タイムリープしたら10年前の世界だった件   作:ボノぼん

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序章
プロローグ


2021年○月△日

 

「君は弱い」

 

「くそったれ・・」バタッ

 

ここは東京が、日本が、この世の全てが崩壊した世界である。

 

「どうして僕なんかに立ち向かおうとするのかなぁー?」

ある男は倒れている青年に話しかけた。

 

「どうしてってお前を倒すためだからだ」ハァ ハァ

青年はいかにも苦しいそうにそう伝えた。

 

「へぇー僕を倒すかぁ・・・久しく聞いたよ」

男は青年の前に立ちニヤついていた。

 

 

「ま、僕に殺されるだけでも少しは贅沢だと思いな」

 

そう言うと男は体から触手を出して、

 

「遺言はなんだい?」

男は青年に触手を向けた。

     

「なぜ・・・なぜ俺の仁美さんに手を出した!」ギロッ

 

青年は唇を噛み締めて男を睨むつけた。

 

「なぜって彼女は僕の秘密を知ってしまったからだよ」

男がそう呟いた瞬間

 

グサッ

 

「ああああああああああ!!」

青年は悲鳴を上げながら周りをのたうち回った。

 

「ふふいいねー♪その断末魔‼︎」

男はさらにニヤつきを出しもう一回刺した。

 

グサッ

 

「ああ・・あうう・・・ああ」

青年はもう悲鳴すらも上げれずにのたうち回った。

 

「もうこれぐらいでいいか。もう死んだし」

男は触手を戻しこの場を去ろうとした瞬間

 

ガブッ

 

「ぜってぇー逃さねえよ」

青年は男の足に噛み付いていたのだ。

「へぇータフなんだね君」

男は笑いながら青年の顎をクイッと持ち上げ

「僕、気に入ったよ君のこと」

そして青年の額に思い切り人差し指を差し込んだ。

ブスッ

 

「グアアアアアア!!!!体が体がーーーーーー!!」

青年の体が突如に紫に染まっていくのだった。

 

「僕の血を君に注入したんだよ。ふふどうだい?段々細胞が壊死していくのは」

男は笑いながら青年の額に血を注入していくのだ。ドピュ、ドピュとそして男は少し経つと人差し指を抜いた。

「少しの間だったけど楽しかったよ今度会う時は天国でsee you 」

そう別れの言葉を伝えると男はフッと消えていった。

 

「あうああえあうああ」

青年の容体はあまりにも酷かった。額はおろか、細胞が3分の1も壊死していたのだ。

 

「死んで、たまるかってんだ。ぜってぇー」

青年は事切れ寸前だった。

「俺は・・仁美《ひとみ》を・・・救うまで死ねるか・・・・よ」

もう死ぬ誰もが思ったその時だった。

 

ピカーーーン

 

突如とても大きな雷が落ちたのだ。

「何・・だあの雷・・は・・・」

「まるで龍・・・見たいだ」

そしてその雷は青年へと近づいてきて

ギャオーーン

咆哮し青年を口の中へ入れて

ギャオーーン

再び咆哮し青年を口の中へ入れたまま時空へと飛び立って行った。

青年は口の中にいる時こう囁かれていた。

(小僧!貴様はまだ死んではいかん貴様がこの邪悪な未来を変えるのだ。)

 

(誰・・ですか?あな・・たは?)

 

(名乗れる程名が通った者ではない。)

(さあ着いたぞ早く目を覚ますのだ。)

 

ピカーーーン

眩い光に包まれて目蓋を開けるとそこは10年前の世界だった。

 

 

 

 

 

 




次本編です。

一週間に一回不定期で書こうと思います。
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