リリカルなのは 変動記   作:扶桑畝傍

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ロッテの隠れ家

「ん゛ぅ゛~、うごけない~。」
「ロッテ、大人しくしておれ。」
「結界の影響か。」
「うむ、不必要な量の魔力が充満しておる、
 それに中てられたのだろう、
 こうして、余剰分を私が吸引すれば
 大分落ち着ける筈だ。」

ツッコミ待ちか?
ベッドに寝込むロッテに
馬乗りでまたがり
時々口付けを繰り返す光景を

「その方法しか無かったのか?」
「ん?いや、
 思った以上にロッテの唇が美味でな、
 止められん。」
「ふぇ~ん、ファーストキス
 とられちゃった~。」
「ふふ、その愛い顔は
 余計にそそるでは無いか///」
「・・・で?」
「まぁ、私ではない、
 しかしこの結界は
 『魔術回路』を介した物では無い、
 恐らく別の媒体を通して
 結界を形成しているのだろう。」
「別の媒体か、
 助かる、後、コレな?」
ジャンクフードをどっさり置いて置く
「おぉ!!甘美な食事では無いか!!」
「ロッテ用は、梅粥な?
 鍋に作って置いたから食べてくれ。」
「わかった~。」
ニヤリ
「シンヤ。」
「なんだ?」
「幾分かよそってくれるか?」
「え?あぁ、わかった。」

「ほれ、まだ熱いから気を付けろよ?」
「うむ、ふ~、ふ~。」
「え?アルトリアひゃん?」
「はむ。」
「ん?」

く・ち・う・つ・し!!

ゴクン

「アノ///アルトリア?」
「うむ、思った通り、
 より美味になった!」
はむ
「ちょっ!?」

ゴクン

「あ、お幸せに~。」



67話

と、まぁ

そそくさと出てきましたわ

 

衛宮家

 

「ぉ~、変わらねぇ~。」

「ん?おー、ソウケツのガキじゃね~か。」

「んぉっ!?ランサーじゃん!!」

「なんだなんだ?成長期ってか?

 随分デカくなったな~。」

「まぁ、色々あったんだよ、

 って、その袋。」

「おぅ、シロウに

 またなんか作って貰おうって魂胆よ、

 どうだ?お前さんも食ってくか?」

「まぁ、顔出しも兼ねてるからな。」

引き戸が開く

「はぁ、また貴方ですかランサー。」

「よ、セイバー、

 今日も馳走になるぜ~。」

その脇をさも自宅の様に素通りする

「久し振り、セイバー。」

 

 

「失礼、私の目が疲れて居たのでしょう。」

目をゴシゴシして・・・

 

「誰ですか?」

「シンヤですが?」

「なん、だと。」

変なポーズを取るセイバー

「セイバー、ランサーは兎も角、

 シンヤ来て・・・る?」

「よっ、シロウ、久し振り。」

「・・・まぁ、色々あったんだな。」

「おぅ、あり過ぎて困ったよ。」

「し、シロウ、彼は

 『あのシンヤなのですか?』」

「まぁ、うん、

 正直、俺もびっくりしてるけど。」

「ランサーは普通に受け入れてくれたんだけどな。」

「アイツはアレでも

 ケルト神話(アイルランド)の英霊だからな。」

「くっ、ランサーですら

 普通に受け入れていたとは。」

「ここじゃあれだし、上げてくれね?」

「っと、そうだった、火かけっぱなしだ。」

慌てて戻るシロウ

 

「それで、何があったのですか?」

「・・・身体は創り物だ、

 本体は別のトコに封印してある。」

「・・・そうですか。」

「安心しろ、お前らサーヴァントに関しちゃ

 なんも伝えてねぇから。」

「当然です、しかし。」

「あぁ、この結界は

 聖遺物とかの類で作られてる物とは違うらしい。」

「原因がわかったのですか?」

「まぁ、知り合いに居るんだよ、そう言う担当がな。」

 

「セイバー!お皿準備してくれるかー!」

「はい!只今参りますシロウ!」

「ま、後でな。」

「そうですね。」

 

 

ドドドド

ズパーン!!

「たっだいま~っ!!」

「お~!タイガの姉ちゃん!」

「あらま!ランサーさんいらっしゃい!!」

「藤姉!」

「も~!なによ?シロウ?

 あら?おきゃく・・・さん?」

「久し振りです、タイガさん。」

「え、えっと、このイケメンさんは?」

「蒼頡シンヤです、藤村大河姉さん。」

 

あ~ぁ~、タイガ姉さん、泣いちゃったよ

 

「どごいっでだの゛っ!?」

「色々あって、隣町に引っ越したんですよ。」

「色々って・・・そうよ!!

 なんでこんなに成長しちゃったのっ!?

 成長期っ!?」

「ぁ~。」

 

タイガ姉さんには、『急速成長症』と言う病気にした

 

「ほえ~、そんな病気があるんだ。」

「まぁ、お陰で小学生で自主退学ですけどね。」

「任せて!!教員免許あるから

 お姉さんが教えてあげる!!」

「大丈夫です。」

ふよふよ~

「さっぱりしたのです~。」

「あ、リィンちゃん!お風呂あがり?」

「はいです!がおがおさ・・・ん?」

「あ、やっぱり居た。」

「ひゃ~っ!?シンヤさん!?

 どどどどうしているんですかぁあっ!?」

「まぁ、色々。」

「あら?シンヤ君と知り合い?」

「まぁ、知り合いです、

 リィン、はやてから伝言。」

「聞かないって選択は無いですか?」

 

『ホンマごめん、見落としてたわ』

 

「ア、帰リマセン。」

「え?」

「だな。」

「んだ?リィンちゃんは、

 家出してんのか?」

「そうです!

 はやてちゃんが

 私のプリンを

 勝手に食べやがったのです!!」

「ぷ、プリンかぁ。」

「あれ?ランサー甘いのダメだっけ?」

「ソウケツのガキ、

 俺は無駄に甘すぎるのは嫌いなだけだ、

 上品な甘さなら

 酒のつまみには持って来いだからな!」

「では、リィン、暫くは泊まると言う事で?」

「そうです!」

「ぉ~ぃ、家主俺だぞ~。」

「あ。」

「すいませんシロウ、

 ですが、その、はやてさんなる人物は

 反省の色が見られない声でしたので。」

(ここに来てエセ関西弁の弊害が出てるわww)

「うし、タイガの姉ちゃん!

 今日はコイツだ!!」

「おほ~っ!?

 『黒霧島』じゃないっ!?

 どうしてっ!?どうしてっ!?

 個人卸分はもう売って無かったのにっ!!」

「あぁ、バイト先で

 キャンセル入った一本を

 バイト代から引いて貰ったんだよ!」

「ひゃ~っ!?太っ腹ぁ!!

 今すぐ升?グラス?湯呑でも良いわね!!」

「ほれ坊主!なんか酒のつまみ作れや!!」

「えぇ、俺が作るのかよ。」

「シロウ、俺から提供するよ。」

「お、シンヤから?良いのか?」

「あぁ、後、『嫁さん呼んでいいか?』」

 

全員「嫁さん?」

 

〈アリサ~〉

〈なに~?〉

〈なにしてる~?〉

〈夕飯食べ終わってゆっくりしてる~〉

〈呼んで大丈夫か~〉

〈え?〉

〈外行きの服着替えられる?〉

〈ちょっ?!ちょっと待って!!

 直ぐ着替えるっ!!〉

 

「直ぐ来るってさ。」

「お、おい、シンヤ?

 この間まで小学生だったお前に嫁さんって?」

「まぁ、色々な、色々。」

「か~、ソウケツのガキも隅に置けねぇな!!」

「ちょ、ちょっと待って?

 流石に教師と言う立場上

 色々不味い案件なんだけど?」

「シロウ、確か日本の法律では

 小学生は結婚出来ない筈でしたよね?」

「ぁ、あぁ。」

〈準備出来たわ!!〉

 

「ちょっと、玄関行って来る。」

 

「っと、シンヤ?どう?変じゃ無い?」

 

ぁ~、マジでこの嫁は可愛い!!

 

「すまん、見惚れてた。」

「ばか。」

「ばかでーす。」

「おぉ、お前。」

「か、可愛いじゃない!!」

「ほ~、随分、いい・・・ん?

 なるほど、なるほどな、

 ソウケツのガキ、

 この嬢ちゃんも色々あったんだな?」

「お、わかるのか、ランサー。」

「ランサー、どう言う事でしょうか?」

「あ?

 まぁ、ソウケツのガキの背負ってるのを、

 この嬢ちゃんも背負ってるって事さ、

 嬢ちゃん、酒は飲めるか?」

「まだ13歳よ、飲めないわ。」

「あちゃ~、残念、

 うし、坊主、嬢ちゃんの酒飲み解禁まで

 いい酒作っとけ。」

「はぁ?んな無茶な。」

「変わりに、ランサー、

 『たこわさ』に『きゅうりのかしらづけ』

 『にんにくのホイル焼き』『ガーリックラスク』だ。」

「お~!コイツは酒が進むな!!」

「きゃっほ~い!」

「藤姉!!」

「あの。」

「なんだ?リィン?」

「この場所は。」

「言って無いし伝えてない、

 さっきの『管理局のお兄さんにも言ってある』」

「え?」

「リィン?俺のデバイス、

 なんだと思う?」

「あ、あんまりにも静かなので

 居ないかと思ったです。」

《ソウデスネ、

 私ハ雑用係、雑用係、雑用係・・・》

「聞かなかった事にするです。」

(後で磨いてやるか)

 

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