時空を操るもの   作:旭姫

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今回は休日回です。

次回から後半部分です


入学編 第十二話

部活動勧誘期間も終わり達也と深雪は臨時だったと言うこともあり、無事に仕事から離れることが出来た

 

ちなみにだが、風紀委員をしていた時は検挙率No.1で、剣術部を倒した謎の1年生と呼ばれているらしい

 

要は、達也あるところに事件ありという巻き込まれ体質のようになってしまったのだ

 

そして、本日は休日ということで、家でまったりしていると達也達のところに電話が鳴り響いた

 

穂波が出ると、そこには『藤林響子』とかかれていた

 

『やっほー、達也君たち。元気にしてる?』

 

藤林響子は藤林家に嫁いできた九島家の人間との間に生まれた子であり、血縁上九島烈の孫に当たり、穂波と同い年である

 

彼女は沖縄防衛戦の後に軍人となって、現在の階級は少尉である

 

「ちょっと色々ありすぎて元気はないかもしれませんね。」

 

『まぁ、達也君の巻き込まれ体質は一級品だからね…しょうがない。ね、深雪ちゃん?』

 

「そうですね。」

 

このままだと話が変な方向に進みそうだと感じた達也は話の話題を変えるために動いた

 

「それで、本日はどんな要件ですか?」

 

『要件は2つ。1つ目は、穂波から頼まれていた、例の情報を調べ終わったから渡そうと思って。穂波、明日空いてない?』

 

「明日は大丈夫よ。」

 

『そう。じゃあお茶でもしながら話しましょうか。』

 

「ええ、そうね。」

 

『2つ目は、泉美ちゃんについて。』

 

「わ、私ですか!?」

 

『達也君から頼まれていた件でね。七草からの干渉を防ぐためという意図もあって話し合った結果、泉美ちゃんには偽名を使った特務士官として仮加入という形になったわ。』

 

「達也兄様、私こんな情報初めて聞いたんですけど、どう言うことですか?」

 

「泉美、お前は戸籍を操作したとはいえ、元七草家の人間だ。お前を実験台として利用しようとしていた七草弘一の事だ。隙を見てお前を捕らえてくる可能性がある。そこで、仮に国防軍に所属することで、十師族、特に七草からの干渉を防ぐ目的がある。そして、俺や響子さんが入っている第一○一旅団は佐伯少将が作った()()()()()()()()()()()独立した戦闘魔法師集団だ。」

 

『泉美ちゃん。これは達也君が泉美ちゃんのために上に掛け合った結果なの。だから、泉美ちゃんの特務士官としての最初の任務は、偽名を考えること。達也くんとは違って非正規だからね。じゃあ決めたら私の端末に送っといてね。』

 

「達也兄様が私のために…わかりました!」

 

『うんうん。やっぱり達也くんの周りの女の子はこんな感じよね。』

 

「響子さんは俺の事をどう考えてるんですか…まったく…。」

 

達也は響子の言葉辺りから冷気が漏れ出ているのに気づいた

 

「達也さん…?その話詳しく聞かせていただけませんか?」

 

「み、深雪?や、やましいことはないからな、な?」

 

「じゃあ、一回デートしてください!それで許します」

 

「なっ!?それなら私もデートしてください!!」

 

「ちょっと待て。飛躍しすぎだ」

 

『大変そうね。そうだ、私と穂波もデートに立候補するわ!というわけで、私達4人と休日に1人づつデートね。よろしく~』

 

「わ、私もですか!?」///

 

『そうよ。これで休日の予定は決まったね。じゃあね、達也君。日時の連絡は今度するわ。バイバ~イ。』

 

最後に爆弾だけ投下して通話を切った

 

「はぁ、どうしてこうなった…」

 

「達也さん!!いつ行きましょうか」///

 

「達也兄様、明日行きましょう!」

 

「待ちなさい、泉美ちゃん。私が先よ!」

 

「いえ、私が先です。これは例え深雪さんだろうとも譲りません」

 

そんな言い争いをしている2人を他所に、穂波は達也の元に近付いていた

 

「達也君、明日一緒に行きませんか?例の情報はもともと達也君が調べるように言ってきたわけですし…。」

 

「そうだな。じゃあそうするか。」

 

「よかったです。じゃあ、その後はデートですね」///

 

「「あっ!穂波さんずるい!!」」

 

「私の勝ちですね。」

 

そんなわけで明日は穂波と響子のお茶会に参加することが決まった

 

―――――――――――――――――――――――

 

翌日、達也と穂波はとあるカフェで響子を待っていた

 

このカフェは穂波と響子がお茶をする時にいつも使っているところで、なんと個室付きだった

 

そんなプライバシーを守れるカフェにて、2人で飲み物を飲みながら待つこと15分

 

待ち人が現れた

 

「ごめんなさい、少し準備に手間取っちゃって」

 

「大丈夫ですよ、約束時間よりは早いので。」

 

「お疲れでしょう?何を飲む?」

 

「じゃあ、アイスティーで。」

 

響子からのオーダーに穂波が端末を操作して注文を済ませると、1分もしない内にアイスティーが届いた

 

「うん。美味しい」

 

「この後は私達で達也君を独占ですので、早めに話しちゃいましょうか」

 

「ええ、そうね。じゃあ、まずはこれを」

 

達也の元にデータチップが置かれた

 

達也はそれを自分の情報閲覧用端末にそれを挿入した

 

端末に表示されていた情報のタイトルは〈反魔法国際政治団体ブランシュ〉とかかれていた

 

「これを2週間も経たない内に纏めるとは…さすがですね。」

 

「いいのよ。私達も別件で調べていたから」

 

「その話は初耳なんですけど?」

 

「私達が仲間に迫りそうな危険因子を調べるのは当たり前でしょ?」

 

何か問題でも?という感じで見つめられた達也は諦めて話を戻した

 

「にしても、ずいぶんと細かく調べられてますね。俺でもここまでは調べられないですから。」

 

「達也君が褒めるなんて珍しいこともあるのね。」

 

「響子さんは俺をなんだと思っているんですか?」

 

「近寄りがたい完璧超人?それとも近くで見てないと危なっかしい子供?」

 

「はぁ…、帰りますよ。」

 

「それはダメ。」

 

「ええ…。」

 

「…コホン。それで、達也君が望むのはこっちの情報よ。」

 

響子が達也の端末を操作すると、とあるページで止めた

 

「東京近辺で活動する〈エガリテ〉…表向きは〈ブランシュ〉と関係がないとされていたが、予想通り下部組織だったか。」

 

「単刀直入に言うわ。〈ブランシュ〉及び〈エガリテ〉の魔の手は確実に第一高校に忍んでいます。」

 

「〈ブランシュ〉東日本支部リーダー司一…(司、聞き覚えがあるな。嫌な予感が的中しなければいいのだが…)」

 

「達也君、司一は表だけでなく、裏のテロ行為も取り仕切ってます。警戒しておくべきでしょう。」

 

「そうですね。もしかしたら隊を頼るかもしれなかったので、その時はよろしくお願いします」

 

「もちろん。まかせなさい!それに、隊長からも事前に言われてるから何かあったらすぐに言ってね」

 

「1人で溜め込まないでください」

 

「わかりました。じゃあそれで」

 

話が一段落したところで、穂波が部屋の空気を変えた

 

「話が終わったみたいですし、デート行きましょう」

 

―達也が逃避したいと思う方向へ

 

「話も終わったことだし、いいわよ。」

 

「はぁ…」

 

「そうと決まれば、早く行くわよ!まずは、腹ごしらえね。その後は、服とかアクセサリーとか、下着売場にも行きましょう!!」

 

「私は食器とか見たいです」

 

「いいわね、いろいろ行きましょう」

 

「ほどほどにしてくださいね…」

 

「「フフフ…嫌よ!」」

 

翌日、家と学校では精神的に疲れ果てた達也が目撃された





というわけで、前半と後半の間のハーフタイム的な回でした

今回はあまり書けませんでしたが、デートのシーンとかは別の機会で書けたらいいかなと思います(多分無理かもしれない…文才が欲しい…)

今回は達也が正規士官ということで、響子が達也の出した調査依頼の報告をして、ついでにデートをしたという回です

次回から〈ブランシュ〉が動き出します

では、また次回
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