さて
「君はイリヤ・スフィールで
間違いないんだよね?」
「あ、はい。」
流石に正座は足が痺れる(俺が)ので
コタツで話しを進める
「どうして俺の後を?」
「ぁ~。」
「あ、イリヤ、シンヤに
魔術の話しても平気だぞ?」
「え?士郎、それって。」
「系統は違うが『魔法』を使えるからな。」
「どおりで、『変な流れがあるの訳ね』」
「ん?教会はぶっ壊したし、
変な結界ももう大丈夫な筈だが?」
「違うわ、
アナタ自身に流れる『龍脈』以上の何かよ、
神聖属性にも感じ取れるけど
それともまた違った流れ。」
「ほ~、流石『元、聖杯』の器なだけはあるか。」
「?!」
「勘違いするなよ?
俺にとって聖杯程度どうでも良い物にしかならん。」
「せ、聖杯がどうでもいい?」
「必要なのは情報だ、
コイツの顔は知ってるか?」
取り逃がしたヤツの顔写真を見せる
「・・・申し訳ないけど、無いわね。」
「ふむ、そうすると『この次元』には
もういないと想定して動いて行くしかないか。」
「なんだ?コイツがなんかしたのか?
確かに人相はアレだけど。」
「ここ最近、体調不良の人、多くなかったか?」
「あ、確かに、学校も全体的に休みが多かったな。」
「その原因が
コイツがなんかしてた『教会を起点とした結界』だったんだ。」
「アナタ、もう壊したって言ったわね?」
「あぁ、言ったな。」
「・・・ごめんなさい、家でも調べてたのよ。」
「イリヤの所もか?」
「えぇ、最近他の魔術師教会にも
『魔術師の行方不明』が頻発してるの、
家にも注意喚起が来て、調査中だったのよ。」
「ふむ。」
「そうすると、セイバー達にも協力を仰いだ方が良いのか?」
「あんまりオススメしないけど、
サーヴァントの協力も必要になりそうな案件ね。」
「わかった、俺の持ってる情報と
擦り合わせしよう、もしかしたら
何らかの尻尾ぐらい掴めるかもしれん。」
「いいのかしら?」
「構わん、俺の嫁さんに迷惑かけてんだから、
それ相応の対応をしなきゃならんし。」
「アナタ、結婚してるのね?」
「ん?みるか?」
スマホで写真を見せる
「・・・士郎、コレ犯罪?」
「残念だけど、コイツ
シンヤは『人造体』だそうなんだ、
本体は別の所に封印しているんだと。」
「なっ?!」
「驚いたか?」
「合点がいっただけよ、
そう、『別次元の物質』で出来ているのね?」
「正解だ、もう『その次元』は
消滅して無くなってるけどな。」
「ごめんなさい。」
「いいさ、さて。」
▽
「ん~。」
「情報は増えたけど。」
「ダメだこりゃ、わからん。」
《シンヤ、オルタからメッセージです》
「わっ、なにこれ?」
「コレが俺の触媒の様なもんだ、
『デバイス』と呼ばれる端末だ。」
《初めましてレディ、シナノと申します》
「は、初めまして。」
「で?内容は?」
《はい、現在、河川敷にて
『魔道生物』と交戦中、救援を求む、です》
「真っ先に言おうな、ソレ。」
▽
河川敷
「はぁ、めんどくさい。」
「お願いオルタ、我慢して。」
「わかっておる。」
「遅くなった、『オルタ』
今、隔離結界を形成する。」
「シンヤ、シナノ、やっと来たか。」
「うぉっ?!せ、セイバーなのか?」
「は?」
「士郎、彼女は違うセイバーよ。」
「元、器か。」
「喧嘩すんな、うし、これで
『4割まで大丈夫だ』」
「ん~、飽きた、シンヤ、
お前がやれ、ロッテ、バーガーを。」
「えぇっ!?今食べるのぉっ?!」
その手には『メックの大きな袋が抱えられていた』
「わかった、イリヤ、士郎、お前らも手伝え。」
「はぁ?俺も?」
「私は兎も角、士郎も?」
「あぁ、セイバーの顔合わせもしとくと良い。」
「はぁ、わかったよ。」
〔セイバー、今大丈夫か?〕
〔はい、どうされました?〕
〔今、河川敷で『魔道生物』が暴れてるんだ〕
〔令呪を使わなくても
お呼び頂けれは直ぐに迎えるのですが?〕
〔・・・あ、思い出した〕
〔やはりブランクを埋める訓練は必要ですね〕
〔だな〕
「来たれ、セイバー!!」
魔法陣と共に、騎士甲冑モードのセイバーが現れる
「っとと、久し振りですね、
こうして転送されるのは。」
「うし、来たな、『オルタ』
コイツが『もう一人の腹ペコ』野郎だ。」
「失礼な、私の今は女だ!!」
「奇遇だな、私も女だぞ?」
ケチャップソースを口元に
べったり付けながら喋るオルタ
「・・・は?私がもう一人?」
んぐ「ふぅ、別の次元の役職、セイバーだ、
オルタで構わん貴様も『真名』は
不味かろう?」
「そう、ですね、
貴女のマスターは?」
んぐぐっ?!
「けほ、わ、私、元魔導士兼護衛魔獣だったの。」
「魔獣?にしては人に見えますが?」
「なぁ、シナノ。」
《何でしょうか?》
「自己紹介、後にしろって言える?」
《無理でしょうね》
チェーンバインドで雁字搦めにして動きを抑えている
「えっと、私もバーサーカー
呼んだ方がいい?」
「ん?バーサーカーって、
『デカい方?それとも『円卓の方?』」
「デカいって・・・、兎に角必要かしら?」
「自分の護衛で呼んでくれ、
いちいち構ってらんねぇからな。」
「わかった、『来て!バーサーカー!』」
よかった、ヘラクレスの方だ