伏黒のヒーローアカデミア   作:アーロニーロ

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禪院家、そしてインターン⑤

 

《さぁさぁ、今夜も始まって参りました、ガチンコファイトクラブトーナメント!!実況はお馴染みのジョン☆ボビがお送りしまぁす!!》

 

 禿げ上がりった頭と太い眉毛に蝶ネクタイが特徴的な男が満面の笑みを浮かべながらインカム越しに自己紹介をすると同時に上の階層にいる客達が一斉に盛り上がる。場所は京都の廃駐車場、意図的にぶち抜かれたと思わせるような場所で今まさに2人の対戦者がぶつかり合おうとしている。周りが盛り上がっていくのを見るとジョンは満足そうにしながら右手を東の方へと向ける。

 

《青龍のほうから!可愛い見た目に騙されるなぁ!?名前に劣ってる(レッサー)がついてもれっきとした熊そのもの!!5戦全勝!奥劣斎(おくれっさい)熊吉(くまきち)ィ!!》

 

 その宣言と同時に薄暗い出入り口から筋骨隆々のレッサーパンダのような見た目の異形系の個性を持った大男がのしのしと会場に現れる。見た目も相まって場からは戸惑いと何を見せてくれるのかと言う期待感が溢れていく。奥劣斎と呼ばれた男が大きく吠えるのを見ると次に左手を西の方へ向ける。

 

《白虎の方から!参加者を押し除けて颯爽と現れた顔全体を隠すノーフェイス!!魅せる戦いでほんの数時間足らずで今となっては期待のニューフェイス!!今回も魅せてみろ!同じく5戦全勝! 猪野(いの)琢真(たくま)ぁ!!》

 

 同じく宣言と同時に薄暗い出入り口から着込んだ黒無地のTシャツが張り裂けんばかりの筋肉を携えた目出し帽を深々と被った高身長の男が現れる。皆がその闘いに期待を寄せているためか先ほどの奥劣斎の時以上の歓声が上がる。

 

《さぁ、はったはった〜〜!!よぉござんすか!?よぉごさんすねぇ〜〜〜〜!?ルールは単純!故意の殺しを除いたなんでもアリ(バーリトゥドゥ)!!急所を狙うのも!個性の使用も!果ては武器の使用も!うっかり相手が弱くて殺してしまっても!全てがOK!!それでは始めましょう!今大会の最強を決める決勝戦!!みなさんご唱和ください!!》

 

「「「「Let's GO AHEAD――――――!!」」」」

 

 司会者の言葉に釣られるように皆が一斉に今大会最後となる試合開始を促す。それと同時に巨大な人型レッサーパンダが雄叫びを上げて殴りかかろうとした瞬間、観客、対戦相手、司会者を含めたその場にいる全ての者の司会から目出し帽の男が消え失せる。そして次の瞬間には肉を撃つ音と共に奥劣斎の体がくの字に曲がる。奥劣斎は体にある空気を口から吐き出すと再度、衝撃が走ると巨漢の男が観客席と同じ高さまで飛ぶ。それとほぼ同時に試合場から観客席の方目掛けて何かが飛び出す。音のする方へと目線を向けるとそれは目出し帽の男だった。

 

 驚愕する観客を他所に次の瞬間にはすれ違いざまに奥劣斎を殴り飛ばすと別の場所に飛び移っていた。それが何度とも何度も空中に奥劣斎を縫い付けるように繰り返し続ける。それを10秒ほど続けると廃駐車場の天井に飛び乗ると奥劣斎の胴目掛けて蹴りをかまして地面に叩きつける。

 

 巻き上げられた土煙が収まるとそこには白目を剥いてピクピクとしか動かない奥劣斎とその上に跨る目出し帽の男がいた。あまりの事態に誰もが追いつけず、司会者を含めて絶句している。そしてその沈黙は手を高く上げた目出し帽の男がフィンガースナップをすることでハッと意識を取り戻した司会者によって解かれる。

 

《ま、ま、ま、まさかのぉぉぉ!!最強を決める決勝戦でありながら対戦相手を瞬・殺ぅぅぅぅ!!??》

 

 その言葉に一泊おくと同時に空気を揺るがすほどの歓声が響き渡る。10秒程度で起きた惨劇を前に、誰もが予想だにしない結末と目出し帽の男の持つ未曾有と言っても良いほどの力を前に誰もが興奮しながら歓声と共に万雷の拍手を送る。それを浴びる目出し帽の男が目出し帽に手をかけると素顔が顕になる。そこには目元が隠れるほど長い髪と右の口元に古傷があるのが特徴的な偉丈夫が姿を現す。圧倒した男の顔が顕になったことや顕になった顔が思っていた以上に整っていたこともあって廃駐車場で更なる歓声が湧き上がる。

 

 そんな中、1人の恰幅のいい男は顔を青ざめさせる。空気を求めるように口をパクパクさせてあり得ないと呟きながら顔を何度も横に振るっていると目出し帽を被っていた男と視線が合う。目線がカチあった瞬間、恰幅のいい男はヒュッと息を呑み、それを見た口元に傷のある男は口元を大きく歪めて笑う。それを見た恰幅のいい男は全力でその場から逃げ出した。逃げ出さねば自身が殺されると怯えながら。走って走って走り続けて出口の光が見え始め頬が緩んだ瞬間、先ほどまで試合上で戦っていた男が目出し帽片手に待ち構えていた。

 

「ま、待って、待ってくれ!甚爾ッッ!」

 

 恰幅のいい男は腰が抜けたように尻餅をつくと片手を前に出して半ば絶叫に近い形で待つように言う。しかし、甚爾と呼ばれた男は何も気にする様子はなくそのまま恰幅のいい男へと足を運ぶ。それを見た恰幅のいい男は悲鳴をあげる。

 

「ち、違うッ!!あれは俺のせいじゃないッ!!あれは禪院扇の奴に脅されて仕方なくだったんだぁッ!!取り引きに応じてくれたら優遇してくれるって!応じなかったらそれ相応の対応を取るって!!」

 

 涙と鼻水を垂れ流しながらその場で土下座のような姿勢をとって両の手を祈るように両の手の指を握りしめて許しをこう。それでも聞こえる足音を前にいよいよ言い訳のしようがないとわかったのかヒィッッ!!としか言わなくなった。足音が止むと同時に古傷の男は恰幅のいい男の首根っこを掴み外に連れていく。

 

「嫌だァァ!!死にたくないぃぃぃ!!」

 

 運ばれていく男は個性を用いて何とか逃げ出そうとするも、ガッチリと掴まれたこともあり微塵も逃げ出す隙が生まれない。そうしてあれだけ望んでいた外に出ると少し歩いた先にある林の中へとぶん投げられる。咄嗟に逃げようとするがもはや逃げられないと悟ったのか動こうとしなかった。すると、

 

「おうおうおう!漸く見つけたようだぁッ!待った甲斐があったもんだぜ!」

 

「あんまり大きな声を出さないでください、ミルコさん」

 

 勝気な声が林の中を響かせる。男が声のした方に目線を向けるとそこにはバニー服のようなボディースーツを着た兎の耳が特徴的な女とオレンジ色のサイドテールにノースリーブで足の部分が大きく見えるスリットの入ったチャイナ服にマスクというコスチュームを着た年端もいかない女がいた。チャイナ服の方は知らないがバニー服の方はNo.7ヒーローのミルコであるとわかった。それを見た瞬間、恰幅のいい男はミルコに縋りついた。

 

「た、助けてくれぇぇぇ!ヴィランにヴィランに殺されかけてんだぁぁぁぁ!!」

 

「その必要はねぇよ。おい!シャドシュピ!変装を解いていいぞッ!!」

 

「…やっと見つかりましたね」

 

 ミルコの言葉に恰幅のいい男がへ?と言う間の抜けた声を漏らす。それと同時に後ろのほうから若めの青年の声が聞こえてくる。恰幅のいい男が声のした方へと目線を向ける。するとガタイの良さが少しずつ縮んでいき、細マッチョと形容するほどになる。そして降ろされた髪をガシガシと乱すと降りていた神がツンツンしたウニのようなものに変わると髪で隠れていた顔が顕になるとそこには年端もいかない青年の顔が現れる。

 

「お、お前はッ!!」

 

「さて、と。禪院家との取り引きについて全部話してもらうぞ」

 

 腰が砕けて座り込む男の目線を合わせるために猪野琢真こと伏黒恵はヤンキー座りをして禪院家との関係性について問いただす。何故、伏黒が名前を変えて変装していたのか、何故、裏格闘技なんぞに手を出していたのか、それを説明するには軽く数日前に遡る必要がある。

 

 

「そんじゃまぁ、シャドシュピ!バトフィス!今から賭け試合に行くぞッ!」

 

「「突拍子も無さすぎます」」

 

 ホークスを筆頭とした禪院家解体大作戦のための集まりがあって解散し、建物の外に出るや否やミルコから出た言葉に伏黒も拳藤も思わずと言った様子でツッコム。というか賭け試合という存在が漫画の中だけの存在ではなく、本当に実在していたと言う事実に驚かされていた。

 

「というか断言してますけど、存在するんですか?そんなもの」

 

「するぞ!何せ私は学生時代に参加して補導されてたからなッ!」

 

「自慢にならんことを自慢げに言わないでください!」

 

 えっへん、とでも言いたげな顔をしながら胸を自慢気に逸らしているミルコが衝撃事実を漏らす。それに対して拳藤は思わずと言った様子で叫び、伏黒にいたっては絶句し、とんでもないものを見る目でミルコを見る。何でも学生時代に広島近隣のファイトクラブや賭け試合に乱入しては暴れ回るを繰り返していたらしい。最終的にはガサ入れに来た警察に御用となって学校バレを果たして消えていったのだとか。がっははは、と高らかに笑う様子に拳藤も伏黒も何も言えない様子となった。

 

「それで?賭け試合とやらに行って何をするんです?」

 

「おうッ!いいこと聞いたなバトフィス!単純な話、そこでお前ら2人がバトって私が試合で話している内容を聞き取るッ!」

 

「それって、かなり効率が悪いんじゃあ…」

 

「そんなわけねぇ!というかそれしか良い方法が思いつかん!何せ試合は非合法なもんが多いからなッ!その分、戦力も欲しがるッ!金を払うという行為をしなければ戦力を得られない禪院家とは違うもんのな!」

 

 そこまで聞くと納得できないこともないなと伏黒は思えた。伏黒は決済の資料に目を通したのだが、確実性がある為かそれとも純粋にぼったくってるかは知らないが、禪院家の一度の仕事で得られる金は大きい。かと言ってヒーローなどの公式の存在に頼れば、裏での仕事は行いにくくなる。それを少しでも減らそうとする人間がいるとするならば裏で行われている試合を通して引き抜きの一つや二つでも行われるのではないのだろうか。

 

 そこまで考えると伏黒は【嵌合纏】を発動させて【玉犬】の爪を再現すると右の唇の端を引っ掻く。

 

「ちょっ!伏黒、アンタ何してんだ!」

 

「おッ!何だ何だ!イカれたかぁ!シャドシュピ!」

 

 いきなりの伏黒の行動に拳藤は焦り、ミルコはいつもの姿勢を崩さなかった。そんな様子を無視して伏黒はスマホを取り出し、甚壱が送った一枚の写真をスマホから見つけ出す。そして1人の人物に目線を向けると【嵌合纏】を【玉犬】から【虎葬】に変更する。【虎葬】の影響で少しずつガタイが良くなっていくと伏黒は髪を下ろすと2人にスマホを渡す。

 

「どうですか?口端に傷のある男に俺は似てますか?」

 

 伏黒が呼び出した【円鹿】に唇の端の傷を中途半端に治させて古傷のようにするとそう問いかける。2人はスマホにある写真を見ながら伏黒の顔を見直す。

 

「似てる、けど」「バチくそ似てんな!」

 

「「で、誰この人?」誰だコイツ!」

 

「俺の親父の禪院甚爾です」

 

 伏黒の言葉に拳藤は思い出したかのようにあっ!と言い、ミルコはそんなことして何の意味があるのかと問う。その質問に対して伏黒は即興の作戦を言い渡す。まず、禪院甚爾はすでに行方不明で禪院家からも死亡扱いをされていること。

 

「なぁ、伏黒。それがどう役に立つんだ」

 

「話は最後まで聞けよ」

 

 伏黒は聞いてくる拳藤に対して最後まで聞くように促すと説明を続ける。甚爾に変装した伏黒は死亡している疑いのあると言う曖昧な立場を利用して伏黒は禪院甚爾になりすまして賭け試合やファイトクラブに片っ端から挑んでいく。禪院甚爾と関わっているものであれば自然と懐かしさから、或いはオールマイト相手にやりあえたという戦力を知っていれば自ずと声をかけてくる。もしその中で禪院を名乗ってた時の甚爾を知る者がいるとするならば、もしかしたら芋蔓式で禪院家がやってきた事を見つけることが出来るのでは無いかと、提案する。

 

「おお!!いいじゃねぇか、その作戦ッ!私は乗ったぁ!」

 

「確かにそれなら皆んなの声に意識を割かなきゃいけないって言う負担も軽減できるしね。うん、私も賛成かな」

 

「よし、じゃあこの作戦でいきますのでよろしくお願いします」

 

 そう言って伏黒、ミルコ、拳藤の3人はファイトクラブへと向かった。その途中で本名を明かすのはNGな為、偽名を使うこととエンタメ重視のためにも素顔は隠すように言い渡された。

 

 

 そして現在に至る。

 

「ハッ!教えるわきゃねぇだろ、国家の犬どもが!」

 

「おうおう!さっきまで弱腰だったのが嘘みてぇだな」

 

 伏黒が正体を明かし、甚爾でないと知った男は怒り狂いながら伏黒に詰め寄ったが、禪院家との関係性を聞こうとした瞬間、ダンマリを決め込み始めた。それに対してミルコが圧力をかけたり拳藤が話すように促したのだが、しょうもない下ネタで2人を苛立たせただけだった。いよいよミルコが最終手段(暴力)に移行しようとした時、伏黒が呆れながら問う。

 

「どうしたら話してくれるんだ…」

 

「ハッ!俺と禪院家との話を聞きたきゃ禪院家の当主を呼べよ!呼べるもんならなぁ!!」

 

 ギャハハハと品なく笑う男にミルコも拳藤もポカンとした表情をすると目線を伏黒に向ける。それを知った伏黒は大きくため息を吐くと嫌々ながら宣言する。

 

「俺がその当主ですよ」

 

「寝言は寝て「これがその証拠ですよ」言、え…よ……」

 

 伏黒の言葉を鼻で笑い飛ばすと唾を吐きながら叫ぶ男に伏黒は禪院家の家紋が掘られた紋章を見せる。これはこっち(京都)に来てから2日目の夜に警察とのいざこざがあった後の話となる。その日、帰ってきた直哉から「飯事をしとるお前如きの為に時間を割いてもしゃあないからこれを渡しとくわ」と言いながら直々にこの家紋入りの紋章を渡された。何でも当主であることを示すものらしく失くすなと厳命された。

 

 効果の方は正直疑わしかったが、本物らしく絶大だった。先ほどまで強がっていた男は甚爾と見間違えた時と同様に口をパクパクさせて声も出ない様子だった。そんな男の肩に伏黒は手をポンッと添えると体をビクッとさせて男は押し黙る。

 

「話してくれるよな?」

 

 伏黒の問いに対して男に断ると言う選択肢は存在していなかった。

 

 そうして明らかになる違法な取引、不自然な出費と膨大な収入、果ては人体実験の協力と出るわ出るわ犯罪行為。知ってはいたが、いざ自分の現在の所在している場所がクズの巣窟だと再確認させられると頭を抑えたくなる気持ちが湧いてくる。それでもこれは決定的だ。

 

「よっしゃお手柄だッ、シャドシュピ!」

 

「やりましたね、ミルコさん。でもまだ言葉だけじゃあ、足りない。もう一声欲しい」

 

 ミルコはガッツポーズを取るが、伏黒としてはいまいち物足りない。個人的にもっと必要なものがある。それは取り引きした際に生じた書類、もしくは現場を抑えた映像だった。そんなもの存在していないか消されたのではないかと言う声も上がったが、伏黒としてはあの禪院家と取り引きするのに手札無しでやるのは難しい。自身も自爆するが、相手にも痛手を負わせる為にもそういった情報は取っておくと伏黒は考えている。

 

「で?あんの証拠?ここまで来たらもう隠さないからね?」

 

「…ああ、存在してる。でも、俺の手元にはないんだッ!」

 

「ハァッ!?何じゃそりゃ!」

 

 嘘ぶっこいてんじゃねぇだろうなぁ、と詰め寄るミルコに男は本当だと泣きそうになりながら叫ぶ。それに対して伏黒はこのタイミングで嘘をつく道理はないとわかっている為、信じることにした。

 

「どうして持ってない」

 

「い、一年以上も前にここら一帯のファイトクラブや賭け試合を牛耳った奴がいるんだ。その時に俺たちの最近行った禪院家との取り引きの映像を撮られてたっぽくて…それをネタに脅されてんだッ」

 

 伏黒も拳藤は大きくため息を吐いて、ミルコはハァッ!?と呆れたように言う。目の前の男の無能振りには呆れたが、その言葉が本当だとするとかなり面倒臭いことになる。京都一帯の裏側を牛耳ってるのが1人の胴元となると接触するのは極めて困難だからだ。しかし、それでもこちらにはまだこの男がいる。

 

「連絡取れねぇのかァ?」

 

「で、出来ねぇことは無いがあんまり期待はしなでくれよ…」

 

 ミルコが凄んで聞いていると男は期待するなと言う。それを聞いた3人は大きくため息を吐くと男の意識を刈り取ってホークスに重要参考人として預けることにした。そして引き続き暴れ回ろうとした瞬間、伏黒の複数あるダミー用の携帯の一台からから着信音が流れ始める。不思議に思い電話を出る。

 

『猪野琢真さんですよね?』

 

「そうだが?」

 

『胴元があなたに会いたいらしいです。お時間がよろしければ今からでも御足労願えませんか?』

 

 まさかの胴元からの接触に驚く伏黒。自体はどんどんと真実へと向かい始めていた。

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