知恵の女神の祝福   作:小鳥遊 渉

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遅くなるとはなんだったのか
仕事前にかける時間があったので間に合いました
本当なら今夜ギリギリのはずでしたけどね

今回は少々残酷な描写がでますが
大丈夫だよね多分


27話

炎を消し去った場所にクロノ?は荒い息を吐きながら杖を頼りに立っていた

・・・なんかすごい恨みがましい目で僕を見てるけど自業自得だよね

いきなり戦いに介入して投降しろとか馬鹿じゃないの?

そりゃあマジもんの戦いだったら分かるけど、模擬戦に介入とかないよね・・・

 

「ハァ・・・ハァ・・・くっ、何をするんだ・・・公務執行妨害だぞ・・・!」

まだ息が整ってない中で必死に話そうとしている

「公務?ただの邪魔でしょ、逮捕でもする気なの?

こっちは時空管理局なんて知らないのに」

「時空管理局を知らない・・・だと?キミは魔導師だろう!」

実はユーノが言ってたから知ってはいるんだが

ここはトボけたほうがよさそうだと直感が告げている

 

≪ユーノ野暮なことは言わない方がいいよ、さっきの食らいたいなら別だけど≫

≪わかった、僕は管理局のことは何も話してないことにすればいいんだね≫

 

やけに物分りがいい、よっぽどお仕置きが怖いのかな

「魔導師?魔法を使うって事かな?ここにいるだれが魔法を使っているんだ?」

「今炎の岩を僕に当てただろう!あれが魔法じゃなくてなんなんだ!」

 

≪よし、黙ってたらお仕置きはなしにしてあげよう≫

≪僕はなのは以外になにもしゃべってないよ!≫

≪ちょ、ユーノくん!伊織くんもちゃんと正直に言わないとだめなの!≫

≪なのは、強い者には従うことも生きていくには必要なことなんだ・・・≫

 

「あれは魔法じゃない、僕自身の技能だが・・・他にも食らってみるか?」

再びスキルを使う態勢を取る、取るだけだけど

 

≪恭也さんもそういうことでいいですね?≫

≪ああそれで構わない、とうさんにもこれは聞こえてるみたいだしな≫

チラりと士郎さんを一瞥すると、確かにうなずいてる

念話が聞こえているみたいだ

メティスパサー組は純粋に管理局のことは知らないから問題ないし

 

「魔法じゃないって・・・そんなむちゃくちゃな理論が通ると思ってるのか!」

「ならお前達の魔法はどんな現象なんだ?超常現象を自分たちで引き起こすのか?」

≪なんか・・・伊織くん怖い・・・≫

≪いや、これ演技だから。いきなり気弱なところみせると

そこにつけこまれたりするかなって≫

「デバイスを補助として自然摂理や物理法則をプログラミングし

それを任意に書き換え、書き加えたり消去したりすることで発動する現象だろう!」

 

≪そうなのユーノ?≫

≪そうだよ、正に教科書通りの解答だね≫

 

「へぇ、プログラムねぇ・・・そんなの使ってないし、デバイスなんてのもない」

現に僕は何も持っていない

「確かにデバイスはもっていないようだが、無くても魔法は使える

デバイスはあくまで補助用機器だからな」

 

クロノが長々と話している最中にも状況は動く

≪僕が足止めしてるので恭也さんクロノ?の後ろから強襲かけてもらえますか?≫

≪・・・・・・わかった、何か考えでもあるんだろうな?逮捕されるとなのはを見守れないんだが≫

どこまでシスコンなんだろう、果てしないな

まぁ僕も似たようなもんだから何も言えないけど

≪大丈夫ですよ、こちらは管理局を知らないことになっています

知らない組織の人を攻撃したからといって何か不都合があるんでしょうか?≫

≪確かに初回のみに限って言えば、攻撃しても問題ないな。魔法なんて使えないし≫

 

「僕は魔法なんて確かに使えないですよ、これは超常現象としかいいようがないです」

「超常現象だと・・・そんなものを人が扱えるはずが・・・」

クロノの後ろに恭也さんが現れる、気づかれないところを見ると気配を殺しているようだ

「話しているところ悪いが、とりあえず寝てて貰おうか、御神真刀流≪徹≫!」

後ろから体の内部に直接衝撃を徹される、元々怪我と火傷を負った体では

これに耐えられるはずが無い、しかもゲームと違って膝をわずらってない全盛期だ

「な・・・くっ・・・、あなたもか・・・」

「で、伊織どうするんだ?完膚なきまでにたたき伏せたが」

「時空管理局がどういうところだか知りませんが、何も分からない現場に

たった一人で向かわせるあたりロクな組織じゃないことは想像出来ます

後顧の憂いが残らないようにここで殺しておきましょうか」

「ふむ、それがいいか・・・だが伊織お前は人を殺したことがあるのか?

言うだけなら誰でも出来るが・・・・・・」

「この年齢で人を殺したことがあったらいろいろおかしいとは思いますが

まぁ、僕にも色々あったんですよ」

前世のことを言っても分からないと思い、はぐらかす

 

≪お兄ちゃ・・・ん、伊織・・・くん、2人とも怖いよ・・・?本当に演技なの・・・?≫

≪演技だよ、人殺したことなんてないし≫

≪おそらく一人で向かわせるということは黒幕がいるはずだからな

まずはそいつを引きずりだしてから相手の出方を見る≫

さすが恭也さん、交渉の仕方が分かってる

なのはちゃんはまだ子供だから分からなくても仕方ないかな

 

そんなことを話してたり考えたりしてると

結界内に抑止の声が響き渡る

[待って!]

≪やっこさんおいでなすったぞ、交渉関係は一応口出ししようと思うが

大半の部分は伊織にまかせる方向でいいのか?≫

≪ええ、まかせてもらっていいですよ。最悪武力で脅します≫

≪だめだよ伊織くん!すずかちゃんに言っちゃうよ!≫

≪・・・さすがにそこですずかを持ってこられてもなぁ、すずかを護るためなら

修羅にでもなるよ、身も心もね。大事な妹だから≫

≪なのは、俺も伊織に賛成だ。相手の組織は未知数、ならば俺たちは取れる手段を迷わず取り、俺達の平穏を護らなければならない≫

 

[私は時空管理局本局次元航空部隊所属リンディ・ハラオウンです

こちらから干渉したことは謝りますので、殺すのはやめてください!

それにこれまでの事情とこれからの話をしたいので我が艦に来ていただけますか?]

 

≪で、行くのか?≫

≪まさか、好き好んで相手の陣地で事を構える馬鹿はいないですよ≫

≪え?どうするの?≫

≪もちろん向こうに来てもらうよ、少しでも不利な点はなくさないとね≫

 

「ほう、僕たちに来て欲しいと?・・・だが断る。こちらがたたき伏せたのだからそちらが来るのが道理だと思うのだが」

[・・・分かりました、今お時間よろしければその公園内に行きますので

そこでお話させてください]

「わかりました、あなたは話が通じそうだ。今からここに来るならいいでしょう

・・・ってことですので、祐天寺さん達はこちらに来ていただけますか?」

「え、ええ・・・何のことだかまったく分からないけど、宇佐美さんと慶司さんもこっちへ」

 

≪僕達も集まっておきましょう、僕が認識さえすれば念話はできますので、メティスパサーの方々にも相談できるようになると思います≫

≪わかった、といっても俺はもう近くにいるからな

なのはもデバイスを一旦しまって隠し持っていなさい

彼らの出方次第でそれは切り札になりかねないからな≫

≪う、うん・・・わかった≫

なのはちゃんはいそいそとデバイスを懐にしまい

こちらに走ってくる、肩にユーノもいっしょについてきた

士郎さんは遠くにいるが、念話は聞こえているはずだから問題ないな

・・・一応近くに来てもらおう、部隊の総括だし

≪士郎さんもきて頂けますか、交渉は僕がしますので・・・

子供が交渉するとなればあちらさんも油断すると思いますし」

≪わかったそちらにいこう、話を聞くだけでもよさそうだ≫

 

こちらのメンバーは僕を中心に全員揃い、あとは管理局との対面だけだ

クロノは放置してある、動かすのもめんどくさいし

 

そうこうしている間に少しはなれた地面に円形の魔方陣が描かれる

どうやら転移魔法のようで光とともに人影が見える

光が収まるとそこには緑髪の女性と茶髪の女性が立っていた




カミカゼ組がいいかんじに空気です
管理局を知らないがために黙って推移を見守ってる感じ

徹についてはとらハ原作にもあるので能力説明はしません
作中に述べた説明が全てです

それではまた次回
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