先輩からル・シエル進められるし
ROはいけないし
どういうことなの・・・
「なあ、伊織ちょっといいか?」
ブリーフィングルームを出たところでクロノに声を掛けられた
何の用だろう?
「手間は取らせない・・・はずだ、少しだけ話したい事がある」
「改まってどうしたんだ?」
するとクロノは僕に耳打ちするように顔を寄せてきた
僕にそっちの趣味はないんだけど・・・
「(実は大きな声では言えないんだが、今回の任務は母さ・・・リンディ提督が
サーチャーを飛ばして監視するらしいんだ)」
「(監視?なんでまた・・・まさか僕の使う魔法を解析しようとしてるのか?)」
「(正解だ、僕達魔導師とは一線を駕した威力と汎用性に目をつけたんだと思う)」
無意味なことを・・・あれは科学とかじゃ解明できないと思うんだけどなぁ
「(それで、今回は魔法を使わないようにすればいいのか?)」
「(できればそうしてもらえると助かる、管理局も一枚岩じゃないからね
伊織の魔法についてはリンディ提督のところで情報は止めるつもりだけど
物事に絶対なんてことは存在しないから、もし上層部にバレでもしたら
この世界に干渉して伊織達の生活を脅かしかねないからな)」
ふむ・・・僕に焼かれて性格変わったのかな・・・
なんか異様にこちら側に友好的になってるけど
「(その件については分かったけど、性格変わったか?)」
「(君の炎に焼かれて思ったんだ、絶対勝てないって
魔力の差が決定的な戦力の差ではないことは理解していたが、あれは規格外すぎる)」
藪を突いて毒蛇なんて出したくないさ、とクロノは小声で続けた
そりゃそうか誰だってそうだよね、僕だってそうだよ
「(それに僕はリンディ提督が行ってる事はあまりいい目でみていないから
絶対に正義であるものなんてこの世に存在しないからね
正義なんて力あるものの免罪符に過ぎないよ、人の数だけ正義はあるさ)」
なにこの子かっこいい、顔は童顔だけど
言ってることはどこぞの一流のイケメンのようだ
恨めしい
「(話が逸れたが、今回の出撃で僕は魔法を使わなければいいのか?)」
「(ああ、できればそうしてもらいたい。映像にさえ残さなければ
こちらでどうとでもできるからな、幸い僕のようにリンディ提督のやり方に対して
不満を抱いてる人員が他にもいるからごまかすことはなんとかできるさ)」
「(わかった、じゃあ今回は魔法以外でなんとかしよう)」
「(そうしてもらえると助かる、伊織が使ってた超能力とやらなら
こちらの機器でも計測できず、レアスキルとしてみなされるだろうから
アレなら多分問題ないと思う)」
「(メティスだけだと火力不足だと思うから・・・ちょっと試したい事あるから
今回はそれをするよ)」
「(・・・まぁ、リンディ提督にバレても問題ないんだったらそれで頼む)」
「(わかった、じゃあ作戦開始まであと30分程だし軽くストレッチでもして
身体温めとくよ)」
そこでクロノとの密談は終了した
クロノは艦橋へ行くといってそこから立ち去った
「(・・・・・・それとコレは独り言だが、リンディ提督の様子がおかしいんだ
本来ならロストロギアの回収に魔法も使えない一般人を巻き込むなんて
しない人なんだけど・・・)」
魔法も使えない一般人?・・・あ、恭也さんのことか
そういや何故かとめられなかったけど、何でだろうな・・・ちょっと気にしておこう
立ち去るときに不穏な事言われると気にしすぎるのは僕だけなんだろうか・・・
そういえばトレーニングルームの場所とかも全く分からないんだけど
どうすりゃいいのこれ・・・
結局恭也さんにブリーフィングルームからの道のりを教えて頂きました
トレーニングルームへ着くとなのはとフェイトがイメージトレーニングして
恭也さんがウォーミングアップしてたので、混ぜてもらう事にした
といっても準備運動みたいなので、軽く手合わせしただけだけど
『作戦決行時間5分前です、実行部隊は転送室前で待機してください』
そうこうしてるうちに時間が来たみたいで転送室に集まるよう放送があった
実はウォーミングアップが終わってから放送まで少し時間があったので
試してみたかったことを試してみたら成功した
なんとROの倉庫から物を取り出すことができたのだ
・・・さすがにできると思ってなかった、しかも倉庫の中身は制限なしのようで
自分が転生してから作ったものと生前自分がプレイしていた全アカウントのアイテムがあった
軽く数千種類はあったはずなんだけど、まぁいいか
これで戦術の幅が広がったと思えば・・・
余談だけど今回ロストロギア扱いのライトエプシロンも入ってた
というかライトエプシロン程度がロストロギアだったら他のはどうなるんだろう・・・
蒼炎のツインエッジとか明らかにやばそうなんだけど・・・
そんなわけで、作戦開始前に恭也さんにアサシンダガーを2本ほど渡しておいた
どこに持ってたんだとか言われたけど、そこはもう僕だからってことで納得してもらった
・・・それで納得されるのもなんかなぁ・・・・・・
そういうわけなので4人揃って転送室までの道を歩いた
場所は恭也さんが記憶してたおかげでなんとかなった
転送室前に着くとリンディさんとクロノ、それとエイミィが待っていた
「揃ったようね、それではこれから作戦を開始します
実行部隊は転送室へ入ってください、集落の場所は現地につき次第
こちらからナビするわ、エイミィお願いね」
「了解です、みんなトランスポートの中にはいって~」
「基本的に現地では戦闘を避ける形でお願いしたい、管理局員をつけられないので
言い訳がきかないからな」
クロノの言葉に全員が頷き、転送室の中へ入る
「それじゃあ転送するよ~、がんばってね~」
エイミィの軽い言葉と共に僕達の姿はそこから消え去った
倉庫が開放されました
これでようやく伊織の全力解放です(今のところ)
次回はいつになるのやら・・・