知恵の女神の祝福   作:小鳥遊 渉

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今回は前回の補足的なお話です

関係ないけど理想は1日1回もしくは複数回更新
それにしても文才ある人がうらやましい・・・



6話

私とすずか、恭也さんに少し遅れて忍姉さんとノエルが部屋に戻ってきた

2人で何か話しているようだがすでに席に戻った私には聞き取れなかった

 

全員が席に着いた後に話を切り出す

「私にできるのはこれくらいですが、何か質問とかありますか?」

「その職業的なもの?はどれくらいあるのかしら、模擬戦開始前に

伊織がロードナイトとか言ってたのは聞こえたんだけど」

「単純な数だけなら50種類くらいありますね、上位職とかを全部

別計算すれば・・・の話ですが。一番上だけで数えるなら20種類くらいかな」

暗に最低20種類の戦闘方法があると告げる

それを聞いた恭也さんがなにやら不気味な笑みを浮かべていたが

私の精神衛生上無視せざるを得なかった

(あきらかに喜んでる・・・私は平穏に暮らしたいだけなんだが・・・)

でも月村に世話になる身だし、そうもいかないだろうなぁとは

心の中で考えつつひっそりとため息を吐いた

 

「50種類もあるのね・・・ねぇ、その中に一般生活で役立ちそうなのとかはあるの?」

忍姉さんの目が妖しく光る(ように見えた)、何かに気付いたようだ

「忍姉さん察しがいいですね、もちろんあります。マーチャント系列の職業が

一般生活には有利ですね。他職からもちらほらありますが・・・」

「マーチャント(商人)ね、どんな能力があるの?」

「基本的に物を売買するときに値引きさせたり値増ししたり、後は

武器製造やメカに関する能力、薬品製造なんかもできます」

ホムンクルスのことはあえて伏せる、生命を作り出すなど神の所業だ

迂闊になんでもかんでも喋るわけにはいかない

情報とはどこから漏れるかわからないからな

「そんなことができるのね・・・ねぇノエル、伊織なら適任なんじゃない?」

「そうですね、ですが私としてはもう少し様子をみてからお願いしたいのですが・・・」

なんの話だろうか?話の流れ的にノエルさん(自動人形)に関することかな?

「うーん、確かに少し時期尚早だったかしら・・・少し様子をみましょうか」

「はい、大切なことですから・・・恭也様も交えて相談してみませんと・・・」

違ったようだ、忍さんと恭也さん両方に関係することかなんだろう?

・・・まぁいいか、部外者の私が考えてても答えはでなそうだし

出たとこ勝負ってことで・・・

 

「伊織の能力のことはこの辺でいいとして、これからの事でも話し合いましょうか

伊織は部分的に記憶喪失みたいだけど、何か能力的なもの以外に覚えてることとかある?」

「いや特には・・・日常生活という部分では問題はなさそうです」

「ふ~む・・・じゃあ大丈夫かな、でもひとつだけ気になることがあるんだけど

別に敬語じゃなくてもいいのよ、今日から姉弟なんだしもっとフランクで」

他人行儀だったのは察されていたようだ、すずかには自然にしてたんだけどな

「わかりま・・・わかった、忍姉さんこれからよろしく」

「そうそうそれでいいの、きっかけはどうあれせっかく家族になったんだから

ここでの生活を楽しいものにしないとね!」

楽しい・・・そうだ、そもそもトラウマをなくすために転生したんだった

原作キャラに会えてテンションあがってたから失念していたな・・・

 

そこで忍姉さんがちらりと時計を見る

この応接間にも西日が差し込んでおりそろそろいい時間だ

「もう夕方なのね、恭也今日はどうする?うちでご飯食べてく?」

思えば目が覚めてからおかしくらいしかつまんでいない

病院を出た時間が昼過ぎだったので各説明と模擬戦でかなりの時間が経過している

「いや今日は帰るよ、元々父さんの様子を見るだけのつもりだったから

美由紀となのはには病院に行くとしか言ってないしな」

「そうね、まだ桃子さんが病院にいるとしたら2人しかいないものね」

「ああ、まぁ美由紀の普段はアレだが意外にしっかりしてるからなのはの面倒も

きっちりみてくれてると思うんだが、やはり心配でな」

・・・おかしい、原作通りなら士郎さんはなのはが生まれる前に

故人になってたはずでは・・・相違点がところどころに見受けられる

もしかしてここはとらハ3の世界ではないのか・・・?

それに一緒に暮らしているはずの晶やレンの話もでてこない

忍姉さんは‘2人’といったな、フィアッセもいないということか

ちょっと調べてみる必要があるかもしれないな・・・

 

「恭也は帰るみたいだから私が玄関まで見送るわ

ノエルとファリンは伊織に部屋を用意してあげて」

「かしこまりました、ではお部屋の準備が整うまですずか様と伊織様は

お風呂で汗を流しておいてください。お二方の着替えも用意しておきますので

ほらファリンいくわよ」

「あ、おね~さままってください~」

ノエルさんが忍姉さんの指示に答えて素早く行動したのに対し

ファリンさんはノエルさんに少し遅れる形になって後について行った

しかし、お風呂とか行ってたけど4歳と5歳の子供2人で入ってしまって

大丈夫なのだろうか、滑って転んだりしたら危ないと思うんだが・・・

そうこうしてる間に忍姉さんは恭也さんを見送りに行った

おそらく今頃玄関ではいちゃついてることだろうと思う

「すずか、お風呂ってどこにあるの?」

「伊織おにいちゃんお風呂はこっちだよ~、一緒にいこう!」

すずかはそういって私の手を握ってから歩き出した

(おにいちゃんか、この小さな手を護っていかないとな)

 

すずかは原作にいないため今後どうなるかがわからない

現在の情報だけではここがとらハ3の世界ではないと断定も出来ないので

とらハ3原作に入るまでにすずかの身になにかが起こるのではないかと考え

これからずっと妹を護ることを誓おうと思った

 

たとえ、自分の能力が全てバレたとしても・・・

 

 

とかシリアスに決めたかったんだが・・・

お風呂から出たところを忍姉さんに見られて冷やかされた

やっぱり2人一緒に出たところをみられたのはまずかったかなぁ・・・




次は時間が飛ぶかもしれないです、作中時間的な意味で
例によって例の如くある程度仲良くならないとイベント事も面白くないので
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