リリカルなのは 変動記   作:扶桑畝傍

9 / 78
9話

「えっと・・・シンヤ君?

 チョット、オハナシシヨウカ?」

えぇいっ!!魔王の片鱗は、

デフォルト持ちだったのかっ!!

「なんで、アリサちゃんが

 大きくなってるの!!

 私も大きくなりたい!!」

「そっちかいっ!!」

《なのはさん、

 残念ながらレイジングハートさんには、

 “バトルフォーム”は

 搭載されておりません》

《申し訳ございません、

 マスターの“実力”であれば、

 “接近戦の必要性がありませんでしたので”》

「ぇ~。」

「ってかさ、

 レイハさん、

 そんだけボロボロなのに

 随分余裕があるな?」

《・・・問題ありません》

「いや、何を持ってして

 問題ありませんな訳?

 アースラの予備資材まだあったか?しなの?」

《ぁ~・・・》

「・・・しなの。」

《はい》

「強酸か王水、どっちが良い?」

《今直ぐ資材調達可能な次元を検索しますぅっ!!》

“しなの”の迅速な資材調達もあって

《プログラミング完了しました、

 “エクセリオンブラスターフォーム”

 使用可能です》

「・・・レイハさん、

 なんか色々大丈夫ですか?」

《問題ありません》

「うわぁ、槍の形なのに、

 砲身と別に槍が着いてる。」

《主に、中・近距離使用形態です、

 ブラストビットは、

 複数の球体状の魔力を

 “ぶつけて爆破します”》

「ば、ばくはつ。」

《ブラスターカノンは、

 ディバインバスターを圧縮、

 より強力にしたものです》

「うげ、圧縮してんのかよ。」

《ディバインショットは、

 拡散型です、

 威力はディバインバスターに劣りますが、

 連射、取り回しが容易です》

「ほぇ~。」

「ん、ん、

 レイジングハートさん?」

《なんでしょうか?》

「リンディさん?」

「GJです!」

《ありがとうございます》

アースラ個室

《マスター》

「なぁに?レイジングハート?」

《あくまで先の公開したのは一部です》

「あれで?」

《はい、

 不本意ながら、しなのからの情報供与により、

 “周辺魔力収集圧縮砲撃”が可能です》

「ぇ~っと?」

《実際に試せばわかります、

 そして、使い所も判断出来るかと》

「ん~、わかった、兎に角練習だね?」

《はい》

アースラ個室

「なぁ、しなの。」

《なんでしょうか?》

「俺、生きていられるかね?」

《なんですかいきなり?》

「隣の部屋から不穏な空気が駄々洩れなんだが?」

《・・・ノーコメントです》

「ねぇ?ハピネス?」

《マスターアリサ?》

「シンヤの好きな人って誰なんだろ?」

《わかりません、

 “しなの”から

 切り離された時点での情報では、

 “ある方の母親”らしいですよ?》

「え?お母さん?」

《えぇ、それと、

 三つ編みの赤髪少女だそうです》

「え?二人も居るの?」

《はい、マスターアリサ、

 考えて直す事をオススメします》

「ん~・・・でも変えない。」

《え?》

「だって、好きな人に変わりは無いし、

 “目を離すと消えちゃいそうなの”」

《・・・確かに、

 “取り返しのつかない事を

  やりかねない顔をしてますね”》

「それ、冗談に聞こえないんだけど。」

《・・・ですね》

「それじゃぁ、

 “エクサグラマ”起動。」

《マスターすずか、おはようございます》

「私の秘密、一緒に守ってね?」

《もちろんです》

「早速なんだけど。」

《はい?なんでしょうか?》

「私もバトルフォームしたい。」

《・・・マスターすずか、

 申し訳ございません、

 向いている戦闘スタイルは、

 “援護とバフ効果長距離支援”です。》

「・・・エクサグラマ?

 私もバトルフォームをしたいの。」

《・・・しなの、に連絡して見ます》

「えぇ、良いお返事が聴けると良いわね。」

「ん?」

《え?いや、その、あ、はい、

 え?いやいやいや、

 あのですね?

 あ、ハイ、ワカリマシタ

 スグに準備イタシマス》

「どした?しなの?」

《・・・すずかさんから、

 バトルフォームを要求されました》

「・・・アリサは、

 格闘技に素養があるから、

 バトルフォームをデフォルトにしたのに。」

《すずかさんは、納得していないそうで、

 資材調達を現在進めております》

「ぁ~・・・なのはと、レイハさんに

 メールしといて、

 “3人で組手の訓練してて”って。」

《シンヤ?》

「俺は用事がある、てか、

 “小学生のお仕事があるからな?”」

《あぁ、図書委員でしたね》

「あぁ、ぼーっとしてても

 怪しまれ難いしな。」

図書室

「はい、貸出カードで・・・んで?

 なんで“クロノ”

 お前がこの学校にいるんだ?」

「・・・この本を読みたかっただけだ。」

「部外者に貸出は出来ないんだけど?」

「・・・これだ。」

あ、生徒手帳

「なんか、おつかれ。」

「あぁ、正直、勘弁して欲しい。」

カードにスタンプを押す

「これで?」

「あぁ、期間は一週間だ、

 来週以降も借りたいなら

 延長申請してくれ。」

「わかった。」

本のページをめくる音以外、

何も聞こえなかった

「おい。」

「図書室では、お静かに。」

〈これならどうだ?〉

〈なんだよ?〉

〈アリサ・バニングスについてだ〉

〈あ?〉

〈なぜ巻き込んだ?〉

〈・・・ここじゃアレだ、

 放課後、アースラの訓練室で〉

〈え?〉

〈理由は、

 あの3人が教えてくれる〉

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。