
「・・・お前ら、休暇もメンテナンスも
いらないのか、ソウカソウカ、
サービス残業ニモ手当ハ要ラナイカ。」
「《すいませんでした》。」
冬木市
「さてはて。」
《シンヤ!!》
「んだよ?」
《どうしてダイヤモンドヤスリを
使うんですかっ!?
500番にして下さいよ!!》
「ソウカソウカ、
マダ削ラレ足リナイカ?」
《ゴメンナサイ、以後、言動ハツツシミマス》
「さて。」
ほぼ使われなくなって久しい
ガラケーで、士郎に電話を掛ける
〔はい、衛宮ですけど〕
「うい~っす、シンヤで~す。」
〔うぉっ!?シンヤじゃん、久し振りだな〕
※黒セイバーの件で冬木市に出入りしていますが
士郎とは遭遇していません
「あぁ、引っ越して以来だから半年ぶりか。」
〔ん?なんかあったのか?
声、疲れてるぞ?〕
「まぁ、色々あったんだ、色々。」
〔ぁ~、
お前の色々は、マジで色々だからなぁ、
んで?今どこに?〕
「あぁ、用事があってな、
丁度冬木市に居るんだ。」
〔マジか!
丁度俺達は夕食の買い出しで外に出てんだよ〕
「へ~、タイガも会ってねぇしな、
顔出しぐらいするか。」
〔そうしてくれ、藤姉も喜ぶよ、
そうだ、セイバー、
今、シンヤと電話繋がってるけど、
なんか話すか?〕
〔そうですね、久し振りです、シンヤ〕
「お、久し振り、セイバー、
相変わらず胃袋は士郎の物か?」
〔はい、私の胃袋はシロウの虜です〕
「元気そうで何よりだ、
今からそっちに向かうにしても
18時辺りになりそうだ。」
〔わかりました、では〕
〔ちょ、せ〕ぶち
「相変わらずセイバーのぶつ切りは健在だな。」
ピコ
〖すまん、18時過ぎに家に来てくれ〗
〖了解〗
《シンヤ、
なぜ、ガラケーを使うのですか?》
「ん?いや、まだ使えるからな、
スマホを触る前に
デバイスって言う便利な端末に
触っちまったからな。」
《雑用係では無いのですが?》
すっ
《すいませんでした!!》
「よろしい、
先にアルトリアの方寄るぞ?」
《そう言えばそっちが目的でしたね》
「あぁ、この
なんか知ってるだろ。」
▽
ロッテの隠れ家
「あれ?明かりが点いてる。」
《普通の家では当たり前では?》
「まぁ、そうなんだけど。」
コンコンコン
「お~い、ロッテ~?」
「あれ?」
《シンヤ?念話で聞いては?》
「そだな、ロッテ~?」
〈ふへ?シンヤ?〉
〈んん?ロッテ?大丈夫か?〉
〈ま、魔力酔い~〉
〈ぁ~・・・部屋に
洗濯物干して無いよな?〉
〈ないよ~〉
〈入って大丈夫か?〉
〈アルトリアさん、大丈夫~〉
〈問題ない、風呂に入ってるだけだ〉
〈充分アウトだろ、
また日を改めるか?〉
〈いや、今出た〉
〈髪乾かして着替えてからな?〉
〈まぁ、そうさせて貰おう〉
あ、ドライヤーの音がする
《シンヤ?》
「あのなぁ、
アルトリアが元は男でも
今は
おいそれと見て良い物じゃない。」
《しかし》
「お前なぁ、ハピネスに
《ハイ、私ガ間違ッテマシタ》
どうやったら
握力が6連波動エンジンの馬鹿力になるのやら