知恵の女神の祝福   作:小鳥遊 渉

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本編への伏線その①
次からは本編と伏線をそれなりにかませます

伏線なので短いですがどうぞ


番外編Ⅰ

今日僕はただ買い物に来ただけだった

それなのにあんなことに巻き込まれるなんて・・・

 

 

――――数時間前――――

今日は日曜日で学校も休みだし、猫たちと戯れようかなぁ

そんな平凡な日常を謳歌しようとしたとき、僕に声がかかった

「伊織様、申し訳ありませんがお買い物に行ってきていただきませんか?

ファリンに頼もうとしたのですが、見当たらないので・・・」

ノエルさんに頼まれるなんて珍しいな、掃除してたみたいだからかな

ま、暇だしいいかなぁ

「分かりました、じゃあちょっと出かけてきますね」

「あ、せっかくなので完璧にお願いしてもいいですか?

たしか、売買のときに使えるものもあるんでしたっけ」

「うん、商人のスキルがそれにあたるかな。それで買ってくればいいの?」

「ええ、どれくらい安く上がるか試してもらいたいのです」

「うーん、わかったいってくるよ。いつもノエルさんにもお世話になってるからね」

「ありがとうございます、こちら買い物のメモですので、お願いします」

そういってノエルさんがメモを渡してくる

結構多いけど、晩御飯の具材なのかなぁ・・・なんか鉱物とかあるんだけど、これは忍姉のか

「よし、それじゃいってきまーす。あ、鞄もっていかないと!」

「多少遅くなってもかまいませんので、お願いします」

ノエルさんは僕に一礼して掃除に戻っていった。

そして僕はショッピングモールへ向かった

 

ショッピングモールとは名ばかりの商店街に着いた

えっとまず買うのは・・・鉱石?仕方ない、物陰に隠れて・・・

「-LOAD-BLACK SMITH」

これで歩いてれば【鉱石発見】できるだろう

あとは普通に買い物しておけばいいかな

「あ、おっちゃん、そこの人参とじゃがいもと・・・」

「お、月村さんちの坊主じゃないか、買い物か珍しいな」

八百屋のおっちゃんに声をかけつつ値切りを仕掛ける

この【ディスカウント】スキルは常時発動しているので

何か特別な行動が必要なわけではない、即ち・・・

 

「おお、そうだったこの値札間違えてたんだった、坊主こっちの値段でいいぞ

ほら、たくさん買ってってくれ。月村の嬢ちゃんとメイドさんにもよろしくな!」

・・・自動的に安くなったりする、もちろん僕がいなくなった後は元の値段に戻る

便利なスキルだよね、ホント。さあ買い物を済ましちゃおう!

 

・・・そのとき僕は気付いてなかった

物陰からこっそりと僕の姿を観察するひとつの影を・・・

 

数十分後全ての買い物を終えた僕は鞄を覗いて見る

するとそこには買い物予定の鉱石が

何を隠そうこの【鉱石発見】のスキルはゲームと違って敵を倒さなくても

歩いた歩数に比例して僕の荷物の中に鉱石が紛れ込むという

便利スキルなのだ!これがあれば忍姉からの頼まれ事も問題ないし

僕が自分で使うスキルの材料になったりもする

 

・・・なんかブラックスミスのスキルが便利系以外の何物でもない気がするけど

戦闘用のスキルもある、まぁ多分使わないとは思うけどね・・・

 

そんな仕様も相まって商店街を端から端まで歩いてしまった

買い物もおわったし、そろそろ帰って猫と戯れよう

そう足を踏み出したときだった、物陰からひとつの人影?が僕の前に躍り出た

躍り出たといってもすばやくはない、車椅子を駆る少女だった

 

「みてたであんちゃん、いや師匠!ウチにその値切りスキルを享受願いたい!」

なんか土下座でもしかねない雰囲気で懇願してきた

そしてそのときが僕の、いや・・・僕達の運命の分岐点だった

 




短いですが今回は次の話へのつなぎなので
仕事さえなければもうちょいかけるのに・・・
鉱石発見に関しては超便利スキルになりました
リリなの初期に敵なんて・・・

能力解説

ディスカウント(RO:商人系列)
店の価格よりも値段を安く買える

鉱石発見(RO:ブラックスミス系列)
自動で荷物に鉱石が手に入る
鉱石のレア度は歩いた歩数に比例する
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