タイムリープしたら10年前の世界だった件   作:ボノぼん

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遂に一騎打ちが始まる!勝つのは・・・!


STAGE10 一騎打ち!!千次郎VS慎也!!!!

「くっくっく・・・・・・喜ぶがいい。貴様の様な下級戦士が

 (スーパー)エリートに遊んで貰えるんだからな・・・・・・」

「へへっ生意気な野郎だ・・・遊ばれるのはどっちか教えてやるよ」

 

慎也の言葉に少しイラッと来たのか目つきが段々悪くなっていく千次郎。

しかし、慎也は続けて言う。

 

「なぁ・・・天は人の上に人を造らずという言葉を知っているか?」

「あぁ、知ってる」

「確かあれは、人間は生まれながらに平等であって、貴賤・上下の差別はないという

 意味があったな・・・」

「・・・・・・・・・」

「だがあれは嘘だ。何が生まれながら平等だ・・・・・・何が上下の差別が無いだ・・・・・・

 俺はその言葉を知った途端に怒りを覚えた」

「・・・・・・・・・」

 

慎也の謎の発言に千次郎は黙って聞いていた。

 

「俺がいた惑星ベジータは、生まれてすぐガキの素質を検査される・・・その時数値が低く、

 何も出来ないゴミ共は殺されるのだ。要するに貴様もそのゴミ共と同じで

 いわゆる落ちこぼれという奴だ・・・・・・」

「あぁ落ちこぼれだ。昔から勉強も運動も出来なかった・・・いつも弟と比べられた・・・だから毎日

 この世が憎くて、喧嘩ばかりしていた・・・あの家(•••)の憎い気持ちを全部ぶつけて・・・でもよ、

 こんなどうしようもない俺を応援してくれた奴がいたんだ・・・今そいつは・・・」

「おいおい・・・貴様の昔話など聞く気なんてないぞ。そんな話は大嫌いなのだからな」

「そうかよ。でもこれだけは聞かせてくれ・・・!」

「何だ?」

「さっきテメェが殺したあの“おデブちゃん”が言っていたことは本当なのか?」

 

どうやら千次郎は、これだけは聞きたかった様だ。

千次郎が言ったことに対し、慎也は少し眉を顰めた。

 

「あぁあれか・・・・・・」

「テメェ・・・本当に地球人なのか?」

「まあそう焦るな・・・簡潔に言えば“元”地球人だな」

「“元”だと?」

 

慎也の答えに少し首を傾ける千次郎。しかし次の瞬間、慎也は千次郎に衝撃の言葉を放った。

 

「どうせ信じぬとおもうが俺は・・・・・・・・・《タイムリーパー》だ」

「何!!!?」

 

今何と言っただろうか。タイムリーパー。まさか自分以外にタイムリープしている者がいるのか。千次郎の頭の中はぐちゃぐちゃだった。

 

「どうした?まさか信じているのか?」

「い、嫌別に信じてなんかいねぇよ!」

「ふん・・・・・・誤魔化すのが下手だな。正直に言ったらどうだ」

「だから信じてなんかいないって言ってるだろうが!!!」

 

何が何でも慎也に自身もタイムリーパーということがバレたくない千次郎。

 

「まあいい・・・・・・ここからは貴様も信じるか信じないか好きにするがいい・・・・・・・・・

 俺はこの世界にタイムリープしたのは20年前だ」

(俺よりも倍だ・・・)

「当時7歳だった俺は、身体こそは変わってしまったが

 精神だけは20年前と変わらなかった・・・・・・」

(今の俺とそのまんまじゃないか・・・・・・!)

 

今の自分と同じ状況に驚きが隠せなくなっている千次郎。

 

「そして、この世界にタイムリープしてから3年経ったある日俺は、

 ある宇宙人に連れて行かれた。そいつの名は今は亡き“ベジータ王”と呼ばれた男だ」

「べじーた王?」

「そう奴は惑星ベジータの王であり、力も頂点に立つ男だった。そしてその日から俺は、

 死と隣り合わせの訓練を受けた・・・本当なら逃げ出したかった・・・・・・

 でも“アイツ”を殺す為だと思い、全て耐えた」

「アイツ?」

「そうだ・・・・・・・・・俺は20年前にタイムリープする前に・・・・・・妹を殺された・・・」

「殺されただと!?」

「そうだ・・・!どれも全部“アイツ”のせいで妹が・・・・・・!!凛菜(りさ)が・・・!!!!!」

 

段々と言葉を述べるうちに慎也の顔はまるで不動明王になっていた。これにはかつてラディッツと闘った際覚えた恐怖心を超えてしまったのか冷や汗が溢れ出ている千次郎。

これほどまでかと思いながら。しかし、収まったのか前と同じクールの表情に戻った。

 

「すまなかったな・・・・・・あの日を思い出すと、こうやって我をたまに忘れてしまうんだ・・・!」

「・・・・・・そうかよ」

「さてお互いの昔話はそこまでしておいてお前を・・・“殺す”か・・・!!」

 

そう言うと左手を額まで上げ、右手には拳を作って構え始めた慎也。すると千次郎も、

 

「ハハッ“殺す”か・・・・・・落ちこぼれが必死に努力すればどんだけ恐ろしいか見せてやるよ!」

 

そう言いながら右足を前に出して、やや屈みながら構えた。

 

「くっくっく・・・面白い冗談だ・・・では努力だけではどうやっても

 超えられぬ壁を見せてやるか・・・・・・」

 

嘲笑いながら千次郎を見るも、直ぐに元に戻し睨み返した。

 

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

 

お互いが黙り込む中、ただ風だけ吹き続けていた。しかし、このままじっとしているはずもなく、

 

「行くぞー!!!!シャバ僧!!」ビッ!!

「来い!!青田!!!」

 

千次郎が動いたことで、一騎討ちが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおりゃー!!!だだだだ!!!」ブンッ!

 

開始から早々左ジャブを打ち慎也の懐に入っていく千次郎。しかし、

 

「遅い!!」ブンッ!

「わ!!」

 

最初のジャブは簡単に避けられ、お返しにカウンターが飛んで来た。あまりの拳の速さに驚くも、自身の中にある野生の勘がいち早く動いてくれた。

 

「この野郎ー!!」バキッ!!

「う!!」バキッ!!

 

絶対に殴られてたまるかと飛んでくる慎也の拳に先程放った左ジャブをぶつけた。

 

「やるな・・・」

「テメェもな・・・!」

 

お互い少し賞賛した後、激しい激しい打ち合いが始まった。一方は攻めては一方は防御しての

繰り返しでどちらも互角だった。

 

「りゃっ!!!」ブンッ

 

打ち合いの中千次郎は、回し蹴りをするも慎也は後ろにジャンプして避けた。ジャンプした後、

近くにあった木を反動にしながらもう一度飛び出していった。千次郎もそれに気づき、自身も飛び出していった。

 

「喰らえーー!!!!」

 

慎也が近づいた瞬間、喰れてやろうと拳を作った。だが、

 

「遅いんだっよ!!」バキッ!!!

「グハァッッ!!!!!」

 

予想以上に早かった慎也の肘打ちがモロに入った。モロに受けてしまった千次郎は、

そのままぐるぐる回りながら木にぶつかりそうになったが、すぐさま体制を立て直し、

くるりとジャンプしながら高く飛んだ。

 

「あの野郎ーどこ居るんだ・・・?」

 

高く飛んだ後、お返しに1発かましてやろうと思ったが慎也がいなかった。

どこに居るのかと思いキョロキョロ回りを見渡していると、

 

「!!!!」

 

突如背中に何者かが居るのを感じ、すぐさま頭を下げた。誰だと思い、後ろを見ると、

 

「ちっ!!避けやがった・・・」

 

何と先程まで姿を眩ましていた慎也がいたのだ。これには千次郎の堪忍袋が少し破れた。

嫌、元々完全に破けているのだが。

 

「っ!!!テメェ!!後ろから攻めるなんて卑怯だぞ!!!」

「おいおい・・・闘いに卑怯もこうも無いだろう・・・こっちはお前を殺すつもりで

 闘ってるんだからな・・・」

「くそっ!!ああ言えばこう言いやがって・・・!!」

「喰らえっ!!!」フュンッ!!

 

そう言うと、慎也にハイキックを喰らわせるも、またかんたによけられてしまった。

そして、今度は、慎也のハイキックを受けそうになりギリギリで避けた。慎也のハイキックを

避けた後は、また激しい打ち合いが始まった。しかし、今回は慎也が押していた。慎也は、

打ち合いを続けながら千次郎に発破を掛け始めた。

 

「どうした!青田!!そんな程度じゃないだろう!!」

 

千次郎の攻撃を交わしつつ、言葉を述べた後、強烈な膝蹴りを御見舞いした。

 

「カハァッッッ!!!!?」

「ナッパの奴を倒した時はこんなもんじゃなかった筈だ!!」

「見せてみろっ!!!!!青田!!!!」バキッ

 

そう言うと両手を一つの拳にして千次郎にぶつけた。そのままくるくる回りながら落下すると

思ったが、また直ぐ体制を立て直して田畑に着地した。自分が田畑に着地した後、

慎也も田畑に着地した。

 

「流石だ・・・・・・奴はまだ全然本気じゃねぇのにスピードも技も俺を超えてやがる・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

 

明らかに自分との差があるのを理解した千次郎は、

ニヤニヤと顔を歪ませている慎也の気に応えて、

 

「おい!!テメェの言うことはわかったよ!見せてやるよ・・・!」

 

そう言うと千次郎の腕から白い気が纏わり付き始めた。次は足、次はお腹など体全体に気が

纏わり付くと、少し前屈みになった。少しの間前屈みになった後その時、

 

ギャイーーン!!!!

 

とてつもなく眩しい光が千次郎を包み込んだ後、赤いオーラが千次郎の周りを包んでいた。

体の至る所が赤くなっていて髪の毛も赤く染まっていた。

 

「これが《界王拳》だ・・・!!!」

「そうそれだ・・・俺が言っていたのは・・・!」

「まあそう焦んなよ・・・じっくり見せてやっから」

「つぇい!!!!!!」ブッ!!

 

そう言って慎也に向けてバッと手を出した瞬間、

 

バゴッ!!!

 

「!!」

 

何と慎也がいた田畑が爆発したかの様に空中に舞い上がった。慎也はいち早く勘づき、

上へ飛んでいた。しかし、千次郎は、それを見逃さず光の様なスピードで慎也に向かった。

やがては慎也に追いつき、その勢いで右のフックを入れた。

 

「うぅぅ・・・!!!」

「もう一丁!!」

 

ドガガガッ!!

 

少しよろめいている慎也を容赦せず、左ジャブを連続に打ち込む。もしここで手を止めて終えば

どうなるか分からない為、千次郎はやめなかった。

 

「これでも喰らえ!!!!」バカッ!

 

そして、渾身の蹴りをお見舞いすると、慎也はくるくると回りながら飛んで行く。

 

「まだまだぜ!!」ギャウン!!

 

勢いのまま千次郎は、絶好のタイミングを狙って突っ込んで行く。しかし、

 

「随分と殴りやがって・・・!」グッ!!

 

口から出た血を拭いた後、一瞬消えたかの様に千次郎の間合いに入った。

 

「何!?」

「ほらっよ!!」ドカッ

「ぐっ!!!!」

 

突如顎に猛烈な蹴りを浴びた千次郎。その瞬間界王拳もフッと消えてしまった。

 

「か・・・・ぐ・・・・・・・・・・・!!」

「くっくっく・・・・・・今のが限界だとしたらとんだ期待ハズレだぜ・・・・・・青田・・・!!」

 

余程効いたのか声も出ない千次郎。しかし、心の中では、

 

(な・・・なんて野郎だ・・・・・・!へへ・・・・・・でもよ・・・こんなヤバい時だってのに

 なんだかわくわくしてきたぜ・・・・・・!)

 

そう心思いながらほくそ笑む千次郎であった。

遂に始まった一騎討ちは、最初はどちらも互角だったが現在は慎也が優勢だ。

果たして千次郎は慎也に勝つことが出来るのか!?《続く》

 

 

 

 

 




遂に今作にとって初めて大山場がやってきました。
どうも今年受験生のボノぼんです。

いやー始まりましたよ。千次郎vs慎也・・・。私がこの「タイ10」を書いて1番最初の目標を実現
することが出来ました。(やったーー!!)このままの勢いで投稿していきたいのですが、
受験生へとなった今毎月テストが入ってくるので多分投稿が遅れがちになると思います。
(今もそうだけど・・・)まあ絶対この「タイ10」は未完にはさせないので待っていてください!
ちなみに「西住家のOUTCIDER」は4月中旬か下旬に投稿予定ですのでそちら方もお楽しみに。

感想よろしくお願いします。後時間も有れば評価もお願いします。
では次回も見てくれるかな?(いいともー!)
さいならー!!!!!
   
                   !!I'llbe back!!
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