宜しければ感想、誤字脱字のご指摘などいただければ幸いです。
今回も宜しくお願い致します。
「千歌ちゃんの言い方が悪いよ…ちょっと心配しちゃったじゃない。」
陸玖の懸命な説明により、氷が溶けたお隣様が呆れた顔でボヤく。
「そうですよ…千歌さんが誤解するような言い方するからですよ?桜内さんが不信に思うのも無理ないと思います。」
「もー!二人して怒ることないじゃんかー!ちょっとした言葉のアレだよ!アセアセ」
気づいたら初対面のはずなのに三人で普通に会話していた。
こういう所も千歌が持つ天性の才能なのかもしれない。
「改めまして、桜内梨子です。千歌ちゃんとは同じ…「あれ?陸玖くん今さぁ桜内さんって…?」
千歌が不思議そうな顔で陸玖の顔を見る。
梨子もハッとした表情に変わって陸玖を見ていた。
「…知ってましたから…。」
陸玖は少し顔を赤らめながら頭を掻いて呟いた。
「えー?!梨子ちゃんは知ってて千歌は知らなかったのー!!」
「あ…ありがとう?///」
不満気な千歌と少し照れくさそうに俯く梨子が対称的である。
「いやいや!千歌さんも知ってましたよ!一応…高校生なので…」
「なーんかでもさー梨子ちゃんに対する感じとわたしに対する接し方が違くない??ズルい!プクー」
「Aqoursは…姉も知ってますよ?」
「え!ホント!?嬉しいな!!」
百面相のようにコロコロと表情が変わる千歌である。
「お姉さん?もスクールアイドルに興味があってわたし達の事を知ってくれているのね。ありがとう。」
と梨子はフワッとした笑顔で答えた。
「後輩がいるって自慢していましたから…アハハ」
「後輩…??」
「あ!そっか!梨子ちゃんも音ノ木坂学院だったもんね!」
千歌が深く頷きながらしみじみと言うと…
「え?お姉さん音ノ木坂学院だったの??」
梨子は驚いた表情で陸玖に問いかける。
「アハハ…そうですね。音ノ木坂学院…卒業です。」
「海未さんだよ!梨子ちゃん!園田海未さん!」
「えっ??あのμ'sの…?園田海未さんの弟さんなの?!」
「あ…はい。そうです。でも…僕は…ゴニョゴニョ…」
珍しく陸玖が緊張した趣で言葉を濁している。
ちょっと様子がおかしい事に千歌が気づいて問いかけた。
「なんか陸玖くん…やたら緊張してない??顔も赤いし…」
「いやいや!そんなことはないですよ!ただ…」
「ん?なになに!?」
「…ファンナンデスヨ…桜内さんの…」
Σ( Д )ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙
……
「なんか…ありがとう///」
「こ、これからも頑張ってクダサイ…///」
「あれ?あれあれ?なんだろう…この空気…わたしと全然違くない??」
お互いを恥じらい合ってる中…千歌が不満そうに問いかけている。
そう。園田陸玖(15)はAqoursの中でも梨子推しだった。
実は海未と一緒にAqoursのパフォーマンスを見た時に、1番心惹かれたのが桜内梨子である。流石に梨子が十千万の隣に住んでいるということまでは知らなかったが、ひょっとしたら同じ学校になるということでご挨拶くらいはできるのではないかと淡い期待もしていた。
「千歌さんも好きですよ??」
「照れがないよ!?照れが!!」
爽やかな笑顔で陸玖が答えたが、千歌は不満気である。
「じゃ、じゃあまた後でね!千歌ちゃん!り、陸玖くん!」
ちょっと恥ずかしそうに綺麗なお隣様は去っていった。
「やば…名前で呼ばれちった…嬉しいなぁ…⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄テレテ 」
「おーい!陸玖くーん!ちょっと贔屓がすぎませんかー??」
「さて朝ごはんをいただきに参りましょうか」
「こらー!ごまかすなー!」
陸玖が先に十千万に向かうと慌てて千歌は追いかけた。
……
プシュー…
「ご利用いただきましてありがとうございます。次は終点の…」
「次…ですか」
to be continued…
まさかの陸玖くん梨子ちゃん推しでした!笑
次回も宜しくお願い致します!