タイムリープしたら10年前の世界だった件   作:ボノぼん

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嗚呼、夏が終わちゃったよーー!!!


STAGE16 元気玉・・・失敗!?

 

 

「う・・・ぐぅぅ・・・!!畜生!!ゴホッ・・・ゴホッ・・・!!!!」

 

(あ、あと少し・・・・・・!!あとちょっとで元気玉が出来るぞ!!!)

 

前回、遂に最後の賭けに出て、大猿に変身した慎也。

変身した慎也に対して、元気玉しか倒すことが出来ないと考えた千次郎。

しかしその為の精神集中する時間が稼げない!

千次郎はジャジャン拳で慎也をダウンさせた隙に距離をおいて

精神集中を始めたお陰か、少しずつ溜まり始めた。

 

「良し!この調子でもう少し溜まれば・・・!!」

 

もう少しで元気玉が出来る。その時だった。

 

「く・・・くっそ〜〜・・・!!」

 

先程までダウンを取られていた慎也が立ち上がったのだ。

 

(完全に回復しやがったな!!だけどこれだけの距離が有れば

 アイツの攻撃より先に元気玉が出せる!!!)

 

しかし、千次郎との距離はとても遠い。すぐには攻撃されないだろうと千次郎は思った。

 

「ち、畜生!!何処だっ!!!何処に行きやがった!!!逃げても無駄だっ!!!気配で分かるぞっ!!!!」

 

(元気が集まってきた!!!)

「!!」

(ヤベェ見つかった!!?間に合えーー!!!!)

 

慎也が気配を読み取り千次郎をあっさりと見つけてしまった。

段々近づいてくる慎也に急いで元気を集める千次郎。

 

キーーーン

 

その瞬間、千次郎の体中に元気が染み渡った。

 

「で・・・できた・・・!!!地球中の元気が集まった・・・!!!良しっ!!!!

「喰らってみやがれ・・・!!!」

 

キッと慎也を睨みつけながら右腕に染み付いた元気玉を喰らわせようとした。

その時、誰1人予想していなかった事が千次郎の身に襲った。

 

「喰らえっ!!!!!」

 

突如慎也が千次郎に向けて大きく口を開けた。

 

「な、何だ・・・!?」

 

何をするのかと思いジッと見つめた途端、

 

ピュイーーーン!!!!

 

「なっ!!!!?」

 

慎也の口から物凄い気弾が飛んで来たのだ。

突然起きたことなので千次郎はどうすることも出来なかった。

気弾はやがて千次郎の前に落ち、

 

ボガーーン!!!!!

 

獅子前に大爆発を起こした。そして、それと同時に

千次郎に染み付いていた元気玉も消えてしまった。

 

「わあああーーーっ!!!」

 

遠くに逃げていたヤジロベーもこの大爆発に巻き込まれてしまっていた。

 

「何だ!?何が起こった!!?」

 

一方1人で激戦区獅子前に向かっていた修平も大爆発による爆風に被害を受けていた。

しかし、この大爆発に1番被害を受けていたのが、

 

「あ・・・・・・う・・・・・・・・・ゴホッゴホッ・・・・・・・・・」

 

千次郎だった。

 

「く・・・・・・糞ッ〜〜まさかあんな攻撃をしてくるなんて・・・・・・!!

 と・・・とんだ誤算にも程があるぜ・・・・・・ゴホッ!!」

 

体中大爆発により更に傷まみれになってしまい、額からは血が流れていた。

そして、左腕を負傷してしまい右手で抑えていた。

 

「ち・・・畜生・・・・・・せ・・・せっかくの元気玉がき・・・・・・消えちゃった・・・・・・・・・」

 

千次郎がゆっくりと立ち上がったと同時に慎也もゆっくりと地面に足を付けた。

よく見ると、口を歪ませてニヤけている。

 

「へっ・・・しぶとい野郎だ。だが、限界は近そうだな。分かるぜ・・・」

「ハハッ・・・参ったな・・・こ・・・これでもう流石にヤバいや・・・

 さっきの元気玉でお・・・俺の気は殆ど使っちゃった・・・ハハッ」

 

乾いた笑いをする千次郎に慎也は、ゆっくりと歩いて来る。

 

ズシン ズシン

 

音を立てながら向かってくる慎也に何とか立ち向かおうと身構える千次郎。

 

「はーーっはっは!!さあどうする!?」

 

すると、大きく左足を上げた。何をするのかと思い、ジッと見つめていると、

 

ドスンッ!!

 

「わっ!!!」

 

突如上げていた左足を千次郎に向けて踏もうとしたのだ。

 

「くっ!!!」

 

何とか避けることができ、距離を置こうと飛ぼうとした瞬間慎也に勢いよく払い飛ばされた。

 

バシッ!!

 

「うっ!!!」

 

勢いよく飛ばされた千次郎はそのまま何とひたちなか市那珂湊漁港まで吹き飛び、

停泊していた漁船に鈍い音を出して墜落した。

 

「あ・・・あ・・・・・・・・カハッ!!」

 

余りにも強くぶち当たった為か何度も血を吐いた。

よろめきながら、何とか船に降りて慎也に立ち向かうとした。

 

「く・・・!!何処にいやがる・・・!!!」

 

左腕を抑えながら慎也を探していると、突然自分の周りが暗くなった。

どうしたのだろうと思い、見上げたその時だった。

 

ズンッ!!!!

 

突如那珂湊中に鈍い音が響き渡った。そして、

 

バギッ!!!!

 

鈍い音と同時に骨が砕ける音も響き渡った。

 

「う・・・うぎゃああああーーー!!!!!!!

 

その鈍い音の正体は千次郎の両足の骨が砕けた音だった。

慎也が踏みつけたことにより悶絶していた。

 

「あああああ!!!ううう・・・・・・・・・・・・!!!!」

 

拳を強く握り、髪を強く掴んでいた千次郎は、ただ叫ぶ他何も出来なかった。

叫んでいる千次郎を見て慎也はニヤつきながら足を戻し、

 

「おっと!悪い悪い!うっかり踏んでまって足を潰しちまったようだな!

 ヘッッへッへヘヘ・・・!」

「うあああ・・・・・・!!」

「じゃあ今度はうっかり心臓(・・・)を潰してやろう」

「ハァッハァッハァッ!!」

「これで終わりだ青田!!例えまた生き返ったとしてもその時にもうこの星はない!」

 

そう言うと、人差し指を出しながら千次郎の胸に向けた。

 

「く・・・クッソー・・・まさかタイマンで無敗だった俺が負けるなんて・・・・・・

 畜生・・・こんなに力の差がある・・・なんて・・・強い奴がいたのは・・・・・・超嬉しいけど・・・

し・・・死んじまっちゃ・・・・・・な・・・・・・・・・く・・・やしい・・・よ・・・・・・」

 

ボロボロになり、みほ達の約束を破ってしまうと感じた千次郎。

このまま心臓を潰されてしまえば元もこうもない。

何とかしようと体を動かすが、両足を潰されてしまった為ほとんど動けない。

 

「死ねっ!!!!」

 

慎也の人差し指が千次郎の胸に向かって刺そうとしてきた。

 

(け・・・・・・結局俺はここで死ぬのか・・・・・・何も出来ずに)

 

この時千次郎は、自身の人生を何故か振り返っていた。

振り返っていた際、幼少期の頃に言われたある言葉を思い出した。

 

『殺生丸・・・貴様にはこの家を継ぐことは出来ん』

『え?どうして!?』

『・・・貴様には才能がない。だから』

『貴様はもう・・・この家にはいらない』

 

いつ言われただろうか。確か12歳の時だった。

父親から言われた言葉。俗に言う勘当というものだった。

 

(確か・・・・・・・・・この時からグレ始めたんだっけ・・・・・・?)

 

『どけどけどけっーー!!!邪魔だー!!!』 

 

そして、この時からグレ始めた。

毎日喧嘩しては学園艦の寄港日にバイクを深夜まで走り飛ばした。

人が嫌がっているのにも関わらず、わざと嫌がらせをした。

 

要するに 迷惑(・・・)しかかけていなかった。

 

それからというものの迷惑しかかけていなかった自分にとある出来事があった。

 

『もう!本当君はおっちょこちょいなんだね』

 

(仁美・・・・・・)

 

そう栗田仁美との出会いだった。千次郎にとって仁美は生きる希望だった。

 

『私ね。普段は余り楽しくないんだけど・・・青田君といる時はとっても楽しいんだ!』

 

いつも皆から煙たがられていた千次郎に唯一積極的に声を掛けてくれた存在だった。

そして、どんなに苦しいことがあっても、

いつも仁美に言われたある言葉を思い出すと元気が戻ってきた。

 

『青田君の好きな所は全部だけど、1番好きな所はね』

『どんな事があっても絶対に諦めない所だよ』

(!!)

 

その瞬間、生気が無かった瞳に生気が戻り始めた。

 

(そうだ・・・!あの言葉を言われるまではずっと心のどこかに穴が空いていた!

 何をやっても無駄だと思ってた!!でも、仁美が教えてくれたんだ!!!)

(例え何も出来なくても、諦めさえしなければ良いって!!!!)

 

キュイーン!!

 

そう思ってくると、右手に気弾を作り始めた。

 

(みほさん。俺はまだ・・・諦めないよ。みほさんとの約束は・・・皆との約束は・・・・・・)

 

「絶対に破らねぇからよーー!!!!!!!」

 

バンッ!!!

 

次の瞬間、作っていた気弾を慎也に向けて放った。

 

「!!」

 

そして、気弾は見事慎也の右目に当たった。

 

「うぁぎゃーーーーーーっ!!!!!!」

 

目ということもあったのか叫び声を上げながら、

右目を押さえている慎也に対して、千次郎は笑っていた。

 

「ヘヘッ・・・・・・イタチの最後っ屁・・・・・・ってやつだ・・・・・・・・・」

 

そう言うと、両足を潰されたのにも関わらず何と立ち始めた。

 

「おい。生意気君。俺はまだ諦めねぇよ・・・・・・」

「絶対・・・お前に・・・・・・勝つまではよ・・・!!」

 

この時慎也は再び立ち上がってきた千次郎に恐怖を感じた。

何故かは分からない。自分が圧倒的に有利にも関わらず。

 

「どうした?まさか、さっきので参りましたなんて言うんじゃねぇだろうな」

「!!」

「お・・・のれ〜〜〜・・・!!!」

 

千次郎のからかいが余程気に入らなかったのか、今まで以上に恐ろしい顔をする慎也。

潰された右目を見せながら睨みつけている為、更に恐怖を感じる。

 

(く、来るぞ!)

 

慎也の表情を見ると、次の瞬間、来ると感じた千次郎は攻撃に備えて身構えた。

しかし、いつまで経っても攻撃してこない。どうしたのかと思い、構えを緩めた。

 

「青田!!!き、貴様・・・!!!よ、よくもこの俺の顔に傷を〜〜〜!!!!」

 

すると、慎也が両手を広げて千次郎を掴んだ。

 

「しまった!!!?」

 

まさか、掴んでくるとは思っていなかった為全く反応が出来なかった。

何とか慎也の両手から出ようとするも、全く力が入らない。

 

「握り潰してやる・・・・・・・・・!!!!」

 

すると、慎也が両手の握力を強くし始めた。

どうやら弱っている今握り潰した方が良いと考えた。

 

「うぎゃああ・・・ああ・・・・・・!!!」

 

かなり強く握られているせいか、体中が圧迫されて苦しい。

しかも千次郎の場合、体中ボロボロのせいか、より一層苦しく感じる。

 

 

両足を潰された時は、もう勝ち目がないと考えていた千次郎。

しかし、仁美の言葉を思い出しもう一度立ち上がった。が、

またもや慎也の攻撃でピンチと変わってしまった。

何とかしないとこのままでは握り潰されてしまう!!

急げ!!千次郎!!!《続く》

 

 

 

 




千次郎・・・仁美の言葉を思い出してもう一度立ち上がって来る・・・。

どうもボノぼんです。

夏が終わってしまいましたね。作者もセミと同じ夏が終わってしまって気力が湧いてきません。
でも、テストは頑張らないといけない!!嗚呼しんどいなぁ。
でも、嬉しいことだってあります!
それは、今作品のUAが7500突破したことです!!あれは嬉しかったなぁ。
後、「西住家のOUT SIDER」がUA9000突破しました。
今回は少し手応えがなかったです。次回も頑張ろうと。!

感想よろしくお願いします。後時間も有れば評価もお願いします。
では次回も見てくれるかな?(いいともー!)
さいならー!!!!!
   
                   !!I'llbe back!!
  
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