第501MS戦記   作:木ノ本悠里

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今回から二三話ほどは戦闘はありません。


第3話

~パーティーナイト~

 

俺は501の司令室にてミーナから部屋割りや規則についての説明を受けていた。

「あなたの部屋は寮の一番右端になるよ。お風呂は時間をしっかり守ってちょうだい。鉢合わせだけは勘弁して欲しいわ。パーティーは坂本少佐が帰って来てからだから、今は自室でゆっくりして構わないわ、時間になったら呼ぶから安心して」

 

「ああ、そうさせてもらうよ。今日はいろいろあったからな、少し休みたいぜ」

そう言い俺は司令室を出ていった。

誰もいなくなった部屋でミーナが少しため息をついた。

「状況は変わって行くわね、501にもMSが配備されウィザードが来た。それでもあなたみたいな人は増やしたくないわ、クルト」

ミーナは机に飾られてある写真をただ見つめていた。

 

俺はとりあえず、寮で休む事にした。

「さぁて、とりあえず休むか」

部屋に着くなり、ベッドを倒れこむ。

 

「遂に来たんだな、ブリタニアに。俺はここで何が出来る……いや、やめだ、やめ。俺は出来る事があるから来たんだ」

俺は今更ながら感傷に浸っていた。そして俺は襲って来た睡魔に抗えず意識を閉じた。

 

~夜~

「……い、起き……り、……ろ」

 

「…んん、…んあ、あと、2分……」

 

「起きろーーーーーーーーっ!」

 

「ぎゃああああああああ!」

俺はいきなりの大声で目を覚ました。

 

「な、なんだ!?」

 

「全く!いつまでお前は寝ているんだ!」

そこには美緒がいた。

 

「ったく、いきなり怒鳴ることはないだろ…」

そう、俺を起こしに来たのは美緒であった。

 

「文句は受け付けない!着替えて早く食堂に来い、みんな待っている」

 

「へいへい、了解だよ」

俺は寝起き特有のだるさを引きづりながら食堂に向かった。

 

時刻は夕暮れ

 

「おお!これは!」

美緒と一緒に食堂に来てみると様々な料理が出されておりミーナと何人か隊員がいた。

 

「来たわね、さて、我々501統合戦闘航空団にもついにウィザードが着任しました。それでは彼の着任を祝ってパーティーを開催します。まずは主役の自己紹介ね。さぁ、どうぞ?」

俺はミーナに自己紹介を振られた。

 

「ああ、この度、501統合戦闘航空団に配属になった木ノ本悠里大尉です。正直、最前線に来てみて自分に何が出来るかわかりませんが俺は一生懸命頑張るのでよろしくお願いします!」

 

「まぁ、そんなに気張んなよ。楽に行こうよ」

そう言ったのはオレンジ色の髪をした女の子であった。

「あたしはシャーロット・E・イェーガー。階級は大尉。気軽にシャーリーでいいよ」

女の子はシャーリーと名乗った。

そして、年少のウィッチ達が俺に寄って来た。

まず、その内の一際元気そうなウィッチが俺に話しかけて来た。

 

「あたしはフランチェスカ・ルッキーニだよ!

ねぇねぇ、悠里って、呼んでいい?」

 

「おう、よろしくなルッキーニ」

続いて、金髪の気が強そうな奴が来た。

 

「私はガリア空軍所属のペリーヌ・クロステルマン少尉です。これからよろしくお願いいたしますわ」

「よろしくな」

さらに、気の弱そうな子が来た。

 

「ブ、ブリタニア空軍所属のリ、リネット・ビショップです。よ、よろしくお願いします!」

 

「そんなに気張んなくていいぜ、これからよろしくな」

 

「今居る人達は挨拶が済んだようね」

「ミーナ、他の奴はどうしたんだ?」

俺が聞くと少し苦い顔をしたミーナ。

 

「そ、それは」

 

「バルクホルン大尉はこんな会に出る気はないと言ってハルトマン中尉もそれについて行ったようですわ」

返答に困っていたミーナの後ろにいたペリーヌが答えた。

 

「因みにあと二人いるがそいつらは夜間哨戒で出ているんだ」

そう付け足す美緒。

 

「あ…そうなの…」

多少、ショックを受けた俺。

 

「ま、まあこれから仲良くして行きましょうねとりあえず、今日はお開きということでいいかしら」

気まずい空気をなんとかしようとミーナが言う

 

「あ、ああ」

なんとも言えないパーティーであった。

 

~その後~

俺はなんとなく落ち着けず一人で談話室にいた

そこに美緒がやって来た。

「どうした?お前一人で」

 

「ちょっと、寝れなくてな」

 

「そうか。お前に言っておく事がいくつかあるんだ」

 

「なんだよ?」

 

「まぁ、他の奴とはこれから仲良くして行けばいい、だがみんなウィザードは初めてだからな信頼は勝ち取るしかない。特にお前をよく知らないバルクホルンやハルトマンはな」

 

「ああ、やってやるさ」

 

「それと、宮藤が入隊することになった」

 

「ほんとか!それ」

 

「ああ、本人がそう言ったんだ」

さすがに俺も驚きを隠せない。

 

「あいつは私が鍛え上げてやる。心配するな」

 

「そうだな、俺は俺のすべき事をするだけだ」

俺は決意を新たにした。

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