知恵の女神の祝福   作:小鳥遊 渉

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なんか面白いネタでも考えないと・・・


31話

昼休み終了のチャイムが鳴り、正気に戻った僕は自分の教室に戻った

戻るときすずかたちがなにか揉めてたようだけどなんだったんだろ?

 

僕が教室に戻り自分の机に戻ると、慶司と航平が気付いたようで僕の席までやってきた

「伊織すまん、無事だったか」

「うん、まぁ・・・なんとか?」

「何で疑問系なんだ?妹さんらに何かされたのか?」

「それは、正直わかんない。衝撃的な事思い出してフリーズしてたからね」

あのやわらかい感覚はいったいなんだったんだろう・・・

「あの伊織の衝撃的なことって・・・慶司分かるか?」

「いや俺自身伊織とはまだ付き合いそんなに長くないからな、ただキレるところは見たが

そんなにキレやすいわけでも・・・ないわけじゃないからよくわからん」

「なんだそりゃ?妹さん関係以外で伊織がキレることあるんかよ」

「あれは・・・嫌な事件だったな・・・」

おそらく慶司は僕がクロノを焼き尽くすシーンが脳裏に浮かんでるだろう

あれは祐天寺さんからみても衝撃的だっただろうし・・・慶司なら押して知るべしってところかな

 

そんなこんなで先生がやってきたのでその場は解散となった

あとは何があったか放課後に翠屋で問い詰められることとなった

 

時間は過ぎて放課後になった

今日は連絡事項もなかったし、帰ろうかな

「よし伊織、慶司、翠屋へ行くぞ」

「・・・あ、忘れてたやっぱりいくのか」

「分かった・・・んじゃ、行くのはいいけどすずかたち拾っていくよ」

僕の台詞に2人は頷き、3人で教室を出てすずかの教室に向かった

 

教室の外に着くとすずかたちはまだ帰りのホームルーム中だった

仕方なく廊下で航平たちと話しながら待つことにした

「なぁそろそろ伊織はシスコン卒業したらどうだ?」

「何をいきなり、無理だよ。慶司もそうだろ?」

「ああ無理だ、航平はまなみがどれだけ可愛いか知らないからそういうことがいえるんだ」

「このシスコン共・・・ちっちゃい女の子よりお姉さん的なほうがいいだろう!」

ああ航平は航平か、ゲームでも年上好きだったしっていうか先生好きだったな・・・

「妹はちっちゃい女の子じゃない、妹なんだ」

「・・・慶司、俺には伊織が何をいってるのかわからんが・・・」

「いや俺には伊織が言ってることが分かるぞ、ちっちゃい女の子というカテゴリじゃない

妹という一種のカテゴリなんだ、だからちっちゃい女の子ではなく妹が好きということだ」

さすが慶司は分かってるな、同じシスコンなだけある!

「その通りだ慶司、航平も妹ができればわかるぞ・・・ホントに」

「なんで哀れみの目を俺に向けるんだ・・・くそう絶対お姉さんと仲良くなってやる!」

「で、航平のいうお姉さんて誰のことだ?」

「それは決まってるだろう、あの教育実習生の汀薫子さんだ!」

教育実習生なんてきてたっけ・・・?

っていうかそれもカミカゼの・・・もう今さらか

「教育実習生といっても中学校のだけどな、だから接点が・・・うぅ」

どうやら私立聖祥大学付属中学校にきてるらしい、年齢的には祐天寺さんより

いくつか上になるのかな・・・

 

うなだれる航平を尻目に僕はすずかの教室をみる

丁度帰りのホームルームが終わったようで

生徒達がわらわらと教室からでていくところだった

「お、終わったみたいだ。すずか達をつれてはやく翠屋へ行こう」

「ん、ホントだ。翠屋って行った事ないんだが・・・」

「うぅ・・・ん?慶司翠屋いったことないのか、そりゃそうか転校初日だもんな

これからいくから場所覚えておくといい、あそこの洋菓子は絶品だぞ」

あそこのお菓子おいしいよねぇ・・・コーヒーも絶品だけど

「それにあそこでたまに見る女の子が可愛くてなぁ、滅多に見ないんだけどな」

・・・ん?滅多にみない女の子?なのはちゃんじゃないのか?

「それなのはちゃんじゃないのか?」

思わず振り返り航平に問う

「いや違うな、もっとボーイッシュな感じのポニーテールの・・・」

僕じゃないか!確かに滅多に女の子の姿ではいかないけども・・・

「おいおいストーキングはやめとけよ、航平が変態なのはわかったからさ」

「変態じゃないんだが・・・まぁいい、それよりお姫様が俺たちを呼んでるぞ」

教室の方を見ると普段は笑顔のはずのすずかが少し怒ったように顔を顰めていた

 

「お兄ちゃん遅いよ、もうみんな揃ってるしはやく翠屋いこう」

「うん、ごめんごめん。じゃあ行こうか、遅れたお詫びに今日は僕が奢るよ」

一応忍姉からお小遣いって形で給料もらってるしね

「うーん、あまり無駄遣いはだめだよ?」

すずかに窘められてしまった、これじゃ兄の立場がないなぁ・・・

それでも他のみんなは喜んでくれたみたいで結局は僕が奢ることになった

 

そのとき僕は忘れていた

なんで翠屋へ向かうことになったかということを

覚えてさえいれば奢ろうなんて口が裂けても言わなかったのに・・・

 

 




シスコンと書いてシス魂と読みます、嘘です。
次はいつになるかなぁ・・・明後日くらいかな
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