リリカルなのは 変動記   作:扶桑畝傍

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72話

「ぅ~。」

 

だるい

シンヤが解決して来るって言ってたけど

 

《アリサ、ダメです》

 

ベットにチェーンバインドで

ガッチガチにされて動けない

 

「ね~、ハピネス~。」

《駄目です、

 あの『変質魔力』は

 アリサの身体に悪影響以外ありませんので》

「それはこの『波動防壁』で

 緩和出来るんでしょ~。」

 

お風呂、トイレ以外部屋から出て無いので

そろそろ限界だ

 

《っ、なに?》

「ほぇ?ハピネス?」

《私、『誰かさんの劣化コピー品なので』》

「えっと、誰と話してるの?」

《空間庫、解放》

「ちょ、ハピネス?」

 

《すみませんアリサ、

 シナノが懲りないので》

「ま~た何してたの?」

《はい、ロッテさん、あ・・・『オルタ』さんの

 デバイスを造ってあったのです》

「『オルタさん?』ハピネス?」

《アリサ、

 今回の敵側に『真名』で相手を操る物か人物が

 あるそうなので『真名』は今後控えて下さい、

 この会話すら盗聴の恐れが出てきます》

「な゛っ!?」

《・・・アリサ》

「なぁに?」

《・・・いえ、聞いてよろしいでしょうか?》

「言って。」

《『今回の敵は相性が最悪です』

 関わらない事を推奨致します》

「・・・ハピネス。」

《アリサ、わかっても》ギリギリ

《あだだだっ!?アリサっ!?》

「ハピネス。」

《ですから!!》

「自分の身ぐらい守れなくて

 『シンヤの奥さんやれないよ』」

《それは》

「後ね?」

《アリサ?》

「相性程度で私が引き下がると思わないで?

 今は仲間だけど

 『アンリちゃん』

 『ナハト・ヴァール』と戦って

 如何に私の力不足だってのが身に染みて

 わかったんだもん。」

《アリサ》

「ほら、夢幻空間開けて?

 『シンヤに恥ずかしく無い奥さんにならなきゃ』」

《・・・やはり理解できませんね》

「習うより慣れろ、よ?」

《ぁ~・・・元のお嬢様は何処に隠れたのですか?》

「ちょっと、私の何処が

 お嬢様じゃ無いって?」

《武道を極めつつあるお嬢様を

 お嬢様として呼べないかと?》

「へ~、そ~ゆ~こと、言うんだ~。」

ミシミシミシミシ

《ちょっ?!やめっ?!》

「ハ・ピ・ネ・ス?」

《はい!!》

「模擬戦難易度、『ルナティック』ね?」

《・・・はぃ》

 

 

「さて、一旦帰るよ。」

「そうか。」

「ぁ~、明日はバイトだ~。」

「そうか、なら夜のアレは控えめだな。」

「そ~だね~、明日に支障が出ちゃうのは

 お店も困っちゃうもんね~。」

「そんじゃな。」

 

 

道中

 

(ま~た誰かうろついてるな)

 

昼間の内に残り『五ヶ所』を強制ワープさせ

ちゃっちゃと『本気の一部シナノ』で消滅して来た

 

(尾行?にしては気配は漏れてるし)

《シンヤ、間違い無く

 誰かがついて来ています、が》

 

そうなのだ

『微弱過ぎて判別できない』

 

 

「あれ?シンヤだ。」

「おう、士郎買い物帰りか?」

「あぁ、そっちは?」

「俺は用事が済んだから家に帰るよ、

 嫁さんの体調も気になるからな。」

「大変だな。」

「そうだ、士郎?」

「なんだ?」

 

手早く『首根っこ』を掴み士郎の前に突き出す

 

「コイツに見覚えは?」

「・・・い、イリヤじゃないか、

 なんでここに?てか、あの二人は?」

「あ、あははは~・・・。」

 

(あ、これトラブル確定だわ)

 

 

《ん?》

「ハピネス?どうしたの?」

《今日は帰れないそうです》

「え~、また~?」

《なんでも『士郎』がらみで

 巻き込まれているそうです》

「またか。」

《もはや、トラブルメーカーですね》

 

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