「えぇ!第二の修行!?」
「そうだ。何か文句でもあるのか?」
「だって界王様!バブルス君捕まえたら教えてくれるって言ったじゃん」
前回40日かけて遂にバブルス君を捕まえた千次郎。しかし修行はまだ続きがあったのだ。
「確かにそう言ったが絶対とは誰も言ってないだろう」
「うわあー!界王様のケチ!」
「ふん!どうとでも言ってろ」
「ねぇ界王様俺早く修行しないとサイヤ人が・・・・・・」
「えぇい!!慌てるでない!」
修行をしたがる千次郎に一喝を入れる界王。
「まぁこの修行が出来たら今度はわしが相手してやるから」
「言ったよ界王様!今言ったからね!」
指を指して界王に悪い笑みを浮かべる千次郎。
「よし!ふーーー」
「?????」
突然息を吸い始めた界王。何のことかさっぱりな千次郎はただ見つめていた。そして次の瞬間、
「ああああああーーーーー!!!!!!!」
「いっ!!」
突如物凄い叫び声を発した界王。耳の鼓膜が破れそうだ。
「な、何だ!急にデカい声でして・・・・・・」
「もう戻ってくる頃だ」
「戻ってくるどういうこと?」
界王が意味不明なことを言い始めたのできょとんとしている。すると、
あああああーーーーー!!!!!!!
「わっ!戻ってきた!」
先程の叫び声がぐるっと一周して戻ってきたのだ。
「なぁ界王様本当にお前強いのか?さっきからデカい声ばっか出してさー」
「何ですとーー!」
「!?」
突如千次郎の顔に何かが当たった。
「痛っ!って何だお前!バッタみたいだな?」
「バ、バッタ!?」
「そんなバッタな!ゲフェフェフェフェ!」
突如現れたバッタのような宇宙人に界王がまたシャレを言い始めた。
「界王様それ面白くないよ。それ」
「ふんどうせお前には分からんわい!」
それを千次郎が否定すると界王がいつも通りに不貞腐れる。
「全宇宙の頂点に立つー界王様にー“お前本当に強いのか“となどと抜け抜けと無知にも程が
あります!笑っている場合ではございません界王様!」
「あぁすまんすまん丁度いい千次郎。バブルス君次はその“グレゴリー”が相手だ」
「でも俺界王様にまだ武術教えてもらってな「お任せください!界王様!此奴の鼻柱を
へし折ってやろうと思いますがいかが!!」
千次郎の言葉を遮るかのようにグレゴリーは界王に千次郎の修行の相手を懇願した。
「よかろう。ほれ千次郎!」
グレゴリーの返答と共に界王は手からハンマーを取り出して千次郎に投げつけた。すると、
「あらよっと。っうわぁ!」
何とこのハンマーとても重いではないか。何とか持ち上げようとするのがやっとのことだ。
「いいか千次郎。今度の修行はこのハンマーを使ってグレゴリーを叩き落とすのだ」
「よし!やってみるよ!」
「ふん君みたいなヘナチョコに私が捕らえられるものですか!」
その瞬間グレゴリーは体を丸め千次郎に向かって行った。
「よっしゃ!向こうから来てくれたぜ!」
そう言いながらグレゴリーにハンマーを振り落とすが、
「ふん遅い」
「え!」
何とハンマーを振り落とす前にグレゴリーは千次郎の背中にいたのだ。
「うわぁ何て速いやろーだ!そーれ」
もう一度ハンマーを振りかぶって落とした。
「ふん馬鹿が」
それに対してグレゴリーは千次郎に向かって掌を向け波動を飛ばした。
「わっ!」
波動をまともに喰らったため尻もちをついてしまった。
「さあどうしたのですか!早く私を捕まえない限り私は君を攻撃し続けますよ」
「く、くそったれ!!」
グレゴリーの挑発に腹が立ち千次郎はハンマーを持ってもう一度立ち上がった。
■
それから約10日後・・・・・・。
あんなに美しく綺麗だった界王星は今ではお世辞でも綺麗と言えないくらい穴や倒木が
落ちていた。それに、
「うおりゃー!」ブンッ
パリンッ
「ぶふぅぅぅ!!まさか!」
まるで噴水のようにコップに入っているお茶を噴き出した界王は急いで外に出ると車の窓に何と
大きな穴が空いていたのだ。
「くっ元気でよろしい・・・・・・うぅぅ」ツー
「ウホッ?」
本当なら今すぐにでも袋叩きしたいが修行中なので口出しすることが出来なかった。折角大事に
している愛車を壊され涙を流しバブルス君の背中でその涙を拭く界王。
「うおりゃー!」ブンッ
「うりゃー!」ブンッ
「はっ!!」ブンッ
千次郎がハンマーを振るたび木が倒れ地面には穴が空き、その光景をただ見つめることしか
出来ないバブルス君。
「えぇい!やめやめやめろー!!」
「え!?」
「か、界王様?」
突然割って入られびっくりしている千次郎とグレゴリー。界王はハァハァ言いながら、
「休憩、休憩じゃ!」
っと二人に休憩を言い渡した。
「ヤッホーい!休憩だー!」
拳を高々と天に上げ、喜びを出す千次郎。鼻歌を歌いながら家に入っていく千次郎を見て
グレゴリーはきょとんとしていた。
■
「あむあむふがふがふーふーあむあむ!!」
「・・・・・・あぁ」
「ウホー!?」
「ハァー相変わらずよく食べる奴だ」
相変わらずの暴飲暴食に呆れている界王だがそれを初めて見るグレゴリーは驚きのあまり顔が
隠せなかった。
「千次郎。この星の重力は克服出来たが問題はスピードだな」
「あむあむ大丈夫大丈夫すぐに慣れるし・・・あむあむ」
「そんな調子だったらサイヤ人に敵わないぞ」
いつも通りに楽観的に考えていると界王が一喝した。
「そうだ!前から聞きたかったけど界王様ってサイヤ人の過去とか知ってんの?」
「あぁ知ってるぞ」
すると持っていた箸をバンッと置いて、
「界王様!サイヤ人の過去知ってるの!」
「そうだが・・・・・・知りたいのか?」
「あぁ!何でサイヤ人が俺の地球にやってきて人類を死滅させるのかなぁーと思って・・・」
いつものへらへらしてる時の顔ではなく真剣な顔で界王を見つめる千次郎。界王は水が入っているコップを持ってグイッと一気に飲むとゆっくり語り出した。
「いいか・・・まずサイヤ人も昔住んでいた星があった。その名は“惑星ベジータ”。しかしその星には
二つの種族がいたのだ」
「二つの種族?」
「そうだ。一つはサイヤ人。二つは“ツフル人”という者達が惑星ベジータに住んでいたのだ・・・・・・
惑星ベジータはこの界王星と同じで強い重力がかかった星でツフル人は体が半分サイヤ人の
ような奴らだった・・・・・・一方サイヤ人は非常に少数な民族でなぁ強くてとても好戦的で
原始的な戦士だった。その戦士達がある時牙を向いた。ツフル人は自分達が編み出した最先端の武器で対抗するがメチャクチャ強くて徐々にツフル人を制圧していったのだ。そして決定的に
なったのは惑星ベジータが八年に一度迎える満月でツフル人が最も多くの脅威でなおかつダメ押しだったのだ。サイヤ人が怪物に変身するからだ。そしてサイヤ人は惑星ベジータの全てを制した
のだ」
「え!?滅ぼしたの?」
「ツフル人を絶滅させてしまったため、それ以上の高度な文明を発達させるの遅らせて
しまったのだ。そして高度な文明を持つ宇宙人と手を組み大金を手に入れ、それが徐々に
エスカレートしていき何と赤ん坊まで色々な星に送り込んだのだ」
「な、何て自分勝手な奴ら何だ!」
「しかし惑星ベジータはある者によって破壊されてしまったのだ。だがサイヤ人の中でも唯一
生き残った者が三人居た。しかしお前がその内の一人を倒したから残り二人だ」
界王が話し終えると千次郎は握り拳を作って俯いていた。
「くっ、何て酷い奴らなんだ・・・界王様!俺絶対地球を守る!ぜってぇー!
おい!バッタ!修行再開だ!」
「ちょ、ちょっと!後私はバッタではありません!!」
千次郎はハンマーとグレゴリーを引きずって駆け出した。
■
{俺がやらないと・・・・・・俺がやらないと・・・・・・サイヤ人の好き勝手に何かさせて
たまるかってんだ!)
「おーいもういいかい!」
「あぁどっからでも来やがれ!」
ハンマーを強く握り締めいつでも振り下ろせる体勢に入っている。
「では・・・行きますよ!」ビューン
そう言うとグレゴリーは体を丸め千次郎に突進しに来た。するとたちまち千次郎の懐にまで
近づいた。しかし、
「遅せーよ!」ビッ!
「何ですと!?」
何と瞬間移動の様に速く動きグレゴリーの背中へと回っていた。そしてハンマーを振り落とした。
「いっけーーーーーー!!!!!!!」
するとコンクリートを打ち砕くドリルのような音がたちまち界王星に響き始めた。グレゴリーは
どうなっただろうか。
「ハァ・・・ハァ・・・危ない」
ギリギリ避けていた。それほど千次郎が速かったのか。すると千次郎はグレゴリーに目掛けて、
「うおりゃー!!」ブンッ
ハンマーを投げた。
「わぁ!何てことをするのです!」
グレゴリーは激怒するも千次郎は、
「うるせぇー!!早くテメェの捕まえなきゃ次に進めねぇんだよ!」
っと言い返した。サイヤ人が来るまで後108日後。それまでにグレゴリーは捕らえられることが
出来るのか。急げ!千次郎!!
ハァー今回も長かった・・・。
どうもボノぼんです。
読者の皆様。本作の“タイムリープしたら10年前の世界だった件“の話を先週までに書き終えられず
申し訳ございませんでした。やっぱりお気に入り5になったから少し増長していたかなぁ・・・。
まあまだペーペーですけど。
まあこの話は初めて書きますから下手な部分もありますがそこは堪忍して下さい。
では今日も飯食って寝るか・・・。
感想よろしくお願いします。後評価も時間が有ればお願いします。
では次回も見てくれるかな?(いいともー!)
さいならー!
!!I'llbe back!!