リリカルなのは 変動記   作:扶桑畝傍

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68話

「ん~。」

 

あれ?今何時?

 

「ほえ?」

「お、起きたか、ロッテ。」

「あれぇ?」

 

アルトリアは

『気になる事があるからちょっと出掛ける。』

と、姿を消してどこかへ行ってしまった

 

「えっと、何時から?」

「俺が衛宮ん家から帰る途中、

 気になってな、ここに寄ったんだ。」

 

「みた?」

 

辺りには畳まれている服が積んであった

 

「アリサに任せたからな、

 見て無いし、ほれ、

 新しく作ったお粥、口開けれ。」

「あぅ///」ぁ~ん

 

「ふむ、見た感じ余剰分の魔力も抜けてるみたいだし

 大丈夫そうだな?」

「まぁ、まだちょっとダルイけどね。」

「さてはて、アルトリアは何処に行ったのやら。」

 

ガラッ

 

「ん?ロッテ、起きたのか?」

「・・・窓から帰って来るんかい。」

「あれ?鍵・・・あれ?」

「あぁ、不可視結界のついでに

 魔力キーで認証開錠出来るようにしたからな。」

「魔術回路か、

 便利な反面複製されると厄介だよなぁ。」

「シンヤ、覚えて見るか?」

「あぁ、俺は『使えないからいらん』」

「ん?ならお前はどうやって魔力を使っておるのだ?」

「あぁ、アルトリアに渡した

 カートリッジあるだろ?

 タキオン粒子変換魔力で使ってる、

 それにこの身体は『創り物』だからな、

 既存の魔術回路なり『魔法』も使えないからな、

 頑丈さは上がったけど

 そこそこ不便ちゃ、不便だよ。」

「難儀な身体よのぉ、

 して、『それは人』として言って良いのか?」

「まぁ、『心はヒト』です・・・たぶん。」

「たぶんって、

 なんで曖昧なのよ?」

「ロッテ、耳かきしてあげないよ?」

「お願いします。」

 

 

ヘブン状態のロッテは置いといて

「アルトリア、

 気になる事は見つかったのか?」

「ん、まぁ、()()()()()()()

 よくわからんものとしか、わからん。」

「ぁ~・・・アルトリア。」

例の球体の写真を見せる

「おぉ!!コイツだ!

 ただ、()()()()()()()()()()()。」

「・・・そぅか。」

「むっ、シンヤ、

 その殺気をしまえ、ロッテが怯えておる。」

 

目線を向ければ歯をガチガチ鳴らし

身体をこわばらせていた

 

「ぁ、すまん。」

「ぃ、いいよ、ゴメン、

 私も忘れてただけだから。」

 

ロッテ自身、もぅ戦闘自体をこなしていない

正直、『リーゼ・ロッテ』として

()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「まぁ、俺は他所の世界からの転生だけど、

 ロッテは、『ロッテ』として、3度目か、

 そりゃぁ、嫌になるよな?」

「ぅん、それに

 バイト先の店長さん達、

 お客さん達も沢山知り合いが出来たし、

 もぅ、戦いたくないなぁ~。」

「今は良いだろう、

 しかし、しかるべき時は

 『護る為に戦いを取るしかなかろう?』」

「ぅん、はぁ、そう、だよね。」

 

さてはて、球体型以外って事は

4脚、飛行型も既に投入済と判断するか

 

〈シナノ〉

《はい》

〈冬木市が範囲に入ってる監視衛星は幾つある?〉

《そう言うと思って

 既に画像解析を進めています》

〈助かる〉

《出ました、

 やはり冬木市全体に

 『もや』が掛かっていますね、

 肉眼、では普段通りに見えるでしょうが

 魔力持ちや、魔術師が見ると》

〈結界として認識できる、か〉

 

「シンヤ。」

「ん、アルトリアぁっ!?」

 

目の前にはアルトリアの顔がある

 

「なんだ?騒々しい。」

「あぁあアルトリア!?

 なんで目の前にっ!?」

 

元は男性(女性ともある)だけど、

見た目は『あのセイバー』なのだ

 

「いや、つくづく面白い構造の肉体だなぁと。」

「そりゃぁ、ロストロギアその物の身体だからな、

 素材も『もう存在しない素材で出来てるからな』

 再現も出来ないよ。」

「ふむ、残念だ、

 現状、私は『霊体化』は出来るが、

 精々の魔力消費を抑える程度しかならん、

 受肉している方が

 食事で魔力補給、肉体の修繕も可能だというのに。」

「それなら、

 ロッテを『仮マスター』に出来ないのか?」

うろ覚えだが、

柳洞寺の『津田・小次郎』は

特殊召喚の類だった筈

「ふむ、確かにロッテの持つ魔力量であれば

 『維持には支障ない』が、

 魔術回路が無いからのぅ。」

「シナノ。」

《はぁ、ありますよ》

「シナノ?」

「ほぉ、コレは。」

「ミッド式魔力操作変換魔術回路、

 まぁ、これで『マスター登録』出来るか?」

「・・・まぁ、うん。」

「そうだったな、コイツはこう言う奴だったな。」

「え?なんかした?俺。」

「「はぁ~。」」

 

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