知恵の女神の祝福   作:小鳥遊 渉

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浜北航平君再登場
予定は全く無かったです

主人公唯一の男友達なのに・・・不憫や


29話

管理局との交渉も終わった翌日、学校に着くとなにやらみんなが浮き足立っていた

僕は僕で昨日の交渉のことが気になっていたので、気にも留めていなかったが

そんな僕の様子を見て航平がすごい可愛い転校生がくるらしいと教えてくれた

なんでも航平の話によると1つ下に1人、同学年に1人増えるらしい

 

・・・・・・なんかヤな予感しかしないんだけど、きっと気のせいだよね

 

そんな話をききつつ航平と自分の教室までやってきた

やってきたのはいいんだけど、やっぱりなんか浮き足立ってる

席について朝のホームルームまでの暇つぶしに読書してると

焦ったようなしぐさで航平が話しかけてきた

どうやら今まで情報収集と称して色々やってたようだ

 

「伊織!大ニュースだ大ニュース!」

「なにさ航平、朝からうるさいよ?」

「朝転校生がくるって話をしてただろう、それがなんとこのクラスに

2人来ることに成ったらしいぞ!」

は?1つのクラスに2人?おかしくないか?

どこのクラスも大体同じ人数だろ・・・?

「なんでもこのクラスは担任が新任ということもあって

元々他のクラスよりも割り振られた人数が少なかったらしい

そんなわけで2人はこのクラスに入ることになったらしいぞ」

僕の考えを読んだかのように疑問を解決してくれた

<リーディング>でももってるのか?航平よ

 

「へぇ、そんな裏事情があったんだ・・・転校生には興味ないけど」

興味はないけど嫌な予感がひしひしと・・・

僕の嫌な予感て的中率いいんだよね、まいったなぁ・・・

僕は未だに転校生の話題でぎゃーぎゃー騒ぐ周囲と航平を放置して

読書に耽ることにした

 

きりのいいところまで読むといつのまにかホームルームは始まっていたようで

担任の先生がなにか連絡事項らしきことを言ってることに気付いた

「――――というわけで、もう何人かは知ってるかもしれないけれど

今日から新しいお友達が出来ます、みんな仲良くしてねー」

転校生の話題だったらしい、詳しいことは聞き逃したけど

このクラスにくるならある程度は仲良くしておきたいところだね

「それじゃあ、アリシア・テスタロッサちゃんと速瀬慶司くんですどうぞー」

 

・・・・・・は?アリシアはまぁ、予想通りっちゃ予想通りだけど

速瀬慶司?何でこの学校にくるんだ!

・・・ああ他の学校じゃ連絡がとりにくいからか、メティスパサーたちと・・・

なんか取り乱してしまった、いやいや落ち着けBe COOL

俺の平穏な学校生活が・・・・・・

最近はアリサやなのはちゃんの襲撃も落ち着いたと思ってたのに・・・

 

ん?ということは1つ下の転入生ってフェイトか、納得

一応すずかに確かめてみようかな

≪すずかー、僕の1つ下の転校生ってフェイトだったりした?≫

≪わ、びっくりした。お兄ちゃん驚かせないでよ≫

≪ごめんごめん、それでフェイトだったの?≫

≪うん、そうだけど・・・何で知ってるの?浮気?≫

浮気って恋人とかに言う台詞じゃ・・・?

≪違うよ!っていうか浮気ってなんで!?こっちにアリシアが来たからだよ≫

≪へぇ、アリシアちゃんはお兄ちゃんと同じクラスなんだ・・・へ?おなじくらす?≫

おお珍しい、すずかが驚いたようで棒読みっぽくなった

こんなすずかの声を聞くのは久しぶりだなぁ

≪ちょっと!お兄ちゃん!アリシアちゃんに手出さないでよ!?≫

≪どう手出ししろと・・・?なんかノイズが混じって・・・≫

 

「――かみ―――くん」

 

≪ちょっとお兄ちゃん!ごまかすつもり!もう休み時間そっちいくからね!≫

≪僕はすずかだけだって・・・多分、そりゃ最近アリサとかなのはちゃんもちょっと

可愛いとは思ってきたけど・・・いやいやなんでもないよ?≫

 

「こ――上―――せ――ん!」

 

≪お兄ちゃんの浮気もの!今日はたっぷり(血を)頂いちゃうんだからね!≫

≪ちょっとすずか、あんまし(吸血)されたら立てなくなっちゃうよ!≫

≪なんの話をしとるかぁ!すずか!伊織!≫

≪お姉ちゃん(忍姉)!?≫

≪伊織もすずかちゃんもあんまり・・・その、逸脱した行為はどうかとおもうぞ・・・≫

≪恭也さん!?≫

≪伊織もすずかも、帰ってきたら説教だからね。みんな聴いてるんだから

あんまり変なことはしゃべらないこと!この会話は多分アリサちゃんとか

なのはちゃんにも聞こえてるから、変なこと言うと伊織が困るだけよ≫

≪変なことは言ってないと思うんだけど、はぁ仕方ないか・・・≫

≪伊織はホントもう・・・すずか、なのはちゃんとアリサちゃんの様子はどんなかんじ?≫

≪・・・2人とも赤くなって俯いちゃってる≫

≪ほらね、すずかも伊織も時と場所はわきまえなさい、でないと大変なことになるわよ≫

≪≪はぁ~い・・・≫≫

 

「こら!上ヶ瀬くん!」

念話で話していたとき急に意識を引き戻された気がした

気付いたら担任の先生が目の前で怒鳴ってる

周りの子の様子は・・・女の子は目がキラキラしてて男の子は睨んでる

 

はて?僕なんかしたっけ?

なんか後ろからいいにおいがするけど特に変わりないとおもうんだけど・・・

 

「上ヶ瀬くん!聞いてるの?」

「・・・聞いてますよ、なんですか?」

「なんですかじゃありません!ああもう・・・後ろを見てみなさい」

「後ろ・・・?」

言われるがまま後ろを振り向こうとしたが何かが寄りかかってるらしく

うまく後ろを振り向けない、仕方なく首だけ回して顔だけ振り向く

するとそこにはアリシアが僕の首に腕をまわしていた

「アリシア?なにやってんの?」

「ぶ~、伊織くんノリ悪い~」

「いやだって、今ホームルーム中でしょ?遊ぶなら授業終わってからにしないと・・・」

っていうか離れてほしい、アリシアのいい匂いと可愛い顔が目の前に・・・

「あれ?伊織くん顔赤くなってるよ~?なんでかな~?」

「僕も男の子だからさ、可愛い子見ると顔赤くなっちゃうよ」

「へぇ~・・・なんか伊織くんてプレイボーイみたいだね!」

ちょ、どこでそんな言葉覚えたの!

「上ヶ瀬くん?あんまり問題ばかり起こさないでね・・・?」

「・・・前向きに善処いたします」

「伊織・・・お前はどこの政治家だ・・・」

「ん?聞きなれない声・・・慶司か?」

「ああ、これからよろしくな伊織」

「おう、慶司もよろしくな。ところでアリシアひっぺがしてくれないか?」

「いや俺は女の子にあんまし触れないんだ・・・婚約者がいるからな」

慶司が放った言葉に教室中が一瞬静寂に塗れる

「「「「「「「ええええええええ!!!?」」」」」」」

もっとも、すぐに静寂なんてのは破られるんだけどさ

「あ、その理論だと僕も女の子に触れられないことになるね、婚約者いるし」

「「「「「「「はあああああああ!???」」」」」」

あ、僕もやっちゃった

「慶司も婚約者いるのか、何なんて人?」

「ああ・・・っていっても、口約束だかららな?相手は実妹のまなみだ」

「へぇ実妹でかぁ・・・僕の婚約者はすずかだよ、義妹だしね」

 

衝撃的なことを聞かされたクラスメイト達はみんな閉口してしまった

そしてそのままチャイムがなり混沌と化した朝のホームルームは終了した

担任の先生は子供に先を越されるなんて!とかいいながらでてっちゃったし

今日も大変な一日になりそうだと思いため息をついた

 

 




日常回でしたー
難産でしたー
ネタが浮かばない・・・やばい・・・

タスケテー
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